人々を餌と見做す「悪しき魔物」と、人々と共存する穏やかな気性の「善き魔物」がいる世界。
辺境の村で「悪しき魔物」に生贄として捧げられそうになっていたステュは、寸でのところで「正義の勇者様」にしては目つきが鋭すぎるディナイに助けられた。
「俺
と来るか」
「行く!!」
「一切迷いなしに即答か」
「だって行くとこないもん、何でもします! 荷物持ちでも! 魔物を誘き寄せる餌でも! 何でもやります!」
幼い頃に両親を亡くし、不吉な厄介者として扱われてきたステュ。生まれ育った村を去り、ディナイと旅立つことを決意したのだが……。
「今日からここがお前の仕事場だ」
「ここ? ここって……?」
「娼館だ」
(あ、あれぇ……?)
――美しい白亜の島で、ディナイの妹が女主人として君臨する高級娼館の下働き(女装必須)として、ひとりぼっちだったステュの新しい日々が始まる。
【ステュ/十五歳~】
辺境の片田舎の村育ち。ハチミツ色の髪。メイド服が似合う容姿。父親は村の外からやってきた旅人で、余所者と一緒になった母親は実家から絶縁された。村人にも敬遠される中、曾祖父だけが優しくしてくれた。六歳の頃に両親は他界。勇者様がお姫様を助ける絵本がかつての宝物。
【ディナイ/二十六歳~】
一匹狼タイプの勇者。長身で黒髪。鋭すぎる目は猛禽類を彷彿とさせる。十六歳で初武者修行を経験している。かつて妹以外の家族を「悪しき魔物」に屠られた。今は無償で危険が伴う魔物討伐に出向くことも。皆に平等、さり気なく情に厚い。しかしステュと出会って、後にある変化が。
■□■
このお話は過去の自作短編を大幅に加筆・修正したものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 22:00:00
54523文字
会話率:43%
魔界に住む平民アスティーリアは、とある事から魔王の補佐官を務める高位魔族ルキウスに見初められる。
最初は身分の差と恐怖から逃げていたものの、激しい求愛を経てルキウスを受け入れた。
だが好きか、嫌いかと問われると分からなくて……。
最終更新:2023-09-26 12:00:00
13372文字
会話率:53%
親が同性愛者。とても信頼し合っているふたりに育てられた主人公は、優しく宝物のようにお互いを思い合う愛を身近で見て、憧れ、恋に対して身構えるようになっていた。そんな彼の目の前に現れたのは、ひどく笑い方の下手な転校生。そんな彼がどうしてか気にな
って、どうしてか笑わせたいと思ってしまって――。
「濡れるまで、待って」のスピンオフ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 10:00:00
297174文字
会話率:57%
『仄』は、自称「現代の忍」あるいは「フリーランスの諜報員」。体術は当然、部分的には呪術まで使いこなす彼女は、つまるところ、グレーな仕事を金で請け負う何でも屋である。
そんな彼女がある日受けた依頼は、妖怪一家「夜鳥」の秘所「宝物殿」の調査。そ
こでしくじってしまい、とある呪いをかけられてしまう。
その日から、徐々に『仄』の周囲でおかしな現象が発生していく。彼女の生活は自覚もないまま淫靡に染まっていき、やがて彼女自身をも蝕んでいくのであった……。
以下、諸注意(一応、ご一読ください)
※相変わらず、百合エロものとなります。おそらく、字数に対するシーン回数は過去一番かと。
※「えぐいプレイ」はほとんどないですが、「状況は過去一番えぐい」かもしれませんので、念のため、精神的に良くない時には読まない方が良いかも……?
※「催眠だけど洗脳じゃない」内容のつもりです
※他作品とはパラレルですが、個人的に『いがみ合う~』はつながってもおかしくないぐらいに考えています。『敗北の~』とは遠いですが、共通する要素はあります。
※現状(7月16日現在)、3分の2程度まで……!
※追記:(7月30日現在) 仕事のずれ込み方が激しく、進捗かなりダメです……。申し訳ございません、8月の上から~中旬中には(上旬に最低でも少しは進められます)完成を目指したいですが、一度未定という話になってしまいます……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 21:24:04
20038文字
会話率:48%
兎獣人で魔術が使えるリリィは、人間のヴァンと組んで冒険者をしている。
森の奥の秘境にあるクルカンド遺跡の宝物庫を狙っていたふたりだが、突然の豪雨に、近くの村で雨宿りを余儀なくされた。
しかしその村、なんだか様子がおかしくて。
気づくと媚薬を
飲まされたリリィは、村人たちが崇める邪神の生贄にされようとしていた。
「ちっとは正気に戻ったか、バカ兎」
「だってぇ……ヴァン、熱いよ……お腹、うずうずするの。えっちしたい」
真夏の秘境の村に迷い込んだ人間×兎獣人の冒険者カップルが、生贄にされたけど反撃してえっちするお話。
公式企画「Summer Night time 2023」参加作品。
使用サブテーマ
◆「かき氷で我慢しろ!」
◆「〇〇村には変わった祭りがある」
◆「汗、早く拭いてよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 00:00:00
14539文字
会話率:29%
AIのべりすとを利用しています。
竜殺しを目指す女冒険者アリリは、都市を襲撃した黒銀竜に挑んで敗北した挙句ゴブリン達に輪姦され妊娠させられる。その後、宝物庫で黒銀竜の財貨として飾り付けられる日々を過ごしている。
最終更新:2023-06-18 19:00:00
8594文字
会話率:20%
キラキラと輝く硝子の欠片を集めるのが大好きなアユーブと、幼馴染のマララのちょっとしたお話。
※カクヨムさん、ミッドナイトノベルズさんでも公開しております。
※エロ無しです。
最終更新:2023-06-14 05:11:04
3871文字
会話率:51%
ある日突然、見知らぬ男に誘拐されたユエラが、運命の相手を手に入れるまでの物語。と、その後日談。
本編四話(エロなし)と蛇足六話(人外エロ)となっています。
人外セックスに抵抗のある方は、蛇足より先には進まない方がオススメです。
5/5追記
蛇足の蛇足三話(エロなし)を追加しました。
ある男の悲劇。本編の裏話的なお話です。エロはありません。
勝手に恋して失恋するだけのある意味バッドエンドなお話です。
5/7追記。
蛇足の蛇足の蛇足六話を追加しました。
ガラスの恋と宝物。本編から蛇足の裏側的なお話です。
メインではないですが、男性による妊娠出産描写がでてきます。抵抗のある方は、ご無理をなされませんように。
こちらは、Twitterで万年青二、三歳さんが呼びかけられていた
『GWだし、天気良いから全裸で散歩しよ!!
「ある日裸になって散歩することが日課になっていた◯◯は…」で書き出して好きな事してください。』に参加したツイノベの世界観が気に入ったため、加筆修正したものです。少しだけエロ要素も増やしています。
人外×人外折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:51:22
35080文字
会話率:20%
『記憶喪失の元貴族を働かせてみないか』と出資者に持ちかけられたときは正直、面白いと思った。会って納得。上玉だ。高い階層から落ちてきた宝物。彼はきっと人気が出る。そう思って色々優しく教えていたのに、ちょっとべったりし過ぎじゃない? 保護者に甘
える気持ちから逸脱してない? 僕は商品に手をつけられないから! 君、クビにするよ!!
どうにかして店主と肉体関係を持とうとする新人リカルドと、暴走する新人に翻弄される店主レオナールさんの中編です。途中からスパダリ化ってやつになります(多分意味は合ってる)。
アルファポリスさんにも掲載。私の都合でこちらの方が進みが早いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 19:13:52
33615文字
会話率:61%
「教育は、宝物です。それを受けられない子供たちは、将来不利になります。私は、勉強したくても勉強できない子たちに学ぶ場所を提供したい。この私塾は、無料で、子供たちが教育を受けられます。教育を受けることは、子供たちの未来を明るくする財産になるで
しょう。彼らが学び、成長し、夢を叶える手助けをするのが私の喜びです。ぜひ、私の私塾で、一緒に学びましょう。」と、賢者フィリップ・ティンダルは私塾を建立した。世間で清貧を尊び、驕らない賢者の名声が止まるところを知らない。
しかし、賢者はクズだった。
「クク、そんなやついるかっての。俺は若くて綺麗な女を犯したいから塾を経営してるだけだ」
被害者1村娘のオリヴィア
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 00:33:17
4675文字
会話率:44%
とある機関の下、人間社会に人外が紛れ込んで共存している世界。そこで生きる彼らの日常と非日常の話。
種族としての特徴や人間との付き合い方を学び、やがてそれぞれの幸せを見つけ、かけがえのない宝物を得るまで。
※三組の人外と人間が二人の世界を作っ
たりたまに関わったりして過ごしています。三組出揃いましたが、タグに好きな組み合わせがあればそれだけ読んでも問題ないようになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 10:00:00
118063文字
会話率:32%
セクシーイケメンとクソエロギャルはドスケベな桃を拾いました。ドスケベな桃から産まれたドスケベ桃太郎は元気に成長しました。
ドスケベ桃太郎は、セックスパンデモニウム京都を荒らすふたなり淫乱鬼をエロ退治しようと、おじいさんからもらった太刀と
、おばあさんからもらった発情きび団子を手に、超ド淫乱鬼ヶ島へと向かいました。
道中、エロ雌犬、ショタサル、男の娘キジという頼もしいお供を手に入れて、超ド淫乱鬼ヶ島にやってきました。
半年以上という長期戦の結果、ドスケベ桃太郎達は淫乱ふたなり鬼をアクメ滅ぼしました。
ドスケベ桃太郎は手に入れた宝物を持ち帰り、おじいさんおばあさんと幸せに暮らしました。
近隣の人々は一人残らずデスアクメしました。
これを除く全ての桃太郎えちえち改変ものよりもドスケベな自信があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 23:28:06
11212文字
会話率:30%
俺の師匠は、この大陸で知らぬ者はいない大魔術師だ。幼い頃に弟子として連れてこられてから、ずっと大事に育てられてきた。姿の変わらぬ師匠に、俺は今や密かに恋心を抱いている。師匠は滅多に魔術の依頼を受けないが、ある日、くすんだ金色の髪に碧の瞳の騎
士が深い森の奥の家までとんでもない依頼にやってきた。
一途な弟子×ほだされ師匠
年下×年上
★『騎士とスイーツ』のスピンオフ。単独でもお読みいただけますが、騎士とスイーツ読了後がお勧めです。
★黒髪黒目の(帰還術を行う)魔術師と、その弟子の物語です。
★女神トリアーテの世界シリーズ3作目。
★弟子攻めアンソロジー(2023年2月発行)寄稿作品。本編改稿済み。
エブリスタ(2023.4.11~)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 18:04:30
9671文字
会話率:49%
佐田悠(ユウ)は、菓子作りが趣味の高校3年生。
部活(家政部)でケーキを作る予定だったが、高校に着いた途端大きな地震に遭う。揺れと共に異世界転移した先には、見たこともない巨大な魔獣がいた。
一飲みにされるところを助けてくれたのは、金髪に碧の
瞳のイケメン、ジード・センブルク。ジードは辺境での魔獣討伐を専門に行う第三騎士団の騎士だった。
ユウが王宮に客人として保護された後、ジードは昼食のたびにユウのところにやってくる。ユウとジードの仲は少しずつ近づいていく。
王宮で過ごすうちに、この国にはスイーツがないことに気づくユウ。菓子を作って自立したいとの思いから、周りの人々の協力の元に菓子作りを始める。
ジードに食べてほしいと作った果物のピールからは、思いもよらない効能が発見されて…!
砂糖のない異世界で、得意なスイーツを作ってなんとか自立しようと奮闘するユウの物語。
魔獣討伐専門の騎士×菓子作り好きな高校生のじれじれ進む溺愛です。
☆R18回には※つき。
☆『紙の花』『明日も食べたい』関連作ですが、単独でもお読みいただけます。
☆【高校生たちの日々】から【女神トリアーテの世界】シリーズに移行しました。
☆Twitter企画 #ルクイユのおいしいごはんBL(2022)に参加しています。
☆誤字脱字報告、いつもありがとうございます。助かります。
★スピンオフ作『師匠は俺の宝物』【女神トリアーテの世界】シリーズ3作目があります。
単独でもお読みいただけますが、騎士とスイーツ読了後がお勧めです。
2022.12.27 日間総合7位&完結済4位ありがとうございました!
◆エブリスタ(2022.9.2~) アルファポリス(2022.10.5~)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:01:35
153813文字
会話率:47%
全裸の男が異世界でがんばってます、おそらく。
彼を応援してあげてください。
【全裸】。名は斉藤灰汁魔。不運にも悪魔スキルカードを使う31歳フリーターの男である。
【王道ギャル金髪】。名は丹波もつこ。ノリがいい金髪。基本的にはいいやつ。
異世界ははじめてだ。スキルカードは不明。
【王道JK】。名は小浦美帆。ザ普通。スキルカードはヒーリングストーン。
【異世界的JK】。名は大浦里帆。日本の異世界時空警察サイハテ研究所の二つ星のルーキーである。さすがに異世界ポリスの端くれ、上記の3人よりはおそらくつよい。メインスキルカードはダイヤのトランプでありこれも強い。異世界で彼女は非常に頼りになることだろう。
【異世界召喚】。国の宝物を消費するのでそんなに連発できない。その魔術が咎められるかどうかは……異世界情勢次第であろう。
【女王】。国の宝と言われるほど美しい。王座に着いた。誰もやらないのである。
【バルムンク】。バルムンク将軍である。剣をつかい戦闘力が高い。現在は魔物討伐の遠征中であり王城には居ない。この方も国の宝と言っていい美貌であろう。
【ゼキアス】。宰相である。その強さは不明である。白髪オールバックのイカした渋メンであり隠れファンも多いとか。
【島国小国ニヴル】。魔物の脅威、海を介し隣接する大国その他諸国から狙われており。非常に危険なバランスの中にある。海上交通の要衝であり他国の思惑が渦巻くヤバイ国。
【天】。めっちゃ偉い人が集まっている。
AI挿絵あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 23:35:06
25929文字
会話率:59%
母子が逆恨みで殺された。異世界で生まれ変わった母が子供を探す話。幼少期から始まるので長いです。なかなか探しに行けません。不定期更新です。
最終更新:2023-01-04 15:00:00
457980文字
会話率:75%
この物語は、親からはじめて自立した主人公が、恋心から、表現の規制に立ち向かうインディーゲームサークルとパブリッシャーに所属するも、夢破れて追われる身になってしまう話です。
しかし、主人公には確かに得る者があったようで、メリーバットエンドとな
っています。
注意点
この物語は、何らかの行為を助長・賛美するものではありません。
また、プロパガンダでもありません。
模倣犯罪は私にとって迷惑ですのでおやめください。
場合によっては名誉棄損を視野に、法的措置を検討します。
この作品はピクシブにも投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18873962
前作「どうせならハンバーグにすればよかったかな?」と相反するテイストにしております。
https://novel18.syosetu.com/n9594hy/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 00:16:40
4393文字
会話率:31%
有名冒険者のカインは22歳になった時、既に一生分の金を稼いでいた。彼は新たな目標としてその金を使い、美少女ハーレム屋敷を作ることを決意した。
古い歴史を持つクッキー伯爵の一人娘、若い主人と相思相愛の処女メイド、ツンデレのツンの部分が非常に強
いがファンの多い美人冒険者、非常に人気の高い踊り子アイドルなど……美少女であることはもちろん、必ず相手がいたり憧れているファンがいることがハーレムを作る上での前提条件だった。
相手の宝物とさえ言えるその少女たちを奪い、目の前で犯すことにより、これ以上ない程の絶望感を味わってもらう。犯すとは言ってもいきなり処女を奪っても面白くない。徐々に段階を引き上げて行くのだ。もちろん、犯す前のシチュエーションにも気を配る必要がある。ストリップショーやポールダンス……その男達の前では決して行わない恥ずかしいシーンを見せたりもする。
考えられることは無限大……ハーレム屋敷は今日も大盛況だった。男達の絶望の声を含めて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 18:05:12
9842文字
会話率:61%
ー君は生きてて、全てが愛おしい。
平凡な監視員の本谷(もとや)が一目惚れしたのは、不遇な毎日を必死に生きる19歳の少年・琥珀(こはく)だった。
居場所が無く、孤独と焦りに苛まれながら借金に首を絞められていた琥珀は、栄養失調で路上に倒れてい
た所を不運にもヤクザの組長に拾われた。『お前は一生組の犬だ』と脅されて、組が管理する店で『商品』として働くために仕込まれていた。
一方、執念で琥珀を探す本谷は、運と人柄の良さを味方につけて、なんとか琥珀の手がかりを掴んでいた。
全く異なる2人の日常が偶然交差し生まれたのは、宝物を見つけた男と不器用な少年が一進一退しながら希望を描いていく、救済の物語。
ご注意
★話によってエロ多めです。(差が激しいです)
★無理矢理・暴力的・鬱描写・SM・その他反社会的な表現が含まれております。
★過激な表現がありますが、すべてフィクションです。
その他
★この作品は、fujossyにて執筆中のものを転載・一部修正しております。
★更新は不定期です。
★監視員→看守のような怖いイメージではなく、アート関係の職場で働く優しいお兄さんです^^
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 21:55:46
67587文字
会話率:41%
第5領主の住う城の中の一角におどろおどろしい魔女が住むような塔がある。
そこは得体の知れない雑多なものが転がる研究室だった。
領主のイライジャはほとんど仕事をしないでもっぱらここで研究をしている。
先代からの優秀な事務官を丸ごと抱え込むだ
けの財力と怒らせたら確実に怖い莫大な魔力によって成功した城内での領主の仕事の外注である。
最終チェックはしっかりするもののイライジャはほぼ最終チェックしかしない。問題はないが。なんだかんだ天才なので。
そんな天才の名を欲しいままにする少女は領主になり様々な発明品で世界を塗り替えながら10年目。現在15才である。
黄金を煮詰めたような豪奢な光る金髪の長い巻き毛に緑色の瞳。すらりとした体型の美人であるが性格は粗雑で不潔、わがままで短気な面が先立って印象は美少年といった風が似合うかもしれない。
そんなイライジャにはお気に入りの侍女がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 21:16:39
49741文字
会話率:32%
宗教の教団施設で生まれ育ったルシオは、過酷な生活を強いられていた。
ある夜、施設を抜け出した森の中で大きな生き物と出会う。「アルバ」と名付けた生き物とルシオは、つかの間、友情を育むけれど施設を抜け出したことを見咎められ、懲罰という名の暴力
を受ける。アルバとの約束は守られることなく、別れを余儀なくされた。
数年後、ルシオは神を降ろす舞を舞う祭事の神子として塔の中だけでの生活を送っていたけれど、その実態は、神子とは名ばかりの王侯貴族たちの相手をさせられているにすぎなかった。
それでも、ルシオはアルバからもらった石と生きる意思を宝物のように胸に抱き、自由に生きようともがく。
ある夜、誰も出入りできないはずの塔に、怪しい男が現れルシオの舞を誉める。
冷たくあしらうルシオだったけれど、男はそれから毎日のように通ってくるようになった。
自由になるために戦うことを望むルシオは、男に傭兵としての協力を仰ぐ。
塔を抜け出し、共に旅をするうちに徐々に男に惹かれていく。
※全て架空のお話です。特定の宗教・団体とは一切関係ありません。
特定の神を冒涜する意図は全くありませんし、宗教や団体を示唆、批判するものでもありません。
※お話の都合上、残酷なシーンがあります。苦手な方はご注意ください。
初めての投稿になります。
センシティブな内容を含みますので、言葉選び等は十分注意をしているつもりですが、浅学のためもしも禁止事項に触れるような言葉(特に宗教用語)がありましたらご教授頂けるとありがたいです。
特定の宗教や団体や、信じている誰かを傷つけたり侮辱する意図は全くありません。
この作品は「fujossy」さまにも掲載しています
(作者名、作品名とも同じです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 00:00:00
166733文字
会話率:39%