奇跡の力を持ち聖女と讃えられるミレーヴァは、人間のせいで絶滅に追いやられていく魔物たちに心を痛めていた。
「魔物だって神が生み出した尊い命なのでは? 生きとし生けるもの、すべてに繁栄する権利があるはずでは?」
ミレーヴァは魔物たちに自ら
の胎を捧げ、滅びの運命から救いたいと願う。それこそが愛だと信じて。
今日もどこかで聖女は魔物の子種を受け入れ、孕み、産み落としていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:10:00
5251文字
会話率:32%
かつて、この世界には「科学」と呼ばれる技術が存在していた。
機械が人の仕事を肩代わりし、空を飛び、病を治し、文明は繁栄を極めていたという。
しかし、ある日を境に、そのすべてが終焉を迎えた。
人々が生きるために必要だったエネルギー「科学」
が供給する力が、世界から失われたのだ。
理由はわからない。ただ、一瞬にして文明は崩壊し、人類は生存のための新たな道を模索せざるを得なくなった。
そんな時、新たに発見されたのが、「魔力」と「精霊力」だった。
やがて人々は、魔力を基盤とした新たな文明を築き上げたが、時を経るごとに深刻な問題に直面する。
出生率の低下。
それは、人類存続の根幹を揺るがす事態だった。
魔力を持つ者同士が交わらなければ子供が生まれない。
しかも、魔力の質が低い者が多く生まれると、精霊力の循環が弱まり、世界そのものの力が衰えていく。
このままでは、人類は緩やかに滅びへと向かうだろう……。
そうした中で、ある機関が過去の遺跡を発掘した。
そこに残されていたのは、古代の文化「ソープランド」に関する記録だった。
当時の人々は、選ばれし女性を「姫」と呼び、特別な儀式を行っていたという。
それは、彼女たちが神に仕え、精霊力を高め、世界を救うための崇高な営み。
そう解釈された。
こうして、「プリンセスクラブ」は誕生した。
この施設では、特に魔力の高い女性たちが「宝石姫(プリンセス)」として選ばれ、神聖な儀式を行うことになった。
彼女たちが精霊力を集め、それを世界に還元することで、魔力の循環が保たれ、人類の存続が約束される。
そう広く信じられている。
だが、現実は違った。
確かに最初は、崇高な目的のために運営されていたかもしれない。
しかし、次第にクラブは一部の権力者たちによって都合よく利用されるようになった。
神聖な儀式は、権力者の欲望を満たす手段と化し、本来の意義は忘れ去られていったのだ。
それでも、ほとんどの国民は何も疑わない。
「姫の儀式は、精霊力を集めるための尊い行い」そう信じ込まされているからだ。
そして今、一人の少女が、その扉を叩こうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 06:00:00
159827文字
会話率:34%
舞台は、アイドルが社会の頂点に立つアイドル至上主義の世界。
男女比は1対2。美貌と才能に恵まれた男達がハーレムを築く、貞操観念が逆転した歪な価値観が支配する中、“アイドルである事”こそが最も尊い生き方とされ、社会は推し活によって回っている。
そんな世界に転生した少年は、かつての人生で何者にもなれなかった「ただの男」であった。
アイドルを夢見るも、歌は音痴、顔もブサイク、家柄も無い。
唯一残ったのは、“強い意志”――それだけである。
整形を繰り返し、ダンスに全てを賭け、何もかもを犠牲にしてきた彼が挑むのは社会そのもの。
「画面の向こう側に行かなければ愛されないだなんて可笑しくないか」
そう問いかけながら、
「誰でも良いから愛されたい」
その想いを胸に仕舞い込みながら、
「誰か俺を好きに成れ」
その叫びで喉を枯らしながら夢に掴み付く。
これは、才能も美貌も地位も名誉も何も無い男が、
“推されるに値する存在”を目指す物語――。
⸻
本作は、単なる“アイドルもの”では無い。
「社会が求めるアイドル像」への根本的な疑義、
「才能・容姿・遺伝子」によって定まる序列に対する反抗、そして、「意志の力」がそれらを凌駕出来るのかと云う実存主義的な構造主義批判でも無い。
この物語は、AIの進歩により知的格差が狭まる一方で拡大していく承認格差、いわば“現代社会の幻想”と戦うアンチテーゼであり、美しさや才能に寄りかかる者達に対する痛烈な風刺である。
本作は「承認欲求」を単なる感情では無く、「現代の社会構造そのもの」として扱っている。
SNS・ランキング・プロデュース制度・整形・ファンビジネス——いずれも“誰かに選ばれる事でしか生き残れない”という、生存競争の現代的変種である。
それに抗う事すら「承認を諦める覚悟」が求められる世界で、それでも人はどう生きるべきであろうか。
一人の少年の破滅を通して真正面から描く。
⸻
現在、本作の世界観を原作として、
さばえ近松文学賞向けに玲王先輩のIF過去編を、
ネトコン13向けに全年齢対象版を、
群像新人文学賞向けに全文改稿したものを作成中です。
さばえ近松文学賞向けの作品は2025年10月頃の落選が決まり次第、Nolaノベル・アルファポリス・カクヨム・ノベルアップ+・pixiv・ネオページ・テラーノベル・エブリスタと同時に公開予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:00:00
36581文字
会話率:25%
不思議の国のアリスを元にし、描いた私のアリスとその世界。よろしければ、のぞいて見てください。一話完結。
最終更新:2025-05-11 12:33:03
34094文字
会話率:34%
ただただ、作者がつらつらとR18BL濡れ場有ストーリーを短編集として掲載してるだけの場所。
基本的に1ページ完結。
好きなとこから見てもらってオッケーです。
作者の妄想の産物。作者の尊いの自己供給地。
殴り書きの自己創作。誤字脱字注意。
ある意味残酷な描写有り。
最新になるにつれオブラートに包むが無くなって、エゲつなくなってきているの注意。
ブックマ、いいね、感想、レビューとか貰えると作者のモチベーションが上がります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:38:40
713254文字
会話率:31%
転生したのは、よりによって断罪エンド待ったなしの悪役令息!?
元社畜42歳バツイチおじさん、太鼓持ちスキル(※飲み会対応力MAX)を武器に、断罪ルート回避のため、物語の主人公であるマクシミリアン(未来の皇帝)に全力ゴマすりで接近!
「マッ
クス最高!」
「マックス万歳!」
「マックスの瞳、深海より深くて尊い!」
虐げるはずの彼に、媚びて、仕えて、時には押し倒されて――気づけば執務室で首筋に牙を立てられ、耳元で囁かれる。
「俺を見て、レン……俺だけを」
いや、なんで!?断罪回避したのに、なぜ今、押し倒されて皇后になりかけてるの!?
しかも口が勝手に「はいっ!よろこんでッ!」って、居酒屋店員か!
前世で妻に「太鼓しか叩けない」と捨てられた男の、二度目の人生。
今度こそ無残な死を回避し、「ありがとう」をきちんと伝えられる人生を過ごすために、俺は――主人公の心の太鼓を叩き続ける!
Reproducing all or any part of the contents is prohibited without the author's permission. (Both original and translated ed.)© 2025.05.03 Yaezaki Ou.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 15:09:59
9807文字
会話率:13%
人類が歩みを止めてから40数年を経て、このまま緩やかに終わりを迎えると誰もが思い、明日も今日と同じ日が来ると疑う事無く過ごしていた。
加藤拓也も、その大多数の一人であった。
少し違うのは、誰もがAIに任せる事が出来る仕事に従事し、
移動や現
地・現場の仕事を選択肢から排除する中で、人主導の業務に従事し、バーチャルリアリティを嫌い、本物の体感に取り憑かれている部分だった。
世の裏で生きてきた主人公が、その日を境に表舞台で波乱を乗り越えていく。
幾つもの尊いOPと共に・・・。
※毎週日曜日0時に更新します。
R18の挿絵あるので、閲覧ご注意下さい。
13話から、キャライメージです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 00:00:00
73991文字
会話率:36%
「やらかしてしまった…」
目が覚めたら全裸。隣には未来の『暴虐王』、美貌の第二王子ジルヴェスター様が健やかに眠っていた。転がる酒瓶、ぼんやりした記憶と二日酔い。これはやばい。冷や汗が止まらない。
とりあえず飲み友と一線越えてしまったなら逃げ
るしかないよね?
【三十路ガチャ廃OLが転生した先は、最推しキャラ『暴虐王』のいる漫画の世界だった。
ここで主人公をいじめる悪役令嬢として生まれたからには!推しを愛で、推しの血みどろ運命を変えず、見守るために側に居るしかありませんね?とりあえず飲み友から始めませんか。
目指せ『推しの胃袋をつかめ作戦!!〜あわよくば飲み友に〜』推しの好物は把握済ですので、勝機しかない!うまい酒と!美味しいおつまみ!そして今日も推しが尊い!!】
性描写軽めは※重めは●/ダブルヒーローで両方と絡み有。好きな方だけお進み下さい。(メインヒーローのみ挿入有り)2/17 第二部 完結しました!【第一部はリブラノベル様より2024/10/25電子書籍化】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 17:52:00
240691文字
会話率:37%
【あらすじ】
たくさんの女の子とイチャラブして暮らす事を夢見るエッチな主人公が異世界で奴隷のハーレムを築く物語。
【詳細】
「大好き、愛してる」といった胸にクル、キュンキュン系エロ小説です。
※の付いてる話はエロです。
エロ描写は
ヒロイン達と仲良くなっていくと加速します。
ハーレムは2~5人ぐらいを想定してます。
更新は不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 17:26:53
91191文字
会話率:29%
この世で最も尊い男と恋に落ちた。
最終更新:2025-01-09 18:00:00
13400文字
会話率:47%
別世界から転生(転移)してきたけど、そろそろ隠居して漫画読みながらだらだら暮らしたい。
最終更新:2024-09-30 22:22:37
92806文字
会話率:43%
勇者が魔王を討伐して半年。平和の熱狂が腐臭を漂わせてきた頃、とある田舎町に見目麗しい女僧侶が訪れる。
魔王討伐パーティの1人で、隣国の英雄として名を連ねる聖女『リアラ』。彼女は所属する教会の政争を嘆き、窮する人々を救う為に国を離れた。
素性を隠し、命を狙う追っ手から逃れ、目につく全てを癒して回る。
その行いは尊いながら、訪れた場所が悪かった。
町に住まうのは人でなく、人に紛れる高位の魔族達。300年前に跡目争いに敗れ、市井に身を隠した一派が潜む土地だ。統率を執るのは魔王の実兄であり、弟に敗れたものの、実力的に殆ど差はない。
――――そんな彼の元に、勇者のパーティが1人でのこのこと……。
魔王の実兄『ジラン』は、リアラに隠した毒牙を向ける。騙し、捕らえ、犯し、種付け、純真な聖女を性奴隷に堕とす。快楽にどっぷり漬け込んで壊し、1人、また1人、繋がる者達を魔族側に引き入れる。
そして、果てに目指すは、人類の手で勇者を殺させること。
ジランはイキ果てたリアラの聖なる穴を、激しく味わいながら未来に笑う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 19:46:27
12788文字
会話率:41%
愛する人に裏切られた奏(かなで)は、恋人との思い出の海に身を投げた……筈だった。死んだと思った奏が目を覚ますと、目の前に赤い髪の男がいて…。
六つの国からなる不思議な世界の一つ、炎の国エンに飛ばされた奏。
黒い色が尊いされる世界で、黒髪を持
つ奏は神の子ではないかと噂される。
我儘で暴君のエン国王と過ごすうちに、奏の気持ちに変化が現れる。
異世界ものです。
様々な何だこれ設定があります。
突っ込みながらも楽しんで頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します(*・ω・)*_ _)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 21:00:00
328355文字
会話率:45%
犬や猫の殺処分、絶対反対!
政治家の裏金を使って、尊い命を守れ!
最終更新:2023-10-22 13:00:00
2031文字
会話率:30%
「アンタが酔って、夢だっていっても、俺、夢にしたくないです」
VTuber事務所【メルヒェン】に所属し、配信活動を行っている青年・『有栖原アリス』こと鏡海ルイスは、人気アイドルグループ【Wonderland Prince】の一人白兎一華
の大ファンだった。
そんなルイスはある日、植物園で白兎に出会い彼に「結婚を前提におつきあいして下さい」と言われ彼が自分のガチ恋勢だということを知る。
その日飲み過ぎてしまったルイスは、家の前で待ち伏せしていた白兎に抱いて欲しいとせがんでしまい――……?
「今日も、推しが、尊い!」
ガチ恋×ガチ恋の心の中テンション高めのハイテンションラブストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 09:00:00
15060文字
会話率:49%
その砦は王国の重要な拠点の1つだった。王国と公国を分かつ辺境にある。
王国の血脈は尊い。この世界をお創りになられ、そして去った神が、世界の守護者たる徴を授けた人のうちの1人を祖に持つ。
砦では辺境の降誕祭と年始をまとめて祝う宴が開かれていた
。騒々しくなる中、北の国から来たベルセルクル・イェルドは精霊術士のセスに自慰もしないことをからかわれている。セスは急に「僕とキスして、君が勃起しなかったらもうからかわない」と言い出す。イェルドはセスが嫌いなので、その賭けにあっさり乗る。口と口をくっつけるくらいでなにが起こるというのだ。イェルドはそう思っていた。
受けが攻めの性への無知さに付け込んでキスしてるので注意です。
攻めも断りなしに挿入しています。
以前ムーンライトノベルズに掲載させていただいていた『無知シチュから恋人になるまでの話』の序盤書き足しと大幅な路線変更版です。
アルファポリス、pixivに掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 23:45:16
35581文字
会話率:54%
目が覚めると、いつも小黄文を養料としていた林媛媛は林淵になり、身長は1メートル8、肌は白くて美しい足をして、重点は下半身に18 cmのキックアスを持っていた。
【チリン-尊い宿主、あなたの催眠システムがオンラインになりました。現在の権限は「
初級」で淫気値を収集することでレベルを上げることができますよ!】
これはこれは……これは何ですか?これは、世界全体が彼のものだということではありませんか?!林淵は悪い笑いを誘った。男たち、お父さんが来た!
【受1:清冷学覇変性癖少年】
【受2:古板教授化身人妻蕩婦】
【受3:優しい養父が母を裏切って林淵とベッドに入る】
【受4:星間鉄血将軍が自ら日を求める(必ずしも書く必要はない)】
【受5:日翻光明神の化身】
【受6:平行世界自分の化身の禁欲システム主神】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 02:39:20
342文字
会話率:0%
初めまして(*´ω`)。晶(あきら)です。
ダークファンタジーの世界で繰り広げられる異能アクションと恋愛に溢れた長編始めました。
どれもこれも非日常ばかり。だけれど、描きたいのはそんな特別なものじゃなかったりします。
一番に描きたいのは慎ま
しくて平凡な日常。これがいかに尊いかって事だったり。
まあ単純に娯楽作として読んで下さってもOK。
二人主人公で参ります。男女どっちの視点もあるのでご注意下さい。
◆
世界で最も恐ろしい力を秘めたもの。それは兵器? 憎しみ? 違う。信仰だ。信じる力は時に善悪の判断さえ狂わせる。異教徒。ただそれだけで人は容易く赤子さえ殺してきた。
その信仰により、世界は緩やかに滅びへ向かっていた。…突如として襲来した異形の信徒どもによって。
深緑色の鱗に覆われた肌、耳まで裂けた口に生えた牙。顔無き体は黒く艶光する分厚い皮膚に覆われ、口も目も自我さえない。おぞましい姿をした彼らは今夜も若い娘を殺し続ける。
憎悪でも怨恨でも、支配でも野心でもない。ただ信仰によって。
滅びかかった世界を守る為に戦う青年『是永竜巳』、そんな世界に浚われてきた娘『四辻燈』。
二人が出会い、惹かれあう時、世界は再び大いなる異変を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 18:00:00
268244文字
会話率:40%
ユナはΩの中の最高で至高のΩ。最高に美しく、最高に尊い存在なのだ。この国の第一王子の婚約者で、いずれ国母となるとっても偉い存在なのよー。おーっほほほほー! という女の子が、分からせックス……するような、しないような。
エロメイン。淫語モロで
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 21:05:37
18742文字
会話率:48%
我は世界最強にして最恐、最凶の魔王である!
今まで幾度となく人間共を蹴散らしてきたがあまりに相手にならなくて我は暇を持て余しておるのだ!
そんな折、暇つぶしに変装して降り立った人間共の街で運命に出会う。
そう、BLという尊い存在に!!
かく
して最強にして最恐、最凶の魔王である我は、世に恥じない腐男子として君臨するのである!
さぁて今日の勇者は誰とフラグが立ったかな♪
これは腐男子魔王として歯向かう者共を一掃しながら日夜壁として、障子として、空気として男達のキャッキャウフフを覗き見る!予定の話である!
最終的には魔王を誰かとハッピーエンドにする予定なのは本人(魔王)には内緒なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 23:00:00
15098文字
会話率:43%