――この世には数多の世界が存在している。
この世と言うモノ自体酷く曖昧な定理だ。そして、人々は気がつかない。
例えば現在ある世界の星【地球】を支配している彼らは、きっと自らが最も優れた生物だと根幹的に考えているのだろう。
無論、その
数多の世界全ての星の支配者達がそうだ。
自らが最も優れた者達であり、その絶対性を信じて疑わない者達。
それが間違っているのは勿論なのだが、それを否定するべきかと問われれば否と答えるだろう。
何故ならばその星で生きている中で彼らは最も優れた者達なのだから。
彼らが外宇宙や平行世界へと移動することをしなければ、きっと彼らは最も優れた者達で居られるだろう。
だが外を知ってしまえばそれはありえない。
確か地球には【井の中の蛙、大海を知らず】と言う言葉があるらしい。
要するに井の中――地球の中では最強かもしれないが、外に出てみれば案外大したことが無いと言うことだ。
自己紹介が遅れたね。
俺の名前はヴァイス・ストルギア・フォン・シュヴァルツリッター。
え? そんな話をしているお前は井の中の蛙ではないのかって?
そう思ってしまうのも仕方がないだろう。
でも俺に限ってそれは無い。
何故ならば、無を作り上げた有にして有に生まれた無。
要するに概念と言うものだからね。
何も無い世界の最初の一点を作り上げた人物と考えてもらって構わないよ。
そんな矛盾した概念である俺は、世界の創造主として見てもらっても構わない。
でも神は嫌だ。
神とは最高位だと思われているかもしれないけれど、それは過ちだからだ。
王こそが至高。
神は人の存在が無ければ存在すら出来ない無能。
しかし王は人の存在が無くとも頂点に立っている有能。
王なのだから収める国が無ければならないから別に変わらないって?
違う。断じて違う。
何故ならば王は存在しているが、神は存在していないからだ。
纏めてしまうと低レベルな考えかもしれないけれど、実際俺はずっとこの考えを持ち続けてきた。
生まれてから人類が発展するまでの無限に等しい平行世界を含めて全てを。
だからこそ俺は、見てしかいない。
実際に触れてみることにしたんだ。
異界の、それこそ創造主の登場にどのような反応をするのか楽しみで仕方がない。
これは俺の、我がストルギア帝国の侵攻の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-28 23:52:46
2357文字
会話率:27%
主人公は元異世界の勇者。だが倒した魔王の最後の力で、能力を全部封印されて無能力者として現代に転生する。呪いによりなにも出来ないし、気力もわかないダメ人間となった。
そんな主人公を守るため、天使は『周囲の可愛い女の子が主人公を限りなく甘や
かして守ってくれる』という加護を主人公に与える。
こうしてダメ主人公を際限なく甘やかす、美少女たちの甘々ハーレムが完成した。甘々ハーレムのなか、何一つ出来ない自分に忸怩たる思いを感じつつ、今日も元勇者は甘やかされて過ごすのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-04 00:07:08
90150文字
会話率:41%
「ねぇ、水精霊。私は幸せでいいのかな」
人前で魔法が使えない魔女と、勇者様の冒険譚。
世界を救うために魔王を倒す旅を続ける勇者一行四人組。
過去の出来事がトラウマになり魔法が使えない魔女は無能とされ、囮として使われ、勇者様の性処理に
使われている。
屈折してしまった勇者。
無関心を決め込む戦士。
罪悪感に揺れ動く巫女。
彼らの旅路は今日も続く。
※このお話はストーリー重視ですが、露骨な性描写が含まれます。
直接行為のある話には、タイトルに印がついています。
陵辱、暴力、その他気分の悪くなるような要素たっぷりですので、そういった趣味性癖の方以外はお気をつけください。
※以前SS深夜VIPにて投稿させていただいた『女魔法使い「人前で魔法が使えない」』の改稿版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-23 21:00:00
19743文字
会話率:32%
道満にしてみれば、朝廷は許せなかったのだ。特に東宮は、晴明から想い人を権力で奪った上に、散々晴明をコケにして無能扱いし、都合が悪くなれば泣きつき、襤褸雑巾のようになるまで酷使しまくる。そして結局は、晴明を使い潰した。そんな奴を、道満は許さ
ない。
その一方で、道満は晴明に対しても憤りを抑えられない。だから、あれほど朝廷には深入りするなと言ったのに、自ら首を突っ込み、結局は捨てられた。少し考えれば、そのような結末は充分に予想できた筈だろう、と。
(本文より)
『人外魔京っ!』のスピンオフ作品であり、安倍晴明公中心のお話。フィクションですので、史実からは外れた所もありますが、悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 22:40:04
136334文字
会話率:37%
特別養護学校に勤める『古森 保子(24歳)』は、仕事のストレスに苛まれいる。子供の頃から夢見た教師と言う職業。
大学を出た彼女を待っていたのは、養護学校での勤務だった。
様々な面で支援の必要な児童たちを相手にしていく中で、次第に募り
ゆく苛立ちや虚しさ。情緒不安定な子供、急に粗暴性を見せる子供‥‥。
そして、事件は起こった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-18 19:59:21
15463文字
会話率:38%
※この小説は、重複投稿作品です。
人の形に惚れ込んだ男子美大生と彼の友人の尾崎優との物語。
彼女は背が高く、スタイルがいい。同じ学年の幼馴染みである。いつも周りには友人がいて、辺りを太陽のように照らしている。それに引き換え犬飼友広は背が低く
、印象は暗く、友人と呼べる友人は殆どいない。
正反対に位置する友広と優に接点があるとすれば、それは描き手とモデルという関係だけだった。(第一章)
友広は大学内でも指折りの描き手で、その技術だけは周りの人間たちを驚かせていた。
もちろん優も美大生ではあるのだが、何故か描くことよりも描かれることの方が多く、彼女の絵の技術がどれほどのものなのか、それを知っている人間は殆どいない。
ある日、いつものように優をモデルにデッサンを描いていると、唐突に彼女は言った。
「私って、無能なのに綺麗なんだね。」
それは自信の表れのようでもあるし、自身を皮肉っているような言葉でもあった。
優にはコンプレックスがあった。それは、絵が描けないということ。モデルとしてでしかこの学園にいる意味を見いだせない彼女の悩みは切実で、しかし、それでも友広にとっては羨望の眼差しを送るには十分な自信だった。
絵を描くことしかできない友広と、人形のようにモデルになるしかない優の淡い恋愛は始まっていく。(第二章)
段々と打ち解けていく二人の関係は親密なものになり、そしてそれに気が付いた周囲の様子も変わっていった。
足りないものを補うように、自分の欠点を埋め合うように近づいては離れたりを繰り返していく。(第三章)
学園を卒業後、友広は芸術家として顔が売れ始め、優はモデルとして生きていくようになり、必然のように二人の関係は終りを迎えた。それでも、二人は時折お互いを探してしまうのだ。駅のホームやデパートの本屋、喫茶店の窓辺、二人が生活していた部屋の窓の向こう。
手に入れたいものが一番遠くにあって、それは手に入らないと知っていても、求め合ってしまう心の形。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-12 13:43:52
11078文字
会話率:46%
長編連載してたけど渋には完成版しか上げる気ないのでまだしばらく投稿間隔空きそう、ってことで向こうの生存報告用にぱぱっと百合ポルノ作りました。
SF抜きファンタジー抜きの、初のシリーズ外……と言いたいところだけどやっぱり本編と繋がっちゃう
あたり無能なのか有能なのかもうわかんねえな?
連載はたぶん来月か再来月あたり。重複投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-23 21:30:55
19349文字
会話率:46%
いきなりえっちな異世界に転生する??
最終更新:2015-03-19 20:13:18
3711文字
会話率:25%
高校生・児玉慶太郎は新宿でテロに遭遇する。スキンヘッドの宮田という中年男に託されたことがきっかけで予備自衛官補になり、高校生で構成される民兵隊を統率することになった。テロ関連法案に暴力で反発する在日ヤクザと過激派。秩序を脅かす無能なマスコミ
。彼らを一掃して日本を再び取り戻すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-23 00:05:30
729文字
会話率:4%
総務の係長・北川浩介が苦手なもの、無能でお喋りな女と営業の伊勢谷の視線。
鬱陶しいくらいの伊勢谷の視線に耐え切れなくなった浩介は、ある日とうとう備品庫へと伊勢谷を呼びつける……そこから伊勢谷のラブアタックに翻弄されることも知らずに。
最終更新:2014-12-28 23:00:00
4568文字
会話率:19%
御息怜貴、32歳独身。有能な青年実業家として、何事にも迷わず悩まず「名前の通り冷たい」と言われる仕事ぶり。が、気になる人が出来た瞬間、彼は空回りばかりの無能な存在になり果てるのだった……
怜貴の気になる人は自社で雇った派遣社員の椎名さん。彼
女は謎めいていて、怜貴の心はかき乱される。男女とも30over、オトナの筈なのにまるで落ち着かない男の片思いコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-11 21:47:49
61118文字
会話率:46%
無能で醜悪なデブ公爵が、敵対している双子の弟で美しい騎士団長に喰われる話
最終更新:2014-04-15 13:04:54
1131文字
会話率:16%
無能な新入社員が手フェチだと知り、自分の手を提供した女のお話です。
※恋愛要素はありません。
ハッピーエンドでもないと思われますので、苦手な方は閲覧にご注意下さい。
最終更新:2014-01-03 01:18:27
18475文字
会話率:15%
時は20XX年。
世界は未だに冷戦の最中にあった。
ロートシア連邦率いる北側、自由主義陣営に対しエステルライヒ皇国が率いる南側、独裁国家陣営。
両者は三度に渡る大戦による犠牲を払いながら、未だに対立を続けていたのだ。
そんな謀略が渦巻く世界
に、エステルライヒ皇国の第四皇女リーゼロッテが内部の無能な貴族達によって、一時的にロートシア連邦の手に落ちる。
それを主導したのは、閑職部署という名の皮を被った諜報機関、「第二兵站局」の局長、ロイ。
創設以来、汚れ役を引き続けている部署の長であるその男に命令が下される。
「皇女を調教し、連邦の傀儡とせよ」と。
彼独自の思惑も重なり合い事態は複雑に絡まり合いながら、進んでいく。
そして彼女には帰還するまでの二ヶ月間、過酷で淫靡な調教が今、始まったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-29 13:13:18
24253文字
会話率:26%