私に生きている意味は――価値は、あるのだろうか。人の命を奪ってまで。そうまでして生きるほどの、何かが。
画家の卵であるタヅマは、恵まれた環境に生まれ育ちながらも、とある出来事から自分の人生に価値を見出せなくなっていた。
25歳になっ
たある日、開いた個展で知り合ったのは、シノと名乗る青年。物腰柔らかで穏やかな彼は、タヅマの絵にただ深く向き合い、見つめる。そんな彼に、次第に惹かれていき、ふたりは週に1度会って身体を重ねる仲にまでなっていた。
しかし、自分に愛し愛される資格が有るのかわからない。タヅマは自分の心と向き合うため、シノに過去を明かすのだが――。
陰鬱な画家タヅマこと、タマ×会社員シノです。
基本的にタマ視点なので文体、内容ともに少々シリアスな流れになります。性描写は有りますが、過去作品に比べれば軽いものとなっています。
この作品はアルファポリス、フジョッシーにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 09:02:38
82464文字
会話率:40%
「俺のジュエリーモデルになってほしい」
この日、自分の理想を追い求める二人の芸術家が出会った。
ジュエリーデザイナーの卵である主人公が、理想のモデルを見つけるため、街へ繰り出すと、そこで出会った天使のような美少年に魅入られ、モデルを申し込む
。
その美少年は実は画家の卵で、ジュエリーモデルを承諾する代わりに、主人公がヌードモデルを引き受けることに。
アトリエで交わる熱視線に、漏れる吐息と早まる鼓動が響く。
ジュエリーデザイナーの卵×画家の卵/美大生×高校生/スパダリ×美少年
直接的な性描写なし/後半で視点が変わります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 07:00:00
7800文字
会話率:44%
タイガは絵が三度の飯より好きな画家の卵。突然異世界に飛ばされ、途方に暮れる彼に救いの手を差し伸べたのは若き画商ヴィンセントだった。最初は利用しあう様な関係だった二人だが、絵というものを通じてだんだんと惹かれあうようになる。そして、それぞれの
隠し事が明らかになるにつれ、世界の大きな流れに巻き込まれ……? 画商×画家の卵。
【凡例】
SS :サイドストーリー
※ :R15ぽい描写あり(ちょいえろ)
※※:R18ぽい描写あり(マジ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 11:00:00
654972文字
会話率:39%
腕を怪我して動かせなくなった画家の卵、神原甘男は腕を治す霊薬があるという情報を聞いて不可侵の森に入り込んでしまう。その森の中で猛獣に襲われた甘男は、気がつくとベッドの上に寝かされていた。そこは誰にも見つからない隠れ里『水蓮郷』の村長の家だっ
た。
腕を動かせない甘男の世話を焼きたがる水蓮郷の住人達。それは超常の力を持つ仙女たち。
他の男に邪魔されない秘密の隠れ里で、女から甲斐甲斐しく世話されることに喜びを覚える甘男の怠惰なハーレム物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 15:50:08
10141文字
会話率:56%
※この小説は、重複投稿作品です。
人の形に惚れ込んだ男子美大生と彼の友人の尾崎優との物語。
彼女は背が高く、スタイルがいい。同じ学年の幼馴染みである。いつも周りには友人がいて、辺りを太陽のように照らしている。それに引き換え犬飼友広は背が低く
、印象は暗く、友人と呼べる友人は殆どいない。
正反対に位置する友広と優に接点があるとすれば、それは描き手とモデルという関係だけだった。(第一章)
友広は大学内でも指折りの描き手で、その技術だけは周りの人間たちを驚かせていた。
もちろん優も美大生ではあるのだが、何故か描くことよりも描かれることの方が多く、彼女の絵の技術がどれほどのものなのか、それを知っている人間は殆どいない。
ある日、いつものように優をモデルにデッサンを描いていると、唐突に彼女は言った。
「私って、無能なのに綺麗なんだね。」
それは自信の表れのようでもあるし、自身を皮肉っているような言葉でもあった。
優にはコンプレックスがあった。それは、絵が描けないということ。モデルとしてでしかこの学園にいる意味を見いだせない彼女の悩みは切実で、しかし、それでも友広にとっては羨望の眼差しを送るには十分な自信だった。
絵を描くことしかできない友広と、人形のようにモデルになるしかない優の淡い恋愛は始まっていく。(第二章)
段々と打ち解けていく二人の関係は親密なものになり、そしてそれに気が付いた周囲の様子も変わっていった。
足りないものを補うように、自分の欠点を埋め合うように近づいては離れたりを繰り返していく。(第三章)
学園を卒業後、友広は芸術家として顔が売れ始め、優はモデルとして生きていくようになり、必然のように二人の関係は終りを迎えた。それでも、二人は時折お互いを探してしまうのだ。駅のホームやデパートの本屋、喫茶店の窓辺、二人が生活していた部屋の窓の向こう。
手に入れたいものが一番遠くにあって、それは手に入らないと知っていても、求め合ってしまう心の形。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-12 13:43:52
11078文字
会話率:46%
宇留野圭司(うるのけいし)は画家の卵。ある夜、非常階段を駆け下りてきた黒づくめの美貌の青年――裕弥(ゆうや)にぶつかる。裕弥をモデルに絵を描きはじめた宇留野。その心の中、裕弥の存在はしだいに大きくなって行く。極限状態で明かされる、二人の想い
。スリリングな現代ラブファンタジー。(※完結しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-07 16:10:47
30604文字
会話率:34%