女だてらに医療の道を志したヒルダは、ある時、敵国の捕虜の治療を任されることになった。詳しい事情は何も知らされず、ただ、死なせるな、と命令されて唯々諾々とそれに従った。
痛めつけられ、縛り付けられながらも、決して消えることのない炎を瞳に宿した
獣のような男。
言葉を交わすことなく、淡々と、医療行為と死なない程度の世話を続けていた矢先、ヒルダの身に、予想だにしなかった出来事が降りかかる。
仕事だからと、手負いの狼のような男を助けた女医と、虐げられる中、人の温もりを与えてくれた女に情を抱いてしまった男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 15:10:56
1848文字
会話率:8%
R-18/シリアス/年下攻め/年上受け/束縛/虐待/無理矢理/高校生/スピンオフ/溺愛/etc.
(「あべらちお」にて登場する愛弥の両親のストーリー。愛弥を引き取る前の親父と父ちゃんのお話です)
【傲慢少年×幸薄青年】
極道一家の次男
坊として生まれた萌 幸在(キザシ ユキアリ)は、両親を上手い具合にだまくらかして中学卒業と共に一人暮らしを始め三年が経とうとしていた。桜が咲き始めた暖かさと寒さが交互にやって来る三月も終わりのことだった。
歩道橋の手摺りに乗っかり、今にも身を投げ出そうとしている若い男と遭遇し、無意識に助けていた。拾ったものは全て自分のものだという主義の幸在は、明らかに浮浪者の形をした男を連れ帰り、飼うことに勝手に決め行動に移していた。
ホームレスらしき男、無平 幸(ムヒラ サチ)を風呂に入れ食事を与え、身形を整えさせるも、身体中に根性焼きや傷痕、火傷痕を持つ彼は、死にたいと泣き縋る一方だった。面倒になった幸在は、自分の中での決定事項を漸く青年にと告げ、飼われる以外に道はないのだと幸を追い詰めるのだった。
その日から、死にたがる幸薄い青年と、彼を束縛し飼い慣らす傲慢で俺様なあざとい少年との生活が幕を開けた――。
本名も知らない、年齢もわからない、虐待を受けて育った様子の幸を、ゆっくりと少しづつ飼い慣らしていく幸在と、他人の優しさも温もりも世間のことも何も知らない幸のお話。
「幸せにしてやるから、お前のその命、俺に預けろ。お前が捨てる命を俺が拾ってやるんだ。今この瞬間からサチは俺の犬だ。精一杯傅けよ」
「こんな汚いオレなんか、何の為に傍に置こうと言うんです? オレは死にたいんよ。死なせて下さい。お願いやから、オレに構わんといて」
*不定期更新。
性的描写があります故、高校生含む18歳未満の方は、自己責任に於いて判断をお願い致します。
当方では、如何なる不利益を被られましても責任が取れませんので、予めご理解下さいませ。
タイトル横に*印がある頁は性的描写を含みますので、お気を付け下さい。
此方の作品は、作者の妄想によるフィクションであり、実際のものとは一切の関係も御座いません。
また、作者は専門家ではありませんので、間違った解釈等あるかと思います。
苦手な方は読まれないことをオススメ致します。
他サイトでも同一作品を投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-19 01:05:13
46842文字
会話率:22%
出逢ってはいけない二人が、有り得ない偶然を介して、許されない恋をした。
少女は、運命の子供。青年は、はみ出し者の第三王子。お互いに身分を隠し、追いつ追われつの行軍の合間に、互いに想いを募らせた。
運命の子供として生まれ、暁の勇者と呼ばれ
た少女が、名前を捨て、愛しい温もりを求めた最初で最後の夜。
その夜からはじまる、時代が変わるまでの物語。
※印の表記されたサブタイトルには、R18表現があります。
《お知らせ》
2020年1月10日。活動報告でもお知らせしましたが、改稿・練り直しの為、一旦連載をストップさせて頂きます。元々短編として書きはじめた本作ですが、もう少し長い物語として書き直したい。作者のモノ書きとしての我儘です。あと、準備不足ですね。申し訳ありません。納得のいくモノをお届け出来るよう、頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 22:00:00
19178文字
会話率:29%
愚かな女の話をいたしましょう。
一つの恋に溺れ、狂い、そして全てを無くした女の話を。
聖夜悲恋企画参加作品。
最終更新:2019-12-23 23:57:48
4010文字
会話率:1%
私の全てを知った風にして罵倒される。
それは私自身を踏みにじる行為だった。
許せなくて、悔しくて悔しくて悔しくて、私は初めて殻から飛び出て言葉で人を傷付けた。
心に傷が付けば良い、死んでしまえば良い。
そうやって飛び出した言葉は彼等を傷付
け、私を傷付けた。
膨らむ怒りと悲しみと後悔の念と共に、私は消えて無くなるのだと予感した。
無に帰して全て分からなくなるのだと、そう期待したのに。
目を覚ました先には私をオモチャだと言って好き勝手に翻弄する男が居て……私は死んだんじゃ無いの?どうしてこんなに優しくするの?と、触れられた指に、頬に、唇に。
跡を残して私を満たしてくれる。
久しく感じていなかった温もりに、私は心を許してしまった。
魔王ガレスの新たなオモチャとして。
朝も昼も夜も所構わず迫って来るガレスに、私は翻弄されまくり。
強引なその態度に、強く言おうとするものの、時に優しく触れられて……私の心はふわふわとまとまりのない雲のようで。
どう対応すれば良いのか分からない私を、ガレスはまるで赤子を見るみたいに優しく、時に強引に導いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 00:13:33
7738文字
会話率:35%
システムトラブル対応の徹夜作業明け、山手線の始発に乗った俺、高槻創と後輩木下大貴。一度やってみたかった山手線一周を試すことに。とは言え、徹夜明け。二人してぐっすり眠ってしまい、気付けば車窓からは心地よい日差し、高槻の肩には別の温もりが……
※既存の「山手線の車窓から」を加筆修正しております
※fujossyの●「オフィスラブ」BL小説コンテスト●参加作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-10 10:00:00
25793文字
会話率:57%
システムトラブル対応の徹夜作業明け、山手線の始発に乗った俺と後輩木下。一度やってみたかった山手線一周を試すことに。とはいえ徹夜明け、二人してぐっすり眠ってしまった。車窓からは心地よい日差し、俺の肩には別の温もりが……
※Twitterの創
作BLワンライ・ワンドロ!(@BL_ONEhour)よりお題【車窓】を加筆してます
※fujossyへ転載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 09:52:42
3388文字
会話率:48%
【完結済】休日の朝っぱらから枕元がやたら五月蠅いと思ったら、手に取ったスマホから聞こえてきたのは旦那との痴話喧嘩を愚痴りたいだけの、姉からのやけっぱちな怒声だった。耳を離してもキンキン響くその声に、深水は未だ寝惚け混じりながらも、すっかり辟
易してしまう。自分はそんな姉のトンチンカンな妄想混じりの電話より何より、この寝息も温かな変身下手な仔タヌキの方が大事なのだ。そう、以前道路の隅で弱っていた黒く小さな仔タヌキ。その身を拾い、数日間は世話をしていたが、いつしかその姿は自然と消えていた。だがそれから暫くのち、雨のそぼ降る深夜に深水の家を訪ねてきた不可思議な少年…多希は、『おんがえし、なのです』とたどたどしくそう言って深水を見上げ、ふんわりと笑って見せた―――
【ご注意】シリーズとしては短いのですが、ほのぼのとした話も上げさせていただいてみたいなと、一ページで一話読み切りタイプの話を失礼します。 一話目はプロローグ的な内容なので上滑りしてますが、二話からは割とほっこり昭和のテイストだと思います。申し訳ありませんが、R18は保険で、エロなしのほのぼのです。
*この作品は、他サイトにも同名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 14:36:11
12984文字
会話率:30%
人を食らい、そして解体して生計を立てる青年・アンディ。
そんな彼がある女性と出会い、行きずりの関係からからだの温かみを知る。
食人家のアンディが人の温もりを知り、果たしてなにを思い、行き着く先は……?
※暴力やグロテスクな表現が苦手な方に
は、今作をお読みいただくのはオススメできません。自己責任でお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 06:55:16
4654文字
会話率:18%
二十四歳、童貞。M寄り。会社員の二階目薬(にかいめぐすり)は、休日に人生初風俗へ行く事を思い立つ。
そこで待っていたのは、M寄り童貞の心を掴んで離さない、目眩く官能と、癒しの世界。
最終更新:2019-06-18 10:46:01
17886文字
会話率:25%
「素肌を触れ合わせて、その熱を共有して、初めて僕はどうしようもない安堵を覚えるのだった」
「変な気持ちだった。中学の苦い記憶が暗い水の底から浮かび上がってくる感覚。忘れたい記憶が、ぼんやりと形を現し始めている」
サークルの飲み会で再会
した、中学の先輩・伊月と、後輩・川島。不器用に温もりを求める大学生の一夜の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-11 21:52:18
4635文字
会話率:36%
※この作品は「敗者の街 ― requiem to the past ―」終盤の重大なネタバレを含みます。
※人によっては不愉快な描写が多いと思います。お気を付けください。
それは、痛みに満ちた恋。
そして、温もりに満たされた愛。
最終更新:2019-03-15 07:11:19
10503文字
会話率:33%
愛情飢餓と、深まる信頼の狭間で、性愛の温もりに身をやつす恋人たちを愚かだと思いますか。
──人生は時として何故か、不平等な試練を投げかけてくる。
ひとつの命と引き換えに与えられた未来をどう生きるか。罪悪感を乗り越え、再び幸せを感じて生きる
ことは、決して事実を忘れることではないと、頭では理解していても、心が拒絶して、壊れてゆく私。
幸福な未来を生きることは、芽生えてすぐ摘まれた儚い命に報いること、傷ついた辛い過去に本当の意味を与えること。
私たちは、あの日の悲しみを生涯忘れない。
命の重さと、幸せとは何かを問うシリアスなテーマを踏まえつつ、全編R18の性愛を軸に描いた物語。
作者がエレファントカシマシの『悲しみの果て』という曲を聴いていた時に、ふと着想した物語です。
※「残酷な描写あり」としたのは、途中(第2部分以降)で人工妊娠中絶に関する描写がある為です。
他にも途中、不快感を与える可能性のある描写を含みます。閲覧の際には、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-02 22:00:00
39445文字
会話率:33%
それはまるで迷い猫を拾うように。年下の彼との出会いは、私を二度と戻れない深い海へと誘い、優しさと温もりに溺れて、二人は何処までも堕ちてゆく。
音楽を志す青年と孤独な女性。都会の片隅で寄り添う若き日の二人を描く、穢れなき不器用な大人たちの物語
。
※以前に投稿した短編シリーズに一部加筆した連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 20:00:00
44791文字
会話率:45%
学生時代から付き合っていた女刑事の恋人は、あの日に突然、殉職という名誉と引き換えに尊い命を散らした。
せめて最後の夜、会いに来た彼に、もっと真摯に向き合えばよかった。激しい後悔と底知れぬ寂しさに、折れそうな心。
そんなある日、彼が形だけと言
っていたお見合いで出会った女性とその後も関係を続け、婿入りも視野に入れていたことを偶然に知る。
一方、思わぬ所から想いを寄せ、癒し支えようと差し伸べられる大きな手の温もり。その手を掴む勇気をくれたものは、意外な人物だった。
愛の悦び、生きる喜びを、感じて生きたい人へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-31 20:00:00
42805文字
会話率:44%
――雨が、二人を近付ける。
学校の帰り道、夕立に見舞われた先輩後輩の間柄の男女は、人気のない路地で雨をやり過ごすこととなる。
庇の下にて密着する温もり。初夏の熱気が、濡れた体が、いつものように他愛のない話だけで終わせてはくれなかった。
好き好きオーラ全開の後輩ちゃんが色仕掛けを繰り出し、主人公が呆気なく溺れるお話。付き合ってないけどバカップルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 16:17:57
14759文字
会話率:52%
たかがゲーム。
蔑視されがちなそのフィールドが俺の居場所だった。
引きこもり生活をする俺が、唯一外界との接点を持つ場所。唯一自分だと言い張れる場所。
温もりや安堵を与えてくれるそれが、いつの間にか形を変えているなんて。
一体誰が想像した
ろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 21:00:00
4331文字
会話率:28%
独りの夜を埋めるために男女関係なくベッドを共にするフリーターのミオは、酔い潰れているところをバイト先の常連客に拾われる。
★アルファポリスにも投稿予定
最終更新:2018-07-05 21:28:11
5034文字
会話率:33%
血の繋がらない弟凛空を育てながら恩がある居酒屋の店主夫妻の店でバイトをする少年皇真昼は、いつものようにバイトに行こうとした時、アパートのドアが叩かれて出るとスーツ姿の男二人が居り、話があると言われて連れて行かれた先は、ヤクザの事務所・・・そ
こで真昼は叔父夫妻が事業に失敗し5億の借金を残し失踪したと告げられた挙句、叔父夫妻がいつどこでか分からないが父親を連帯保証人にしているので返済しろと言われて返せないと言い殴られそうになった時に、若頭である西織が止めてくれるが借金が返せないのならイロとして俺に尽くせと命じられる・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 12:01:21
1025文字
会話率:59%
新宿の人気喫茶店藍詰草の常連であり関東で1、2位を争う組示栖組若頭示栖伊佐は、新入り店員で人間離れした美貌の美少年初葉と出会う。初葉に惹かれていく伊佐だが初葉は無関心そんな中伊佐は知り合いの情報屋の元を訪れるとそこに初葉がおり情報屋から初葉
が幼い頃生き別れになった兄を探していると聞いて・・・俺様気味溺愛若頭と実は両性で暗い過去を持ち手のひらの温もりしか覚えてない兄を探す少年初葉の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 11:01:21
2822文字
会話率:58%
【刀剣乱舞/二次創作】
兄のように慕っていた鶴丸をいつしか異性として意識するようになった審神者。
妹ではなく一人の女として見て欲しくて、審神者は鶴丸に迫る───
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
この作品は『pixiv』でも掲載し
ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 09:04:14
15764文字
会話率:53%
『白狐 裕祈』は東京に住む大学生。彼は過去に起きた事件のせいで、他人との関わりを捨ててしまっていた。しかし、トラック事故に遭い、目覚めれば異世界に……。そして、前世で捨ててしまってもの……『人の温もり』を思い出してゆく。
※不定期更新なの
はご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-06 14:07:49
1134文字
会話率:30%
「金の王と不変の佳人」の番外短編です。
導入として本編の2話目を加筆修正した文を使用。単独でも軽く読めるかと思われます。
最終更新:2018-02-09 23:12:39
4208文字
会話率:49%
家族持ちの40歳サラリーマンが異世界転生。
気づけば最強でも、独りぼっちは寂しすぎる。
人の温もり求め美少女達を家族にしていく物語。
最強故に色々な謀略に巻き込まれながらも頑張って生きていく。
主人公は戦いは嫌いです。
エロいのは大好きです
が寝とり奴隷化は好みません。
惚れさせてのイチャラブ大好き。
ひたすら温もりに飢えてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 21:00:00
40674文字
会話率:28%