十四歳の仙千代は、会津藩の大目付の次男で、衆道(男色)の契りを結んだ恋人がいた。
父は派閥争いに巻き込まれて切腹、家は没落し、貧しい暮らしの中で母は病死。
遺児となった仙千代は、江戸芳町の陰間茶屋『川上屋』に売られてしまう。
そこは、美形の
少年たちが痛みに耐えながら体を売り、逃げれば凄惨な折檻が待ち受ける苦界だった──。
快楽責め、乳首責め、吊るし、山芋責め、水責めなど、ハードな虐待やSMまがいの痛い描写あり。
失禁、尿舐めの描写はありますが、大スカはありません。
江戸時代の男娼版遊郭を舞台にした、成人向けBL時代小説、約10万字超の長編です。
上級武士の子として生まれ育った受けが転落、性奴隷に落ちぶれる話ですが、ザマァ要素ありのハッピーエンドです。
以前、掲載していた作品に、大幅に構成を変更して加筆修正した改訂版となります。
感想など反応をいただけると励みになり、モチベ維持になります。
誤字脱字の報告も歓迎します。
よろしくお願いします。
アルファポリスに先行掲載しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/275805006/116673543
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 23:23:35
53607文字
会話率:35%
鶯楼には「烏」がいる。白い肌に濡羽色の長髪を持つ、遊郭一美しい男娼のことだ。滅多に笑うことのないその瞳は寒空の色のようで、一度見たら忘れられないと言う…。
遊郭で生まれ育った男娼夕霧と幼馴染の奉公人が織りなす不器用でやるせない恋のお話です。
(第一章)
第一章と第二章に分かれる予定です。
*江戸吉原や陰間茶屋を参考にして書きました。年齢が幼いうちからの売春や暴力表現があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 16:32:30
18857文字
会話率:63%
時は江戸時代。茶屋などで客を相手に男色を売った男娼のことを|陰間《かげま》といった。特に数え13、14から20歳ごろの美少年による売色をさす。
口減らしなどで親から売られた見目の良い少年たちが、男を喜ばせるために性の技術を磨く。
そし
てその陰間茶屋の中心となる芳町には、女より綺麗だと謳われた陰間がいた。その男を一目見るために男達は茶屋の前に集まった。その男に会うために男達は銀子を積んだ。その男と目があっただけで気絶するものまでいたという。
―――― そんな伝説の陰間の数年後。
約15,000字+用語解説・あとがき
⚠注意⚠ 春森夢花さんのX企画『闇BL』参加作品です。バッドエンド推奨企画ですので、ハッピーエンドではありません。地雷等のある方はタグをご確認ください。
※江戸時代を舞台にしていますが、資料を参考に創作したものであり、細かな設定などは気にせずお楽しみください(とはいえ、明らかに間違っている使い方がありましたら教えていただけると幸いです)。また言葉などについても、伝わりやすいように現代語で表現している箇所も多くありますが、ご了承ください。
※アルファポリスさんでは5話に分けて掲載しています。頂いたFAなどもそちらでご紹介させていただいています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 12:00:00
15536文字
会話率:38%
江戸は芳町に並ぶ陰間茶屋――その中の一つに、この九重屋がある。
親に売られた者、故あって流れ着いた者。
少年達は、悲しみを心の片隅に抱えたまま今宵も宴の座にて、春を鬻ぐ。
粛々と過ぎる日々の中で、ある冬、九重屋に一人の青年・旦次郎がやってき
た。九重屋の看板陰間・月島に仕えることとになった旦次郎は、そこで何を見、何を思うのか――【夜明けを待つ月】。
大名の落胤でありながら陰間となった日佐弥。彼が初めて異母兄と見えたのは、宴席での事だった――【吉野の川は浅せまじ】。
月島が九重屋を去って二年――華一15歳。廓で生まれた華一には、現し世で凛と生きる少年の姿は、あまりに眩しすぎた――【夢一片】【散天花】【春破蕾】【花時抄】。
*江戸時代の男娼・陰間を題材に扱ったオムニバスです。
*題材の性質上、年齢制限を掛けさせていただいています。話によっては性描写及び暴力描写を含みますので、ご留意ください。ただ、エロ要素は微々たるものなので、艶っぽい描写を期待されると却ってがっかりするかと思われます。
*同シリーズをブログにも掲載しております。番外編や解説等はこちらで【2021年12月よりブログ移転しました】→https://hukidamari02.blog.fc2.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 15:30:25
482568文字
会話率:26%
役者のような風貌で人気の小間物屋の若旦那一之助は、母の目を盗み睦合う父と妻を避けるように陰間茶屋へと向かう。そこで出会った用心棒は、一之助を食い入るように見つめてくる。馴染みの陰間が、用心棒に斬られたことで、男との接点が増えていき、凶暴で獣
のような男に心乱されていく。
※地雷多めの暗い話です。攻め受けどちらも、他者との絡みあり。キーワード見て大丈夫な方、お付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 09:01:50
5679文字
会話率:39%
江戸は湯島天神。
宵の口、武家の跡取り養子の佐伯光之進(さえきこうこしん)は陰間茶屋「みなとせ」へと忍んで行った。陰間茶屋とは言いつつ、「みなとせ」は男を抱く場所ではなかった。男に抱かれたい者が来る場所である。
いつも通り馴染みの竜泉(りゅ
うせん)を指名し、座敷に通された光之進は、期待に高揚しながら男を待つ。
※作中に出てくるのは、あくまで「みなとせ」の作法あるいは光之進と竜泉のやり方です。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 19:14:04
11761文字
会話率:36%
人生の3分の1をひきこもりとして
過ごし、33歳で突然死した不細工ニートの
おれは平安時代風の異世界に
17歳の美少年貴族として転生して
いることに気づいて最初は喜んだ。
だがそこにはどういうわけか崇徳、後白河兄弟や
悪左府の異名をもち、
男狂いの藤原頼長が
転生していたではないか。
しかも何の因果かおれのかわいい顔が
この悪左府の愛人(男)ナンバーワンの秦公春
にどんどん似てきたからさあ、大変。
電気がないから飯より好きな
ゲームをできないのはもちろんのこと、
風呂に入れないわ、肉は食べられないわ、
なぜか日本にいなかったはずの宦官までいるわで
おれはスリル満点の毎日を過ごすはめになる
※かなり後の方に男性妊娠のエピソードがあります。
カクヨム版(題名は「平安貴族に転生したら地獄行きだった件について」)は
性描写について運営から警告が入ったので
非公開、更新停止といたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 21:38:55
433431文字
会話率:24%
江戸時代、陰間として働くしか生きる術がなかった雪之丞。
年の割には大人びていて、冷めた目で物事を見ている。
売れっ子で客が途切れる事がなかったが、ただひとり、自分を抱かぬ客がいた。
渡世人の喜助である。
1部女性との絡みあり、ご注意ください
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 00:48:49
71729文字
会話率:36%
江戸の世。
陰間の時羽は、何処か空虚な心を抱えながら、日々客を取っていた。そんな中、武士・雪安と出会い、心に彩りを感じていく。それは、人を客としてではなく、人を人として好意を持った瞬間だった。時羽と雪安は、互いに心を通わせていく…。
最終更新:2021-08-23 10:39:40
39091文字
会話率:46%
草次郎は京で寺子屋の先生をしていた。ある日、蘭学の師からの手紙で、江戸に行くことになる。
江戸はかつて可愛がっていた教え子、千吉が売られていった土地であった。
再会を夢見て、早る気持ちで年末に旅立ち、正月から湯島に到着した草次郎。
そこで、
羽根付きをしている陰間達に遭遇したが、一際美しい振袖姿の陰間、それは千吉だった。
もっと話をしたいと思う草次郎に、ならば水揚げ代を払えと他の陰間にせっつかれる。
促されるまま陰間茶屋に入り、同じ布団に入ると、千吉の様子が豹変した。
※陰間のお話ですが、悲しい感じはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 16:02:46
8901文字
会話率:43%
注意)バッドエンド(死ネタ)です。苦手な方はご遠慮下さい。
真面目な侍・友晴は、ある日友人に嵌められて陰間茶屋へ。だがそこで、晴日という陰間に出会い初めて恋をしてしまう。
足繁く通う友晴を晴日は気遣い、それすらも愛おしく思える友晴は彼を身
請けしようと資金を稼ぎに上京した。
そうして1年後、金も出来て意気揚々と戻ってきた友晴が聞かされたのは、晴日の死だった。
喪失感に苛まれる友晴は益々仕事に打ち込んでいく。そうして迎えた晴日の新盆。迎え火を焚いたその夜、友晴の元に現れたのは死んだはずの晴日だった。
この作品はエブリスタにも掲載されております。
作品は書き上がっておりますので、毎日16時更新で予約を入れてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 16:00:00
18923文字
会話率:54%
世は幕末。攘夷過激派の活動が活発化し世の中がにわかに騒がしくなった頃、市田久一(いちだひさいち)は、藩主の護衛役として共に訪れた江戸の陰間茶屋で、かつて、謂れのない罪で死に追いやられた想い人、葵(あおい)生き写しの蜜羽(みつは)と出会う。
蜜羽は、呼出し花魁にも引け劣らぬと評判の美貌の陰間であった。
葵と同じ顔の蜜羽に複雑な感情を抱く久一。倒錯の中で収まりつつあった過去が再びぶりかえす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 22:22:52
7322文字
会話率:27%
想像上の世界の陰間茶屋の陰子・霧の水揚げが決まった。
髪を上げ、陰子から陰間になり名前を霧之丞と改めたが、胸に秘めるのは男衒の源蔵への想いだった。
叶わぬ想いのまま、客を取る霧之丞だったが。
*
Twitterでのやり取りがきっかけで始まっ
たお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-23 00:52:22
1351文字
会話率:0%
【R18】
濡れた瞳のその先に、うつる貴方を視ていました。
視ているだけで、充たされる。
そんな想いもあるのだと………
※陰間茶屋の男娼を主人公にしています。
明確な時代考証に基づいたものではありませんので細かい所などはご容赦を。
なん
となく、雰囲気を感じて楽しんでもらえたら幸いです。
※BLoveという投稿サイトに投稿済みのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-23 09:14:36
87901文字
会話率:29%
「あなた様に、帝位をついで頂きたい」男娼陰間。茶屋とは名ばかりの廓の中で、男を誘ふ色欲艶事の世界。そんな夜に沈みながら、一生を終えると思っていた。思っていた、のだが「あのじぃさん、まじだったのね。いや、今更嘘と言われても困るけど」真名を握れ
ばただの紙切れ一つで、墜とせてしまう。いや、この場合絶頂に昇らせる、かな。俺はここで何をしようか。すればいいのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-29 02:12:38
15561文字
会話率:39%
BL作品の中短編のみをまとめています。投稿のために削除したものの、落選した作品(^^;)の再アップ、新作もアップいたしました。
※リアルな男性同士の性描写がある作品もありますので、18歳未満の方、お嫌いな方はご遠慮いただきますようお願いいた
します。
※作品により、他サイトに投稿しているものがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-18 09:32:08
145137文字
会話率:52%