十七歳の志保は、没落華族の娘。形だけの婚姻と病に縛られ虚無な日々を過ごしていたある日、不思議な香水店「Vessel(ヴェッセル)」の店主、美しい調香師・ノアと出会う。ノアが作る香水には、香りを纏う者の心を揺さぶり、運命を変える魔法の力がある
と噂されていた。彼の下で働くうち、自分を強く求めてくるノアと、香水の魔力に堕ちていく。ゆっくりと自分の中で何かが変わり始めるーー自信、希望、彼に惹かれる気持ち。ただ、この恋は何かがおかしい。
謎に強引、押しの強いノアとの秘密の恋と、彼の売る香水の暗い秘密を解き明かすことがストーリーの流れです。二人の関係が進行と共に、「ご主人様とメイド」的になっていきます。ミステリー仕立ての闇度強め・ダークファンタジー。少女漫画的ないちゃいちゃ多めで稀にRの流れ(☆付きエピソード)。
☆舞台は百年ほど前のパラレル日本です。実際の歴史的事実や知名、人名は関係ありません。☆女の子敬語、黒髪大和撫子、処女のめんどくさ可愛い子。男はぐいぐい来る距離感ゼロのご主人様。ヨーロッパ系スキンシップ。☆直接、残酷な表現は一切ありませんが、繊細な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 22:02:35
55033文字
会話率:53%
学外研究制度を活用してN県の寒村、不明(あけず)村を訪れた教律学院大学教授の奥園響子(おくぞの きょうこ)。民間伝承を専門に研究する彼女は、比較研究の観点から村の至る所に掲げられた奇妙な印についての調査を始める。しかし、村に隠された秘密に近
付かんとする彼女を恐るべき運命が待ち受けていた。閉ざされたコミュニティにて繰り広げられる、戦慄の淫欲奇譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 23:03:30
18371文字
会話率:67%
家事代行サービスとは利用者宅を訪問し、日常的な家事の業務を代行または補助を行うものである。
サキュバスとは男性を誘惑するために夢に現れてはエロい事をして精液をもらう淫魔である。民間伝承にしろ漫画などにしろ、その存在はエロい、とにかくエロい、
エロい事こそが重要なのである。ありとあらゆるパラメータをエロに全振りした存在……それがサキュバスなのである。
日本の地方都市である麻羅(まら)市にて活動している印麻家事代行サービスでは今日も悩めるご家庭にサキュバスのスタッフを派遣し家事代行を行っている。その内容は炊事・洗濯・掃除などに留まらず、依頼主が内に秘める性的悩みを解決するというものである。それにより依頼主の中で吹きだまり状態になっていた性欲を解消させ、そのリビドーを吸収することで明日への生きる糧とするのである。この物語はそんなサキュバスの血を引く女性たちと依頼主によって繰り広げられるエロコメディである。
エロ行為のある話には☆がついています。
投稿は不定期になりますがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 16:35:20
49345文字
会話率:41%
都会から離れた地方には、現代でもその土地に残る土着の民間伝承などと絡みついた伝統的な儀礼が残っている。
古くから続く物ほど部分的に近代化され簡略化されて、その土地の現代の祭りとして変化していっている。
その一方で古くからの伝統を厳格に受け継
ぐ血統の一族には、表だって知られる事がない因習というモノが色濃く残っていたりする。
この地方都市の外れにある小さな町にも、そう言った過去の因習が根強く残っていた。嘗ては、元服・裳着と呼ばれた、成人の儀式がそれである。
今では二十歳を迎えて公的に成人式として行われる行事ではあるが、昔は十代前半に行われていた。
無論当時は、医療面での問題や平均寿命の違いなどもあったのだろうから、現代と比較するのはおかしいのだろう。
嘗ては子供が早くに亡くなる事も多く、その為、精通や初潮を迎えた子が、大人になった時点でその儀式が行われていた為だとされている。
ただ成人を祝うだけならば普通の風習で片が付くのだが、この町での風習は少し異なる。世間一般では、因習として忌避されるような意味合いを含んでいる。
元服の祝いの宴の中には、成人を迎えた後継者としての男子に対する筆卸を意味する行為が含まれる事がある。成長した男子が次世代を残すことが出来る事を確かめる意味を持ち、男子は早くに性に触れることを推奨する傾向がある一方で、裳着に関しては、逆に女子の処女性が大切にされ婚姻を迎える迄は処女であることが大事にされる。だか結婚に際してその地域の領主が初夜権を持つなどという因習も存在したという。
そんな性に纏わる因習がこの土地には残っている。
この土地に残る因習。それは男子の元服の儀に伴う筆卸の儀式。しかもそれは単に年頃の異性をその相手にするのではない。
儀式の相手役を務めるのは、その男子を産み育てた母親が行うというもの。母親がその役を出来ない場合は、より血筋の近い既婚の女性がその役を担う事になる。
それだけでも、忌避されるには十分な理由となるのだが、この土地ではもっと人としての禁忌に触れる部分が含まれている。
この町での元服の儀式は、一夜限りで終わることがない。無事子孫を残せるかを確認する為、その相手が妊娠出産するまで関係が続くのだ。
血縁による妊娠出産までが1つ目のルーチンとなっている。
そんな因習に基づく儀式の日がまもなく訪れようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 00:00:00
55432文字
会話率:45%
【アルファボリスからの転載】
アルファボリスからの転載となります、2話構成の短編で、後編は2日(木)公開予定です。
個人的には、画面が綺麗で見やすいアルファポリスの方での閲覧をお勧めします。
https://www.alphap
olis.co.jp/mypage/content/detail/302331777
・・・あの「シンデレラ姫」の物語ですが「18禁」です、お間違いのないようお願いします。
「シンデレラ」というと、グリム童話か、最近ではディ〇ニーの専売特許のように思われている方もいるかもしれませんが、古代ギリシアに起源を持つ、ヨーロッパに広く流布している民間伝承です。
「二次創作」ではありません・・・・一応ですが念のため。
シンデレラ姫と王子様の「純愛」の物語なのですが・・・・いつものとおり(!)ラブラブな男女が、その愛の営みを他人(主に女性)に支配されちゃう内容となっております。
余談ながら、作中の「気を遣る(きをやる)」というのは、「エクスタシーに達する」という意味(男女問わず)の古い表現です。
同様に、「お道具」というのも相当古い男〇器の比喩となります。
ラストのオチは、自画自賛になりますが、ちょっと気に入っていたりします(笑)
シンデレラ姫と王子様のラブラブな物語、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 18:44:08
7191文字
会話率:40%
※電子書籍化しました。オシリス文庫さんより全3巻発売中です。
※二次元ドリーム文庫さんから紙書籍版が2018年2月23日発売。
「種乞い狐の伝説、ですか……」
医療機器商社の営業マンである栗本史郎は、納品立会いの際、院長から土着の伝説に
ついて冗談交じりに聞かされる。
「この狐ケ崎には、若い男を拐かす妖狐がいるんだ。連れ去られたが最後、精を残さず搾り取られてしまう。栗本くん若いしさ、気をつけた方がいいんじゃない」
帰社途中に稲荷神社を発見。興味本位で立ち寄ったところ、道に迷ってしまう。木の陰に見えた人影を追って、林を分け入った史郎は、古めいた旅館を発見し――
「あら、お客様なんて何年ぶりかしら。ようこそ、幻燈亭へ」
中から現れたのは、葛葉、燐火、月夜という美しい三姉妹だった。
史郎は、この幻燈亭で不思議な体験をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 19:00:00
298803文字
会話率:48%
BL小説第二弾。
親の再婚でできた兄弟、クラスメート、仕事上の付き合いという、バラバラな切っ掛けの男達が、ホラーな夢の記憶や、ひょんなことから目にした史料から謎解きに乗り出すことになり、幕末と現代、那須と東京を繋いで歴史と民間伝承の中で
翻弄されつつ結ばれる運命に向けて歩むファンタジー小説です。
三部構成の単巻、本サイトに加え、「アメーバブログ」と「FC2ブログ」でも同時掲載し、性的表現規制の厳しい「アメーバブログ」では描写を抑えめに内容を変えています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-22 04:33:05
123030文字
会話率:27%
イチョウの木×山の神(青年)
民間伝承風のお下品BLエロ小説。
注意・・・異種姦、ファンタジーな性描写、木から男性器が生える、暗い、BADEND,死ネタ
Pixivとの重複投稿です。
最終更新:2015-06-25 22:55:12
4001文字
会話率:15%