倉橋すみれには前世の記憶がある。同じ人を好きになり告白したが手痛い代償を受ける羽目になり、世間の風はとてもすみれに冷たい。その傷を抉るかのように迫ってくるのは、前世と同じように自分を破滅へと導く男だった。もう誰も愛したくないすみれは、偽りの
自分をいつまで演じ続けるのだろうか。(自サイトと同時掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 15:00:00
98805文字
会話率:44%
「お前の兄ちゃんって、なんか色気あるよな」
四つ上の兄は、僕とは違う色素の薄いサラサラの髪で、よくよく見ると綺麗な顔立ちではあるのだが、猫背で、声も小さく、とにかく暗い雰囲気だった。
そんな兄が、高校卒業を機に家を出てから、何度連絡をしても
会うことが出来なくなってしまう。
半年後、やっと見つけた兄は真逆の性格になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-21 20:09:54
8098文字
会話率:44%
みんな誰かに愛されたいだけ。それを求めて手を伸ばすのことはいけないことですか…? とにかく暗いです。
最終更新:2016-03-30 01:17:14
1279文字
会話率:0%