よくある話だ。よく聞く話だ。簡単な話だ。
夜を避ければいいのだろう。
嘘か真かこの目で見るまでは確かではないが、我々のような根無し草にとっては邪魔の入らない興味深い話。手練れ無敗の一団として幾多の武勲と名声を勝ち得ていく為には無視できな
い魅力。
亡国。とうに滅び、住まう民も枯れ、誰一人近寄るものがなくなった古城には、今や魔物が棲みついて久しい。
周辺を恐怖で支配してきた城の成り立ちはあまりに古く、陥落した歴史さえ詳しく知られていないが、最後の城主には美しい三人の娘がいたという。
城が朽ちた今でも夜になると姿を現す三姉妹の霊なのか。
彼女達は死んだ今でも城に遺された莫大な財宝を魔物たちと護っているのだろう。
それらが真実なのか? かくして幾多の諸悪を滅し武勲を挙げてきた英雄らは降り立った。
しかし………
一人倒れまたひとり倒れ、そうしてただ一人残り絶望する。
気が付いた時には既に囚われていたと。彼女たちはあまりに強大過ぎたのだ。
仲間と等しく死地へ旅立てていたのならどんなに幸せだったろう。
そんな虚ろから現実に目覚めたあなたが延々と味わう恐怖と悦楽の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 17:04:01
18994文字
会話率:31%
中世ヨーロッパ風異世界ファンタジーを舞台にしています。夫の留守を預かる、小さな城の女城主は、突如として進軍してきた大軍を前に降伏を決めます。
んが、敵司令官はかつての知り合いでした。というあたりから始まる、女性向けのR-18話です。前フリ、
Hシーン以外の描写も長めです。
第二章以降は、群像劇となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 13:36:22
1409523文字
会話率:37%
桔梗は幼いころに自らの名を馬鹿にされ泣いていたところを、会国城主の息子である十歳年上の義村に慰められる。桔梗の花言葉は「変わらぬ愛」だと教えてもらったことがきっかけで桔梗は義村に恋をし、十年後に彼の妻となった。愛し愛される幸せな生活も束の間
、義村は戦の褒賞として側室を与えられることとなる。主の命を断りきれぬ義村と、側室の存在に激しく動揺する桔梗の行く末は……
フィクションです。戦国時代が舞台です。
前中後編または前後編の2〜3ページで完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 21:07:20
8250文字
会話率:30%
念願の一人暮らしを始めた宮原 鈴は、マンションの前でオッドアイの美しい黒猫と出会う。
そんな野良猫《かつお節》と半同棲生活を始めて一ヶ月経った頃…
鈴の平凡な人生は突然終わってしまう。
何故か黒猫の姿で異世界に聖女として召喚された鈴。
挙
句、聖女ではないと否定され、窓から投げ捨てられてしまった鈴は「聖女なんかやってられるか」と拾ってくれたイケメン城主の元で暮らすことを決めるのだが…
鋼のメンタルで適応力高めの聖女《鈴》が、知らない間に魔王の罠に嵌って快楽漬けの甘々生活に堕ちてしまうお話。
本編&番外編完結しました!
R18部分には☆がついてます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 20:00:00
138964文字
会話率:45%
私たちが知る戦国とは別の戦国。
白石城主の娘、牡丹姫は警護役の忍びの兄妹、蒼馬と楓に自らの胸の内を告白する。
そこから始まる三人の逃避行。
追うは白石家と加藤家の忍びたち。
果たして蒼馬と楓、牡丹姫は追手をかわし、新天地へ
とたどり着けるのか?
忍者アクション恋愛創作読み物でございます。
エロ表現は全然ありません(キスシーンは有)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 08:58:40
25255文字
会話率:30%
金鳳国、斉城城主の娘、月泠。敵国、大栄国将軍、虞淵。城を攻め落とされ、唯一生き残った娘を守るため、月泠の母親は敵将にある呪術をかける。解毒法を知るのは、月泠ただ一人。だがそのために、月泠は敵将から尋問を受けた末に犯されてしまう。生死を共に
するという呪い。のはずが、予想外の事態が起こり……
見切り発車で書き始めたため、設定や時代背景など、とてもゆくるなっております。。温かい目で見ていただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 08:00:00
130245文字
会話率:43%
【pixivより転載】
突然の新作短編です。
ふと「熟女くノ一」がサディスティックな年下の同性にアヘアヘ虐められてしまう、やらしい小説を書きたくなったので・・・書きました。
どうしてあえてくノ一が「熟女」なのかはあまり追及しな
いでください、ただの個人的趣味です。
いや、たいていAVでもエ〇ゲでも、くノ一と言えば若い女性ですが「肉体」を武器にするなら小娘よりも艶っぽい熟女の方が仕事がしやすい気もするのですが。
戦国の世に「熟女マニア」は少数派だった?いや、絶対そんなことはない気がします(笑)
戦国時代の女性達がバリバリの現代語を喋っているのは「信長様!」とかやっている「大河ド〇マ時空」に迷い込んでいるからです(おいっ!)
【あらすじ】
時は永禄五(1562)年の戦乱の世、西国の小大名、三津郷氏と猿追氏は国境争いを巡って数代にわたって戦を続けている敵同士でした。
先代の死去で若くして当主の座についた三津郷正胤の居室に、猿追氏の放った刺客が忍び込みます。
家来達にみつかり捕らえられた刺客は三十代半ばの妖艶な「くノ一」でした!
拷問され処刑される運命のくノ一の身柄を強引に引き取ったのは正胤の正妻「お鋭の方」でした。
彼女は三津郷とは同盟関係の有力な戦国大名・獅子堂氏の三女で、格下の三津郷家に政略結婚で嫁がされた不満から、夫をないがしろにし、城内で好き勝手に振舞っていたのでした。
・・・サディスティックな年下のお鋭の方の手で「尋問」されることになったくノ一の運命やいかに?
【登場人物】
●三津郷 正胤(24)
先代が亡くなり三津郷の家を継いだばかりの鷹谷城の城主。
大人しい性格で、気性の激しい妻・お鋭の方に頭が上がらない。
●お鋭の方(27)
有力な戦国大名、獅子堂元承氏の三女。
十八の時に嫁いだ夫が討ち死にしてしまい里に戻っていた所を、格下の三津郷氏の所に政略結婚で嫁がされる。
家格が下で、しかも年下の正胤を侮り、城内で好き勝手に振舞っている。
●猿追 高時
三津郷氏と敵対している戦国の小大名。
三津郷氏の代替わりの機に乗じて刺客を放つ。
●お凛 35歳
猿追高時が三津郷正胤を亡きものとする為に放った刺客。
よく訓練された妖艶なくノ一。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 13:06:04
41832文字
会話率:42%
へっぽこ忍の明は、隣国の城主の暗殺を依頼される。
いやいや向かった先で待ち受けていたこととは?
最終更新:2022-04-10 23:25:18
4170文字
会話率:27%
【本編完結】
これは夢だ。夢に違いない——
海洋交通の要、運河を有する国イゼルア。豊かで平和な国だったが運河開放を求める南からの声に圧され、北に国境を接する大国アルス=ザレラに助力を求めた。すると、強大な軍事国家はその代償として、イゼル
アの王太子サフィルの身柄を要求する。
祖国のため人質となる運命を受け入れ、隣国へ向かうサフィル。だが国境の都市で彼を迎えたのは、城主にして王甥ロイの『妃』到着を心から祝福する、市民の歓声だった。
変わり者の地方城主×高慢な王太子。
サフィルを愛するふりをすることで、運河への軍事介入を正当化するロイ。
ロイを愛するふりをする限り、祖国の後ろ盾が得られるサフィル。
二人の王子の始まりは、そんな、見え透いた政略結婚だった。
※他サイトにも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 09:00:00
242573文字
会話率:36%
生ける『砲台』としてドラゴンを閉じ込めた、国境の砦セルスデン城。峠に聳える美しい城砦の城主に、一人の退役軍人が就任した。異例の若さを快挙と持て囃す者も、左遷と罵る者もいた。
ドラゴンの苦しみを知りつつ現状を維持することを選んだ城主ルカと、ひ
ょんなことから共に暮らすことになった元砲台守マリウス。身分も性格も価値観もドラゴンに対する想いまで正反対な二人は、時に衝突しながら懸命に、より良い明日を探し続けた。
拙作『Curse of the Dragon —翔べない竜の護る城—』の、城主様とマリさんのサイドストーリーです。本編の既読を前提とした物語展開となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 09:00:00
134495文字
会話率:28%
なんちゃって中世日本風BL。勢いで書いているので細かいことは気にしない。
バッドエンドの匂いがする。
【あらすじ・・・城主の愛人となった公家の女には、幼い一人の連れ子がいた。雪のように白い肌から、その子は「雪の君」と呼ばれるようになる。
城主と正室の間には、巌根(いわね)という男子がいた。巌根は一歳違いの雪の君を「兄上」と慕って会いに行くようになる。
しかし母である正室から「雪の君を虐めよ」と命じられ、気の進まないまま母の言うとおり雪の君を泣かせてしまう。その美しい泣き顔を見たことから、巌根の中で何かが狂っていき・・・巌根×雪の君】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 12:05:18
12311文字
会話率:31%
次男であり妾の子だった春岳。幼い頃に寺預けられるが、兄が亡くなった事で城主になるべく城に戻される事に。
そこで出会った乳兄弟の伊吹が好きになってしまう。
自由奔放でチートな春岳に振り回される伊吹。
美人城主×真面目な男前家臣
アフルァ
ポリスでも読めます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 02:27:51
113683文字
会話率:31%
由緒ある血筋の真面目なくノ一ちゃんが、罠に嵌められ捕らえられて、ドマゾの本性を暴かれて肉便器調教されちゃう話。
最終更新:2021-12-23 00:00:00
8034文字
会話率:36%
私の名はルマンド。
ルマンド=ブルボン。
北大陸の辺境地に位置する、とある中小国の王だ。
でも嫌なので愚王を演じる事にする。
でも何か全部裏目に出るんですけど。
どうしてこうなった?
=====
ボーイズがラブな展開になるのは最後の方
かな。
1話1話はとても短いです。
2章開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 11:39:20
129644文字
会話率:33%
姫始め2021
忍者とくノ一を両親に持つ美しい娘の紅葉と、
父が仕えるお城の城主の娘の桜の婚姻の為、険しい山々を越え、結婚相手の久堂家に城主の娘の桜を送り届ける任務を遂行する家族。
最終更新:2021-09-15 15:18:45
51109文字
会話率:11%
江戸から遠くはなれた城下町の年明けは、若殿様をしたがえた大名行列でふだんよりも華やかな往来となった。
次代の城主となるべき若殿である淡胡(たんご)は五年前に出会った国文学者の澪里(みおり)と再会するためだけに、今回父とともにはるばる遠国の地
を踏んだのだった。
早速自分のもとへ澪里(みおり)を呼び寄せた淡胡(たんご)は再会を喜び合うが、五年前の面影を残しながらどこか様子のおかしい澪里(みおり)の姿を不審に思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 16:36:55
105766文字
会話率:57%
9/10本編完結済、5/15後日談2投稿。1月に予定していました後日談2が遅れまして申し訳ございません。
両親から虐待を受けて育ってきたルビーは、誕生日に村が焼かれた際、メディウス・ロクス帝国皇帝の弟である美しい青年騎士アイゼンに拾われ
る。
城の使用人として働くことになったルビーと城主であるアイゼン。二人は徐々に惹かれ合っていく。
だけど、政治的な思惑で、アイゼンはルヴィニ・メロー侯爵令嬢と政略結婚が決まってしまう。
二人が結婚後も使用人として働くルビー。
夫の気持ちが彼女にあることを知ったルヴィニ婦人は、ルビーを執拗にいじめてきて――?
「妻のいる貴方に、愛されたいと願わなければ……」
※R18は後半。R18には※。
※なろうにはR15あります。
※アルファポリス・ベリーズカフェにも転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 03:16:10
25752文字
会話率:34%
【お願い】
この物語は〝心因性早漏〟で悩んでいる方のために『早漏克服マニュアル』を目指しつつ、特にストーリー性を重視して書いてあります。そのため、ノクターンノベルズ読者様の期待よりもエッチな展開が少なくなることを、あらかじめご了承下さい。
【あらすじ】
高校三年の失恋をきっかけに〝早漏〟になってしまった賢悟(ケンゴ)は、大学の剣道同好会へ入り、〝男性不信〟に陥った七瀬(ナナセ)と出会う。恋多きキャンパスライフは早漏をトリガーに、負の連鎖が続く。そんななか、雷が直撃した賢悟は、背後に蠢く〝オーラ〟が見えてしまう(21話以降)。神田の古書店で見つけた書籍から出てきた怨霊は、戦国時代の悲劇の女城主おつやの方だった(37話以降)。賢悟の意識は戦国時代へ飛んでいく……⁉︎
七瀬視点(24話以降)、現代ファンタジー要素(30話以降)。すべて狙いは主人公の早漏克服です。なお、サブタイトル最後に『♯』が付いている話が、エッチシーンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 18:00:00
180886文字
会話率:28%
慶長20年(1615)豊臣と徳川の天下を分けた決戦大坂夏の陣を生き残った豊臣方のキリシタン明石全登(あかしてるずみ)は豊臣秀頼の遺子国松と共に落ち延び、過ってキリシタン大名高山右近が治めた播磨の国明石へ潜伏した。
一方、徳川家康の天下が定
まった西国の要、播磨の国では、円明流の剣豪宮本武蔵が、姫路藩城主・本多忠政に招かれて藩道場で稽古をつけていると、支藩の明石領内でキリシタンたちの暗躍が始まっていると知らされ剣豪武蔵は立ち上がった。
豊臣再興、キリシタンの天下を目的に明石全澄率いるキリシタンは、明石を治める小笠原忠真家を揺るがす明石の乱をおこす。明石全澄はサタン率いる五大悪魔の力をかりて不死身の巨人たちを率いて反乱をおこすのだが、沢庵和尚の力をかりて魔封じの刀、了戒を手にいれた宮本武蔵が撃退した。
それから20年の歳月が流れた――。
2章島原の乱――。
島原の乱を率いた豊臣秀頼の子、国松の遺児、天草四郎は、島原の伴天連弾圧に耐えかねた農民を率いて決起する。
それを、徳川将軍家は最後の豊臣との決戦として討伐の軍をあげて対応した。
しかし、天草四郎は先の明石の乱でベルゼブブの悪魔の種で生まれた悪魔の子、並みの人間では太刀打ちできない。しかも、その部下に主君に殉じて殉死したはずの剣の使い手宮本三木之助も含まれていた。
農民の苦悩と、剣の高見を目指す運命の対決、宮本武蔵は立ち上がった。
3章「運命の双子」
明石の乱、島原の乱と、二つの伴天連との戦いを乗り切った宮本武蔵は、今は、小倉小笠原家を成長した養子宮本伊織に任せ、自己は熊本藩の細川家へ身を寄せた。
熊本での武蔵は、悪魔に翻弄された娘、ジュリアお玉の運命の双子をかくまった。
熊本細川家から運命の双子と武蔵最期の戦いが今、幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 00:00:00
508文字
会話率:44%
前に書いた「恥辱迷宮」の続きの話になります。
淫魔城、そこはサキュバス達の総本山。
その城主ウェルネス国王は昼と夜の二つの顔を持っていた。昼の顔は誰にでも優しく慕われ、夜の顔は監禁した女をひたすら甚振る極悪非道な国王であった。そしてトラッ
プダンジョンで散々犯し尽くされた主人公のリンがその城主の待つ城に招かれて……
いわゆる監禁陵辱物です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 10:22:26
9083文字
会話率:43%
「鬼木の山」そこは、鬼の住む山であった。ある日、蘭国を飛び出した千里は、山に踏み入れてしまうと鬼に襲われる事となる。
死を覚悟した千里だったが、何処からともなく聞こえたのは、美しい笛の音色だった──。
青い髪を揺らして横笛を手にさっそうと現
れた青年。術を操ると、鬼たちと敵対し、千里を救いだした。優しく差しのべられる手。
しかし、彼もまた「鬼」であった。
──無事に国へと戻れた千里だったが、すぐに喃国の侵略が始まった。
そこに潜むのは、黒い鬼の存在。
町は焼かれ、国の滅亡かと思われた蘭国の危機に、再び「青髪の鬼」が千里の元に現れる。
蘭国を救い、消えた鬼の戦いは、やがて伝説となった。
月日は流れ──。
着々と復興を進める蘭国では、夜な夜な鬼による襲撃事件が発生していた。その狙いは千里だった。
城主である狢伝に呼ばれた灯馬は、千里の護衛へと向かう。
千里が狙われる理由、そして鬼の目的とは?
「ただ、会いたい──」
千里は今も、青い髪の鬼を想う。
人の願い、鬼の願いが交わる時、石は強く輝きを増す!
和製チャンバラ、群像ファンタジー。
※こちらは『前編』となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 17:25:28
524文字
会話率:32%