トゥーリアは不義の子だと言われて家族から疎まれて生きていた。
唯一愛してくれた母を失ってからはその扱いは更に悪化し、辛うじて生かされているような状況に置かれるようになる。それをつらく感じつつも幼さ故になにも出来ず、ただ大人しく半地下の黴臭い
部屋に閉じ込められていた。
そこから救い出してくれたのは、キアッフレード――母の義弟だという男だった。
しかし、僅かな安堵も束の間、トゥーリアは今度はその男の手によって囚われることになったのだった。
※1話あたり1万字前後と長めです。お暇な時間にどうぞ。
※戦闘描写などが多少あります。流血・暴力的表現等が苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 22:00:00
111975文字
会話率:34%
第31回フランス書院文庫官能大賞にてeブックス賞を受賞しました。
各電子書籍サイトで配信されております。
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33歳独身素人童貞のリョウスケは、朝目覚めると異世界に召喚されていた。
召喚先のタリェンダリン王国は、つい最
近魔族との戦いに終止符を打ったばかり。
更に勇者と国王の一人娘・レティシアが結婚するとかで、国は大賑わいだった。
…そんな国に、俺召喚される必要ある?
突然のことに呆然とするリョウスケだったが、勇者と姫はそれぞれ深刻な表情を浮かべていた。
「単刀直入に言います。姫と――レティシア姫と、子作りをしていただきたいのです」
勇者の口から出てきた言葉に呆然とするリョウスケ。
実は、勇者は魔族との最後の戦いで深刻な呪いをかけられていた。
唯一愛したレティシア姫との子どもが成せない呪い――勇者と共に戦った聖女でもあるレティシアが政治的に利用されないためにも、どうしても「勇者との子ども」が必要だという。
国のために覚悟を決めた姫のために、リョウスケは勇者の言葉に頷いてしまう。
「って言っても、俺そんなに経験とかないし……」
「お任せください。聖女の力で、いくつかの能力をエンチャントします」
特殊スキル【精力絶倫】と【超絶技巧】、更には【頑強精子EX】という孕ませ特化の能力を付与されたリョウスケは、その日から夜な夜なレティシア姫との子づくりに励む――
※ただヤってるだけの話です。
※Twitterはじめました→@itadakimaaassu折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 21:44:46
75082文字
会話率:40%
「灰かぶりは運命的に出会った王子様と恋に落ち、真綿に包むように溺愛され、彼の妻として生涯幸せに暮らしましたとさ」――それは古今東西にありふれた人生大逆転の恋物語であり、「シンデレラストーリー」のあるべき結末。
長きにわたって家族から虐げ
られていたルーチェ・アトリア伯爵令嬢はまさにその王道をなぞるような「シンデレラ」ぶりで、偶然に出会った魔女の手助けを受けて出席した王城での祝宴にて国の「英雄」として名高いシリウス・カリースト公爵に見初められ、すぐに婚約を結び、やがてルーチェが成人年齢を迎えると彼の妻として公爵家へ嫁ぐことになったのだった。
この身一つ以外に何も持たない自分なんかを、年上の完璧貴公子は分不相応なくらいに溺愛してくれるものだから。
だからせめてこれからは立派な公爵夫人になることで少しずつでも恩を返していきたいと、ルーチェはそう意気込んでいたというのに……。
ところが、迎えた結婚式の当日。
まさに幸せの絶頂とも言うべきその瞬間に、悲劇は起きてしまったのである。
「公爵様が、じ、事故に遭われ……お、お亡くなりになられた、との由にございます……!」
「へっ……?」
突然にもたらされた、あまりにも信じがたい凶報。
「あなたを国王陛下の妃として召し上げます」
「……えっ?」
悲嘆に暮れるルーチェを否応なしに飲み込んでゆく、悪戯な運命の荒波。
様々な人間の思惑が交差し、自分を利用しようとしていく中で――ルーチェは決意する。
「負けない。何があっても負けてたまるものですか……!」
愛を知って強くなった「シンデレラ」は、もう真綿に包むように守られるばかりのか弱い女の子じゃないんだからね!
英雄たるあなたが生涯で唯一愛した女の名に恥じぬよう、私はどれほど過酷な運命にでも全力で立ち向かってみせます!!
(※魔法のiらんど掲載版からタイトルも中身も改変しつつ投稿しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 22:03:50
72277文字
会話率:32%
■■大人になったかつての弟子×不老の魔法使い■■
人嫌いの変人と評される不老の大魔法使いアシュレイ・アトウッドには、唯一愛した男がいた。不老の原因となった男である。
けれど、そんな激情も過去のこと。ひとり静かに森で暮らしていたアシュレ
イだったが、その男――イーサンが七つの息子を弟子に取ってくれと言い出したことで、またも人生が一変することになる。
引き受けてから、王立魔法学院に入学する年になるまでの八年間。慣れないながらも精いっぱいの愛情で、アシュレイは弟子を育てた。そばに置けば置くほど、かわいく思うようになってしまったからだ。
弟子であるテオバルドも、そんなアシュレイに懐いてくれていた。そのはずだったのに、七年ぶりに再会した二十二才のテオバルドはなんだか妙にそっけない。
遅れてきた反抗期と呑気に構えていたアシュレイだったが、自分はもう子どもではないのだと迫られて――!?
「もう、あなたの年を越えました。だから、師匠。ひとりの男として、私を見てください」
エリートの宮廷魔法使いとなったかつての弟子×十八の年で不老となった大魔法使い。
長すぎた初恋からはじまる、焦れ焦れの恋の行方。
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※ゆるゆるハッピーエンド。子どものころからの初恋を拗らせている攻めがツンデレしたり、悩んだりしながらも、師匠でもある受けに認めてもらおうとがんばる話です。
※R18展開は後半(攻めが大人に成長して)からになります。
※アルファポリスさんで先行連載している作品を転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 09:10:28
2340文字
会話率:32%
最愛の父を庇って事故死した18歳の七海。
家族で唯一愛してくれた父に花嫁姿を見せたかった。そう強く願った七海は異世界に呼ばれ神に聖女にならないかとプレゼンされる。聖女の仕事は5人のイケメン王の穢れを払う為に各王と月1で交わるだけです。もちろ
ん、七海はハイスペックな外見になって名器で感度も抜群です、さらに任期後ご褒美もあります♪ 喪女でコンプレックスだらけの七海は決意した。聖女になって父の娘として生まれ変わり来世は幸せになる褒美を貰うと。でも、七海は聖女として呼ばれたのではなくて……?
※本編完結済み 不定期で番外編を載せています
※レビュー・感想・評価・ブックマーク・誤字報告に感謝です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 21:00:00
222687文字
会話率:42%
那雪は、六年前の教育実習期間にひとりの生徒に好意を持ってしまい、恋も教職もやめてしまった。だが、会いに来てくれた元生徒の諒友から強引にキスをされて──。那雪は長い間秘めていた恋を叶えた。
──だが、真実は……。
中学二年生だった諒友は、
母親の大きな秘密を知ってしまう。オープンキャンパスで出会った生徒会長・那雪に、母は唯一愛した男の面影を探しに行った。
那雪を異母姉だと知っても諒友は想いを止められず────
ヒロインは近親相姦だと知らない、純愛に見せかけた禁断の愛です
✩*.゜
薊野ざわりさんとのふたり企画「第二回ネコヤナギの会」です!
今回はテーマを決めあって書きました。
※ゆるふわなアレソレ
※閲覧は自己責任で
※誤字報告ありがとうございます!誤字修正は適宜対応
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 22:00:00
12929文字
会話率:31%
女子高の同級生に人数合わせで連れて行かれた合コンで出会ったのは桜のバイト先に毎回違う女連れでコーヒーを買いに来る近くの大学生だった。
彼の忘れた財布を届けた事が切掛けで迫られすげなく交す桜をここぞとばかりに捕まえた司は彼女を手に入れるために
全ての遊びをやめた。
人が変ったように努力する司に父と兄が連れて来た婚約者は兄の愛人で見合いの席で盛られた酒で意識を失う
兄と婚約者に騙され桜を失い絶望の中で産まれた娘を受容れる事が出来ず愛さない事で自分を保ってきた。
そんな娘が恋した人は紛れもなく昔自分が唯一愛した桜の息子で、その息子の側には5年前に家を出て以来話したことの無い弟の存在があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-05 01:42:15
158356文字
会話率:45%
魔法大国サングリエル王国の片田舎の教会で暮らすクロヴィンスは、邪神と同じ黒髪と言うことで村中から迫害された育たが唯一愛してくれた育たの親の老神父の死により村人達に教会ごと焼き殺されそうになった所を村に滞在していた第一騎士団副団長ラルス・アー
ディムに助けれるもののラルスにも冷たくされつつもラルスの従者として王都で暮らす事になるがー
名門貴族で魔法も剣も一流だが恋に超不器用な騎士×迫害されて育た黒髪の少年(実は王族)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 08:51:22
813文字
会話率:68%
忌み子。
神に祝福もされず、名も与えられず、人として生きることも、死ぬことすら認められない存在。
唯一愛情を注いでくれた母を惨殺された忌み子の少女は、人間に復讐することを誓う。
人間の天敵である、魔物たちの母となって……。
※性描写
のある回は、タイトルに【☆】マークをつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-27 17:49:03
54819文字
会話率:57%
存在感が異様な程に薄く、唯一愛情を注いでくれていた母が亡くなってからは家族にも屋敷に働く者達にもその存在自体を忘れ去られてしまった幼子リディア。………数年後、屋敷働きに来たメルに発見されるまで、その幼子の面倒を見ていたのは、……なんと突然変
異の透明スライムだった!?おまけにその力を長年分け与えられていた為、幼子自らも透明になるスキルを体得していた!************************************************前世の記憶を持つ侍女メルの偏った知識(婦女子的な)を一身に受けて育ったリディアは、男を調教し、善がらせる為の知識は超一流。しかしそれとは裏腹に覚束無い言葉。おまけに世の中の常識は皆無。……という何ともアンバランスな少女になってしまった。そんなリディアが13歳になったのをきっかけに、メルは今度は実践形式で男達への調教の仕方を教えていく事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-01 23:00:00
229文字
会話率:0%
“翔、もう一度君に会いたいよ”青年は聖なる夜に花束を置いた。
青年は過去の事を回想していた。最愛の恋人の事を。初めての恋であり最後の恋だったと今でも思う。いくら異性と付き合おうが同性と付き合おうが1年後には皆、去っていった
8年前に唯一愛し
た少年を引き摺る男。少年との出会いと別れ、人間の闇を垣間見た高校時代。
前作“異世界転生~女子高生が男の子に生まれ変わったのだが”の勇者が召喚されるまでの物語です。
※印が付く話には性的表現が入ります。(キスだけには入りません)
今回も性表現は気合を入れて描いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-07 18:24:15
57014文字
会話率:54%
ちょっと自分を好きになってみた。前を向いてみた。
それだけで、世界が広がっていくのを感じる。
もっと、もっと前へ。―たとえもう隣に彼が立つことはなくても。
最終更新:2016-01-26 21:00:00
1995文字
会話率:41%
女は考えの沼に嵌まる。
男は向き合うことから逃げる。
終着点はどこに。
2015/7/4完結しました。
愛してるってむつかしい。
人ってむつかしい。
生きるってむつかしい。
でも、生き続けていくって残酷でもあって
男も女も
どっちも苦しいんです。
愛ってむつかしいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-04 23:00:00
9232文字
会話率:4%
体が弱く、幼い頃から入退院を繰り返し、現実に友達が居ない俺の唯一愛すべき仮想ゲーム世界。ある日突然目を覚まし、俺が無くした物を現実になった世界で取り戻す物語。
最終更新:2015-09-27 14:37:20
33926文字
会話率:41%
作者男です。
エロシーンばかりですが、愛のこもった内容になるように工夫しました。
男と女、お互いに経験は無し。
経験は無くとも、愛はある!
最終更新:2011-01-25 03:46:15
4390文字
会話率:61%