三つの秘蹟を有する旧ダレッサンドロ皇国から分裂した国の一つアルカンタル王国。
ーー私が何も知らずに暮らしていたこの国は『秘蹟の予言者』を意図的に生み出して、予言者から得られる情報を利用する国だった。
野放しにされる冤罪、誰も諌めようとしない
誣告。
陥れられて絶望した者に対して「死にたいのなら幽霊城で死ね」と言わんばかりの死に場所指定。
陥れられた貴族の死ですら、もっと多くの人達の命と生活を守るために必要な犠牲なのだと…搾取する国。
私は確かにガジェゴス城の地下で自死した筈なのに、3歳の頃の自分へ戻っていた…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 08:00:00
137362文字
会話率:35%
何も知らずに絶望させられ自死した私は、アルカンタル王国の貴族令嬢だった。
幾つかの条件が揃う事で起こる時間遡行。
それを体験した時間遡行者を『予言者』と位置付け、未来に起こる事柄に関する情報を抜き、利用する。そんな『秘蹟』がある国では冤罪
も断罪も改易も自死も全てが予定調和。
異端者狩りーーいわゆる『間諜粛正』が『魔女狩り』と呼ばれるようになり、「間諜(諜報工作員)の粛正が悪だと濡れ衣を着せられる」ような…そんな倒錯した価値観が広まり出したヘスス教信奉国群、ラスティマ圏。
世の中で何が起きていたのか
自分に何が降りかかっていたのか
見せつけられるのがーー
「蘇りの『予言者』」と呼ばれる時間遡行者…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 13:00:00
241955文字
会話率:31%
『新たな神の存在を知った人間族は、他種族を皆殺して世界を滅ぼす』。
多種多様な種族の予言者が、こぞってそう未来を読んだ。
帝国最強の英雄と謳われた八剱は、そんな破滅の最期に立たされる。
情報も敵の首魁の居場所も判らず、ただ無慈悲に
世界は終わった。
しかし古き神の手で世界は巻き戻る。八剱はただ一人、破滅までの記憶を鮮明に保持していた。
二度繰り返し、三度繰り返してさえ、結末を変えることができない。
しかも必ず『白銀の黒姫』ルルという青年を殺すことになる。彼は初めこそ大切な友人だったが、想いはいつしか執着に変わった。
大切な人を殺害することによる心への負荷は重く、精神は徐々に蝕まれていく。
古き神はようやく悟る。
たとえ武力最強でも、出来ることに制限はある。手助けが必要だと。
四度目の今、八剱はようやく理解者が与えられた。
ただし引き続きルルに前回の記憶はない。いくら三度目に深い仲になっていたとしても、今はまた友人の間柄である。
時が巻き戻ろうと、世界崩壊のカウントダウンは確実に進んでいる。
人間の王国に取り憑いた、神様気取りの何者かを倒すため。またルルの気を引くために、八剱は奮闘するのだった。
※メインは「八剱×ルル」のBLですが、NLも混ざっています。
※タイトルの『*』はR18表現があることを示しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 23:15:18
128982文字
会話率:35%
『秋の月五の日に生まれし王子が玉座に座り王冠を戴くとき、王国に永久の繁栄がもたらされるであろう』
高名な予言者アルブネアが建国の時代に残した予言通り、秋の月五の日に生まれた王子ユージーンは、予言に約束された王子として栄光をその手に掴んでいた
はずだった。
ユージーンが生まれて二年後の秋の月五の日、つまりはユージーンの二歳の誕生日の日に、弟のアダムが生まれるまでは――。
オツムの弱い主人公が、悪い男にどんどんダメにされていくお話です。
主人公がだいぶ可哀想になる予定なので、苦手な方は自衛くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 00:19:24
16630文字
会話率:48%
【第一章】生命を殺める魔力を持つ闇の魔種族タリスティアは、幼馴染みの魔女と闇魔鉱石専門店を開く。
感情的になったタリスティアの闇が開き、地球に異変が起きる。予言者に導かれ魔術学院に通う。
家に帰れなくなった女友人を助けるため、カラダを売って
お金を稼ぐタリスティア。そこで出会った客は魔術学院の教師で、タリスティアは記憶を改竄されてしまう。
魔術学院で一緒に魔術を学んだ生徒に危険な頼み事をされたり、友人の秘密を知ることになったり――。
性描写・百合ありです。
【第二章】タリスティアは一人、想い人を待ち続けている。そんなある日、隕石が地球に衝突し人類が滅亡するという予言が告げられる。人類を救うために王に呼ばれたタリスティア。そこで再会したのは――。
第二章では、第一章のときに闇の魔力で死んだ人たちが生まれ変わってます。性描写は少なめです。精神世界的な描写があります。
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(2021年11月6日現在)
ありがとうございますm(_ _)m
評価ポイントありがとうございます!
うれしいです!
かなりニッチな作品ですが、読んでくださり、誠にありがとうございますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 13:15:26
164912文字
会話率:29%
「そろそろ予言の登録しないとあなたクビよ」
無情にもその宣告は大勢の預言者達の目の前でリディアに突きつけられた。
リディアは予知夢の能力をもつ優秀な予言者だったが、あるときから予言者ギルドに予言の登録ができなくなった。毎夜繰り返される有
名冒険者との淫らな予知夢に目が覚める度に身体が疼く。
出会ってしまえば淫らな夢が現実になると思い、ずっと遭遇しないように意図的に避けてきたけれど、クビになりそうな今そんなことは言ってられない。リディアは意を決して溜め込んだ予知夢を都合良く改編してギルドに報告したが・・・
R18には※つけてみました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 23:27:54
119156文字
会話率:41%