須川レンは十六歳の誕生日から突然、火傷をした痕のような酷く醜い痣が陰部周辺に浮かび上がってしまった。二十歳になったいまだにその原因もなにもわからず、レンは自分のその部位にコンプレックスを抱いていた。
女の盛りだというのに彼女はまだまともに恋
などをしたこともなく、醜い痣があるせいか、異性に対してどこか踏み込みづらいものを感じていた。
恋がしたいと思っていても、痣のこともありなかなか積極的にはなれない。もしも男女の仲になりあの痣を見られてしまったら……と、彼女はそのようなことを心から恐れていた。
――その痣が出来た原因は一体なんなのか?
常日頃からそのことを思い悩むレンの前に、ある一人の男が現れ、こう口にする。
「前世で俺は、貴女の従者でした。どうか貴女のお側においてください。命をかけて、貴女様をお守り致します」と。
前世の因縁と現世での葛藤を描いたお話です。
前世は明治時代どろどろ愛憎劇。現世はラブコメ寄りの時々ヤンデレ風味となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-26 02:37:13
77531文字
会話率:52%
冬野風花は子供の頃、近所に住んでいた杉浦秋人と『子供に似つかわしくない遊び』をしていた。そのことに風花はいつしか違和感を覚え、秋人に意見するが、彼の行為はますますエスカレートしていった。その後風花は家の事情で引越しをすることになり秋人と離れ
ることになる。しかし、その四年後、高校二年生となった風花の前に彼がまた姿を現して――。(完結.2012.10.09掲載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-09 18:00:00
133742文字
会話率:57%
小説家になろうで公開している、一般向けオリジナル小説Survival Projectのifになります。
終章でクレスが目覚めず、ライムとヴェネスが結ばれるルート。
クレスの記憶を失い始め、戸惑いと贖罪を抱えながらヴェネスと肌を重ねるライムの
、切ない系ifストーリーです。
ちなみにR指定なシーンは3話と4話になります。
本編未読の方の為のキャラ紹介↓
<クレス>
世界の崩壊を望む存在を自身の精神世界に引き込んで鎮静化させたものの、現実世界に戻れずにいる。本編の最後でライムへの想いを自覚させられ、彼女に2年だけ待っていてくれと伝えた。現実世界では眠り続けたまま目覚めない。彼が死ぬと、彼についての記憶が失われてしまう。
<ライム>
クレスに強い想いを抱いており、命を懸けて精神世界に挑み、一度は彼を救い出した。約束の2年を過ぎても戻らない彼を今も待ち続けているが、ゆっくりと彼の記憶が薄れ始め、今は少しずつヴェネスに惹かれ始めている。
<ヴェネス>
ライムに一目惚れして以来、ずっと彼女に思いを寄せている。クレスとは友人関係にあり、命を救われた。
<テイル>
いつまで経っても好きな女性にアタックできなかった為、ヴェネスにヘタレ呼ばわりされている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-24 20:02:29
7600文字
会話率:46%
*完結済みですが、おまけの1話追加しました(2016.2.24)*
「ありのままの君でいて」のその後のお話。冒頭を少々修正しましたので、「【本編】ありのままので君でいて」を未読の方でもお読みいただけます。
高校三年生の圭介は医学部受験
という進路を見据えていた。しかし心臓外科医である恋人の近衛が放った言葉は「医者だけはやめておけ」。それは圭介にとってショックで納得できることではなく。しかし、近衛も譲らない。そんなとき、ふたりの前に意外な男が現われて…。圭介の進路と近衛が囚われる奥田本家のお話です。
性描写が入る場合はタイトルに★を付けます。
第1話は、簡単な登場人物紹介とこれまでのあらすじを載せました。お話は第2話からです。
※拙ブログの大幅加筆修正版(しかも改題)です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-24 19:49:25
163484文字
会話率:42%
心臓外科医の奥田近衛は、自身が担当する患者、芦屋夏樹から衝撃的な告白を聞いた。
「実は俺、ゲイなんです」
両親からの愛情を得られず、孤独な闘病を続ける芦屋の心の支えは同性の恋人だった。身体を重ねることでしか愛情を確かめられない芦屋。しかし、
それは病身の彼にとっては命を削る行為に近かった……。
「【本編】ありのままの君でいて」を補完する番外編。「長い夜(3)」にちらりと出てきたしょうもない母親を持つ少年夏樹くんのお話です。近衛視点です。
※過激な描写はありませんが、切ないお話なので、お気をつけください
※医療事情についてもフィクションです
※本編の「聖夜の暗闇(2)」の冒頭直後から話が始まります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-12 21:06:59
23633文字
会話率:40%
私はボロ教会に暮らす貧乏神父。
この貧乏な暮らしから抜け出すため、占い師の助言に従い下等悪魔を召喚してみたが……。
異世界ファンタジー。人間X悪魔。ヘタレ攻X俺様受。
ほのぼの・コメディ・切なめ。同棲・ご近所物語・攻受両視点。
当サイト
より本人が転載しております。えろ味は少なめですが、サイトが年齢制限ありなので、こちらに登録させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-20 15:11:32
139170文字
会話率:33%
山奥の祠に棲む盾神様(たてがみさま)。
彼に願いを叶えてもらうため、里の子供・かいなはひとり祠へ向かう。
願いを叶えてもらえば、必ずお参りを欠かさずに、忘れずに感謝を続けると盾神様に頼み込むが……。
和風民話風ファンタジー。
人外寡黙攻X
人間地味受。異類婚姻譚。
異類である相手を想う葛藤など、シリアスで切なめな話です。
当サイトより本人が転載しております。
当作品はえろ味は少なめですが、サイトが年齢制限ありなので、こちらへ登録させていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-01 17:01:01
14943文字
会話率:23%
花。特に、全ての植物に『怪植物』の疑いがかかった。ヒト食い花という伝奇が知れ渡っているが、まさにそれと同様に全ての植物に武装勢力を結束させた日本。他国にはそんな事が一切ないことから、まさに日本は植物に蹂躙されてしまった。そんな対植物の戦闘が
展開する中、武装勢力は部分的に分派されて、内紛状態に。日本の未来は、武装勢力に頼られているのに、益々事態は深刻化した。日本の行く末も判らずに、怪植物によって人類は侵されていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-15 22:45:42
744文字
会話率:9%
なぜかその声に心が震える、なぜか視線が引き寄せられる。
惹かれあう二人、斗馬と静耶の恋の行方に、斗馬の従兄弟の存在が影を落とす。
学園の姫(?)と寡黙な男の高校生カップルのお話。ちょっとだけ切ない系を目指してみました。本編完結。
最終更新:2016-02-14 12:00:00
43798文字
会話率:33%
いつも硝子越しに伝えられる言葉。最後の言葉は、五文字だった。
他所より転載。コミュテーマ「お相手に誰を選びますか?」に則り執筆しています。
ハッピーエンドではないのでご注意ください。
最終更新:2016-02-13 20:52:07
6975文字
会話率:15%
奇妙な噂に導かれ足を踏み入れた場所。
雨、昼、夜……そして君。
それらのキーワードが一つとなった時、
初めて明かされる真相とは……。
※レーティングは18禁となっていますが
恐らく15~17くらいだと思います。
(後から修正がきかな
くてそのままになっています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-12 19:06:28
89642文字
会話率:30%
ある少女の波乱万丈な成長記録。
※この物語はフィクションです。
最終更新:2016-02-09 16:43:19
32047文字
会話率:18%
公爵夫人のクレアは日々ふさぎ込み、壊れそうになる日々を送っていた。自分を顧みない夫、腹違いの姉、義理の息子、全てから自分を守る手段はそれしかなかった。
彼女の幼なじみが留学から帰国し、クレアの現状を知った時、白い野花が恋しいと書き記した手
紙が届く。クレアの日常が再び破られる時が近づいていたのだった…
R15および18表現の章には*がつきます。そこまで頻繁ではありませんが時折出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-08 14:13:26
25744文字
会話率:40%
1番目の夫の決断を書きました。無理やりっぽい表現あります。アンハッピーで終わります。
最終更新:2016-02-07 20:22:01
5854文字
会話率:34%
ラルシェと仮面の男が出会うとき、復讐の歯車が回り始める──。
【登場人物】
ラルシェ・ド・メディシス……姫。この物語の主人公。
ゴーチェ ……謎の仮面の男。
セヴラン・ド・メディシス……ラルシェの兄。次期国王。
最終更新:2016-01-31 12:59:56
28662文字
会話率:44%
──あなたは今、笑っていますか?
オレは今、泣いています。
ネオンが灯る街は賑やかで、どこか切ない。
そんな街にある1件のゲイバー【テールズ】で働く青年ミケはある日、1人の
男が言った嫌味に腹を立て、密かな計画を立てた。
──彼を弄んでやろう。
それはほんの遊び心で暇潰しだったが……。
※病気ネタがあります。ご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-27 19:46:09
7395文字
会話率:45%
貴方に出会った事が私の罪。
私を愛した事が貴方の罪。
愛し憎まれる中で、私達は狂っていく。
最終更新:2016-01-25 02:41:04
3923文字
会話率:15%
春妃(はるひ)27歳は付き合っている年上の彼氏からのプローポーズの返事を返せないままでいた。この人と結婚すれば幸せになれることは間違いないとわかっているのに、5年前に辛い別れをした夏衣(かい)の事、一方的に連絡を絶った友人のことがどうしても
忘れることができなかった。そしてある日偶然夏衣と再会し・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-21 22:25:46
1364文字
会話率:28%
懐かしい地に帰ってきた。
あの頃の切ない想い出と共に……
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先生と元教え子のお話
とある企画向けに書いていたお話でしたが、どうにも基準を満たせそうになかったのでそのまま短編としてあげました。
時間が出来たらもう少し加筆して仕上げたいです。
※2016/2/2 微妙に加筆
※2016/4/6 微妙に加筆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-21 12:00:00
5281文字
会話率:75%
大学二年生の秋本和樹は、高校の同級生の結婚式に招待され、大学の夏休みを利用し郷里へ戻る列車へ乗った。
がらがらの古いローカル電車。そのボックスシートでわざわざ向かい席に相席してくる人物がいた。彼を気にしながらも道中眠ってしまう和樹。
和樹は
列車に揺られ、珍妙な夢をみた。悪夢から目覚めるがまたすぐに眠ってしまう。何度も夢の世界と現実を行き来してるうちに、夢がリアルに、現実が曖昧になってる錯覚を感じてくる。そんな中、和樹は深層意識下の自分の本音に気付く。夢の世界へ飛んだ本当の理由を知り自ら一歩を踏み出す。
【他のサイトでも掲載】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-21 00:15:09
22911文字
会話率:35%
【交差する想い】
見ているだけでよかった。嫌われる恐怖から自分の気持ちを伝えることができなかった真だが、ある日眠っている司伸にキスをしてしまい…。
【錯綜する心】
付き合っていた相手に手酷く振られた孝昭。友哉はそんな傷つく孝昭にチャンスと
ばかりに告白するが、孝昭はその日から友哉を避けるようになり…。
【白い春の訪れ】
心が悲鳴を上げていた。声にならない何かに泣きたかった。そんな僕を救ってくれたのは、新しく就任した保健医だった。
泰聖学園という半寮制男子校が舞台。
高等部は中等部を挟んで、進学を主とする「聖学」と普通一般・特待を主とする「泰学」の2つの校舎に分かれています。
CPによって「聖学side」と「泰学side」のお話になります。
※年齢制限はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-12 10:00:00
49376文字
会話率:40%
互いが切望しながらもすれ違う二人。
そんな彼らの前に「ヨリを戻したい」と現れる元カレや「一緒に外国へ来てほしい」と告白する友人が。
二人の間にはさらなる溝が出来上がってしまい!?
[!注意!] 予告なく性描写がでてきます。苦手な方、まだ早
いと思われる方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-31 10:00:00
85456文字
会話率:39%
「お前さ、何のバイトしてんの?」 軽い気持ちで始めたウリから抜け出せない洋輝。こんな汚れた自分を知られたくないと願う洋輝だったが、ひょんなことからウリのトラブルでついた傷を晋に見られてしまい――。 [!注意!] 予告なく性描写がでてきます。
苦手な方、まだ早いと思われる方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-22 10:00:00
52775文字
会話率:33%
概要 灼熱の砂漠で愛美を待ち受けていたのは──
ちょっと語学が得意だからと大学の夏期休みを利用して砂の都、サンドリアージュの田舎町ザビアに来た愛美。
「おい、見てみろっ!毛色の変わったメスがいるっ網をかけろっ!──」
「え?…」
市場の果物屋から買ったばかりの果実を頬張る愛美は、突然現れた黒装束の盗賊団に拐われて──
─────────
黒装束から覗く漆黒の瞳──
唇の口角を緩め不敵に笑微すると男は言った。
「お前にどれ程の価値があるか、俺が確かめてやる……」
嵐の如く浚われたその日から、全てを奪われた愛美は成す術もなく凌辱される日々を送る──
目眩く官能の疼き
無理矢理なのに心も躰も甘く痺れて虜にされる──
大人の女性に送る官能ラブロマンスを御堪能ください。
※第一回官能小説コンテスト2位
特別審査員賞受賞を辞退した作品。
「大人の官能小説サイト」
「アメブロ」「ちょっと大人の小説サイト」
「モバスペ」
「ベリーズ」にて公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-08 21:47:57
439337文字
会話率:43%
入社してからずっと片思いしていた男性(ひと)には、彼にお似合いの婚約者がいらっしゃる。あたしもそろそろ不毛な片思いから卒業して、親戚のオバサマの勧めるお見合いなんぞしてみようかな、うん、そうしよう。
決心して、お見合いに臨もうとしていた矢
先。
当の上司から、よりにもよって職場で押し倒された。
なぜだ!?
あの美しいオジョーサマは、どーするの!?
※2016年01月08日 完結済。
※アルファポリス様にも掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-08 21:00:00
27683文字
会話率:31%