甘乃季は、社外研修からの帰宅時に、電車が止まり駅で立ち往生していた。
その時に、付きそっていた上司の佐藤零から、部屋で時間を潰すといいと声をかけられる。
「好きな人に嫌われるのは辛いですからね」
佐藤の唐突な告白に季は戸惑った。
「佐
藤さんって私の事好きだったんですか!?」
佐藤は誰に対してもそっけない男だったのだ。
それは、好きだと告白された季に対しても同じだった。
佐藤はというと、季の失礼な質問がツボに入ったのか声を上げて笑っていた。
季は笑い出す佐藤を見て思った。
この人って笑うんだ……。
3万字以内で終わらせたいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 07:18:36
26363文字
会話率:37%
なろう、カクヨム、アルファポリス同時掲載中。
召喚者の病弱日誌―治療魔法師だから後衛だと思っていたんですが!ーの続編。
第2章、完結しました。
住んでいたのは東京なのだが、異世界転移をしたものの北海道の病院は凄いと勘違い、そして果ては天
国かと。
何度かの転移を経て、改めて永住を決意したのだが。
配慮はしてるつもりなのですが、ビビり故になろうの規約違反が怖いので【マイルド版】と【無配慮版】と分ける事にしました。
内容にも関わる事なので、本当は無配慮版が本来だと言う気持ちです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 06:00:00
2000463文字
会話率:66%
侯爵令嬢のマリアと、公爵令嬢のエリザーベトは友達である。成年の儀のパーティの後、運命の人に出会い、恋に落ちたマリアはその場で関係を持ってしまいます。友達のエリザーベトは驚き、ショックを受け…
貴族令嬢たちのフォーリンラブな恋模様と、病みオ
ジや、周りの家族の混乱が入り混じるお話です。
ダブルヒロインが恋と友情を育み、成長します。R18部分にはサブタイトルに※つけます。
即ズボが書きたかったんですが、ちょっと失敗。おじさんが急に恋に落ちて周りが「ええ?!!」てなるのを楽しんでいただければ。
23.7.4完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 23:54:58
93469文字
会話率:30%
「おい、ここ寸法違うぞ!ちゃんとチェックしたのか!?」
あちゃあ、またやったみたいだ。
俺は担当の元に行って怒られている。
俺の名前は宮成成之。
機械設計の会社で入社3ヶ月になる。
中途採用で入った。
元々工業化学科に入ってい
たのでプラント設計ならと入社したけど、いきなり任されたのはメカトロの検討だった。
今は手書きでCADという事はほとんどない。
進んでいるところは3DCADで検討するところもある。
しかし作業するのは人間。
それも昔ながらの職人。
2次元の設計図を使う事が多い。
機械設計の検討図を元に作られる部品図。
間違えたら作り直しはもちろん、製造者の工数が増える。
そうすると客先の損失につながる。
1mm単位での精度を要求される仕事。
今までメカトロなんて触った事の無い俺。
いきなり「検討しろ」とか無茶振りも良い所だ。
今日中に部品図まで仕上げなければいけない。
今日も残業だな。
まあ、俺の残業は最悪日付が替わるまでには終わる。
プラント配管のアイソメ図を書いてるグループはいわゆる「飛行機の時間」をFMラジオで聞きながら過ごす。
そんなのが続いて彼女に心配されて2000円相当の栄養ドリンクを渡されたらしい。
まあ、俺には彼女なんて生まれてこの方出来たためしがないから縁のない話だ。
必死に修正作業をしている中社長が客と話していた。
税理士と社長の雑談。
「うちの妹も機械に関心があって今年理工学部を卒業したんですよ」
「それはすごいですね」
「でも、仕事が中々決まらなくて」
「メカトロなんかもできるんですか?」
「知り合いの会社でパートやってたんだけど辞めてしまって」
「それはもったいない。内で雇いましょうか?」
「まあ、社会経験も積ませてやりたいし」
その後も税理士の妹の自慢話が続いた。
「じゃあ、明日連れてきますので」
「お願いします」
それが俺と彼女の最初の出会いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 18:05:16
104734文字
会話率:32%
全く面白くもない内容になってしまった全裸運動会に、「田中」という人物を召喚してやり直した。前回のよりはだいぶマシになったんじゃないかと。最低でも全裸で競技している様子は伝わってくるようになりました。
異世界から転移してきた人物という事
になるわけですが、こんな作品に「異世界転移」なんてキーワードつけたら怒られそうなのでもちろんつけません。
もちろん、ChatGPTに文章は整えてもらい多くの部分を生成してもらっています。が、完全AI生成ではないことは先に宣言しておきます。
AIのべりすとでも作ってみたけれど、作者の好きな方向にいくらでも転がせる媒体よりはChatGPTの方が面白みがあるなと。AIのべりすともどこかで使うかもしれませんが、その時は付記します。
相変わらず情緒も何もなくドキドキもしない内容ではあります。女の子が羞恥する場面も全くありません。見て喜ぶ男の子もいません。少しづつ見える範囲が広がっていくなんてこともありません。
最初から全開マックスです。
「お前はいい加減エロとは何かわかれよ、こんなの面白くねぇんだよ」
と思う方もいるでしょう。というかそれが大半でしょう。でもいいじゃないですか、こんな作品があっても。規約は色々と読んで、こんな内容でも問題ないと判断しました。
「子供たちは撮影されるのが大好き」「性器に対する羞恥心はない」「撮影されると喜ぶ」「大人は撮影するのが好き」などの設定があるというのも大きく、これらの設定を消せば作品のイメージはだいぶ変わります。とはいえ、それだとありふれた作品になるんですよね。そして、設定の変更がそもそも困難だというのも大きい。昔は簡単に変更出来たんですが。
なお、第1話は田中の試験導入として作っているので、運動会自体は第3話の準備運動からとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 00:00:00
12034文字
会話率:25%
投稿主がオナニー用にChatGPTに書かせていたんですが、最近賢くなって書いてくれなくなったので、もう自分で書くか、せっかくだったらアカウント作って投稿しよ、というノリで始まりました。ガチレズです。凌辱多め?
基本的な登場人物と人間関係(理
解するとより楽しめます)
詩織:黒髪ストレートのロングヘア。お嬢様育ちで金持ち。色白。大体責め担当。ごくまれに受けになるが精神的な優位は基本譲らない。自分の命令に逆らったら愛莉を傷つけると葵を脅している。過去編では嗜虐性はないみたいだけど変態なのには変わりなし。何があったんだ……
美咲:ゆるふわなパーマをかけた肩までの金髪に近い茶髪。詩織の恋人で登場する時は大体責め。詩織と二人で葵や愛莉をいじめたり、詩織のことが好きな愛莉の目の前で詩織と愛し合い、愛莉にはオナニーだけ許したりする。過去編では詩織のことが好き(自覚なし)な無知っ子。
葵:黒髪ショートで健康的な日焼け少女。運動が得意。大体受け。どれほど詩織にひどい屈辱を与えられても精神的には屈しない超人的()な精神力の持ち主。愛莉のことが好きだけど、愛莉は葵のことは親友だと思っている。それなのに詩織の命令に逆らったら愛莉を傷つけるという脅しを受けて、愛莉を傷つけないために詩織に従い、ひどい扱いを受けている。四人の中で一番不遇。マジで救われない。
愛梨:お嬢様然とはしていないちょっと庶民的なタイプの黒髪ストレート。肌の色はインドアなのでどちらかというと白め。大体受けだけど、脳が溶けてる時など詩織に命令されて葵を責める時もあったりする。詩織に片思いをしていて、葵の好意には気がつきつつも親友としか思えず、申し訳なさを感じている。詩織にはどんな酷いことをされても好きでい続けてしまう。逆だったら幸せだったのに。詩織か葵かではどうしても詩織を優先してしまう。マジで葵は救(ry折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 21:07:17
22751文字
会話率:36%
王太子妃ロレッタの最愛の夫・アルシャインは文武両道、眉目秀麗な完璧王太子である。ただ一つ、大きな問題があるとすれば、それは……連日連夜、抜かずの三発(+α)がデフォルトの、超絶絶倫王太子だということ! 彼のことは大好きだけれどこのままでは身
が持たない、どうしようと思っていたある日、彼が事故に遭ったという知らせが入る。幸いにして彼は大きな怪我もなく帰城を果たし、ほっと安堵しつつもこれならば今日も平常運転で抱き潰されるのだろうなぁと遠い目になっていたロレッタだったが……あれれ? あの絶倫王太子殿下が、普通に添い寝しただけで寝てしまったんですけど!? なんと彼は事故の影響で記憶喪失になってしまっていたのだ。しかも、「性知識限定」で! 超絶絶倫王太子が超絶清廉王太子へと華麗にジョブチェンジしたということは、これで自分の悩みは解消! めでたしめでたし……と思ったロレッタだったのだが、連日連夜彼に愛されていたナカが次第に切なく疼いてきてしまい――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 22:25:09
17623文字
会話率:39%
王太子より贈られたドレスに袖を通してうっとりし、迎えの馬車を待っていた時、ヒロインであるローゼリンデは思い出した。
ここは、ヒロインが悪役令嬢にざまぁされる小説の中の世界だと。
そしてこれから自分が連れて行かれる卒業記念パーティーで、断
罪されるのは悪役令嬢ではなく自分なのだと。
連れて行かれたら牢屋行きだとわかっていたが、腹痛を訴えても馬車に乗せられてしまう。会場のトイレで籠っていた時たまたま悪役令嬢に見つかってしまう。
「ごめんなさい、助けてください! そんなつもりじゃなかったんです!」
悪役令嬢はそんなヒロインににっこりとほほ笑んだ。
異世界転生したのはヒロインだけではないんですよ?
魔法の存在するある王国の物語。悪役令嬢(?)×不憫ヒロイン。百合じゃないよ! 安定のハッピーエンドです。
eロマンスロイヤル大賞に参加しています。
アルファポリスからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 12:05:51
134745文字
会話率:53%
僕、北原暁(きたはら あき)は25歳の会社員。子どもの時から恋愛対象は男性だった。でも誰にも告白できず恋愛もできないまま。誰かに愛されたい、誰かとセックスしてみたい、そんな欲求はあってもどうすることもできないでいたけれど3ヶ月前、自分の性的
指向が上司の安田さんにバレてしまい、そのまま処女を奪われた。愛情も何も感じない苦痛だけの行為が嫌で仕方がないのに、みんなにバラすと脅されて関係をやめることもできない。そんな時、安田さんが取引先相手の娘と結婚するといい出したのに、暁との関係は終わらせないと言われてしまって助けを求めたのはある弁護士事務所……。
上司との関係を断ち切りたい暁と、頼り甲斐のある弁護士とのイチャラブハッピーエンド小説です。
『婚約者に裏切られたのに幸せすぎて怖いんですけど……』と少しだけリンクさせようかと思って書き出したんですが、かなり登場人物が被ってきたので、結果スピンオフになっちゃいました。
ですが、このお話だけでも楽しんでいただけると思います。
R18には※つけます。
こちらはアルファポリスさまでも同時連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 14:10:04
68249文字
会話率:38%
私、島須 桜愛《します さら》は、アメリカ人の母と日本人の父を持つ高校生。
母譲りのプロポーションは性的な目で見られる事が多いけど、私……いやらしい目で見られるの……好き……なんです♡
でも家で……外から見えそうな所で……裸でオナニーしてた
ら……ある事に気付いてしまいました。
家のアチコチにカメラが……隠しカメラがあったんです。
……コレって……お父さん……が?……私の裸……見てるの?……あぁ♡……どうしよう♡……困っちゃう……な♡
更新は基本不定期となっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 00:00:00
100000文字
会話率:29%
風邪をひいて、病院の帰りにコンビニで食料を買い込んでいたら、店内に突っ込んできた車の下敷きになった私。
激しい嘔吐と下痢と頭痛と腹痛で、数日苦しんでいたら、あれ?ここどこよ?病院にいるんじゃないみたいだし、鏡で見た自分ははかなげな美女になっ
てるし、さらに聖女だって言われたんですけど…。聖女ってナニ?
異世界で侯爵令嬢フィオリーナの体に入っていることに気が付いた私と、フィオリーナの家族の話。
全3話です。毒に苦しむシーンから始まるので、そういうのが苦手な方は注意。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 01:00:00
27757文字
会話率:8%
執着強めのわんこ気質犬獣人×きれいな親代わり黒狼獣人のお話。
第三話ができました。
心なしか日常描写もエロ描写も長くなってくる…ような……。
題名的に緊張感ありませんが、今回は災害に近い嵐、怪我の描写があります。ご注意ください。
また
、カップリング逆転ではありませんが今回はお仕置きなので犬獣人の方が攻められます。挿入なし、ローションガーゼ・潮吹きあり。
わんこの方は攻められるとよわよわな印象です、逆に狼は普段落ち着いている分、逆転するとスイッチは言っちゃうイメージ。
襲い受けが書きたかったんですが、二人の性格上最初はこんな感じからかな。
でも狼が本当に乱れるのは犬獣人にガツガツ攻められてる時だし、犬獣人は狼の普段見ない姿に大興奮するのでそのうち書きたいです。
今回は(何回目、)スマホから入力したものをパソコンで手直ししているんですが、その際システム的な問題? どうしてか入力確定すると消えてしまう部分があったので、ここものすごくおかしいよ! とんでない? というところがあればそっと教えてもらえると助かります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 18:03:31
11815文字
会話率:28%
星の導きにより、突如異世界へはじき出されたアルス。森で天狼から魔術の手ほどきを受けるさなか、ふたりの男が現れる。知的で紳士的な賢才魔術師グランス、寡黙で筋骨逞しい屈強な傭兵ガルド。彼らに魔術の才能を評価されたアルスは王都直轄ギルド"
;シンジケート"から認定を受け、〈3人目のゼロ〉として順風満帆な人生を歩み出した、はずだった。混濁した記憶、極彩色の日々、真実の愛……新星登場の背後で、別れの日は刻々と迫っていたのだった。
■すんごい雑に言うと、過剰適応気味のやさしい美少年がスパダリハイスペイケメンとツンデレガチムチマッチョからぐずぐずに溺愛されちゃう話です。相思相愛三角関係。
■基本はイケメンとマッチョが左/主人公は右固定(いわゆるサンド? に相当する、はず)ですが、3人は精神的に対等で、受け攻めの感覚も希薄です。攻めが受けに甘えたり、受けが攻めをちょっぴりいじめたりするエピソードが一部含まれます。これはネタバレになるのであまり言いたくなかったんですが、なんなら攻め同士の性交描写までありますから、当該エピソードについては前書きで警告しているものの、そのあたりがしんどい方は自己防衛してください。国なんかあてにしちゃだめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:00:00
139500文字
会話率:63%
!attention!
自/殺描写があるので自衛願います。
自分用。
夜中にぽちぽちぽちっと打ってたんですが、エロに辿り着く前に眠くなっちゃったので、エロはないし中途半端。でも折角ぽちぽちしたから勿体ない精神であげます。
最終更新:2023-05-31 03:15:12
1838文字
会話率:68%
俺は薬士を生業としているファルマ。ある日、草原に薬草を取りに来たところで、妙な町娘と出会っちまった。お高くとまった世間知らずな、でもとびきり顔がタイプの女の子だ。訳ありな様子だったしほっとけないんで家に誘った訳だが、それがひょんなことから泊
める話になってしまう。町娘が寝落ちしたのをいい事に、つい出来心でおっぱいを触ってたら、夢中になりすぎてうっかりバレてしまったんだけど。咄嗟についた嘘があらぬ誤解を招き、性感マッサージに発展していく。その時の町娘の反応が可愛くって、すんごいエロエロで、もう色々やっちゃいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 13:10:06
68143文字
会話率:28%
透明人間になったんですよ、とそいつは言った。そんな非現実的なこと、起こるわけがない、──……筈なのに。なんで私以外には見えないんだ。こいつら透明なのをいいことに……! っていう話です。
この作品は「Ci-en」に投稿したものです。
最終更新:2023-05-10 20:00:00
40829文字
会話率:60%
いつもの思い付きエロ短編。
いやね、活動報告でネタが出た、学園催眠物ってどんな感じになるかと書いてみたんですが……
二番煎じどころじゃねえ催眠アプリ物、どなた様も笑って許して?
まあ、私の実力ではこの程度にしかならんとですたい。しかも学
園まで届いてないし(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 19:37:21
5347文字
会話率:39%
スピネルは怪盗という義賊を名乗っているが、実際は崇拝する第三王子スウェンの影として日々任務を遂行している。ひょんな事から本物の怪盗ベリルと身体の関係をもってしまってから、任務の協力の見返りに性行為を求められるようになる。スウェンに切り捨て
られないためにもベリルとの取引に応じたスピネルだったが──「静かにしてればバレないって。いい加減慣れろよ、スピネル」──なぜかベリルは侵入先で隠れるように私を抱く。→隠れセックスを書きたかったんですが普通に喘いでますしバレません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 17:57:02
10162文字
会話率:48%
海外にも拠点を置く一流企業の社長の息子・天音司は、分社で若手ホープとして活躍していた。そんなある日、帰宅中の司は窃盗現場を目撃してしまう。
口封じのため連れてこられたのは薄暗い部屋。やがて現れた派手な白金髪の男は整った顔に笑みを浮かべ、自ら
を強盗だと名乗る。
もうだめかと思った司の前にしゃがんだ男は、目を輝かせ司の両手を握る。
「こんな所で会えるなんて運命!?あ、俺、間桐光助っていいます。先週駅前で落としたキーホルダー拾ってくれましたよね?あの時、司さんに一目惚れしたんです!俺と付き合って下さい!!」
振りまくる犬のシッポが見えるような間桐に、男だろ?とか、そもそも何故俺の名前を?とか、色々ツッコミたい司。だがとりあえず今は無事に家に帰してもらうのが先決問題だ。
「お、お友達からよろしくお願いします!!」
半ば無理やり連絡先を交換させられたが、きちんと帰宅できたから安心……安心?いや、安心できなくない?えっ、そもそもあの人って強盗だよね?大丈夫なの?玄関にしっかり施錠をして悶々とする司のスマホに、メッセージ通知を知らせる音。
"間桐:やっほー♪明日はいつも通り7時半に家出る感じ?会社まで送っていくね。道中で強盗にでも遭ったら大変だから!"
「……泥棒の人攫いがそれを言う?」
どうやらヤバい人間に目をつけられてしまったようです。遠い海の向こうにいるパパへ。俺はどうしたらいいでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 23:44:26
22499文字
会話率:42%
「俺は好きなやつがいるからセフレは作らない」
チクリと胸が痛む。
「へー、好きな人って誰ですか?」
「お前も知っているんだろう? そしてお前は俺が好きなんだろう? だから俺の好きなやつをいじめたんだろう?」
会長のことが好きってバレて
たか。
いや、また誰かが流した噂か。
会長の好きな人なんて俺は知らないけど、いや? 会長は日向と付き合い始めたとかいう噂が流れていた。
「もしかして、日向……ですか?」
「やはり、知っていたか。では噂も本当なんだろう。まだいい返事はもらえていないが日向にアプローチ中だ。あいつに手は出させない」
また胸にチクリと痛みが走る。
会長にこんなに大切に思われてていいなぁ。日向。
「俺が日向をいじめてるって、日向がそう言ったんですか?」
「ああ」
「そうですか。会長、俺の顔、よく見てみてください。日向に似てるでしょう?」
「……」
「双子なんです。双子だけど、みんな日向を好きになる。あいつの方が可愛いからってのは分かってますよ。でも、俺だって代わりにくらいなるでしょう? 会長」
ーーーー
アルファポリス様からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 22:05:27
64795文字
会話率:47%