星の導きにより、突如異世界へはじき出されたアルス。森で天狼から魔術の手ほどきを受けるさなか、ふたりの男が現れる。知的で紳士的な賢才魔術師グランス、寡黙で筋骨逞しい屈強な傭兵ガルド。彼らに魔術の才能を評価されたアルスは王都直轄ギルド"
;シンジケート"から認定を受け、〈3人目のゼロ〉として順風満帆な人生を歩み出した、はずだった。混濁した記憶、極彩色の日々、真実の愛……新星登場の背後で、別れの日は刻々と迫っていたのだった。
■すんごい雑に言うと、過剰適応気味のやさしい美少年がスパダリハイスペイケメンとツンデレガチムチマッチョからぐずぐずに溺愛されちゃう話です。相思相愛三角関係。
■基本はイケメンとマッチョが左/主人公は右固定(いわゆるサンド? に相当する、はず)ですが、3人は精神的に対等で、受け攻めの感覚も希薄です。攻めが受けに甘えたり、受けが攻めをちょっぴりいじめたりするエピソードが一部含まれます。これはネタバレになるのであまり言いたくなかったんですが、なんなら攻め同士の性交描写までありますから、当該エピソードについては前書きで警告しているものの、そのあたりがしんどい方は自己防衛してください。国なんかあてにしちゃだめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:00:00
139500文字
会話率:63%