所詮は有象無象だ。
とてもではないが、誰しもが憧れる様な人間でない。
ただ、逃げてしまえる事を破棄してしまった姿は、誰かの目には勇敢な青年と映るかもしれない。
理屈を容認出来る程に頭は良くなかった。
だが、自分を悪だと言われる事を意に介せ
ずにいられるほど聖人ではなかった。
結局の所は辺り一面に雑踏する人間と何ら代わりのない、主役には成れない様な彼は自ら手を汚す事を選んでいる。
狂人のように悦に浸れず、常人のように畏怖に溺れる事は出来ず、ただただ、不幸とも呼べない可哀想な彼は戦う事から逃げる事を破棄した。
思考停止して停滞する事が自身の保身として、人の形をした化け物の様な人外を相手取る自分を勇敢と少なからず思っていたのだろうか。
壊れるのではない、壊れていた。
壊されるのではない、壊れていた。
知らない間に、とっくの前に――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 02:52:49
46312文字
会話率:16%
東南アジアに長期赴任しているサラリーマンが、奴隷少女を購入する。
資本主義の発達した現代では、人間は金さえあれば何でも買えるようになった。
それは人間についても例外ではない。
法律の問題もあるが、それも貧困国における金の力の前には全くの無
力であり、そのような地域では国際法も機能しない。
現代社会では奴隷の売買は非合法である。
しかし、非合法化は合法だった時代と比べて、奴隷の価格を下げることとなった。
価格の下がった現代の奴隷は、昔のように貴族でなくても購入が可能である。
特に賃金の高い先進国の人間は、貧困国ではまるでかつての貴族のように振る舞うことが可能である。
例えば日本人にはそれが可能なのである。
これはそんな社会の中で、奴隷の飼育を実践する、一人の日本人サラリーマンの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-09 20:00:00
14888文字
会話率:37%
王国は、長きに渡って夜の魔女たちに脅かされてきた。
魔女たち……夜族、夜の娘(ニュクス)は、外見こそ見目麗しい女に酷似しているが、人間ではない。
魔族、妖魔の一類であり、常命の者たちの恐怖と絶望を喰らい、苦悶と悲哀を啜り、人々の血と肉と魂
の最後の一滴までも餌食とする魔性の存在であった。
王国の人々は己の自由と尊厳を守る為、魔女との因縁に決着をつける為に対決を決意する。
だが、それは、終わりの見えない、絶望的な戦いの始まりでもあった。
読みたいシチュエーションがないので自分で書いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 00:57:17
2642文字
会話率:9%
ようこそ、アパート【desire】へ。
ここは、誰もが理解できないほどの大きな《欲望》を抱く方々が住むアパート。
今は小さなアパートでも、人が増えれば大きくなります。
どんな方がいるのか、気になりますか?では、覗いてみましょう。
最終更新:2016-11-06 22:16:08
3719文字
会話率:29%
今から十五年前、当時各国に侵攻を重ねていた魔王の存在によって多くの命を失うことになった。
ハートピア王国の国王アレクサンドラ=K=メルフィエは、生き残った者たちと団結しこれを討伐する。
しかし、魔王が倒され平和となった世界に、追い打ち
をかけるようにして新たな混乱がもたらされた。
魔王が倒れる寸前、この世界に対して強力な呪いを残していったのだ。
これにより世の中の【すべての男性の生殖能力は|消失《・・》】した。
この呪いによって、男性の性欲は消失し、新たに子を授かることができなくなったのだ。
このままでは人類は滅びる……。そう懸念したアレクサンドラ王は、各国の研究機関に対し、呪いの影響を受けないであろうこの世界とは異なる世界の住人――【異世界人】を召喚する方法を探し、十五年の研究の末ついにその技術を発見。
すぐさま準備を行い、謁見の間にて召喚を行う。
「ここは、一体……?」
「よくぞ参った、【救世主】よっ!」
召喚された男――大山 ダイスケの異世界性活、ここに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 16:22:33
18584文字
会話率:36%
平和な村に、人狼が現れたらしい。
注意→1.BLです
2.BL成分が薄いかもしれませんが、最後にエロあります。あと、攻めがヤンデレ設定です
3.最後まで書き終えています。プロローグ→本編→エピローグ→番外編の順で投稿します。1日1本投稿して
行きたいと思っています。全部で13本
4.万人がハッピーエンドと言える終わりではないかも知れません。合わないと思われましたら、ブラウザバックでお願いします。
5. 誤字脱字誤用法などございましたら、後学のために教えていただけると幸いです
題材は人狼ゲームです。議論が中心になるので、BL成分半分、人狼ゲーム半分といったところです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 00:46:41
25011文字
会話率:47%
こことは違う世界にある国の、恋の話。
あらすじ→記憶喪失かつ霊体の少年と、ちょっとした秘密を抱えた王様のお話。
注意→1.(初めて書く)BL小説です。
2.長い期間でちまちま書き溜めたものですので、場所によって地の文の調子が合わなかったり、
後付け設定による矛盾などで読みにくいと思います。自分なりに整合性はもたせたつもりですが、無理のある部分も多いです。
3.結末がスッキリしません。サッパリしたい方はご遠慮していただくが吉でしょう。
4.エロは今の所ありません。機会があれば挑戦してみます。
5.一応、作者が納得できる終わりまでは書いてあります。完結保証は致します。
6.設定丸かぶりなどで問題がありましたら引き下げますので、ご連絡お願いします。
誤字脱字、誤用法などがありましたら、今後のためにも教えていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 23:32:30
15012文字
会話率:26%
俺は、理系+体育会系男子。やる事はやっているが、少し奥手と良く言われる。
本当にそうなのか? 世の中見た目では判断できない。
年に一度の学園祭。さあ、後悔しないよう盛り上がろう!
最終更新:2016-11-05 17:39:07
7689文字
会話率:26%
第1章
綾瀬和人は優秀なテニス選手だったが、とある理由により引退し、高校では生徒会長に就任、妹の優子は副会長を務める。
親が仕事が忙しく家庭に帰れない中、妹の優子と兄の和人は血の繋がりがありながら、お互いを徐々に意識していくようになる。
血縁関係でありながら恋に悩む二人の禁断の恋物語。
※この作品(綾瀬兄妹編)に、実は義妹だったという設定は一切ありません。そのため、不快感を覚えられる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
登場人物
綾瀬和人
綾瀬優子
斎藤千佳
福田昭彦
第二章 好きなった人は2人でした編
圭一、杏奈、愛理の三人は小さい頃からの幼馴染。
そんな中、杏奈は圭一への想いを隠し、愛理と圭一を結ばせようとするが・・・・・・・・。
葛藤と戦う三人の物語
登場人物
片瀬 圭一
姫川 愛梨
圭一とは兄弟のように過ごしてきたため、同い年だが弟のように思っている。
姉
成績優秀で学園一の美少女と言われる。
圭一が好き
姫川 杏奈
運動が好きな愛梨の双子の妹で、幼い頃から圭一が好きだった。
水泳部に所属しており、エースを務めている。
昔は髪を長くしていたが、似合わないと思い、それ以来短くしているが、それでも肩にかかるくらいはある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-05 14:31:31
45810文字
会話率:66%
毎年恒例になったクリスマスの告白。
今までは望みの薄そうな断りの返事しかもらえなかったが、これが最後と決めた告白で彼はやっと良い返事をくれた。
これで彼と恋人として幸せな日々が送れる……そう思ったのに、なぜかその日から彼は他の女性を私の待
つ家に連れ込むようになった。
状況が飲み込めない私は彼を信じて毎日彼の元に通い続けたが、彼の態度は変わることがなかった。
私の心は傷つき悲鳴をあげていた時、私の前に1人の男性が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-05 09:55:23
34411文字
会話率:34%
私と恋人のネルンは、互いに手を取り合って夫婦になる約束をした。
結婚に向けて2人で穏やかで幸せな日々を送る毎日に、私は満ち足りた幸福に包まれていた。
そんな幸福はこれからも続くものと信じていた。
あの男が現れるまでは……。
※一部暴力
的な表現がありますので、タグをよく確認した上で閲覧にはご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-20 22:19:43
28095文字
会話率:40%
最近、アカデミーの執行部が機能していないらしい。どうやらそれは季節外れの転入生のせいという。このままでは執行部がリコールされてしまう。
そんな危機に立ち上がったのは総代表である明豊院家の側仕えだった。
*王道学園を下敷きにしたファンタジ
ー日本。
*エロなしですがBLのためこちらに投稿です。
*BLのLも家出中ですが気持ちはBL。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-05 05:10:20
7628文字
会話率:66%
いわゆる「王道学園」での一幕。
平凡グループと思っていた主人公の周囲は全く平凡ではなかった。主人公は今日もそれに気付かない。
*非常に短い小説未満設定集以上なものです。
*エロ無し。
最終更新:2016-05-31 01:08:30
1506文字
会話率:32%
マリエル・モンテ・カシーノは元勇者である。
かつて魔王とその軍勢を打ち倒し、世界に平和をもたらした英雄はしかし、今では平穏を貪る、ただの女、ただの母親であった。
その優しき母に守られる息子と、穏やかに過ごす日々。
だが何事もなく過ぎていた日
常は、ある時、突然に終わりを告げた。
母と子を襲う、淫虐妖艶なる背徳の宴が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-04 00:05:07
21177文字
会話率:21%
イジメっ子少年の葵はいつものように体育館裏で根暗の少年をイジメていた。
葵は根暗少年に飲み物を買いに行かせるが帰ってきた根暗少年の手には飲み物がなかった。どうやらホームレスの男性に奪われたようだ。
取り返すべく葵と根暗少年は橋の下に向か
うが・・・
下剋上物です。
下剋上はお好きですか?
自分は大好きです。
Ⅰって事なので勿論Ⅱは存在します。
Ⅰでは挿入はありません
Ⅱではあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 19:29:21
3644文字
会話率:58%
※この小説は、2008年10月9日日より連載して
いる自身のブログ
「空想の館 一寸の虫にも五分の魂」に書いた
ものを加筆修正したものです。
http://http://blog.goo.ne.jp/lee2003michel/
※この小説は、『フィクション』です。
実在の場所が出てまいりますが「登場人物」
「団体」は、全て架空のものです。
※反社会的勢力や違法行為を肯定したり称賛する
ものではありません。
※主人公や展開が反社会的集団がに登場します
ため、R18とさせていただきます。
※エロの描写は、ありません。n(_*_)n
~あらすじ~
派遣社員や請負などの非正規社員を酷使し利益を
貪るブラック企業をテーマにしています。
主人公が次の階段へと上る課程で社会悪に対して
制裁を加えていきます。
当章にて、主人公のフロント企業が一つ加わり
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-02 19:06:55
25388文字
会話率:39%
※この小説は、2008年10月9日日より連載して
いる自身のブログ
「空想の館 一寸の虫にも五分の魂」に書いた
ものを加筆修正したものです。
http://http://blog.goo.ne.jp/lee2003michel/
※この小説は、『フィクション』です。
実在の場所が出てまいりますが「登場人物」
「団体」は、全て架空のものです。
※反社会的勢力や違法行為を肯定したり称賛する
ものではありません。
※主人公や展開が反社会的集団がに登場します
ため、R18とさせていただきます。
※エロの描写は、ありません。n(_*_)n
~あらすじ~
第1章より続いてきましたが、当章を持ちまして
第1部最終章となります。
何かの声に導かれるままに沖縄(ウチナー)の地を
訪れます。
時系列が過去の時代へと遡ったり、オカルトの様な
また何かの寓話のような展開となります。
最終的に7つの御嶽(うたき)を巡り、その地に
ある絆(きずな)を繋げていきます。
全ての絆が繋がった時、ニライカナイの向こうより
啓示が託されます。
第1部は当章で最終話となりますが、全ての絆は
第2部へと繋がっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-23 22:24:13
76772文字
会話率:41%
※この小説は、2008年08月12日日より連載して
いる自身のブログ
「空想の館 一寸の虫にも五分の魂」に書いた
ものを加筆修正したものです。
http://http://blog.goo.ne.jp/lee2003michel/
※この小説は、『フィクション』です。
実在の場所が出てまいりますが「登場人物」
「団体」は、全て架空のものです。
※反社会的勢力や違法行為を肯定したり称賛する
ものではありません。
※主人公や展開が反社会的に流れますのでR18
とさせていただきます。
※エロの描写は、ありません。n(_*_)n
~あらすじ~
第8章からの続編の形になります。
人の不幸をあざ笑うかのように生き血を啜る
闇金融。
エンゼルローン一味を壊滅させるべく、本職に
楯突いたけじめを取らせるべく、主人公が西に
東に動き新たな絆を得ます。
外道には何の呵責の必要はない!
一味の末路は過酷なものとなります。
※暴力的描写があります。
後半部分は、主人公の妻菜穂美に関わる
部分となります。
菜穂美の生い立ち、生き別れた母。
それは、主人公が抱いた「胸の奥に燻る」
何かからでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-08 16:27:30
81547文字
会話率:36%
目を覚ますと白い部屋。そして見知った男女。なぜここに来たのかも分からない中でゲームマスターと名乗る銀仮面卿から自分が主催する男女ペアで行われるゲームに参加するように命令する。拒否権なし。ゲーム自体への参加を拒否したりゲームの進行を妨げるよう
な行為やゲームを侮辱するような発言をしたら死。その現実を見せられた男女は感情を押し殺して恥ずかしい命令をクリアしていく。その中で産まれる複雑な感情のやり取り、羞恥、怒り、悲しみ…。その中で彼らが辿り着く境地はどこなのか。そして彼らはこのゲームから抜け出す事が出来るのか。
Sense of Responsibility
-ゲーム説明-
・ルールについて
男女一人ずつがゲームに参加。
男が女を選択し、さらに一点、三点、五点をそれぞれ獲得できるゲームのいずれかを選択。
(この際ゲームの内容については明かされない。)
ゲーム中は他の者は獲得点数とゲーム内容は明かされるがゲームの様子を観戦する事は出来ない。
男合計獲得点数が百点に達したらクリア。
獲得点数が上がるほど難易度も上昇。
ゲームをクリア出来なかった場合は選択した点数の二倍の点数が合計獲得点数から引かれる。
七日以内にクリア出来ない場合は全員死亡。
男は連続で最大三回までゲームに参加できるが女は連続では参加できない。
・生活について
メインルーム、トイレは使用自由。
男は全て無料で衣食住が提供されるが女は男と獲得した点数を消費する事で衣食住が提供される。
(この消費で合計獲得点数が減る事はない。)
下着五点、上着五点、食事一回三点、シャワーベッドルーム一回三点の消費が必要となり点数がない場合は提供されない。
・注意事項
ゲームへの不参加、非協力的な行為や批判的な発言があった場合は処罰の対象となる。
(男女の部屋での言動はこの処罰に該当しない。)
女三人から総意の申請があった場合、運営側に指定された男一人を殺害してもらう権利がある。
※この話だけでもお楽しみいただけますが、銀仮面卿の前日譚は前作の〈恥じらいの軟禁ロッジ〉に書いてあるので良かったらそちらもお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 18:39:20
65223文字
会話率:50%
正直、オレは彼女が好きではない。
オレはブサイクだと思うが世間一般では超絶イケメンだという。100万人に1人だと⁈
オレは容姿だけの人にはなりたくない。実家は貧乏だから実家の世話にはならない、立派な社会人になる。それが夢⁉︎
ちなみに
超絶イケメン、文武両道の兄。【俺からみたら、ブサイクだが文武両道。】
超絶ブサイク、何故か長男ではなくオレに懐く妹。【オレからみたら、スタイル抜群。アイドル級の可愛さ。】
の兄妹がいます。
そんな、感じの勘違い焦らし系官能小説にしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 12:00:00
6295文字
会話率:24%
中学の部活で、他より毛深いから毛虫とあだ名をつけられた探偵事務所の息子、鎌田豪。
しかし、そう呼んだのは、部活の先輩女子のみ。それだけに心は傷つけられた。
高校生になると、その名づけ親であり、先輩でもある三年生の美女、鱒崎由希の思わぬ素顔
を動画で知った。
ある日、由希の彼氏が生徒指導に呼び出され、調査したのは豪の家だからと由希は豪を責め立てる。
その様は完全に部活の先輩だったがゆえに、こういう使い方はすべきでないと言い聞かせながらも、動画を元に自分の怒りを教えよう。
自分のうらみを晴らそうと決めた。
探偵が対峙すれば、相手の心理を読み切り、それを自在に操りながら定めた地点に着陸させる。
定めた地点とは、由希のスカートに浮かび上がったYの字の交点だけではなく、自分の特長と由希の本性とをうまく絡み合わせたずっと先にあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 11:28:07
63819文字
会話率:33%
・概要
オーク紳士に生まれてしまった転生者が、嫁を探して半ば逆レイプされながら冒険者として頑張る話。イったので和姦です!!なファンタジーエロコメディ。「んほおおお!らめぇえええ!」系なので過度な期待はちんちんが泣く、エロですらコメディ重
視の物語。■マークはえっちな印!
※ほんわか逆レイプで女性上位が続くってわけでもないので気を付けてね!
・あらすじという名のプロローグ
この世界にはオーク種の国がある。そこで生を受けた主人公は不細工な顔を理由にいじめられていた。しかし、顔の好悪はあくまで彼らの中の美的感覚によるものであり、実際はオークのはずなのにほぼ人間の面構えであった。(でもやっぱり化け物に近い。不細工というか怖い)
幼い頃は心優しい幼馴染のオーク少女(典型的なオーク顔)の優しさに助けられ、成長してからは不意に蘇った前世(現代日本)知識を利用して鍛え上げた武力で、どうにか自分の居場所を勝ち取った彼は比較的温和な暮らしを続けていたが、「そろそろ子供の顔が見たい」という親族一同の発破に押される形で国を出ようとする。去り行くその背中へと幼馴染のオーク少女は必死に声をかける。
「なんで!?どうしていっちゃうの!?ずっと、ずっとここで一緒に暮らせばいいじゃない!」
「私は不細工でモテない。老若男女問わず誰もがそう言う。それは真実だ。私もオークにモテることは決してないと思う。結婚など土台無理な話だろう。だったら、外に嫁を探しにいくしかない」
「そんな!そんなことない!貴方の見た目なんか気にしない人だって!」
「ああ、それは可能性としてはある。しかし、そんな建前より何より問題があるんだ。そもそも、この国にいる女性が私のタイプではない。オーク顔と結婚とかマジ無理」
幼馴染は泣いた。
「私は愛してる!愛してるのにぃぃぃーーー!!」
「ははは、君の優しさは罪だよ。ありがとう。でも、もう決めたんだ」
挙句、必死の告白も通じなかった。ただの同情だと思われていた。主人公は良い笑顔で国を去り、オークを相手にしてくれる真人間嫁探しの旅に出るのだった。
それから幾ばくかの時が経ち、とある女性との出会いをきっかけに、彼の運命は大きく動き始める────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 08:00:00
116040文字
会話率:56%
デクス暦580年。
『フーシュ国』は、アトラ大陸の東に存在する王国であった。
国王に仕える御三家『浅井』『上井』『市井』は、国を三等分し、それぞれの領地を統治していた。
浅井家の五女であり、フーシュ国では珍しい白髪を持つ少女、涼。
彼女があ
る日、父親である浅井長正に呼び出された所からお話は始まりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 22:04:57
24963文字
会話率:53%
「奈菜ちゃんてさ、もしかして処女?」
私、倉内奈菜23歳は小柄で黒髪地味めな顔で、男の人が苦手なせいか何度か同じ質問をされた経験がある。
私、処女ではありません。初体験は18歳の時・・・一夜だけですけど。
最終更新:2016-10-25 09:26:08
8405文字
会話率:58%
晴れて、思いが通じ合った俺とゆう君。思いあがってエッチ三昧……ということはない。いや、ゆう君は誘ってきたんだけれど、毎日ヤるのは、教育上よろしくなさすぎる。とはいえ、俺も男だ。やりたい。なので一つ、条件を付けた。
「10回、テストで
100点を取ったら、1回エッチ」
ゆう君は勉強ができるし、俺は勉強を教えるって言って、ほぼ毎日ゆう君に会えるわけだ。
※作者は音大生ではありません。
※アホエロを目指したつもりだった。
※前作「僕のカラダ、教えてあげる♡」がございますので、そちらを先にお読みいただけるとさらに内容を理解できると思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-24 00:51:08
7530文字
会話率:58%