「どうせ、籠の鳥だから――」
出自を疑われ、蔑まれて生きてきた東の国の第一王女クロエ。あきらめること、耐えることを日常として隠されるように暮らしてきた彼女だが、大昔からの伝統として西の国の第八王子ライモンドと結婚することになった。そして、ク
ロエはライモンドも自らと同じあきらめの中で暮らしていると知る。流されるままに二人は生きていく。あの日、転機が訪れるまでは―― ※直接的な性的描写があるシーンはタイトルの語尾に☆が付きます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-12 23:23:53
12090文字
会話率:55%
昭和初期、日本が戦争に突き進む少し前の話。
各地に遊郭が有り、尾山晋太郎は遊郭の経営者で、奇抜なアイデアで集客を考えて従来の遊郭とひと味異なる尼御殿と呼ぶ遊郭の営業を始めた。
尾山の遊郭の常連で、陸軍基地の隊長の合田大佐はサドの好色男、
友人にも丸菱銀行の頭取金子が同じ様な趣味を持つ男。
その二人の前に老舗の材木問屋檜屋の美人姉妹、華と幸が目に止まる。
我慢が出来ない二人は、あらゆる手段を講じて、この姉妹を自分達の快楽の道具にしようと試みる。
二人を捕らえて、性奴隷に仕立て上げ最後は尾山の店に売り飛ばそうと考える。
二十歳と十八歳の生娘を陵辱の限りで犯すのか?
昭和八年、江戸時代から続く大店の檜屋には、美人姉妹の華と幸が年頃を迎えている。
血筋なのか?その容姿は群を抜く美しさで、両親の神崎弥太郎には目に入れても痛くない存在に成っていた。
二人には乳母の児玉と榊が絶えず側に居て、習い事は書道の先生、お花の先生が自宅に呼ばれて個別指導をする。
二十歳に成ってから、正月の挨拶に従業員の前に初めて顔を出して、従業員の幹部と、大手の取引先は華の存在を知った。
丸菱銀行頭取もこの正月、挨拶の席に現れた華に会って「良い婿さんがいらっしゃったら紹介して下さい」と母の麻から頼まれたのだ。
だが、金子は華の美貌と清楚な姿が瞼に焼き付いてしまった。
数日後、遊び仲間の地元の陸軍基地の隊長合田大佐に、檜屋の娘を先日見たのだが、今まで色々な女を見てきたが、あれほど綺麗な女性は始めて見たと語った。
その言葉は遊郭の女性に飽きていた合田大佐には恰好の話で、直ぐに見たいと金子に段取りをする様に頼んだ。
金子は自宅に訪問授業をしている美人書道家、工藤加代を使えば合田に見せる事が出来ると考えて、段取りを始める。
それは丸菱銀行後援の工藤加代の個展を、文化ホールを貸し切って一週間行う計画だ。
勿論弟子の作品の展示をさせて、姉妹を公の場に引き摺り出そうと考えて居た。
父神崎弥太郎は姉妹を、殆ど人前には出さない、外出の時も乳母が付き添い、屈強な男を運転手に付けて籠の鳥の様に育てていた。
特に二十歳までは、会社の人間の前にも殆ど出ない。
だが、噂は会社の中では囁かれて、超が付く美人姉妹だと聞いていた。
金子の作戦は合田大佐が姉妹を気に入ればを、前提に計画されていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-11 20:00:00
139569文字
会話率:12%
僕は願う。
『僕』は願う。
君とは二度と会いたくないーーと、
君は待つ。
『君』は待つ。
僕との再びの巡り逢いを信じーー・・・、
前世?来世?現世?
『僕』が生きる今日・・・・・『君』は?
2016.2.3小説タイトル
変えました。
混乱させてすいません。
2018.4.15大幅修正の後一気に完結させます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-11 11:42:48
3176文字
会話率:21%
訳あり令嬢?は歓喜した。
婚約者との婚約解消。
むしろそれが受難の始まり。
本編完結です。
最終更新:2016-02-23 22:59:06
12915文字
会話率:39%
戌威直政、桃瀬飛鳥と猿橋太一は、"キジ不在の桃太郎軍団"と校内でも有名な仲良しトリオ。毎日バカなことをやって、くだらないことを言い合って⋯いつまでもそんな日々が続くのだと、疑いもしなかった。だけどいつからか、平和な日々は
軋み始めた。/色々な解釈ができるような短編が書きたいと思って書いた実験的小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-07 00:18:30
12545文字
会話率:27%
生まれてからまだ外に一度も出たことのないリリー。
最終更新:2016-04-28 14:45:55
2837文字
会話率:25%
もてなしの返礼に、無垢な小鳥は惑わされる。
白い髪と赤い瞳を持つせいで、森の魔女と呼ばれ育ったロザリア。
祖母とふたりで暮らす日々、ときおり現れる騎士に恋をしていた。
ある日近隣で狼の群れの目撃談があり、魔女の助力を仰ぎたいと領主である公
爵家から使いが現れ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 18:00:00
124628文字
会話率:45%
時は戦国、世は群雄割拠の時代。泣き虫で甘えん坊な「あかね」という少女がいた。
少女は戦乱に巻き込まれ、母親を失い、そして羽柴秀吉という下品な男に捕らわれ、その挙げく側室にされた。
なぜか秀吉は手を出してこないが、それも時間の問題だろう
。籠の中の鳥となった少女は鬱々とした日々を過ごしていた。
しかし、ある女性との出会いが、そんな少女の運命を変える。
そして故郷で起きた合戦を経た果てに、少女は掛け替えのない絆を知り、人を愛することを知る。
あなたには、愛する人がいるでしょうか。
※史実を元にしたフィクションです。時代背景にそぐわない表現が多々ありますが御容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-19 21:34:59
210419文字
会話率:19%
長年友人として過ごしてきた政樹(まさき)と一成(かずなり)。高校を卒業するまで、互いの短所を補うようにして生活してきた。だがその結果、彼らの心の距離は異常と思えるほど縮まってしまった。
青年二人の青春と葛藤を描いた甘めなボーイズラブ小説。
最終更新:2016-04-17 00:41:18
71219文字
会話率:78%
完璧主義者の姫宮百合音(ひめみや ゆりね)はバリバリのキャリアウーマンだが、恋愛偏差値だけは低く理想はエベレスト級に高い。憧れの上司は敵認識さえしてこなかった派遣女に取られ、ヤケを起こして年下大学生を襲う!?『黙って、私今すぐ貴方とキスした
いのーーー』完璧主義者が駄目人間に落ちていく様を描いていきます。ハッピーエンド予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-12 01:43:00
5670文字
会話率:51%
※2016年4月8日完結致しました。
──エレシア。そこは古えの昔、人間と怪物が争った歴史があった。
それは神話とも呼ばれ、気が遠くなる程に長い争いだったらしい。
エレシアの諸島のひとつ、ヴィリロス島。その島は海の青と空の景観が美しいアクア
マリンの島である。島の領主の男爵メムノン・レヴァンの一人娘メリアは鳥の怪物ハルピュイアの末裔だった。飛ぶ事も出来きず極度の鳥目という事が災いし”まるで囚われ篭”の屋敷で暮らす彼女は世間知らずな筋金入りの箱入り娘。
そんな彼女の16歳誕生日。密かに思いを寄せる血も繋がらない兄が与えた最後のプレゼントは『処女を捧げる』事だった。
屋敷という囚われの篭の中。蝶よ花よと寵愛を受けて育てられた理由は『価値ある商品』になる為だったと聞く……。
女衒になる運命と娼婦になる運命。
──運命に刃向かい飛べる翼をください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-08 20:28:11
128592文字
会話率:28%
私には美形の幼馴染が二人いる。五歳の時に隣に引越して来た双子の兄妹だ。一人は金髪碧眼の男の子でもう一人は金髪にブラウンの瞳の女の子だ。時は流れ、美しい双子はより美しく、そうでない私はそれなりの高校生に成長した。今日も双子と一緒にいることで嫉
妬され、体育館裏に呼び出されている(とほほ…)。そんな私の運が良いのか悪いのか判断に悩む人生模様をご覧あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-06 20:07:35
21820文字
会話率:48%
この世界には、番という運命の伴侶がいて見つけると花の甘い香りがして惹かれ合うという….
俺にとってそれは受け入れがたい理由があった。
初投稿です。完結できるように頑張ります。
最終更新:2016-04-03 23:34:26
10428文字
会話率:66%
この国の皇太子に囚われてから、私の人生は変わった。ディアナ・ファランジ公爵令嬢、それが私の名前。元はディートリンデ・ファランジという名を頂いていた私は、ルートヴィッヒ・アレクシス皇太子殿下と出会い、その名を改名させられた 。男性であれば成人
と共に幼名から改名する例は幾らでもある中、女性の改名はほんの一握りの女子だけが行うもの。ディートリンデはその中の一人に入ってしまったのだ。皇太子殿下はディートリンデを「私のディアナ(女神)」と呼び幾重にも重ねた重厚な結界の中に閉じ込め、鳥籠を守るように何者からも遠ざけられた。そんな生活の中でディートリンデが得た光明とは?
※鬱展開注意(続くかもしれない短編集)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-03 15:09:35
13735文字
会話率:35%
なろうで連載中の「女大公カイエン」の外伝というか後の世の話。これはカイエンの死から百年余りの後の時代。それは大公が海の街ハーマポスタールを支配する時代。時の大公女サルヴァドーラは海神祭の闘技場で、一人の剣闘士を競り落とす。その名はファウス
ト。奇妙な出会いの二人の出会いは荒唐無稽な物語への始まりだった。
吟遊詩人アル・アアシャーの遺作となった「白鳥の歌」とはどんな物語か!?
「なろう」連載中の「女大公カイエン」の百年余りのちの時代の恋物語。しかし……仕上げは全然、御ろうじろじゃないです……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 23:58:57
16506文字
会話率:15%
この国の皇太子に囚われてから、私の人生は変わった。ディアナ・ファランジ公爵令嬢、それが私の名前。元はディートリンデ・ファランジという名を頂いていた私は、ルートヴィッヒ・アレクシス皇太子殿下と出会い、その名を改名させられた 。男性であれば成人
と共に幼名から改名する例は幾らでもある中、女性の改名はほんの一握りの女子だけが行うもの。ディートリンデはその中の一人に入ってしまったのだ。皇太子殿下はディートリンデを「私のディアナ(女神)」と呼び幾重にも重ねた重厚な結界の中に閉じ込め、鳥籠を守るように何者からも遠ざけられた。そんな生活の中でディートリンデが得た光明とは?
※鬱展開注意(続くかもしれない短編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-29 20:46:35
4124文字
会話率:47%
勇者と魔族の戦いが激化してゆく中、勇者に想いを寄せる魔王の息子の運命。(転載)
番外編から異世界転生要素が加わりますが、あまり意味はないかもしれません。
最終更新:2016-03-27 09:16:47
101766文字
会話率:0%
転入してきたのは女子バスケットで有名な少女と僕の2人。彼女が鳥になるまでの1年半。
最終更新:2016-03-14 18:23:05
319文字
会話率:46%
20XX年、仮想世界を構築する技術を可能とした現代、一人の少年と一人の少女と一人(?)の人型アンドロイドが異世界へと飛び立つ。「罪人度」が極端に下がってしまった黒鳥珀は、罪を免罪することを諦め窃盗、人殺し、強姦等の行為を仮想世界にて繰り広げ
ることにしながも世界への脱出を試みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 20:36:55
4839文字
会話率:65%
転職を決めた土地で再会したのは最近よく夢で思い出すひと。
小塚 飛鳥(こづか あすか)
好きなものをこよなく愛し、大切な人を無意識に探して引き寄せる。
忘れてたような、そうでもないような初恋の相手と再会して、大人になった自分たちを見つ
め合い、幼さの残る記憶を反芻しながら現在と向き合うお話です。
ヒロイン目線です。
ちょっとドラマチックなものを目指そうと思います。
※作中の設定、人物、団体、知識は作者の想像で架空の事もございますのでご了承ください。
※本作は完全にフィクションです。
※R18ページは題名に○がつきます。(事前の注意文はあまり無いです)
※過去と現在を思考が行ったり来たりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-22 14:34:38
82042文字
会話率:31%
陽菜はもがいていた。血の繋がらない2人の兄に幼い頃から愛され、その快楽におぼれながら、このままではいけないのだと。兄の奥方候補が現れ、家を離れる決意を秘めて、陽菜は自分だけのものを求めようとするが………。
最終更新:2016-02-22 10:54:36
35187文字
会話率:33%