いつも硝子越しに伝えられる言葉。最後の言葉は、五文字だった。
他所より転載。コミュテーマ「お相手に誰を選びますか?」に則り執筆しています。
ハッピーエンドではないのでご注意ください。
最終更新:2016-02-13 20:52:07
6975文字
会話率:15%
悪魔に取りつかれた少女の物語です。
父親視点での語りです。
降霊術をしていて、夜な夜な徘徊するようになった娘メリッサ。
真っ黒の目で、複数人の男性と一度に関係を持つ。
その後に生まれた息子の目玉も真っ黒であり、夜な夜な彼女に話しかけるのだ。
彼女の父親はある日の晩、たしかに聞いたのだ。
言葉も教えていない息子が、母親であるメリッサに話しかける姿を。
そういう時、彼女は静かに涙を流してこういうそうだ。
天使だと思っていたのに…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-13 16:14:47
2382文字
会話率:7%
15の時、私はあちら側に行った。
見たのは命だ。他に形容の仕方がない。
愛していた人は死に、私の精神は崩れた。
廃人同然の私には、辛い現実だけが目の前に残り、それでも情けをかけてもらって生きている。
恰幅だけが良くなって、貧困に喘い
でいるのに、他人からは食事の取りすぎなどと言われる有り様だ。
愛してくれる人は消えていく。
今は憐れみで向き合ってくれる親族以外に、身のより所がない。
それでも、どこにいても、自分は独りだと感じてしまう。
腫れ物にさわるような扱われ方を望んでなんかいないのに。
「愛してほしいだけだ」という言葉を投げかけられる相手がいない日々は着実に私の精神を圧迫していった。
ある日、死のうとしてみた。
もっと恐怖や葛藤があるものだと思っていた。
しかし悲しいかな、そんな真っ当な精神は、今の私にはなかったらしい。
体から精神が抜けていき、フワッと浮く感じがしたかと思うと、現在とは違う世界にいた。
それは言った。
「私に関わるな」
途端に目が覚めて自覚したのは、寒いということだった。
あれは確かに言った。
―お前はおよびじゃない―
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 17:40:40
1711文字
会話率:4%
※これは重複投稿作品です。
PIXIVにて、初投稿した神さまシリーズの一つです。
ある廃村に取材調査しに来た大学生達の物語。彼らは廃墟研究会というマイナーなクラブに所属している。主な活動は廃墟巡りとそうなるまでの経過を調べることである。
夏休みのある日、彼らはある廃墟を調べに(という名目の観光に)来ていた。その名は『檜邸』。元々この村の大地主が住んでいた屋敷であった。
事前調査で分かっていたことは、この村では神隠しにあう若い女性が続出していたということ。
村の男達は女のいない村を捨てていく者もあれば、老体を引きずってまで別の場所に移り住もうという気力さえもない者もいた。平均年齢は高く、二十代の男性はごく少数だった。
そんな中、事件は起きた。たまたま隣町から来た旅人が、その異様な空気を放つ村に入ってしまったのだ。
この村で一番の邸宅を持つ檜邸に事情を聞きに行ったのだが、その旅人が村から出てきたところを見た人間は誰一人としていなかった。
しかし、話は単純ではなかった。
その邸宅に入った男性陣は遺体として発見され、女性陣は消えた。そして、なにより不気味さを感じたのは、ある一室に生まれて間もない新生児がいたことだ。
警察関係者はその赤子達の血液検査等を行ったところ、それらは全て行方不明になった女性たちの子供であることが分かった。その赤子たちは施設に預けられ、屋敷内を徹底的に調査したが、結局、行方不明になった女性達の骸すら見つからなかった。
この物語は、檜邸を訪れてから、男性陣が遺体となり、女性陣が神隠しにあうまでの出来事をなぞったものである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-24 20:22:13
20976文字
会話率:43%
"究極"それはどの分野において誰もが追いかける永遠課題
その材料は意外と身近にあるのかもしれない
しかし問題なのはそれに近づけば近く程 人とは遠ざかってしまう
これはそんなお話。
最終更新:2016-02-12 08:06:50
4138文字
会話率:77%
お母さんが大好きでお母さんのために貝殻をいっぱい集めたのでも、お母さんが貝殻になっちゃたから探さなくっちゃどこにいるんだろうお母さん
最終更新:2015-01-26 21:49:11
2338文字
会話率:45%
ネクロフィリア。それは、人体亡骸のレイプや異常性愛表現をだす嗜好者をさす。そんな趣味の男と正常者の彼女との男女関係。その関係がギクシャクしていく。男……康人、女……晶羅の間に発生した疑惑の「溝」によるイマジネーションが数々の誤解、わだかま
り、闇の世界等が走馬灯のようにぐるぐる回転していく。グロテスクに展開し、晶羅の脳内はパニックに冒されて……その果てに見てはならない正体にたどり着く、スリリングホラー且つサイコサスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-12 02:54:12
3711文字
会話率:24%
責任の重さを知った娘のいるホラー系家庭。その呪縛から、娘の詩世子が脱出するまでのサスペンス物語。
最終更新:2014-12-29 20:32:59
1719文字
会話率:49%
一条十子はごく普通の女子高生だ。ただ一つ普通ではない所は幽霊が見えること。霊を引き寄せる体質だが見えるだけで祓うことの出来ない彼女を護るのは守護霊の全だ。周りに見えないのをいいことに所構わずセクハラしてくる彼に頭を悩ませる十子は、ある時友人
から肝試しに誘われて……。
色々とトラブルに巻き込まれる十子と助ける全。二人の関係はどうなっていくのか。
○のんびり不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-11 01:42:32
14134文字
会話率:42%
■あらすじ■
「傷つかない女」菫は、曰くつきの青年・梓を預かった。過去の出来事を悔いて心を閉ざす梓に、菫は不思議な共感を覚えるが、彼らの「仕事」は地下社会と表の社会のあわいに存在していた。
菫を明るい世界へ誘う「第二の男」、二人組の追跡者
、次々に起こる不可解な事件。菫はやがて、企業や省庁・地下社会の住人の関わる大きな流れに巻き込まれていく。
菫が傷つかない秘密、梓の悔いる過去の真相、そして事件の影に蠢く男たちの意図とは?
■コンセプト■
サスペンス色強め、「全員悪人」のヤンデレノワール。
歪んだ愛情や嗜癖、いびつな正義感を持つキャラクターたちの過去の因縁がからみあい、複数ラインの謎を解きながら展開します。
流血等の残酷描写は控えめですが、人によっては精神的負荷の高いディテールが存在する可能性があります。
※ネタバレ最低限のキャラクターリスト、ディテールを除くストーリーのネタバレ含むあらすじ一覧をアップしました。
※直接的な性描写のある回のタイトルに★を付けました。この★の無い回にも広義の性描写が存在することがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-22 09:00:00
227915文字
会話率:45%
■あらすじ■
陶芸工房「器の家」に住み込みで働くようになった樹は、誰の目にも非の打ち所のない働き者で、真面目で内気な青年だった。町の人々に「得体の知れないよそ者」と扱われる樹に、マキは弟のように接するようになるが、あるとき樹の奇妙な一面を
見る。
■コンセプト■
真面目で内気で敬語で、浮世離れした弟キャラな自称童貞にヤンデレられてみましょう、という趣向。日常の怖さをじわじわあぶるサスペンス&ホラー風味を目指しました。前に撒いたディテールが後からどかどかっと襲ってくる怖さが出せたかどうか。
※作中特異な身体性・才能を持つ人物が登場しますが、いずれも現実に誰でも再現可能なものであり、ファンタジー的な異能要素はありません。
※Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-23 18:37:48
18415文字
会話率:43%
■あらすじ■
「うまく切ったから、間が空いても大丈夫よ。うんと伸びててもいいから、また来てね。でも、ほかの子に切らせちゃだめ」
オネエな語りの美容師・節は、商店街の小さな美容室には不釣合いの美意識の持ち主で、異様なほどの完璧主義者。涼は年上
の女友達のように懐いて家を行き来するようになるが、節の奇妙な執心はやがて涼の日常を侵食していく。
■コンセプト■
オネエな喋りのヤンデレをやろう、しかも美容師とか身体的距離の近い商売の人がヤンデると怖いだろう、という趣向。あれもこれも、よく考えたら偶然なわけがない! というディテールの怖さを楽しんでいただければ幸い。
なぜ異性愛者がオネエな喋りをするようになったのか/なぜ正攻法の恋愛ステップを踏めない人なのか/なぜサディスティックな性癖持ちなのか、というあたりは後半でもう一段種明かしをいたします。
2話以降は逃走追跡推理監禁とサスペンスまがいになるやら、ならないやら。
※閲覧上のご注意
・直接的な表現ではありませんが、相応の性描写、暴力描写があります。
・Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-10 12:00:00
27775文字
会話率:51%
ある日、気がつくと妻と同じ顔になっていた。顔どころか身体まで同じになっていた。
妻のパンツを穿いて寝ていたのが原因らしい。
女性化してしまった旦那に待つ運命とは?
最終更新:2016-01-20 20:00:00
2052文字
会話率:44%
性を売り歩く少女から「性」を買った男が体験する不思議な物語。
最終更新:2015-12-24 00:00:00
1072文字
会話率:40%
暗い闇の中で目覚めた記憶喪失の男が様々な人々と出会い、化物に襲われ、悩み、苦しみ、生きていく物語。
(注)この小説は以前、自分が某小説雑誌の賞に応募し、落選したものを改訂した小説です。
最終更新:2016-01-09 21:00:00
32535文字
会話率:42%
憧れの女子校に入学した藤崎桃香は、入学初日に自分のクラスを見付けられず、校内をさ迷っていた。
すると、身長が高い女子生徒に激突。謝ったついでに教室を教えてもらおうとしたら、手を繋いで教室まで案内してくれた。桃香はその女子生徒に恋心を抱いてし
まう。桃香はお礼がしたいと思うが、それから女子生徒の姿を見付けられずにいた。
しばらくして、桃香が学校から帰ろうとした時、その女子高生が姿を現した。桃香は後を必死に追うが、女子高生は立ち入り禁止になっている旧校舎に入っていったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 01:29:14
15519文字
会話率:65%
ダムに沈む事になった山間の小さな限界集落。最後の地鎮祭。参加したくもないけど、最後だししょうがないか。そんな行事での出来事。
※微ホラー
最終更新:2015-12-25 16:13:21
3338文字
会話率:23%
葉城探偵事務所、通称「幽霊探偵事務所」
噂では、あまたの心霊現象を解決しているという探偵事務所のお話。
葉城晴樹は伯父の遺産で、葉城探偵事務所の所長を引き継いだが、その事務所にいた望月亨は、眼鏡を外すとと幽霊が視える特異体質を持っていて……
。
幽談と多重人格とエロ。でも中途半端に怖くなくて、気軽に笑ってくれたらいいのにな。って作品に仕上がってしまいました。
不定期更新です。
Upppi、自サイト、に重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-24 21:38:48
135644文字
会話率:37%
どこにでもいる、ただ少し辛い毎日を送っているだけの
とある高校生に襲いかかる非日常のおはなし。
最終更新:2015-12-20 00:23:14
4516文字
会話率:19%
ある夜、一人の少年が惨殺された。
少年は心優しく、人から恨まれる性格ではなかった。
少年は、何故このような無惨な死に方をしなければなかったのか?
警察官の田宮五朗と上司の橋本学は調べていくうちに少年の元クラスメイトの少女に辿り着いた。
田宮
と橋本はその少女の近辺を調べていくが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-16 21:46:12
1577文字
会話率:42%
主人公が未来に飛ばされサバイバルをするサバイバルホラー風です。
主人公がなぜ飛ばされたのか、どうして未来の地球はこうなったのか。生き延びで地球をもう一度再生できるの。乞うご期待ですね。
初投稿。
最終更新:2015-12-13 15:19:44
935文字
会話率:14%
最終電車を乗り過ごした僕は無人駅で途方に暮れていた……
投稿をしておいてなんですが、この作品はおすすめ出来ません。物好きな方だけお読みください。自己責任でよろしくお願い致します。
最終更新:2015-12-09 18:54:51
3565文字
会話率:29%
イケナイ妄想だらけでリメイクしました。短編集です。
最終更新:2015-12-08 20:19:07
8963文字
会話率:6%
夢を見たのですよ。気分の悪い夢。見た目も心も枯れ果てているのに、夢だけは感性が戻るのですよ。だから払拭するために書きました。
最終更新:2015-12-04 22:37:16
574文字
会話率:0%
僕の可愛いマリー。もう二度と君を離さない。
(バッドエンドですのでご注意ください)
最終更新:2015-11-17 17:47:22
4002文字
会話率:22%
「マリちゃん!」今日もまた、あいつはやってくる。大学院生である沢渡万里のもとに、四つ年下の幼なじみである久我崇臣が訪れるようになって早半年。いい加減『幼なじみ離れ』をさせなければと、万里が素っ気ない態度を取って追い返そうとしたら、崇臣の様子
がおかしくなり……。年下イケメンのワンコ青年(執着腹黒)×年上お人好しクール青年のお話。完結編。 ※僕のマリちゃんの続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-17 00:19:38
60163文字
会話率:39%
大学院生の榊柊也(さかき しゅうや)は時島研究室に所属している。教授である時島蘇芳(ときしま すおう)の監視をするために――。 「僕のマリちゃん」の番外編。万里の友人の榊と時島教授がメインのお話。腹黒変態な老紳士(人外)と、飄々クールに見
せかけた真面目青年との攻防です。エロ無し、セクハラ多め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-20 00:23:24
32051文字
会話率:26%
「相変わらず人気者だねぇ」「その台詞前にも聞いた」 大学院に通う沢渡万里は、所属する研究室の飲み会に参加していた。飲み会には研究室のメンバーでもないのに幼なじみの久我崇臣が参加しており、女子に取り囲まれている。相変わらず女子にモテる崇臣だっ
たが…。年下イケメンワンコ青年×年上お人好しクール青年のお話の続きです。 ※「僕のマリちゃん」の続編です。 ※エロ無し。ホラー風味です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-07 00:02:50
6572文字
会話率:42%
見ちゃうと駄目系都市伝説(スレンダーマンかこいい)みたいな何かと、それに気に入られてしまったまま成長した大学生という大変な雰囲気だけの作品。
触手さんはカッコいい。
最終更新:2015-11-02 22:23:55
3745文字
会話率:23%
数多ある霊能力者の家系において、最強と名高い、東雲(しののめ)家の跡取り・東雲隼人。
思いもよらぬ事態で、窮地に陥った彼を助けたのは、下働きの少年・東条悠馬と……彼の守護である【触手】であった。
誤解されっぱなしな真面目系堅物(?)と、触
手に年がら年中巻きつかれてる少年と、イケメンキュートな触手という、何かもうよく分からない御話。
軽い御気軽な物語ですが、触手さんが出てくるので、R18にしてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-08 00:32:33
84035文字
会話率:47%