『月下香亭』、それはアルボレダ王国でもっとも豪華な高級娼館である。外の世界とは隔絶された花園、巨大な温室のようなこの館では、花の名前をつけられた遊女たちが夜ごと艶やかに客を迎えていた。
十歳でこの娼館に売られたサラは、遊女見習いとして働き
ながら、客と遊女たちの人間模様を見る。様々な人々の想いが交錯する中で、彼女は恋をし、傷つき、やがて守りたい大切な人を知るのだった。しかし、華やかな温室の外の世界は、ゆっくりと没落の時を迎えようとしていた――。
※直接の性描写はありませんが、一部に同性愛的な要素を含みます。苦手な方はご注意ください。
表紙絵は鍋弓わた様の作画です。ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-15 18:00:00
351577文字
会話率:37%
富も、栄誉も、何もいらない。私が望むのは、目の前のこの女性(ひと)だけ───
時は15世紀。百年戦争終末期のフランス。
相次ぐ国難の末、落ちぶれ果てた王国の宮廷に、奇跡の少女が現れた時、フランスと一人の男の運命を変えた──陰謀と愛憎蠢く幻想
伝奇。
サイトとPixivにて公開中のかなり独自解釈要素が強いジル・ド・レ元帥とジャンヌ・ダルクをモチーフにした恋愛ファンタジーです。作者の手癖で『萌え』よりも『燃え』重視の展開ではあるものの、割と糖度もエロスも高めです。本編完結済。
設定の都合上(ぬるいですが)BL要素・および残酷描写有。(あらかじめ閲覧に注意が必要な部分はサブタイトルに注意書き有)表紙絵付き。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 11:38:12
220111文字
会話率:23%
『わたし』が告白する31歳の性的生活。たぐいまれなる感度を持った女性の淫猥な日常を、赤裸々に描いた短編です。
最終更新:2011-08-27 21:58:26
3312文字
会話率:2%