完結小説「ダリギナファン帝国皇統紀」の番外編です。本編終了後、6年目のお話となります。架空の世界、ダリギナファン帝国が舞台。両性具有、結婚、妊娠、出産というキーワードが登場しますので、ご注意ください。本編は「ダリギナファン帝国皇統紀作品集」
からお訪ねください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-22 20:56:25
3950文字
会話率:40%
物語の性質上、予告なく18禁表現あり、男どうしの結婚、両性具有、妊娠というキーワードが登場します。苦手な方はご注意ください。すでに本編は完結。ハッピーエンドです。番外編は『ダリギナファン帝国皇統紀作品集』からお訪ねください。物語は架空の世界
、ダリギナファン帝国が舞台。皇室と帝国の摂政をつとめるべき五つの摂政公爵家(五摂公家)のしきたりにより、皇帝アスシオンは無理やり男の皇后を迎えさせられる。アスシオンは妻となった少年クレシダを、成婚当初は遠ざけてしまう。しかし少年クレシダには、夫となった皇帝には明かせぬ大きな秘密があった。クレシダの人柄にふれるようになったアスシオンは、妻となった少年に次第に興味をひかれていく。だがクレシダは3年という期限つきの中継ぎの皇后。いずれアスシオンのもとを離れることが決まっていた。男とはわかっていても妻となったクレシダに惹かれるアスシオン。しかも次期皇后をめぐりクレシダは命を狙われ、諸勢力がしのぎを削っていく。またクレシダにも、彼の秘密ごと彼自身を受け入れてくれる人物があらわれ・・・。(以前、自サイトブログに掲載し完結していた小説です。現在、ブログの小説はさげています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-12 20:56:16
449382文字
会話率:39%
いつかの世界、最強の人間を作ろうとした国があった。
文武両道に秀でた人間のDNAデータを集め、一つの組織として人を育て上げていき、最強の女と最強の男を毎年何人か決定して強い人間の遺伝子のみを繋げていくプロジェクトとして、一過性の宗教のように
国民達は夢中で最強人間を目指した。狂気じみたその国の王の本当の目的は、最強の人間が得られると言われている永遠の命。その獲得と研究である。都市伝説か絵空事のような、そんな確証のない力を手に入れるため、王は研究の最終目的のみを国民に伏せ、国が率先して選民意識を植付たり、更にはその一族を末裔まで手厚く優遇すると言った国の方針で、優秀な人間を育て上げていった。いわゆる国主体の強化プロジェクトのように見せかけることで、国民の反対も起こってはいなかった。正しくは血統の劣化が認められた場合には速やかに平民同等の扱いに戻されるのだが、そのような降格制度がありながらも『国からの一族優遇』という餌には誰もが憧れを抱くのであった。この国において、自分の子孫を自分の力で育て命を繋げていくという人間の本分を全うできるのは、なんの力も秀でた知性も特に勝ち得なかった人間達、つまりは平民だけである。しかし、この国民の殆どはそのような平凡な人間的幸せを望まず、国のために自分の力を使おうと望むモノが大多数である。
国の研究施設は三つの敷地にわけられていた。最強の人間を育成する訓練学校と、最強とされる人間をカップリングし子供を産ませる施設。そして、その二世達を育て研究する施設。そして研究プロジェクト名を『ザイオン計画』と名付け、早くも計画発足から目立つ成果も得られぬまま数年が過ぎていた。
この物語は、そんな施設内で巻き起こる事件と人間模様を何となく垣間見る話しである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 01:39:02
1748文字
会話率:0%
建国の夜、詩人が語る物語。それは、二つの国が一つになったその裏で、深く愛し合った二人の王の物語。
オリジナル戦記をベースに、敵対する二つの国の王が愛を育み、やがて国を一つとするまでの物語をお送りします。
シナリオ重視、ラブシーン重めです。内
容的にも決して軽いとは言い難いので、お気を付けください。ラブシーン回には「*」マークを付けさせていただきます。
8月11日
エブリスタでも連載を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-10 00:00:00
540412文字
会話率:53%
E国小説 第七弾です。
各小説は読みきりの形になっておりますので、どれから読んでも楽しめると思います。
舞台は極東の島国の一部の地域に、石油産出国があり、
大震災や度重なるテロの中で生き抜く国家元首(ちょっと変態)と真面目な護衛やセックス
フレンドの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 22:31:49
3226文字
会話率:68%
とある王国が、小国から大国へと成長したのには、とある訳がある。
最終更新:2017-07-25 18:04:38
4741文字
会話率:46%
これは「花言葉を俺は知らない」の幸せだった頃の話。
誰にも望まれず生まれた青年は異世界で初めて自分の居場所を見つけた。
優しい騎士団長は青年を守り愛してくれた。
こんな幸せが長く続けば良いのに…お互いがそう望んでいた。
そんなある日、
敵国が攻めて来て…
エーデルワイスだけでも読めます。
ひたすら幸せでイチャイチャしています。
瞬があの噂を聞くまでの話となります。
「花言葉」が糖分不足で補給のため書いた甘々小説です。
受け溺愛優しい最強騎士団長×お菓子作りが趣味の癒し系平凡
性描写は※マークでお知らせします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 10:00:00
2481文字
会話率:3%
美しきレティウスの治るヴィント国が醜き王ノウデットのオールストール国に支配される。民の命は守られたと思ったがレティウス王の美しさに嫉妬したノウデット王が自国のバケモノ女と呼ばれるフローラを王妃とするように命令する。だがそのバケモノの王妃は…
美しきレティウスとバケモノと呼ばれるフローラの恋の物語。ハッピーエンドです!
2019年2月28日よりアマゾナイトノベルス様より電子配信されます!物語は微調整のみでほとんど同じ内容ですが表紙のイラストがあるので良ければ見てくださいね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-06 23:19:10
72210文字
会話率:32%
星暦1000年。ラグニア帝国とセフィア皇国が起こした聖帝戦争と語り継がれる戦いの中で、英雄と呼ばれた男は心を折ってしまった。
今ではギルドで簡単な依頼を受け、日銭を稼ぐ日々。そんな中、正体を知るギルドマスターから学園の教師として働く事を持ち
掛けられた。渋々学園で働く事にした男はそこでなにかを得ることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-05 00:17:53
204文字
会話率:10%
あるときあるところの小さな国の乞食と王子様のお話。小さく美しい国に敵国が攻め入ろうとしているとき、誰もが諦めの言葉を口にする中、名乗り出たのは乞食の男でした。1話完結、連作です。おとぎ話風。自サイトからの転載です。
最終更新:2017-05-16 23:07:54
5834文字
会話率:30%
西暦20××年、世界に魔族や【新魔】と呼ばれる異世界からの侵略者が猛威を振るっていた。
20XX年、魔族の存在を人類が認識した事により、様々な組織が誕生した。
国が主導する【魔族対策省】の直属となる組織【対敵性外来種被害相談所】
。相談所という名称ではあるがこれは一般人に対する配慮からつけられた名前であり、裏では【対魔警察】という俗称が付けられている。
【対敵性外来種被害相談所】の依頼を受け、魔族の特定や歪の発見調査から殲滅までを行う【対魔族戦闘部隊】。此処は様々な部隊が存在し、中でも【子守の魔女】のふたつ名を持つ宮桜姫円花(みやざきまどか)が率いる【殲滅の銃士】や、【夜桜の乙女】のふたつ名を持つ華鳥桜(かとりさくら)が率いる【死神の暗器】等が有名な部隊だ。
国が運営する組織には【対魔族用個人結界武装】を考案し、実用化させた【魔法技術総合研究所】なども存在する。この通称【研究所】は魔法少女の持つ指輪や物型魔族、魔生物などを研究し、それ今ある科学技術と融合させ様々な分野に応用させている。また、民間の研究機関や大学などにも様々な研究機関が存在し、お互いに開発した新技術の独占を狙い、水面下で激しい攻防が繰り広げられている。
そして民間の魔族対策会社。魔族被害の相談から魔族との交渉まであらゆるニーズに対応する【真島魔族相談所】、魔族に襲われて石や宝石などに変えられた家族や友人を元の姿に戻す為の手助けを行い、また特殊な薬を扱う【特殊薬局フリオ 】、対魔族用の護符や物型魔族などの気配を察知して危険を知らせる水晶を販売する【祭桜慈神社】など様々な形態が存在する。
民間のこうした会社に相談を持ち掛ける時は当然有料であり、その額も安くは無い。その為に家族や自らが魔族被害を受けた時の為の保険商品なども急速に増加していた。
今日も魔族に襲われた人を救う為、魔法少女達は過酷な戦いへと身を投じていた……。
この小説はピクシブにも投稿してあります。
[R-18G] 魔族と戦いし者達
朝倉牧師 #pixiv http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5294957
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 22:35:07
14990文字
会話率:38%
そこは地球と似て非なる世界。世界から男が絶滅し、精液が出る植物を各国が分割していた。時は1941年11月。呉には秋津皇国海軍連合艦隊旗艦『長門』を基幹とした艦隊が待機していた。来たるべき"太平洋戦争"に備えて。
そんな中
、連合艦隊麾下第一艦隊所属第四航空戦隊の軽空母『瑞鳳』飛行甲板に、一人の"男"が現れる。それが物語の歯車を狂わせ始める。
ノクターンでの異世界本格架空戦記!島国である秋津皇国は、大国を相手に壮大な海戦をしかけてゆく!
主人公は種馬となり、女を孕ませてゆく。そして、それは政治利用に発展し、戦況に影響を及ぼす!
海戦シーン多め。エロは間に入れ込み形式。△は飛ばし読み可能な海戦シーン。
完全な作者の趣味です。ペンネームから連想される通りの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-24 17:45:25
192658文字
会話率:41%
不幸にも高二で死んだ俺は、転生して異世界のとある国の第三王子になった。が、ここでも不幸が重なり国が滅びてしまった。
亡国の王子として連れていかれた竜の国で今度こそ幸せになるために番(つがい)を探すーーーー。
最終更新:2017-03-01 12:00:29
41771文字
会話率:33%
異世界の西洋に似た王国が舞台。
幼い第二王子ティモシー、優しく接してくれる王弟殿下エヴァンに恋心を抱いた、それと同時に失恋をした。周りの侍女や近衛騎士、寄ってくる貴族。全てが自分で選んでいない。言われるがままに生きているだけ。だけど諦めき
れないエヴァンだけは、大きくなったら必ず・・・手に入れてみせる
『傍にいて欲しい、お願いだから、僕を選んで』
幼少期から大人になるまで、一人の男に執着し、監視し
時には鬼畜に愛した微ヤンデレな王子の物語
シリアス調です。
※微ヤンデレ注意!痛い系ではないです。
※R18 ××シーンが入る場合は各タイトルの横に※をつけてあります
※執着、無理矢理な表現が入ります。愛はあります!
※年下ヘタレで年の差受けです。苦手な方はご注意下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-18 09:00:00
49926文字
会話率:54%
これは、グラン帝国という超巨大軍事国家が存在する世界の物語。
世界を平定するために戦争を続けるグラン帝国。その強大なる軍事力に数多くの国が敗北してゆく。
そして、その代償として数多くの人間、妖精、魔族、獣人、あらゆる種族の生きるものが死んで
ゆく。
それを目の当たりにいた一人の女性。
世界の平定の為とは言え、殺戮を繰り返す戦争に賛成できない。
グラン帝国の第三皇女【エストリア=リュゼル=グラン】は戦争をなくし世界を平定すると心に誓う。
幾度とない失敗に涙を飲みながらも彼女は諦めない。挫折しない。
そして、ついに無血での世界の平定へむけた第一歩をあゆみだす日がやってきた。
『戦争のない平和な世界がいつかは……』
が、しかし……彼女は。
時代は彼女を拒んでしまうのだろうか?
【下記は注意事項です】
・この小説は異世界ファンタジーです。異世界転生じゃないです。
・この小説の主人公は体は女性ですが、作者があれなので主人公もあれです。
・主人公は弱いです。チート性能じゃないです。弱い主人公が好きな人向きです。
・この小説はエロが目的ではありません。R18シーンは中盤以降はかなり減ると思われます。
・残虐性のあるシーンが多くあります。R18シーンは陵辱などのシーンが多いです。ご注意を!
・★マークはR18指定小説(私基準)です。
更新速度は期待はしないでください。基本的にあるていどまとまったら投稿してゆこうと思います。
ミッドナイトノベルは思った以上に読者が少ない? 興味がでた方は「おきにいり」のご登録を頂ければ嬉しくって転がります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-30 06:00:00
116098文字
会話率:39%
古くから、二つの王国はいがみ合っていた。
それこそ、お互いの国が成立する前の、まだ集落規模の集まりだった頃から、お互いを憎み合い戦っていた。
戦いを続けるうちに、集落を率いる優秀なリーダーが生まれ、それらの規模は次第に大きくなっていった
。
リーダーが王となり、その血は何代も繋がっていき国の規模を広げていく。
いつしか、二つの王国は周囲の国々を呑み込み超大国となり、"西の王国" "東の王国"と呼ばれるようになった。
これまでの戦いは"西の王国"の将が攻め、"東の王国"の軍師がそれを絡め手でかわす。
しかし"西の王国"は、散発的に攻めるだけですぐに撤退してしまう。
お互いに牽制しあい、小競り合いを続ける。すでにそれを三十年も続けているのだ。
国民の相手への不満が少しずつ高まり、戦争への気運が高まっていく。
不満の爆弾がいざ爆発するぞという時、遂に西の王国が軍を出した。
東の王国も、それに呼応するように軍を派遣した。
二国による、史上何度目かもわからないほどの戦いが始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-28 19:00:16
6218文字
会話率:8%
西暦2804年。2000年頃まで1:1だった男女の比率がいつからか狂い始め現在では12:1と圧倒的に女性が少ない。そんな中で人類は子孫を残す為、進化を遂げ、夫婦のあり方を変えていった。高等学校という国が用意した学びと男女の出会いの場で1人の
少女が1人の女性へ、そして母へと成長していくお話しです。基本ほのぼの、甘々を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-07 19:23:15
11719文字
会話率:62%
異世界から現代に、ある盗賊の魂が追放された。
強盗、殺人、放火、脅しなどを、当たり前のようにやっていた盗賊の男。
そんな男の魂が、コンピューターに詳しい資産家の若い男性の遺体に飛び込んだのだからもう最悪。
平和な現代に、野獣の思考と
現代の知識を持った暴君が解き放たれた。
強姦を大好物とする盗賊の男は、その準備のために体を鍛えて、自分の城を建てた。
そこで彼が目につけたのは、少子化対策のために国が運営しているインターネットの新システム【バージンロード】。
これは、リアルな情報を元に作成された3Dモデルを使って、仮想空間でお見合いするシステムだったのだ。
「国営だろうが、どんなシステムにも穴はある」
仮想空間で起こった出来事は、自分にも相手にも体験として記憶される。
ならば、やることは一つだ。
仮想空間と現実世界の両方で、彼の強姦劇が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-07 01:05:52
13133文字
会話率:24%
◆◆◆ 11/24 完結しました。番外はそのうち投稿します。
◆◆◆大体タイトル通りのお話です。
エロシーンは基本的に甘々おねショタセックスですが、それ以外の内容は暗い&グロ有りです。
※マーク付きがエロシーンを含む回になります。
◆
◆◆
フィエンデの里のエルフの娘レーナは、敵対する部族の王によって父母を殺され己の身も拐かされた。その王の側室として侍り、奴隷のように跪くことで命を永らえてきた。だがあるとき魔物の群れにエルフの森が襲われて王族が死に絶え、後宮で最も位の高くなったレーナがエルフの王となる。
弱りきったエルフ族には魔物に抗う術もなく、憎き男の治めていた国が凶悪な魔物に無残に焼かれるのを心待ちにしていたレーナだが、あるとき人間の国より、魔物を祓う勇者を寄越すという旨の文が届いた。
レーネは人間の国からの助力を受けるつもりなど毛頭なかったが、さぞ屈強であろう人間の勇者の吠え面を見るために謁見を許す。そこで現れた勇者は、意外なことに繊細な面持ちの子供であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 23:00:00
106062文字
会話率:45%
思いつくままに書いております。以下、ストーリーです。
~魔界。数々の魔の国が合わさったものとして知られ、その全体を総称してそう呼ばれる世界。男の精気を貪り、魔力に変換して生きる『サキュバス』として生まれた女。彼女は生まれた時より他のサキュバ
スに虐げられ、大人になった。一度も男の精気を自ら手に入れる事は無く、他のサキュバスに懇願して多少の精気を分けてもらう生活。そんな彼女に、『神からの贈り物』が届く。彼女の生きがいは『それ』であり、『それ』の生きがいは彼女であった。~ ※活動報告の方に投稿、改稿情報を掲載しております。そちらも合わせてご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 23:00:00
188946文字
会話率:45%
・概要
オーク紳士に生まれてしまった転生者が、嫁を探して半ば逆レイプされながら冒険者として頑張る話。イったので和姦です!!なファンタジーエロコメディ。「んほおおお!らめぇえええ!」系なので過度な期待はちんちんが泣く、エロですらコメディ重
視の物語。■マークはえっちな印!
※ほんわか逆レイプで女性上位が続くってわけでもないので気を付けてね!
・あらすじという名のプロローグ
この世界にはオーク種の国がある。そこで生を受けた主人公は不細工な顔を理由にいじめられていた。しかし、顔の好悪はあくまで彼らの中の美的感覚によるものであり、実際はオークのはずなのにほぼ人間の面構えであった。(でもやっぱり化け物に近い。不細工というか怖い)
幼い頃は心優しい幼馴染のオーク少女(典型的なオーク顔)の優しさに助けられ、成長してからは不意に蘇った前世(現代日本)知識を利用して鍛え上げた武力で、どうにか自分の居場所を勝ち取った彼は比較的温和な暮らしを続けていたが、「そろそろ子供の顔が見たい」という親族一同の発破に押される形で国を出ようとする。去り行くその背中へと幼馴染のオーク少女は必死に声をかける。
「なんで!?どうしていっちゃうの!?ずっと、ずっとここで一緒に暮らせばいいじゃない!」
「私は不細工でモテない。老若男女問わず誰もがそう言う。それは真実だ。私もオークにモテることは決してないと思う。結婚など土台無理な話だろう。だったら、外に嫁を探しにいくしかない」
「そんな!そんなことない!貴方の見た目なんか気にしない人だって!」
「ああ、それは可能性としてはある。しかし、そんな建前より何より問題があるんだ。そもそも、この国にいる女性が私のタイプではない。オーク顔と結婚とかマジ無理」
幼馴染は泣いた。
「私は愛してる!愛してるのにぃぃぃーーー!!」
「ははは、君の優しさは罪だよ。ありがとう。でも、もう決めたんだ」
挙句、必死の告白も通じなかった。ただの同情だと思われていた。主人公は良い笑顔で国を去り、オークを相手にしてくれる真人間嫁探しの旅に出るのだった。
それから幾ばくかの時が経ち、とある女性との出会いをきっかけに、彼の運命は大きく動き始める────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 08:00:00
116040文字
会話率:56%