西園寺グループ会長の孫である佳月(かづき)は、幼い頃から祖父に性的虐待を受けていた。
西園寺家のトップである祖父に逆らえる者はおらず、佳月は心を殺して生きていた。
そんな佳月の唯一の救いは、幼い頃から一緒に育った真夜(しんや)の存在。
しか
しある時、祖父との秘密を知られてしまう。
「佳月、俺がお前をここから絶対に救い出してやるからな!」
佳月を救おうとした真夜は屋敷から追い出されて、もう二度と会うことはないと思っていたのに――。
※性的虐待など、センシティブな内容が含まれているので、ご注意ください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 19:09:20
22757文字
会話率:29%
"あなた"のお願いは、たとえどんな内容でも、絶対に断られることはありません。
「怒らないで」と言えば優しくしてくれるし。
「甘えさせて」と言えば甘々に可愛がってくれるし。
「えっちして」と言えば誰だっておまんこを差し出し
てくれます。
これは、そんな"あなた"の、ありふれた日常の話。
――――
この作品はPixivにも投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18589739
22/10/25
日間総合4位、短編1位ありがとうございます!!!!
まさか1位をいただけるなんて幸甚の極みです。
まだまだ未熟ですが、今後ともよろしくお願いします……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 18:00:00
8433文字
会話率:14%
例え一筋の光でも期待したい! それが親の切実な願いだ!
知的障害者を持った親の苦悩は 日々地獄のようなものと思ってます 子供が不憫と思えば思うほど自分たちが死んだ後のことを思うと断腸の思いというか 胸が張り裂けるようなものではないでしょう
か・・他人には絶対に理解できない そんなタブーとも言える世界を小説で書いてみた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 05:13:25
8999文字
会話率:0%
社交界デビューを果たしたばかりの伯爵家の末娘に舞い込んだ、断りにくい婚約の申し入れ。
「私、あんなに恐ろしい噂のある方なんて絶対に無理です~!! だいたい、どこで見初められてしまったのかも心当たりがないんですよ……!?」
相手は物騒
な噂の絶えない、引きこもりの王弟。
真意の読めない求婚には何か裏でもあるのだろうか?
怯える妹に泣きつかれた姉は、一肌脱ぐ決心をする。
※小説家になろうで公開中の短編に、レーティングに関わる部分を追加した作品です。この作品単独で読めるように構成しています。前半はほぼ同じ内容です。
※誤字報告ありがとうございました!
☆2023eロマンスロイヤル大賞さまでコミック原作賞を頂きました。応援ありがとうございました!!詳細はまた後ほどのご案内となります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 12:00:00
16325文字
会話率:44%
キサキ:おそらく純粋に娘の幸せを望んでいるのではあるまい、煮えたぎるような女の欲をあの肉の塊の中で持て余しているのだろう。
わたし:まあしかし、女同士なので、絶対に、コドモはできないんだけどね。わかった? そこは大きな違い。
キサキ:ウ
メコは、美人だが、気の強そうな細君だった。では、横浜の邸の事は任せておいてくれたまえ、あなたの名前は?
わたし:シデ。別に美人ではない。
ーーー
キサキは、自宅にもどる。わたしは、キサキの自宅に入る。メアリーがいる。
キサキ:メアリーのズロースから、甘い香りがする。
ズロース:パンツみたいな、下着。
キサキは、メアリーに、生殖器を、撫でてもらっている。キサキは、さっさと下半身を、ハダカにして、生殖器をむき出しにしている。メアリーは、今のところ、キサキの、外陰部を撫でている。
キサキ:興奮している。
わたし:わたしは別に、興奮していない。
キサキ:嬉しい。
キサキは、体勢を変えて、布越しに犬みたいに舌を使ってなめた。鼻で、メアリーの、小さなつぶをグニグニする。
キサキ:かわいい。
わたし:キサキさん、わたしにそれをやれ。
わたしは、さっさとパンツを脱ぎすてる。座る。股を広げる。
わたしは、とりあえず、ウィキペディアを見てみる。確認した。
キサキは、わたしのクリトリスを、彼女のハナで、刺激する。
キサキ:ここは、すごく感じるみたいで、鼻で突き上げるたびに蜜が溢れて、ぐしょぐしょに濡れる。
わたし:信頼しよう。
キサキ:そうしたら、蜂蜜みたいに甘い声がきこえるのが、通例。
わたし:わたしは基本的に、絶頂時にしか、喘ぎ声は出さない。
キサキ:しかし、わたしは、ハチミツみたいな、甘い声をきくと、うれしくなる。あなたたちが、きもちよくなってくれると、すごく満たされる。
わたし:肉体に支配される。
キサキ:もっと、もっときもちよくなって。君がよろこぶなら、わたしは、なんでもしたい。
この作品は「N0952HF」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 04:17:21
8586文字
会話率:1%
強さこそ全て。実力さえあれば何をしても許される。そんな徹底した実力主義を敷くオーフィリア学園高等部に入学したセルマ。しかし女子たちから熱狂的に好かれている男子と関わってしまったことから、セルマは目をつけられてしまう。理不尽な暴力やいじめなん
て当たり前。でもそれぐらいなら我慢できる。やられたらやりかえせばいいのだから。でも、性的ないやがらせだけは耐えられない!彼のことが好きだからって、ここまでする!?でも絶対に屈しない、負けない!わたしに不満があるなら、正々堂々かかってこい!そんなセルマが卒業を目指すお話。
性的な描写のある話には※がつきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 23:12:17
33279文字
会話率:67%
婚約者と出席したハロウィンパーティーの最中、突然何者かに殺された伯爵家の令嬢メリーゼ・アンレイ。しかし死を覚えた瞬間ふと目覚めると、彼女は『殺される三日前』に戻っていた。
(え?こういうのって、数年前とか子供時代に戻るのが主流なんじゃない
の!?)
なんて呑気なことを考えている場合じゃない。三日後のパーティーまでに死の危機を回避しなければならないのだから。何が理由かは知らないけれど、私は処女のまま短い人生を終わらせる気などないのよ!
唯一の手がかりは、襲われた瞬間に見た犯人の『銀色の髪』と『ベルベットのリボン』だけ。ていうか、あれって確か……?
目の前に迫る死から逃れるために強硬手段に出るヒロインと容疑者ヒーローの起死回生ラブ!
*全6話
*R18シーンは3話と6話にあります
*サブテーマ『シーツ』
誤字報告・ブックマーク・評価・いいねを頂き、ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 20:08:46
26330文字
会話率:55%
傭兵稼業から足を洗い、第二の人生を歩む為に日雇い労働に従事する元傭兵のアヴェン。彼は酒場で酒を飲んでいる時に一人の青年に声をかけられ、突然勝負を挑まれた。しかしもう誰とも剣を交えるつもりのないアヴェンは青年を追い返す。将来の為の資金稼ぎをす
る忙しい身には、子供の相手をしている暇はなかった。
一方、アヴェンに勝負を挑むのは身元不明の青年エルゼン。彼にはどうしてもアヴェンに勝たなければならない理由があった。たとえ何度負けたとしても、たった一度の勝利を得るまでは絶対に諦める訳にはいかなかった。
★★
春の短編祭2022【女性向け】にも参加しています→『たとえ離縁する運命でも、あなたの妻に選ばれて幸せでした』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 19:07:11
27568文字
会話率:67%
薬物取締局『ヤクトリ』の課長小田真理子は、3ヶ月前に摘発した新手の違法薬物ツープッシュが痴漢で使われたとの情報を得て、課全員で行う囮捜査に自らも参加していた。
その真理子に関心を示す乗客がいた。ベテラン痴漢師の佐山銀三である。銀三は囮捜査
が行われていると察知していたので電車を降りる。
ある日偶然、一人でいる真理子を目撃した銀三は我慢出来ず真理子と同じ電車に乗る。上着にツープッシュを忍ばせて…。
女性捜査官が痴漢に遭い、その後もその男に翻弄されていくお話です。
※小説中に有る様な行為を行う事は、犯罪で取り締まりの対象となります。絶対にしないで下さい。あくまで小説上の事だと御理解の上お読み下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 00:00:00
197571文字
会話率:47%
女性捜査官が、かつて逮捕した男に罠に嵌められ凌辱されてしまいます。その後も男に関係を続けさせられるお話です。
官能的描写部分までの話が少し長いです。ちょっとした刑事物と言う感覚で辛抱強く読んで頂ければ幸いです。
※こちらの作品は htt
ps://syosetu.net/ に同じタイトルで掲載された物を加筆、修正した作品となります。
素人作家です、未熟な文章や誤字、脱字など有ると思います。暖かく見守って頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※小説中に有る様な行為を行う事は、犯罪で取り締まりの対象となります。絶対にしないで下さい。あくまで小説上の事だと御理解の上お読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 23:41:00
133050文字
会話率:48%
女性捜査官が電車内で被疑者を尾行中に痴漢されてしまい、その後も痴漢男に翻弄されるお話です。
未熟な素人作家です、誤字•脱字有るかと思います。暖かい目で見守って頂けたら恐縮です。よろしくお願いします。
尚この作品は、https://syo
setu.net/ に同じタイトルで掲載された物に加筆、修正した物となります。
※小説中に有る様な行為を行う事は、犯罪で取り締まりの対象となります。絶対にしないで下さい。あくまで小説上の事だと御理解の上お読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 02:08:09
88951文字
会話率:46%
ぷに穴ドラゴン娘が襲ってきたので、撃退して性奴隷にします。四天王もついでに性奴隷にしたいけど、それは出来ればって感じです。ほぼエロしかないから安心していいぞ!
最終更新:2022-09-28 21:00:00
43490文字
会話率:76%
俺の隣の席に座る『時雨 氷華(しぐれ ひょうか)』さんは可憐で清楚、そして誰もが認める文学少女だ。彼女は本がとても好きで、時間のあるときはいつでも本を読んでいた。その姿に、俺こと『桜井 日向(さくらい ひなた) 』は密かに惚れていた。しかし
、なにを読んでいるのかは、何故か絶対に誰にも教えてはくれない。そんなある日、忘れ物を取りに教室に行くと彼女の本が置きっぱなしになっていた。気になった俺がこっそりその本の中身を見ると、なんとその本は“官能小説”だった…………。しかも、その小説を取りに戻ってきた氷華さんとばったり遭遇してしまう。「なんでも言うことを聞きます……!だから、絶対に誰にも言わないでください……!」必死になって懇願してくる氷華さんのその姿に、俺は沸き上がってくる欲望を抑えられず…………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 20:00:00
32387文字
会話率:46%
日本の地下深くに存在する古代兵器、『殻刳(からくり)』の起動キーを代々受け継いできた巫女である『月洲 弥生』は、殻刳を使って世界征服を企む組織『スクルイ・オービット』に捕らわれ、組織の研究員『千草』による拷問にかけられてしまう。
世界の
平和は弥生の肩にかかっている。拷問なんかには絶対に屈するわけにはいかないのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 02:00:00
8816文字
会話率:52%
連休明けに巨躯の黒人が転校してきた。
幼馴染で健全な恋愛を楽しんでいた大好き同士の
田中はじめ と 北河まな はスキンヘッドの黒人転校生を別次元の存在のように眺めていた。
クラスの陽キャの赤羽美香と一派の女の子たち六人は面白半分で黒人転校
生のアンソニーをまなにさし向けた!
暴力とドラッグと日本人離れした黒人ちんぽで北河まなは屈服させられる。
彼氏の田中はじめに気づかれないように、辱めの幕が開く……。
黒人転校生のアンソニーと北河まなの寝取りセックスは次第にエスカレートして往く――。
はじめちゃん……。
わたし、あなたの事が好きだから。
だから……はじめちゃんだけには、言えない……!!!
まなはアンソニーとの関係を胸の中に閉じ込めて、平静に振る舞う。
しかし、その胸中に渦巻く赤羽美香と一派の女の子たちへの復讐心……!!
次第にまなは決意する。
絶対にあの子たちも……!!!
黒人転校生のアンソニーと奥手で大柄な北河まなが織り成す
ひと夏の青春物語――!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 23:00:00
98988文字
会話率:25%
お慕いする大神官様が、聖女召喚の儀を行う。だけでなく、召喚した聖女と子作りをするらしいと知ってしまったわたしの心中は荒れていた。わたしだってずっと好きでいたのに……!!いつもニコニコと優しい笑みを崩さない大神官様が、どこの馬の骨ともわからな
いパッと出の女に奪われるなんて、そんなの絶対に許せない!!
だから、わたしは決めたのだ。その聖女の役目、奪ってしまおうと!
けれど、その時はまだ気づいていなかった。
見た目がどうにかなったとしても、子作りの最中に一声でも漏らしてしまえば終わりだと言うことに……
◇勢いで聖女のフリをして子作り儀式に望む女神官と笑みと敬語を崩さない大神官様のお話です。声を出すまいと耐えるも、容赦ない大神官様の責めにとうとう──という感じになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 00:18:43
13194文字
会話率:42%
「チッ……。なんだコイツは……。気味が悪いねぇ……。まあいい。君の相手は後回しだ。今はそこの男を仕留めなければならないからね」
そう言って碧眼の女は僕に向かって飛び掛かってきた。
「死ねえぇぇ!」
女の長い刀が僕の首を狙って迫る。しか
し次の瞬間、刀は地面に吸い込まれるように落下し、彼女の体勢が大きく崩れた。シルバーの【重力操作】だ。
「なっ!?」
その隙を見逃さず、僕は碧眼の女に抱き着いた。そしてそのまま押し倒して抑え込み、彼女の顔を舐め回した。鼻の頭や口の周り、ほっぺた。彼女のきれいな顔に僕はしゃぶりついた。
「んぐっ……。この野郎! 放せ! はなれろぉ! ぶっ殺すぞ!」
暴れまわる彼女を抑えながら僕は彼女の顔を舐め続ける。
「レロォ……。ペロペロ……。ジュルルル……」
「ひぃ……。き、気持ち悪い……。この変態がぁ……。もう許さん……。絶対、殺してやる……。……あっ!」
僕は彼女のスーツの中に手を突っ込んで下着の中まで入念に調べた。胸やお尻を揉んでみる。ムニムニとした感触がとても心地よい。
「やめろ! どこを触っている! くっ……。お前! 絶対にぶっ殺してやるからな! 絶対に許さないぞ! クズが! 離せ! この変態が! 私の体を弄びやがって!ゴミが! 私に汚い手で触れるな! 離れろ! うぅ……。くそが! 気持ち悪いんだよ! 死ね! 死にさらせ! 」
碧眼の女は僕の行動を見て怒り狂っていた。
「許さん……、まだ終わっていない……。終わりではないのだ……。貴様だけは……、絶対に……。何があろうと……」
僕は彼女の口を塞ごうと唇を近づけたが、彼女は突然叫び声を上げた。
「はぁあああっ!!」
***
メインキャラクター
【主人公】京太(きょうた)
年齢:7800歳
武器:釘バット
【ヒロイン】七海(ななみ)
年齢:17歳
容姿:ブロンドヘア、金色の瞳、黒いドレス
武器:ヌンチャク
【後輩】アイ
容姿:青いポニーテール、青い瞳、黒いスーツ
【局員】マキノ
容姿:ピンクのショートカット、白い和服
【冒険者】シルバー
容姿:銀髪、深い青色の瞳、黒いローブ
【万引き犯】レナ
容姿:橙色の髪、薄紫色の瞳、幼い顔立ち、パーカーとショートパンツ
【仮想世界の管理AI】ねこみみちゃん
容姿:茶髪のショートカット、白いワンピース、頭にねこみみ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 15:05:51
48543文字
会話率:63%
(オメガバース、BL)
オメガだから、と冒険者パーティを追放されたリッカ。それを機に誰かと一緒に過ごすのはやめよう、と一人で『何でも屋』を開いた。が、客は訪れずに閑古鳥が鳴いてばかり。
ある日、ノアと名乗る青年が店を訪れ、『何でも屋なら、何
でも言うことを聞くんだよね?』と筋違いなことを言い出して、求愛されてしまった。しかもノアは王族でアルファ?!
一人で生きると決めたばかりなのに!番なんて絶対にごめんだ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 00:34:01
546文字
会話率:13%
若き騎士は、その騎士に、ひどく歪んだ、それでいて純粋な愛を注ぐ。
「もう二度と、貴男を私の側から離れさせない。…絶対に、絶対にだ。」
国が二つに割れた内戦。
内戦の結果、勝者は栄華を手に入れ、敗者は亡命するか見せしめの奴隷に貶められたのだ
った。
それはかつて主人と従者、師と弟子であり、互いに惹かれ合う関係でもあった二人の騎士の仲を引き裂いた。
内戦終結から数年の後の事。
かつての従者であり、弟子でもあった若き騎士は、かつての主人であり、師でもあり、愛する人だった騎士と再会する。
愛執が始まる。
以前にpixiv上で公開していた作品『我が愛しの奴隷騎士(男前騎士×ワイルド系マッチョ盗賊 改題)』のリメイク作品です。
以下の要素があります。ご注意ください。
・強姦 ・身体的暴力 ・精神的暴力 ・その他さまざまな虐待行為
これらは重大な人権侵害であり、実際におこなうと明白な犯罪となるものです。
現実と妄想の区別のつかない人は見てはいけません。
リメイクにあたって、主人公たちの名前を変え、加筆修正しています。
最終的にハッピーエンドです。
本作は不定期更新です。ゆっくりお付き合いください。
この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 00:00:00
43829文字
会話率:33%
事の始まりは生徒会長アラン・ハーサヒブの突拍子もない一言からだった。
「リリィ・タリージア。僕の子を産んでくれませんか?」
リリィ・タリージアは王立魔導学院に通う17歳の少女である。
腰まで届きそうな長い白髪と紅い瞳が特徴的で、誰か見
ても可愛らしいと形容される容姿をしている。
しかし、元々内気な性格であることに加えて決して目立たず平凡で穏やかな生活を送ることを信条としている彼女にとって自分自身の容姿は好ましいものではなかった。
出来る限り目立たぬように前髪を長くして、瓶底のような分厚い眼鏡を掛けて、と地味に見える努力を惜しまず生きてきた。
そんな彼女の努力の甲斐あって手に入れていた平和な日常は、アランよって呆気なく全て打ち崩されてしまうことになる。
何故彼は公衆の面前で恥ずかしげもなく友達や交際の申し込み等の全てすっ飛ばして自身の子を産めと要求してくるのか、リリィには全くその理由がわからないしわかりたくもなかった。
ただ1つ理解できたのはこれまで地味で平凡な学院生活を送っていた彼女の人生が大きく変わってしまうということだ。
「ぜ、ぜ絶対に嫌ですー!!!」
彼女は地味で平凡な生活を取り戻す事が出来るのかー・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 13:30:14
5849文字
会話率:39%
「どうして僕じゃないんだあぁっ!!」
結婚式に現れた花嫁は僕の幼馴染でした。
でも、その相手は僕じゃない……中学時代から仲良くしてきた三人組の僕たちは、陽キャの春人と陰キャの僕、それから学年でも一番の美人だと評判だった幼馴染の由貴。ずっ
と一緒だった僕たちだけど、今日、春人と由貴が結婚する。
花嫁姿の由貴を眺めながら、絶望に浸る僕。家に帰ったら自殺でもしようかと思っていた時だった。周りの人たちがまるで時間が止まったかのように静止した。幼馴染の結婚で精神がおかしくなったのかと思って動揺する僕の前に、結婚式の悪魔を自称する女が現れた。
「私、寝取りって好きなのよね」
そんなことを言う彼女は、僕を過去の世界に送り込んでくれると言った。
「好きな女は奪い取る。それが男ってもんでしょ」
僕に寝取り属性はないけれど、幼馴染と結婚するためには過去を変えるしかない。でも結婚するっていう未来を手に入れるためにはどうすれば——
「手っ取り早いのは妊娠させるのが一番ね。中出ししまくればいいんじゃない?」
結婚式の悪魔は悪魔的助言を僕にしてくれた。僕は覚悟を決めて、タイムリープの旅に出かける。
「由貴を妊娠させるんだ——絶対に!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 18:36:38
19144文字
会話率:38%
僕は死にました。長い闘病生活も虚しく、この世を去ることになりました。たとえずっとベッドの上で、時間の大半をゲームに費やした人生だったとしても、たった一つの後悔以外には、何の未練もありません。
ただ……僕にとって、その未練はどうしても晴ら
したいものでした。
「……ゲームに費やした時間を取り戻したい! その十分の一でもいいから、もっと生きたかった!」
もう少し時間があれば、僕の描いた空想を漫画や小説にできた、僕の……生きた証が残せたというのに、人生は無情にも終了してしまいました。
別にゲーム自体が無益だと考えているわけじゃないです。動けない身体の代わりに、空想上だけでも運動することだってできたのですから。
でも……僕はただゲームをプレイしただけ、漫画や小説を読んでいただけ、じっと画面を観ていただけで、何も生み出してきませんでした。
『――ならば、取引をしませんか?』
薄れゆく意識の中、僕に話し掛けてくる『声』がありました。
(あなたは誰ですか?)
そう問い掛ける僕に、その無機質な『声』はただ、『神でも仏でも悪魔でも、好きに呼んで下さい』と返してきました。
『――あなたを過去へと飛ばします。あなたがゲームで培った『もの』、その全てと共に』
それが最初、どういうことなのかは分かりませんでした。しかしその『声』に、僕は藁にも縋る思いで答えました。
(お願いします……)
と。
『――分かりました。では目的の為に、よろしくお願いいたします』
そして消えゆく意識の中、僕はふと、その『声』に尋ねました。
(ところで……僕は何をすればいいのでしょうか?)
『――あなたに果たして欲しい目的はただ一つ……』
その『声』を最期に、僕は過去へと飛び立ちました。
『――どんな手段を用いても構いません。世界の未来の為に……映画上映中にスマホを点けたら死罪となる法案を、絶対に可決させて下さいっ!』
この時、一生をベッドの上で過ごした僕には……映画館が『未知の施設』から『化け物の巣』という認識に変わりました。
R15版
同時掲載『アルファポリス様』
同時掲載『カクヨム様』
『この物語はフィクションであり、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在するものとは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 21:00:00
43280文字
会話率:40%
『俺、小嶋篤希のことが好きだから』
入学早々、自称も他称も根暗の小嶋篤希は、ひょんなことから、カースト最上位のヤンキーである黒田塁に公開告白されてしまう。
絶対に冗談だ、ネタに決まっている、と思いながらも、塁が時折見せる表情や言動に翻弄
される篤希。
“付き合ってる”と公言しながらも、キスもしない、手も繋がない、連絡先も知らない、むしろ好きですらないという、意味の分からない関係のふたりが、1年後に出した答えとは______?
本作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 01:06:19
41917文字
会話率:39%