この世界にヒトは六人だけ。
彼らの役割は子どもを産み育てること。
そして神の力を持ち、世界を平穏にすること。
この世界は獣人、蟲人、妖精、精霊、魔物、魔族が住んでおり、魔法が生活の支柱となっている。
原因は不明ではあるが、数十
年前から何故か女性の数が徐々に減り、希少種などは大きくかずをへらしたり、絶滅した種族も多くなってきた。
神は嘆いた。そして他の世界より柔軟性があり変化にも対応しやすいヒトの魂を洗い落とすこととした。ただ、神の力では六人が限界ではあった。だから六人に自身の力を代行できるように、役割を与えた。
ヒトはできるだけ多く異種族を娶り、その子孫を残してほしい。数の少ない種族は尚良い。
そして世界に平穏をもたらすようにその力を振るってほしい。
たった六人しかいないヒトだから、皆仲良くしてほしい。
それは神の願い。
甘やかされたヒトは面白いように素直に動く。これは伴侶達の思い。
そしてヒトは何を望み、何を願うのか。
誤字報告ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 02:20:57
23567文字
会話率:68%
サイバーパンク世界に転生するも、そこは貞操逆転&男女比が狂った世界だった。
数少ない男は希少資源扱いで、そこに人権はない。
女性への性的奉仕を義務付けられた主人公。そして彼の身柄を狙う大企業に、政治利用をもくろむ軍警や男性保護局。
自
由のない世界への抵抗を試みようにも、容赦のない社会システムと渦巻く陰謀に、彼は絡め取られていく。
(男女比1:100の世界なんて本当にあったら男は特権階級扱いされるんじゃなくて、希少資源として厳しく管理されるんじゃないかという妄想。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 01:29:11
30352文字
会話率:50%
異世界転生って、ちょっとあこがれるよね~、なんて思ってたら、俺、転生しちゃったみたい。
しかも、小学校のころの自分に若返っただけかな~って思ってたら、オメガやベータやアルファっていう性別がある世界に転生したらしく、しかも俺は、オメガってい
う希少種の性別に生まれたみたいで、は?俺がママになれるってどういうこと?
しかも、親友の雅孝をはじめ、俺を見る目がなんだか妙な感じなんですけど。どうなってるの?
※本作はオメガバースの設定をお借りして制作しております。一部独自の解釈やアレンジが入ってしまう可能性があります。ご自衛下さいませ。
※別の投稿サイト様にも同時公開させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 18:21:51
127344文字
会話率:37%
100人に1人しか男が生まれない世界のJK皆原美月は、クリスマスに神様へ男が欲しいと願う。すると翌朝、なぜか股間に男根がプレゼントされていた。美月は男根から湧き上がる欲望に従い妹を犯す。その快楽で味を占めた美月は、心のペニスに従って次々と女
を抱いていく。男が希少な世界で、すべての男を過去にするまで、ふたなり少女美月の暴走は止まらない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 23:08:34
10662文字
会話率:23%
三大公爵家の一つ、ハートフィリア家の長女であるクロエは、高潔で美しい少女だった。
王家は、希少な魂属性の魔力を持つクロエの力を取り込む為に、第一王子との政略結婚が決まっていた。
しかし、それを快く思わない何者かが、クロエの誕生日に
毒を盛った。
いや、毒だと思ったモノは淫魔の血であり、魂と肉体を悪魔の血で汚されたクロエは、半魔へと変化してしまう。
快楽と精力を吸う事でしか生きられない淫魔へと成り下がったクロエは、公爵令嬢としての身分を捨て、身を潜めながら、淫魔である事を隠しながら、冒険者として生きていく事に・・・
人間の心で淫魔の肉体となってしまった公爵令嬢の苦悩と快楽に満ちた冒険者ライフをお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 18:00:00
65283文字
会話率:23%
キャンプ道具ごと異世界に転移した俺こと綾坂黎(20)は、冒険者パーティ『クライシス』のメンバーに保護されて街に向かったけんだけど……異世界人にとって落ち人は庇護欲が湧くらしい。なんせ奴らは総じてデカい!しかも男女比8:2で女性が希少?男性同
士が普通って……!俺が隠れ腐男子じゃなけりゃ発狂してただろうな。ま、俺は普通だし、そんな危険はねえだろ。
スキルでネットスーパーが有りますが、本人は普通と思っているので題名にツッコミ無しでお願いします( ̄▽ ̄;)
普通に生活したい青年と落ち人を囲いこむ冒険者達の日常、ほのぼの?作品。R18には*をつけます。不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 19:47:09
38030文字
会話率:41%
獣人だけの世界に異世界転移した椎野 新(20)。そこは人間が希少でスキルのある世界。「アイテムボックス錬金」というスキルがある事に気付いた新。保護してくれたケイル爺さんと自重なしでのんびり過ごす予定だったのに、なんで獣人達が押しかけてくるん
だよ!は?俺に求愛するって何考えてんだ?獣人×ノンケ人間のドタバタ話。ご都合主義満載。R18には*をつけます。不定期更新です。作者のムーンライト手慣らし作品となります。ゆるい世界感です。広い心で読んで下されば助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 17:08:56
28616文字
会話率:49%
[完結まで執筆済です]
アステール国の王太子ルネは生まれつき体内に精霊を宿す人間であった。この国には同じような人が多く存在しているが、王太子が他と違っているのは闇の精霊をも宿しているということ。この闇の精霊は時に暴走し、人を息絶えさせてし
まう。その魔力と精気を補うためには、暴走を抑える眸を持つ男からの体液を注いでもらわなければならなかった。しかしルネの魔力が強すぎて何人もの男がルネの前から消えていった。今のパートナーであるモアメドとロジェは心からルネを慕い、寄り添ってくれているが、精を補い続けるには力の限界が迫っていた。
そんな折、連れて来られたのが隣国の元騎士であるディミトリであった。彼は特殊な能力を持ち、相手の魔力や攻撃力をその眸で制御する。その力は年々強くなる一方で、そのうち誰も見境なく息絶えさせた。そんなディミトリの断罪寸前。アステール国の国王が噂を聞きつけディミトリを引き取った。
何も聞かされないまま連れていかれ、いきなりルネにセックスを強要される展開に戸惑いを見せたディミトリであったが、ルネとアステール国の説明を受けると、守ってあげたいという気持ちが芽生える。
ルネは素直になれない性格ではあるが、ディミトリに強く心を奪われていた。ディミトリの体液はとても相性が良いらしく、それまで満たされたことのない魔力が満たされている。ディミトリが来てからルネはこれまでにない幸福に恵まれた。
そんなある日、ディミトリの在籍していた騎士団員が王城を訪ねてきた。何やら悪巧みをしているのは察しがつくが、意図が読み取れない。やたらとルネを挑発する騎士団員に心を掻き乱されたルネはついに闇の精霊を暴走させてしまった。
ディミトリはやむを得ず隠していた左目を露わにする。
「プロミネンス」
それは太陽の瞳と呼ばれる希少な瞳であった。その力でルネの闇は燃え尽き、闇の精霊はいなくなった。
ディミトリの持つ太陽の瞳はアステールに光をもたらすと言い伝えられているものだった。
そしてルネは今まで諦めていた願いを持つようになる。
「ディミトリとの子が欲しい」と……。
※R-18には★を、タイトルに入れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 00:00:00
36205文字
会話率:47%
ヴァールスの血を引く者は代々、自身の体内で多量の血液を生成する能力を持って生まれる。本家の能力は一族の中でも一層強い。
本家の嫡男であるヌェーヴェルは、一族の中でも極めてその能力が優れていた。 ヌェーヴェルは、かつて勃発した吸血鬼と人間の戦
で生き残り、現代では希少種とされている吸血鬼と出会う。
生まれてすぐに戦争孤児となったノーヴァ。それを引き取った養父のヴァニル。ひょんな事から、2人は超優良物件(ヌェーヴェル)に住みつく事となった。
吸血と身体を貪られる快楽を知ってしまったヌェーヴェル。そして、ヌェーヴェルの血を特別美味しく感じるノーヴァとヴァニル。
そこに、3人の関係をよく思わないヌェーヴェルの従兄弟・ノウェルが、どうにか割り込もうと奮闘する。
ノウェルは想いをぶつけ続けるが、冗談だと思い本気で取り合わないヌェーヴェル。
ヌェーヴェルは、家督を継ぐ事で父親への復讐を目論んでいる。故に、恋だ愛だに現を抜かしている場合ではなかった。それに加え、脱童貞を諦めていないヌェーヴェルは、自分の心の変化にも気づかない。
そんなヌェーヴェルに、容赦なく欲をぶつけまくる絶倫鬼畜ドS吸血鬼たち。それにしがみついて諦めないノウェル。
それぞれの心の変化によって、血の味が変わる理由が判明してゆく····。
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
☆主な登場人物
ヴァニル:(攻)スパダリ絶倫吸血鬼、300歳↑、表向きはヌェーヴェル付き人
ノーヴァ:(攻)(受)我儘美少年吸血鬼、200歳↑
ヌェーヴェル:(受)ツンツン貴族の青年、20歳、学院生
ノウェル:(受)(攻)ヤンデレ従兄弟、19歳、学院生
イェール:(攻)血気盛んオラオラ吸血鬼、100歳↑
※この作品は、アルファポリス、fujossy、pixivにも掲載しています。
匿名での感想やメッセージなどはコチラへ
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 22:00:00
102012文字
会話率:61%
オメガバース。
むかしむかし、人間界に落とされた天使がいました。
天使は自分を助けてくれた青年との恋に落ち、二人の間に生まれた3つ子が、世界で初めてのα、β、Ωでした。
天使が地上に落とされて何百万年という月日が流れ、世界
中の人々は第2の性を持つようになったと同時に、Ωは希少な存在となっていきました。
公爵家の妾の子として生まれたテオはΩ。
しかも彼は特殊な体質の持ち主で……。
テオとテオを愛した剪定師《せんていし》のレオン。
二人の愛は結ばれるのでしょうか? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 14:45:12
6231文字
会話率:35%
男女比1対99の世界、そんな男性が希少な世界でアイドル活動をしている同じグループの2人が結ばれる世界線のお話です。
最終更新:2023-12-24 23:00:00
8008文字
会話率:43%
男女比1対99の世界、そんな男性が希少な世界で最強最高のアイドルとして活動する白銀あくあと、その作曲家であり同じ事務所に所属する猫山とあ。
引きこもりになったとあに手を差し伸べ、彼を外の世界へとあくあは連れ出した。
そんな2人が結ばれ
る世界線のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 23:00:00
10233文字
会話率:35%
【有限なる魂を持つ者。言葉を持つ一族へ、新しい宇宙の救済を乞う】
異世界の女神から全人類に向けた天啓。人々は一部の選ばれし魂が⦅不死の宇宙⦆に招かれることを知る。
⦅不死の巫女⦆が世界のどこかに出現し、転生者を選出する⦅魂の査定⦆が行われ
るようになって半世紀以上の、時は現代。
蕪木春秋(カブラギハルアキ)の前に出現する巫女。最も希少な【世界(ワールド)】の称号を与えられ、⦅不死の世界⦆に行くことになってしまった。
目覚めると何故か彼は、案山子の体で麦畑の片隅で磔になっている。
麦畑で出会った大鴉のエドガーの導きで、錬金術師の少女・アークトゥルスと出会う春秋。
正体不明の怪物に襲われ、ただの南瓜頭になった彼は、唐突に、自分に何が出来るのか理解する。
それは、大昔滅んだ【人間だけが使える魔法】
想像力による、神を創造することだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 11:44:03
86076文字
会話率:19%
半世紀以上前のこと、全世界の全ての人類に⦅想像の女神⦆から天啓が与えられる。
曰く【有限なる魂を持つ者。言葉を持つ一族へ、新しい宇宙の救済を乞う】と。
人間の想像力で生み出された、様々な神話伝承の登場人物である神々や幻獣は⦅不死の宇宙⦆にい
るという。そして儚く脆い新しい宇宙のために、選ばれし魂を⦅不死の宇宙⦆に招くと。
⦅想像の女神⦆の使いとして⦅不死の巫女⦆が世界のどこかに出現して予言を告げる⦅魂の査定⦆が半世紀以上行われ、時は現代。
片田舎でバイト生活をしていた青年、蕪木春秋(カブラギハルアキ)の前に出現する巫女。
⦅魂の査定⦆の結果、タロットカードの大アルカナで22種に分類される中で最も希少な【世界(ワールド)】の称号を与えられる。
異世界行きに興味がない春秋だったが、想像の女神信奉者のカルト集団の闇討ちに遭い、予定よりも随分早く⦅不死の世界⦆に行くことになってしまった。
だだでさえ乗り気じゃないのに、目覚めると何故か彼は案山子の体で麦畑の片隅で磔になっている。
そして錬金術師の少女・アークトゥルスと出会い、彼女の錬金術で人間の体を作ってもらうことに。
1人と1体の材料探しの旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 05:04:26
3898文字
会話率:1%
美人のナースさんに色々シてもらう話です
基本は女性上位ですが逆転(?)っぽい要素が含まれます
※誤字脱字がありましたら教えて頂けると嬉しいです
最終更新:2023-12-01 19:42:45
19328文字
会話率:47%
<お知らせ>
電子書籍化(本編:約2万字分を加筆修正、後日談:約2万字を書き下ろし)の規約に従い、2023年11月20日に本編を削除しました。
以降は、電子書籍に含まれない短編のみが閲覧可能となります。
悪しからずご了承ください。
電子書
籍は、Amazonで公開しています。
Kindle Unlimitedの対象ですので、よろしければご覧ください。
<a href="https://twitter.com/OtowaNatsumi/status/1743211081542357445">恋する変温動物</a>
◇◇◇
外温性を持つ人類──つまり変温動物のヒトである御堂類は、試練の日を迎えていた。
特殊な生態を持つ希少種として、一族に手厚く庇護されて生きてきた類は、二十歳の誕生日に家を出て自立したいと、一族の当主である祖母に願い出ていたのだ。
頭ごなしに反対されることを覚悟していた類だったが、ある条件と引き換えに、家を出ることを許される。
条件──指定の場所で一カ月間ある人物と過ごし、自立して生きていくのに十分な能力があると証明し、認めさせること。
それをクリアできれば類は自由を手に入れ、失敗すれば家に連れ戻されるのだ。
二十歳になったその日、緊張と期待に胸を膨らませる類の前に現れたのは、高梨治也。
冷血動物のように冷たい目をした、しかし熱い肌を持つ運命の男だった――。
クールな冷血動物と健気な変温動物の、温度差溺愛コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 19:07:47
5748文字
会話率:32%
ふたなりのミルクが希少な飲み物として扱われる世界で、やたらと絶倫なおちんぽを持つふたなり少女が無双するお話。
最終更新:2023-11-17 21:00:00
29998文字
会話率:40%
崖から身を投げて死んだ霜谷トウジは、女性の性欲が強い別の世界にいた。
整った容姿、そしてその世界では希少な黒髪黒瞳を持つトウジは、自分を召喚した王女たちと生活していたが、ある日城から追い出され、一人の少女と出会う。
女の子が主人公
へズブズブに依存する話を書きたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 21:00:00
320078文字
会話率:38%
育ての親だった祖父を亡くし、日課のお墓参りの帰り道。
突然猛スピードで走ってきた車の前に飛び出した動物を助けるため事故に巻き込まれてしまった秋。
目が覚めた時には、人が存在しない獣人の世界に転生していて、もふもふの姿になっていた。
でも、同
族の気配を感じません。
僕って…ひょっとして希少種??
ほのぼのふんわり異世界ライフ
18禁にしてありますが、性描写はあまり出て来ないかも知れません。保険として設定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 12:58:15
31211文字
会話率:32%
ある日突然転生することになった青年は、『男しか存在しない世界』を望んだ。
蜂(アピス)と華(フロース)と呼ばれる男性体の暮らす世界に送り込まれた彼は、生涯幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
「――で、話が終わるわけがありませんよ
ね」
名門ホルトゥス学院に在学する華、ペルルベル・リリーフロイドは、始業式の日に窮地を偶然通りすがった編入生に助けられる。
彼は王国でも有数の名家出身の蜂であるにもかかわらず、今までその存在が知られていなかったという謎多き人物だった。
希少な蜂――しかも高位貴族ということで学院中が沸き立つ一方で、蜂嫌いを公言しているペルルベルは蜂を巡る華同士の揉め事が中々収まらないことに苛立ちを募らせていた。
そんな中、ある事件をきっかけとしてペルルベルは彼と深く関わっていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 00:00:00
87384文字
会話率:54%
目覚めるとそこは、男女の貞操観念が逆転した世界だった。そしてこの世界では一夫多妻制が当たり前であり、男というだけでモテまくる。そんな世界で、欲望に忠実な氷室康太は世界中の女を喰いものにしようと決意する。さらに男に超絶甘い女達を見るうちに、康
太の行動はエスカレートしていく……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 16:07:27
39197文字
会話率:43%
「──君から番にして欲しいって言われるまで我慢してたのになんでこんな事をするんだ」
婚約してから二年間、運命の番である隆一にセックスどころかキスさえしてもらえない《オメガ》の由莉。発情期のたび玩具を使って慰めるばかりの隆一との婚約は、希少
なオメガの優秀な胎だけを目的とした愛のない契約だった。
発情したオメガの相手なんて面倒を隆一にさせる現状に悩む由莉は、ある日好意を告げてきたアルファの凪に襲われ、請われるまま番契約を結ぶ。
隆一の喜ぶ顔を期待して凪と番になったことを報告する由莉が目にしたのは、自身に興味などないと思っていた婚約者の異常なほどの執着と底無しの愛憎だった。
ぼろぼろ泣きながら由莉を手酷く抱く隆一は、何度も何度も項を噛む。
「──俺の方がずっと愛してる」
※毎日20時に一話ずつ更新予定
※アルファポリスにも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 13:41:59
120286文字
会話率:37%
このルメルシェ王国では、宝石のような煌めく瞳を持って生まれた娘は、女神ビジュの愛し子であり、『聖女』とされる。
エメラルドの聖女、ルビーの聖女、サファイアの聖女……、各々その宝石のような美しい色をした瞳を持っていた。
聖女は決して不
思議な力を持っている訳では無かったが、女神に愛された娘を妻に娶れば、その家門は女神の愛し子を手に入れたとして周囲に一目置かれ、繁栄したという。
ある時生まれた聖女の娘は、深い森の中で両親と暮らしていた。
そこで何故か娘を冷遇する両親は、とうとうその少女を身売りしようと画策する。同じ頃、偶然森で出会った少年ラウルと仲良くなった少女は、二人で森を出ると約束した。
けれども少女は聖女を欲する者によって攫われ、ラウルとの約束を守れないまま、塔の上に監禁されてしまう。少女を監禁したのは王弟でもある公爵で、非常に残忍な男だった。
公爵は満月の夜になると、媚薬で酩酊する少女に無理矢理涙を流させようとする。『聖女が満月の褥で流す涙』が希少な宝石に変わると信じていたからだ。
少女にとっては不幸中の幸いというべきか、公爵は女嫌いの不能者であった為に最悪の事態は起こり得なかったものの、毎日を辛い思いで生きる少女。
しかしある時、公爵の屋敷を盗賊の一味が襲う。そして塔の上に囲われているアネットを攫った盗賊の頭領は、何と森で約束を交わしたラウルだったのだ。
けれども公爵の屋敷で過ごすうち、声を失ってしまっていた少女にラウルは気付かない。声だけでなく、少女の瞳が、出会った時と全く違った色味に変わっていたからだ。
実は少女は、光源によって色が変わる不思議な宝石『アレキサンドライト』の聖女だった。
少女の正体に気付かないラウルは、愛人(少女)から公爵の秘密を聞き出そうと寝台の上で脅して来て……?
※無理矢理表現あり
※残酷な描写あり
※『アルファポリス』様にも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 21:18:38
175947文字
会話率:43%