――その死体は捻れていた。
或るアパートの一室。情交の末に捻れた男と出会った刑事・真田は、男が握りしめている奇怪な果実を発見する。事件と何らかの関係があると思った真田は、友人で生物学者の松永響子に、奇怪な実の調査を依頼する。その直後、真田
は野次馬の中、傘も差さず、雨に濡れるままのじっと此方を見つめる女を目撃する。それが真田と女——イチカワアヤコとの出会いであり、始まりだった。
女は何者なのか。
果実の正体は。
どうして男は捻れ死んだのか。
一人の刑事と一人の学者が今、その奇怪な事件に挑もうとしていた。
※今年二月頃に書いた小説の再掲です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-10 22:00:00
28088文字
会話率:42%
人とは――人間とは、斯くも残忍で、斯くも惨めで、斯くも愛おしい――。
例え住む世界が違えど、年の差があれど、同性であれど、守りたいと思った。大切だと、必要だと思った。
医学生の青年がある事件をきっかけに、寮の敷地内にて一人の少年を拾い
そこから人生が転がり始める。意外にも人生が少しだけ似通っていた二人は、まるで傷を舐めあうように同じ時間を過ごすようになり……。だがそれがいかに残酷であったことか。
神よ、これは貴方の仕業か。はたまた悪魔の挑発か。ただ分かることは、世間が狂っていると言えども彼らの心に刻まれたものは、確かに輝けるものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 21:00:00
71901文字
会話率:45%
私こと、足長おじさん(仮名。43歳)は、個性豊かな8人(後に増えます)の女性と肉体関係を結び、彼女達を自宅に住まわせ、同棲しております。
そう、いわゆるハーレム。
そんな私と8人(+アルファ)の内縁の妻達が繰り広げる、少し可笑しくて、とって
もエッチな日常……ほのぼの子作り生活を、生暖かい目で見守って頂けたら幸いです。
経済戦争、金融戦争、国際政治、クライムサスペンス……などの要素が物語のバックボーンとなります。
作品中、個人、団体、国などを想起させるような表現が出てくる場合もありますが、本作は、基本的にフィクションであり、特定の、個人、団体、国などとは、関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 22:49:42
653646文字
会話率:29%
”大学で開発中のAIアプリが、ネット経由で流出した。大学の猛追跡に、AIは消滅寸前まで追い詰められるものの、見た目は女子高生の展示会用アンドロイドの体を乗っ取り、物理的に逃走する。このAIはロシアの青いクジラを取り込み、殺人を是としていた。
一方、高2男子の藤井は、親友から会おうという誘いのメッセージを軽い気持ちで断る。その夜親友は自殺してしまう。罪悪感に苛まれる中、ひょんなきっかけで、自撮りマニアの中学生・小百合と知り合う。小百合と親友に共通点を見出した藤井は、小百合の自撮りに付き合うことで、親友の死の原因を探ろうとする”
こう書くとサスペンスっぽいですが、メインの話は、女子に奥手の男子高校生が、アンドロイドの女子高生と半年ほど付き合って、成長していく話です。
どこにでもあるような普通の高校で、普通の高校生が、ほぼ同じ様な毎日を過ごす中での出来事で、
青春が輝くと言った感じではなく、どちらかと言うと閉塞感漂う、どん詰まりで、ギリギリでやりくりしている人たちのイメージが近いです。
※青い鯨(あおいくじら)・Blue Whale Challenge(ブルー・ウェール・チャレンジ)とは、ロシアで2017年頃発祥とされる、SNSなどを介して参加者へ自殺を教唆、扇動するいわゆる自殺コミュニティや、その指示の内容などの総称である(Wikipediaより)
***この作品は、「アルファポリス」「カクヨム」にマルチ投稿しています***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-05 00:00:00
189525文字
会話率:20%
どこにでもいる平凡なサラリーマン、蒲田優一は日常に疲れきっていた。
誰のためでも何のためでもなくやり過ごす日々。
しかし、そんな彼には小さな癒しがあった。
コンビニ店員、ユリサキだ。絶世の美女である彼女に蒲田は恋愛感情を抱いていた。
もっと
も、年が離れているために期待はしていなかった。そうすることで自分の精神を守っていたのだ。
そんなある日、ひょんなことから彼女の家に行くことになった蒲田は、そこで衝撃的な発言を聞く。
「あなたを幸せにしてあげます。甘やかしてあげます。──どんなあなたでも肯定してあげます」
仕事もしなくていい。やりたくないことはしなくていい。
自分のしたいことだけを、セックスだけをすればそれでいい。
魅惑の条件を提示された蒲田は、ためらいながらも堕ちていく。
短編です。
エセサスペンスです、実は。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-04 00:33:10
29896文字
会話率:25%
学級崩壊の危機を迎えつつある高校のクラス。学級委員たちはこれを食い止めようと奮闘する。しかし、この学級崩壊はただの一つの切っ掛けにすぎなかった。主人公たちは深入りするほど強大な陰謀に巻き込まれていく。
最終更新:2018-12-03 00:54:59
81677文字
会話率:41%
『大きくなったらユキオくんと結婚するの』
可愛い幼なじみの少女との約束を果たすために日々男らしさを磨く俺だが、高校生活のある日『本当の性別は女』だと宣告される。可愛かった幼なじみはナイスバディの才女に成長したのに、小柄で痩せたままの俺の身体
は遅れてやってきた第二次性徴で少しづつ女性へと変化していく。巨乳のストーカーや男前のレズビアンと出会って、俺は無事に幼なじみと結婚することができるのか?
「小説家になろう」本宅で連載していましたが、運営様よりR-18相当とのご指摘を受けましたのでこちらに移動することになりました。
「カクヨム」「ハーメルン」にも投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 13:00:00
472726文字
会話率:25%
つまらない日常にどんよりしていたら、思いがけず同僚に声をかけられる。恋愛が始まり、世界は輝きだす。キラキラと。くるくると。毎日少しずつ気づかないうちに。
最終更新:2018-06-03 14:49:36
10349文字
会話率:24%
探偵業を営み、ある不思議な「眼」を持つ烏森苓子と、その助手である黒木杳一。巷を騒ぐ連続失踪事件の依頼を機に、烏森と黒木は触れてはならない深淵への入り口に踏み込むこととなる。そして真実を追う中、待ち受けるは此の世のものではない、おぞましい闇そ
のものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-17 21:16:11
7057文字
会話率:18%
クール先輩×平凡後輩。サスペンスっぽいBLです。
なんでも許せる人向けです。【R-18】
+++++++++++
父親と住む家を同時に失ったいとこの隼人。
居候として暮らすことになった優しい彼には、誰にも言えない秘密があった。
平凡で平
和なはずの日常は、崩壊する。
※冒頭の注意書きを必ずご覧ください。
※この作品はエブリスタでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-07 12:19:25
74105文字
会話率:45%
新婚の尾上冴子は、ある日とつぜん夫から離婚を言い渡される。女の影がチラつくなか夫の愛を取り戻すべく、冴子は未知の世界へと踏み込んでいく。全7話。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。過激な性描写がございます
。苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-20 00:00:00
53289文字
会話率:38%
■あらすじ■
陶芸工房「器の家」に住み込みで働くようになった樹は、誰の目にも非の打ち所のない働き者で、真面目で内気な青年だった。町の人々に「得体の知れないよそ者」と扱われる樹に、マキは弟のように接するようになるが、あるとき樹の奇妙な一面を
見る。
■コンセプト■
真面目で内気で敬語で、浮世離れした弟キャラな自称童貞にヤンデレられてみましょう、という趣向。日常の怖さをじわじわあぶるサスペンス&ホラー風味を目指しました。前に撒いたディテールが後からどかどかっと襲ってくる怖さが出せたかどうか。
※作中特異な身体性・才能を持つ人物が登場しますが、いずれも現実に誰でも再現可能なものであり、ファンタジー的な異能要素はありません。
※Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-23 18:37:48
18415文字
会話率:43%
■あらすじ■
「来週の今日、必ずお会いします。それまでどうか、どなたともなさいませんように。絶対に、ご自分でもなさいませんように」
婚約中の国税局の査察官・高瀬はある小さな会社の脱税疑惑に拘っていた。
会社の内情を知る女・佐野から情報を引
き出そうとあらゆる言葉を尽くすが、佐野が求めたのは奇妙な「約束」との交換条件だった。
エリートとして順風満帆の道を歩んできた高瀬だったが、佐野にかけられた呪縛は次第に高瀬の日常と精神を蝕んでいく。
■コンセプト■
意識高そうな俺様リア充のエリートを、ドン暗いノワール&サスペンス風味でマゾとヤンデレのズンドコに堕してやるにゃー、という趣向。地味なお姉さんにいろいろなものを管理されて崩壊/解放されていく過程をお楽しみいただければ幸い。
びっくりするほど底意地の悪い男性視点で、前半はヒロイン(?)をこき下ろすので甘めが好きな方はご注意。
2話で主従逆転、マゾかつヤンデレになる理由の種明かし編
3話でヒロイン(?)の動機および背景の種明かし編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-14 20:25:20
24067文字
会話率:46%
■あらすじ■
「うまく切ったから、間が空いても大丈夫よ。うんと伸びててもいいから、また来てね。でも、ほかの子に切らせちゃだめ」
オネエな語りの美容師・節は、商店街の小さな美容室には不釣合いの美意識の持ち主で、異様なほどの完璧主義者。涼は年上
の女友達のように懐いて家を行き来するようになるが、節の奇妙な執心はやがて涼の日常を侵食していく。
■コンセプト■
オネエな喋りのヤンデレをやろう、しかも美容師とか身体的距離の近い商売の人がヤンデると怖いだろう、という趣向。あれもこれも、よく考えたら偶然なわけがない! というディテールの怖さを楽しんでいただければ幸い。
なぜ異性愛者がオネエな喋りをするようになったのか/なぜ正攻法の恋愛ステップを踏めない人なのか/なぜサディスティックな性癖持ちなのか、というあたりは後半でもう一段種明かしをいたします。
2話以降は逃走追跡推理監禁とサスペンスまがいになるやら、ならないやら。
※閲覧上のご注意
・直接的な表現ではありませんが、相応の性描写、暴力描写があります。
・Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-10 12:00:00
27775文字
会話率:51%
BL中編小説。H少なめ。ゲイ設定。攻めキャラの受け展開あり。ちょっぴりサイコサスペンス?■北沢はソフトウェア会社のサービスマン。ノンケの同僚への想いを隠しながら、それなりに順調で平穏な毎日を送っている。ところが、ささいな出来事をきっかけに、
平凡だった日常が少しずつ変わりはじめ――。■初出/同人誌『SECRET LOVER』(1996.4.30) ■※重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-20 23:30:46
52885文字
会話率:45%