『月下香亭』、それはアルボレダ王国でもっとも豪華な高級娼館である。外の世界とは隔絶された花園、巨大な温室のようなこの館では、花の名前をつけられた遊女たちが夜ごと艶やかに客を迎えていた。
十歳でこの娼館に売られたサラは、遊女見習いとして働き
ながら、客と遊女たちの人間模様を見る。様々な人々の想いが交錯する中で、彼女は恋をし、傷つき、やがて守りたい大切な人を知るのだった。しかし、華やかな温室の外の世界は、ゆっくりと没落の時を迎えようとしていた――。
※直接の性描写はありませんが、一部に同性愛的な要素を含みます。苦手な方はご注意ください。
表紙絵は鍋弓わた様の作画です。ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-15 18:00:00
351577文字
会話率:37%
私は閨《ねや》では石のような女だと言われていた――。
月の神に守られ、広大な湖の恵みを受けた砂漠の王国オドナスは、若い国王の下で繁栄の道を歩み始めていた。その王妃タルーシアは、一度目の結婚で心身ともに傷を負い、新しい夫にも心を開けずにいた
。一方で、彼女は神殿の神官長の穏やかな優しさに癒されて、心を寄せるようになる。しかし封印したはずの過去は再びタルーシアの前に立ち塞がった。その時、彼女は初めて自分の本当の願いを知り、同時に自身の本質を知るのだった。
「小説家になろう」で完結済みの「名残の月へ綺想曲シリーズ」からのスピンオフ。前日譚ですが、この作品単体でもお楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-05 17:00:00
51951文字
会話率:30%
魔族は滅亡の危機に瀕していた。
魔王の娘にして今代魔王、アウラ・ニルゲンツはその中でも数少ない生き残り。
少なからぬ犠牲を伴って深き穴ぐらに逃げ延びたアウラは、そこで死にかけのゴブリンと遭遇する。
彼は手傷を負いながらもアウラのため
に、彼女が潜伏する土牢(ダンジョン)の掘削作業に従事していたのだ。
アウラは彼を眼にして決意する。死にゆく彼の子を身籠り、彼の子を産むことを。
全ては見果てぬ夢────魔族再興、そして人類族滅のために。
繁殖特化能力持ちロリ魔王様がぽこぽこ子ども産みながら崩壊した魔族陣営を立て直しつつ人類連合を切り崩していくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-15 00:00:00
248349文字
会話率:26%
白い翼を持ち、使えないはずの光魔法を使える悪魔がとある同じく青年の悪魔に振り回されたり振り回したりするお話し。
作者は豆腐メンタルです。誹謗中傷はやめてください。
のんびり更新になるかもしれません。
最終更新:2016-04-12 20:25:10
6243文字
会話率:25%
私が22歳の時に誘拐され性犯罪にあった日のできごと、そしてそれがきっかけで誰とでも関係を持てるようになってしまった私の実話です。
最終更新:2016-04-12 09:00:00
5760文字
会話率:10%
生きた人形を作れる人形師の末裔・伊王野塔矢は
あるトラウマにより人形に触れることができずにいた。
それは一緒に暮らす愛しい人形の少女・愛飛(メア)でさえも。
最終更新:2016-04-01 11:11:51
42193文字
会話率:30%
2年前のあの日。俺は親友の的場アキヒロに酷い言葉を投げかけ、深く傷つけてしまった。
その後、彼は高校を中退し、家族にも何も言わず失踪した。以来、彼の姿を見た者はいない。
ヒロを失った後で俺は気が付いた。嫉妬にかられ、あんなことを言ってしまっ
たけど、本当はアイツのことが好きだったんだ。
もう一度ヒロに会いたい。そう願いながら、俺は地元の成人式に参加した。
だがそこに彼の姿はなかった――。
俺は決意する。必ずアイツを探し出し、俺の気持ちを伝えるんだ。
◆R18表現のある話には「※」「※※」を付けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-23 20:00:00
19916文字
会話率:30%
僕は報われない恋をしている。
相手は「一人の相手に縛られたくない」と豪語する不誠実な男。夜の街を自由気ままに飛び回る蝶のような人だ。そんな彼に恋しても傷付くだけ。分かっているのに、恋心は止められない。
振り向いてもらえないなら、いっそセフレ
でもいい。そう妥協した僕は……。
※前作「個人指導は放課後に」のスピンオフ作品です。完全に独立しているので、本編未読でも問題ありません。前作とカップリングが異なりますので、その点はご注意ください。(和樹×智也です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-10 20:00:00
95442文字
会話率:36%
戦神と恐れられている、若き将軍セイドゥーク。彼は戦いで興奮すると射精してしまうというとんでもない体質の持ち主である。出征のたびに前を濡らして帰ってくるセイドゥークを心配する余り執事は結婚を急かすが本人はどこ吹く風。そんな折、彼は街道で勇まし
い女剣士と行きあう。だが、その女にも何やら秘密がありそうで……? 心に深い傷を負った女とすべてを手に入れた脳筋男との酷いすれ違いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-20 22:50:58
47407文字
会話率:43%
里山に暮らす少女・フミカは足を滑らせて沢を転げ落ちた。傷ついた彼女を介抱したのは忌まわしき生まれの半獣の子どもシロタだった。モフモフのかわいらしい獣は夜になると人間の男へと姿を変え…… 冒頭凌辱シーンですのでご注意ください。
最終更新:2014-07-16 20:39:35
8282文字
会話率:16%
嘘の別れ話/幼なじみ/過去の負い目/ ※サイトからの転載です
>>早紀は昔から春馬が好きだ。高校生になり、ようやく付き合えるようになったもののそれは決して早紀の想いが実ったからではなかった。幼い頃、春馬を庇った時に出来た傷の所
為で春馬を縛り付けているだけだ。春馬には好きな人がいるのに。そう気付いた早紀は春馬と別れようと決意をする。優しい春馬が気負いしないようある嘘を用意して。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-19 20:28:36
11582文字
会話率:62%
ある日の夜、レストランを経営する太田は、偶然傷だらけの男を助けることになった。
半身半生の男は、行き倒れであった。
助けた男は記憶喪失で、自分の名前さえ覚えていなかった。
太田はこの男を「さる』と名付けた。
その日の夕方、国道で大事故が発
生。
特別機動捜査隊、隊長の近藤賢一は、急ぎ現場に急行する。
しかし現場には謎の怪物が待ち伏せしていた。
圧倒的な力に、賢一は惨殺される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-18 15:15:05
173567文字
会話率:25%
転職先で再会したのは、その昔自分が傷つけた相手だった。
彼に近寄ると、昔と変わらない煙草の香りがした。
忘れようとしていたはずの恋心は再燃し、けれど、叶うはずがないと諦めていた。
社会人×社会人/年下攻め
自サイトからの転載です。
最終更新:2016-03-17 16:23:33
52762文字
会話率:23%
誰にも必要とされていない。親きょうだいだって俺なんか見やしない。俺は平凡。何も持ち得ないつまらない凡人。偶然見つけた古代術式を見て、思った。かけ換えのないきょうだいの代わりに傷付けば俺にも少しは価値が生まれるだろうか、と。(確かこんなんでし
た。ついでに言えば、ずっとずっと昔、それこそ物心ついた頃からずうっと感じている存在があるってのも設定上はありますのよ)エロ要素なしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-15 23:41:35
6455文字
会話率:16%
moedra wiki掲載作品の重複投稿です。
幼少の頃若い雄竜の集団に陵辱されて心に傷を負った1匹の蒼鱗を纏う雌竜は、80年の月日を経て誰からも恐れられる凶暴な怪物となって自身を慰み者にした雄竜達への復讐に燃えていた。
一方で、騎士であり
大層尊敬していた兄を仲間の兵士達に謀殺された少女は、兄の名誉を守る為に騎士の道を志す。
やがてどんな男にも負けない度胸と技量と武勲を備えた娘は、ある時王の命によって森で暴れる蒼い鱗に身を包んだ雌竜の討伐に赴いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-10 23:39:10
49920文字
会話率:24%
moedra wiki掲載作品の重複投稿です。
森に程近い小さな村で慎ましく暮らすある青年は、9歳になる弟のノインとともにお互いを支え合って生きていた。
だが夜から行われる結婚式の準備の為に森に狩りに入った兄が、誤って竜の子供に矢を射ってし
まう。
その日の夜、祝宴で盛り上がる村に姿を現した怒りに燃える竜の母親が自分の子供を傷付けた人間を生け贄として差し出せと人々を恫喝する。
だが恐怖に怯え切っていた兄の姿を黙って見ていられず、まだ幼いノインが恐ろしい巨竜の前に名乗り出てしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-05 04:34:25
40826文字
会話率:40%
moedra wiki掲載作品の重複投稿です。
多くの種の竜達が寄り合って暮らす、竜族の里。
禁忌とされている秘儀の漏洩の罪に問われて里を追われた黒竜は、追っ手との戦いで瀕死の重傷を追ってしまう。
そんな彼の命を救ったのは、不治の死病に侵さ
れた1人の若い医師だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-24 10:42:36
32821文字
会話率:32%
王太子が妹に心移りして婚約を破棄された令嬢。これは傷付きすぎた彼女が幸せになる話である。(全年齢版にムーンらしい要素を加えて書いていきます。)
最終更新:2016-02-29 12:00:00
129123文字
会話率:30%
事故で両親を亡くしたハリントン伯爵家のローザ。
名付け親のボン男爵家に引き取られ、嫡男リチャードと、兄妹のように育つ。美しく成長したローザは、才能を開花させるべく首都へと向かう。
はじめての恋、そして、夢を追いかけて生きるローザと、彼女を
見守るリチャード、初恋のヘンリー、そして、謎の紳士ヴィクター。
19世紀イギリスをモデルにした、ヒストリカル風ラブロマンス、傷ついたひっこみ思案なローザが、少女から、大人の女性に成長するまでの物語。
R表現については、必ず前書きと章タイトル*章、で告知しますのでご注意ください。物語後半までは、無い予定です。
2015.8より順次改訂をしております。
2016.2.27本編完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-27 21:00:00
96594文字
会話率:41%
その勇猛さと醜い傷跡から、エルベランの悪魔、と呼ばれた伯爵と、美貌の女相続人は、舞踏会で出会い、またたくまに恋に落ち、結婚したのですが…初夜に明かされる真実とは。
最終更新:2015-04-02 23:31:55
4594文字
会話率:36%
回復呪文に長けた美貌の僧侶フローランスは、悪魔の巣窟で瀕死の重傷を負って孤立し、悪魔に拾われる。
傷が癒され、丁重に扱われ、しかし美しい彼女の肉体は醜悪に変容させられる。
悪魔の領域から脱出したフローランスだが、それすらも悪魔の手の内の出来
事に過ぎなかった。仲間の冒険者たちに救いを求めようとするが……。
全三話です。
※自分のサイトに載せていたものをこちらにも投稿してみました。
pixivにも掲載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-27 16:44:49
47616文字
会話率:30%
須川レンは十六歳の誕生日から突然、火傷をした痕のような酷く醜い痣が陰部周辺に浮かび上がってしまった。二十歳になったいまだにその原因もなにもわからず、レンは自分のその部位にコンプレックスを抱いていた。
女の盛りだというのに彼女はまだまともに恋
などをしたこともなく、醜い痣があるせいか、異性に対してどこか踏み込みづらいものを感じていた。
恋がしたいと思っていても、痣のこともありなかなか積極的にはなれない。もしも男女の仲になりあの痣を見られてしまったら……と、彼女はそのようなことを心から恐れていた。
――その痣が出来た原因は一体なんなのか?
常日頃からそのことを思い悩むレンの前に、ある一人の男が現れ、こう口にする。
「前世で俺は、貴女の従者でした。どうか貴女のお側においてください。命をかけて、貴女様をお守り致します」と。
前世の因縁と現世での葛藤を描いたお話です。
前世は明治時代どろどろ愛憎劇。現世はラブコメ寄りの時々ヤンデレ風味となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-26 02:37:13
77531文字
会話率:52%
八歳下の夫と二歳の子供が居る、三十代の美しい人妻、
「美言みこと」
若い頃から、女としての幸せを求め、うつくしきことを尽くしてくれる相手を探し、男を渡り歩いてきた。
十七で処女を捨て、ミス地元に選ばれ、結婚と同棲を繰り返し、今の家庭に収ま
ったかに見えたが、性格の幼い夫に飽き足らず、ネットで出会った男たちと情事を重ねていく。
やがて、美しさを武器に貢がせていた男に、逆襲され、輪姦されて、傷つき、本当の「うつくしきこと」の意味を身体で知るまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 16:04:33
61661文字
会話率:44%
私たちは生きていく。苦しみも笑顔も悩みも抱えて日々居場所を探す。
あなたからもらった喜びも、あなたからもらった痛みも決して忘れない。
愛してる。愛してた。愛してるはずだった。
-消耗するように生きる日々はいつか終わるのだろうか-
処女
作ですがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-18 21:00:00
26553文字
会話率:11%
大好きな幼なじみとの優しい関係が終わる音が聞こえる。
終わらせたのは、私。
とんでもなく卑怯で我儘な私は、欲しい男を手に入れる為、大好きな幼なじみの優しい心を踏みにじる。
優しい関係を捨てて、幼なじみを傷つけて、そうして私の目的は達成される
ーーはずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-17 09:25:09
12034文字
会話率:15%
心に傷を抱えながら、高校生のさや花は変わらぬ平穏な学院生活を送っていた。それが、土曜日の訪問者を境に不変なはずの日常の違和感に気が付く。そして自らの身に起こる変化。夢に見る金の眼をした鬼。月蝕の夜に彼女の不変な世界が壊れる。───信じてい
た存在は彼女を見知らぬ鬼へ差し出した。彼女の持つ精香が必要なのだと。
※初めはゆっくり進みます。R18・残酷描写は予告なく入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-12 23:58:33
172756文字
会話率:34%