ある夜のこと、公衆便所で拾った妖しい雑誌が、珠里の生活を狂わせてしまった。その雑誌とは、SM関係のものだったのだ。公衆便所の個室の中で、彼女の目は、繋縛(しば)られて喘いでいる写真の女に、釘付けになる。何て美しいのだろう。何て嬉しそうなん
だろう。そして彼女の肉体は、婀娜(あだ)な熱に、燃え上がったのであった。
どうしても、そのまま捨て置いては帰れなかった。必死の思いで、拾い上げて鞄にしまい込んで家に持って帰ったのであった。自室に閉じこもって、今度はしっかりと、繋縛写真を一枚一枚、捲って見詰めた。全身がゾクゾクして、股間が熱くなり湿っていく。わたしも、こんな形で縛られて嬲られたい。切なる熱望が、全身を燃え立たせる。我慢できずに、オナニを始めて、淫楽に酔うのだった。
だが、淫情から冷めてみれば、その妖しさが怖くなって、捨てようと思ったが、出来なかった。いや、次の日からは、その卑猥な世界に呪縛されて、オナニに耽る日々となったのだ。ついには、化粧瓶をあすこに入れては、絶頂に恍惚とするのであった。
彼女には、幼馴染みの健太というボーイフレンドが居た。まだ、手もろくにつないだことのないうぶな関係の、優しい男の子である。そしてとっても、愛している。だから、彼に抱かれたらと思うのだが、彼が彼女の、この嗜好を知ったら、多分、卒倒して離れていくのではあるまいか。それが怖いから、告白することなど出来ない。
そんな時に彼女は、思うのだった。誰か他の見知らぬ、そして同好の男に、この身を縛って嬲ってもらおうと。健太ごめんね。でも、この肉体が、どうにもならないのよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 13:42:38
88075文字
会話率:31%
下級貴族の青年×王女。身分違いの甘く切ない、狂おしい恋。
自分の暮らす古城に美しい王女セシリアを迎えることになった、没落辺境領主の青年オスカーは、深夜、自室に突然現れたセシリアから「私と夜を共にしてください」と思いがけず、潤んだ眼差しで懇願
される。夜着をまとっただけのセシリアに、オスカーは自分を抑える事が出来なくなり……。
深い森の中に立つ古城を舞台に、戸惑いながらも自分の立場を省みず、セシリアに強く惹かれながら溺れていく領主の青年の、とろけそうなほどに甘い蜜たっぷりの、官能的でロマンチックなラブラブ純愛物語です。
強引な言葉攻め、軽い調教要素が入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-16 22:09:08
94468文字
会話率:37%
27才人妻子持ちの武藤楓(旧姓:一ノ瀬)。夫と何気なく「高校時代に戻れるなら」と話していた翌日、目覚めたのは12年遡った高校入学その日の実家の自室だった。再び夫と出会える日を待ちながらも、悔いの多かった高校時代をマイペースにやり直し、クラス
メイトたちと距離を縮めていく。
※初投稿です。お目汚しお許しください。しょっちゅう修正入れつつ不定期の更新になります。エロはもう少し先になるかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-16 04:37:45
3300文字
会話率:10%
11時58分42秒。今宵もまた、私の意識は闇に包まれる。自室にいたはずなのに、気づけばそこは見知らぬ異国。行先は毎回同じ、高い時計塔。そして時計塔の上はいつも満月が私を見下ろす。時が止まった不思議な世界で、私は今日も時計塔内部を探索する。忘
れている何かを見つける為に……。午前0時までの強制トリップ。その場で出会った人物は、私に残酷な現実を突きつけた。『お前の罪はお前が贖え』と。◆桜朱理様主催の『連想企画』遅刻参加作品です。キーワードは、『月』と『時計』です。◆(続編はほぼコメディ。本編のシリアス要素はありません。)◆自サイト、アルファポリスでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-13 16:40:09
35811文字
会話率:32%
女子中学生の霧島小鈴は、二つ年上の高校生の義兄、樹に恋をしていた。しかし、奥ゆかしく良識的な小鈴は、その想いを口にせずに胸に秘めてきた。
ある日、小鈴は自分の部屋から樹の部屋が覗ける穴を見つけてしまう。小鈴は兄の様子を覗きたいという欲望に駆
られながらも、何とかそれに耐えていた。しかし数ヵ月後、樹が同級生の褐色美少女、美菜を家に連れてきた事で小鈴は大きく動揺する。樹の自室に入った二人がどうしても気になった小鈴は、とうとう穴から樹達の姿を覗いてしまう。
そこには激しいセックスに興じる二人の姿が覗き見えた。小鈴は絶望に打ちひしがれるが――。
フランス書院様開催の、第二回美少女文庫新人王応募作品です。結果は落選でしたが、当時の自分にできる最高を書いたつもりです。もしよろしければ良かった点、悪かった点等、忌憚の無いご意見をいただけると嬉しいです。
※前回応募作『地味カワカノジョの長~いベロ』を読んでくださった方がおられたら、前と比較した意見もいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 00:19:58
149544文字
会話率:44%
彼はいじめに遭い自室に引きこもる不登校児だった。ある日、彼は妹と両親と共に二年ぶりに外出する。ショッピングモールに行くはずだった彼は何故か刑務所にいた。看守は彼に言う。「お前は親殺しだ」と――。死亡した両親、そして行方不明の妹。混乱する中
、突如囚人となってしまった彼は刑務所の図書館で不思議な生き物に出会う。彼は無実を証明する事が出来るのか、妹の安否は?そして謎の生物「ぺぽぽ」とは――?
■ほのぼのコメディホラー/強気攻め×引きこもり受け折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-07 15:46:35
29176文字
会話率:20%
※オメガバースです※
※※先回投稿した「Anjir」の親世代の話となります※※
要の発情期は、不定期だ。
大凡三ヶ月という間隔ではあるが、来ないときは半年近く来ない。その代わり、反動が非道い。
今回も、そうだ。
前回の発情期から4
か月以上経っている。反応を抑えるための薬を飲んではいるが、しょせん気休め程度でしかないし、恐ろしいことにこの学園の寮には、あるべきはずの隔離室がない。
そのため、オメガは自室の鍵を幾重にも施している。
発情期だと知ったアルファたちに嬲られる様な目には遭いたくなかった――一部のオメガたちは進んで招き入れているようだが、要には考えられないことだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-27 22:26:16
5967文字
会話率:16%
若宮冬子。20歳=彼氏イナイ歴。「性欲? なにそれ美味しいの?」な人生だったが、友人の勧めで人生初の一人エッチをすることに。
自室でいざ…と思ったら、義弟の陽介に目撃された!
その日以来、義弟が挙動不審です。
――残念義姉と、義姉を好
きすぎてなんか不憫な義弟の、ちぐはぐラブコメディ。
(シンデレラノベルスさんより書籍化となりました。書籍化に伴い、16話以降一部簡略版となります。書籍版では一部表現変更等の他、書き下ろし短編が加わっています。書籍版イラスト/アオイ冬子先生)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-17 11:47:54
119956文字
会話率:49%
生活に疲れ果てたサラリーマン山田、再び登場!
前回、『ケダモノ』で危うく犯罪者になってしまいそうだった山田だったが…今はひっそりと自室に籠もっていた。
新しい快楽、『甘だし』を修行の末、身につけたためだった!
最終更新:2015-07-18 02:47:56
5896文字
会話率:20%
広田 流治(ヒロタ リュウジ)は父親曰く、「ゴミ」だった。
父親から見放された流冶であったが、それでも彼は努力を続けていた。そんな中、一人の女性から告白される。初めて人から好意をよせられた流冶は、次第にそれにのめり込んでいく。しかしある日、
彼女の本性を知った流冶は泣きながら街中を走っていた所、事故に遭う。
意識を失う直前、彼が思った事は、
――こんなことなら、もっと好きに生きればよかった。
確実に死んだと思った流冶だったが、なぜか彼は自室のベットで目を覚ます。
しかし、“何かが違う”と思った流冶が知った事実は、自分が3年前に戻っているということだった。
「あれ?俺、タイムリープ、してね?」
3年前の世界からもう一度やり直せると気付いた流冶は、これからどのような人生を歩むのか。
これは、努力家でちょっと阿呆で、昔は一途だった男の物語。
※NTRタグは付けていますが、あっても寝取りばっかりだと思ってください。また、寝取られについても、そういった展開があった場合、細かな描写などは書かないつもりですので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-15 23:05:50
21926文字
会話率:28%
※百合(♀×♀)でおねロリです。苦手な方はご注意ください。
大国の姫君であるライラは、物資支援を頼みにやってきた小国の若くして君主である女性アーシュに惹かれてしまう。支援の件を出しに夜彼女を自室へと呼び出すライラだったが……みたいなお話。
ファンタジー風味です。おねロリシリーズ第9弾。
自サイト、pixiv掲載済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-06 01:53:34
7589文字
会話率:47%
物書きの僕は、街の内科の病院に定期的に通院し、そこの女性薬剤師であるNさんと会っていた。三十歳ぐらいの女性だったが、いつもオナニーする時、オカズにしている。そして八月半ば過ぎの日も、自室でNさんのあらぬ姿を想像しながら、自慰行為をしたのだが
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-17 16:14:18
1383文字
会話率:15%
夏の日の真夜中、あたしは自室で、付き合っているサラリーマンの康行と抱き合っていた。お互いずっと会社で仕事をしていて、その夜も会ってから性行為していたのである。同じ三十四歳で若くはなかったのだが、仕事もプライベートも一番充実している時だ。互い
に腕と腕を絡め合い、愛撫し合いながら、ベッドの上で情交を繰り返していたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-20 10:46:50
2328文字
会話率:64%
八月最初の週末、普段会社で企画畑にいるあたしは年下の彼氏の陵と一緒に、自室で寛いでいた。休日同棲で互いに気楽な関係だ。三十代前半で若い陵が、その日二度目のセックスをしようと言ってきた。あたしも応じ、性行為する。互いの性器を弄り合い、刺激し合
いながら、ゆっくりとセックスを楽しんだ。その後、揃ってバスルームへと向かったのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-31 15:12:35
2975文字
会話率:57%
高校生、霧島雷太(きりしま らいた)には悩みがあった。幼馴染の恋人、雨野清裡(あめの きより)が窓越しに見える自室で、毎晩違う男とセックスしている事だ。その性交は清裡の記憶にも、体にも、部屋のベッドにも痕跡を残さず、相手の男がどこから来てど
こへ行くのかも分からない、妨害しようとしても不思議な力で阻まれ、最後まで見ているといつの間にか気を失っている、奇妙なものだった。初めてそれを見たときから何年も経ち、もはや日常と化したそれをついに最後まで目撃することが出来た雷太は、閃光に包まれるとともに、草原の中に建つ白亜の神殿で目を覚ます。そこにいたのはニンフォニアという世界を創造した、ジールという少女の姿をした女神だった。何よりもセックスが好きだという彼女と精神がつながってしまったゆえに、毎晩超常現象のようなセックスをして、清裡はニンフォニアという異世界に飛ばされてしまったのだという。食ってかかる雷太に、ジールはにっこりと言い放った。
「じゃあ、君も同じ世界に行ってみたらどうかな?」
――エロ女神が作り出したエロい世界で、果てしのない冒険が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-20 22:01:57
25790文字
会話率:37%
短期集中連載企画。高級リゾート地で商談の為に出会った男女。商談後、男――ガレン・ミサキは、余りに魅力的な取引先の女社員――雲母貴ジュリエットをホテルの自室へと誘う。それが女の請け負った、もう一つの〈仕事〉の始まりだとも知らずに……。そして二
人はどちらからともなく服を脱ぎ去り、男は逞しい裸体を、そして女は黒に彩られたランジェリー・スタイルを露わにする。男を刺激するその姿は、しかし女の武器に他ならなかった。濃密な前戯に耽った後、男と女はベッドで一つになり……。女の思惑が全てを魅了する、アバンチュール風官能サスペンス。
※作者の個人ブログ「金木犀館蕭条録」にも投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-16 00:45:08
43120文字
会話率:36%
ーーー見てるっ!見られてる!!
自室のソファーの上、高田 良太は今までにない危機感を感じていた。
そして、自宅に彼を連れ込んで(形式上)来てしまったことを後悔もしていた。
先程から、今日初めて会った友達の友達、鈴木 凪(ナギ)の視線をめ
ちゃめちゃ感じるのだ。
しかも、俺の尻(ケツ)に!!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-12 01:32:15
4166文字
会話率:41%
商店街がクリスマスソングで包まれる頃。その少女はこの街へと現れた。豪華なイルミネーションにも、華やいだ喧騒にも目もくれず、人外とも言える魔性の美貌の少女は、酸っぱい臭いの立ち込めた自室で鬱屈とする男達を一人一人“捕食”してゆく。彼女の名は―
―レイチェリー。レイチェリー=ロベルク=クロットハイレムン。魔族、夢魔と称される淫魔の少女――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-13 23:51:34
34213文字
会話率:15%
14歳の篠宮和花(しのみやののか)は自室にいたはずが気づいたら見知らぬ草原にいた。
異世界恋愛ファンタジーになる予定です。
最終更新:2014-02-02 12:11:26
1398文字
会話率:22%
ペテルギウス帝国の第一皇女で唯一の皇位継承者であるスピカは元帥であるレグルスに恋をしていた。少なくない頻度で自室へと誘い身分など関係なしに彼に甘えていたがある日突然にそれは崩れ去る。
最終更新:2014-01-29 21:00:00
11816文字
会話率:20%
ぬくぬくの寝具に包まれ、ふと目を覚ますとスクリーンで見慣れたゲームモールタウンの自室だった。
起きたら自分は「雄猫」内ゲームキャラで・・・?
ゲーム世界のような場所で、のんびり生活始めます。………不定期で。
TS・BL・GL(?)・ショ
タ・ぼっち。R18なので勿論残酷な描写が入ります。
なお、R15規制なろうで女の子バージョンも検討中デス。というかなろうバージョンを考えていた副産物がコチラです。
近々新規小説作成するつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-28 22:05:09
8756文字
会話率:0%
私の恋人はヘタレだ。「俺についてこい!」という意気込みが皆無。(忠)犬属性が非常に強い。そんな彼がある日の晩、私を見るなり顔を赤くして自室に引きこもってしまった。それから部屋をのぞきに行くと……これ以上は彼のプライドの為に黙っておこう。ただ
一言だけ付け加えるのならば、彼の泣き顔にはそそられるものがある、ということだろうか。これも、惚れた弱みなのでしょうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-22 22:52:28
6203文字
会話率:71%