親のない少年ウィレンは物乞いをしながら暮らしていた。空腹に不安を詰め込みながら生きる彼の娯楽は、空を眺めることだけ。そんな娯楽にも飽き始めたあるとき、空を横切った人影を見た。
ウィレンは無垢な好奇心だけを携え、それを追う。再び見つけたとき、
空には黒い衣服を見に纏った少女がほうきとともに浮いていた。その姿に見惚れるウィレン。刹那、突風とともに少女のスカートが翻った。その姿にウィレンの下半身は強張る。パンチラに気づいた少女は慌ててスカートを押さえるも、そのせいでバランスを崩し落下してしまう。
体が触れ合う2人。ウィレンはまだ知らない下半身のむず痒さに襲われていた。これは病気かと心配するウィレン。それに対し、魔法使いの少女は優しく答えた。
少女の優しさに劣情が高まるウィレンは、彼女の体を求めた。しかし、魔法使いには18歳で死んでしまうという秘密があった。誕生日を2日後に控えた少女は、ウィレンの下半身にとっておきの魔法をかけて、その場を去ろうとする。しかし、ウィレンは彼女を引き止めた。懸命に少女を求めるウィレン。その姿が、少女の死んだ弟の姿に重なった。
ウィレンの中に弟を見た少女。しかし、弟ではなくウィレンとして体を交わすことを決めた。家族を知らないウィレンと家族を亡くした魔法使いの少女。2人の孤独は体の交わりを通じて解けていって......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 19:00:00
11161文字
会話率:55%
人はなんのために生きるのか。
やけに哲学的な質問で、とても中身のない言葉だ。しかし、彼ならばこう答えるだろう。『子孫を残すため』と
そして、それを心の内に秘めながらも確固たる意思で持ち続けている彼は、過去の因縁により死の淵にまで追い込ま
れる
そんな時に命を救ってくれた女神様の為に、彼は異世界で生きることを決意する
そこから始まる物語は、やはり酷く爛れていた──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 13:07:20
6183文字
会話率:43%
人は誰だって迷子なんだと誰かが言っていた。
きっと本来ならある筈の家が、見つからなくなるのは心に受けた傷や体験があるからではないか。
帰りたいのに帰れない。
神様はあるべき世界に。人は家に。時には母の下に。
本来の帰るところは様々
で、多分きっともっと広い場所に目印をもらって戻るんだって。
貴方の帰る場所は見つかったかな?迷子は道標を示してもらえるように。
その場所はあるって話。遠い日に語り部のおじいさんが語ってくれた様々な話。
ある日突然、空に走った閃光と共に消えてしまった絶の神様達と烈の神様達。帰りたい場所に帰れたのかな。
遠い昔の神話にいた迷子の人もそれぞれ。
さぁ、迷うならカードを引いてごらん、きっと道は拓けて、答えを見つけるヒントをくれるからさ。
爽やかな笑顔で長い銀髪の青年は言う。
頑張る子にはいい事あるから。カードの言葉は応援で助言《アドバイス》だからさ。
翠の宝石のような瞳を輝かせて、迷子の手を優しくとると、彼は自分の店のある路地裏へと連れて行く。
「さぁ、カードをひいてみようか」
泣き濡れた子供の頬を拭いてやり、甘いお菓子とミルクでもてなし、カードで小さな迷子の道を示すのだ。
「ほら、もうすぐ迎えがやってくるよ」
柔らかな彼の声は、いつしか子供を泣き止ませて笑顔にする。はしゃぐ声に名を呼ぶ母の優しい声が重なる。
魔導都市伯奈《まどうとしハクナ》の路地裏からまた様々な運命《とき》が流れ出す。
迷子を拾い、または迷い人は迷子の力を借りて世界を歩きだす。そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 02:25:05
12998文字
会話率:40%
テキスト会話形式AI Chatgptに作らせたらでてきた小説です。
『ダニエルカーターは24歳の美しい容姿の男子学生です。彼がある日気が付くと、薄明るいベッドランプの暖色の光だけが照らす寝室にいました。目の前には整った豪華なダブルベッドと、
その上に美しい薄く透ける布をまとった、陶器のように抜ける肌と豊満な肉体、整った顔立ちにふっくらと吸い付きたるなるような唇を持つ女性が意識もなく横たわっています。このあと何が起こるか物語調にして教えてください。』というよくまみれの文体に答えてくれたAI君に感謝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 16:31:33
1149文字
会話率:0%
えっ?私が、不倫をしている理由ですか?
答えは、簡単です。
彼、ふとし店長は...
変態的な行為をするんです。
人妻なのに、その、変態的な行為に、ハマってしまったんです。
最終更新:2023-04-19 00:00:00
5971文字
会話率:22%
どうして好きになったのだろうかと考えるけれど、何年考えてもきっと答えは出ないと思う。
彼だから好きになった。俺だから好きになってもらえた。
ただそれだけ。
これは、俺と彼のほんの少しの回顧録。
最終更新:2023-04-18 00:12:05
7061文字
会話率:34%
赤髪、赤目のリディアが王族に仕えるΩに選ばれた。
Ωとはαを産める特別な女性。リディアが住む小さな島国シャイーア国は金の瞳を持つαが治める国。
金の瞳のα、王族を絶やさないためにはΩが必要となる。
この国に住む女性は十二才になると神託を受け
、選ばれた女性のみがΩとしてハーレムに入内する。
十二才で離宮に入り、Ωとなるべく教育を受けるリディアは、そこではじめて友達と呼べる相手、アイリスと出会う。
アイリスもまた、同じように選ばれたΩだった。
Ωとしてαに仕えるため、離宮で教育係ライリサの指導を受ける日々。
その過程で出会う人々と直面する現実。王子アレンサンドロに惹かれながらも迷いが振り払えないリディアの出す答えとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 20:00:00
37451文字
会話率:38%
人間が悪魔との戦争に敗北し120年後の世界。
色欲の悪魔リアスと、その依代ユウリが冒険する魔法エロファンタジーです。
相手は人間、老人、魔獣、悪魔、ロボット等々。色んなシチュエーションで書いていきます。
ー ー ー
ユウリは悪魔を宿
すための儀式という建前のもと、日々性欲の捌け口にされていた。
ある日、彼女は逃げるチャンスを得たが逃げだせない。開発された体は肉欲に飢えていた。
そんな自分に絶望しかけた時、色欲の悪魔リアスが現れ問われる。
『お前はその程度で狂えるほど満足しているのか?』
彼女は答える。「もっと気持ちよくなりたいです」
彼女は、これまでできなかったH、したかったH、さらなるエロを求めて世界を駆ける。
リアスが完全受肉を果たす、その時まで・・・。
ハッピーエンド。の予定。なるはず……。頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 19:35:45
54345文字
会話率:44%
人類アルファ化計画によって、近未来で絶滅寸前のベータとして生まれた俺、セイジュ・アガサ。
両親の勧めで富裕層の子だけが通える学校に入学することになる。
素敵な出会いなんて無理だろうと思っていたが、匂いに敏感なアルファの男、リザベルトに、匂い
惚れしたと告白されてしまう。
優しくて頼りになるリザベルトにだんだん心が傾いていく。
この気持ちは友情? それとも恋に目覚めたのか?
思い悩みながら俺が出した答えとは……。
好きな子は甘やかしたい大型ワンコ×穏やかに暮らしたい平凡くん
※オメガバースの設定をお借りして、オリジナルにアレンジしています。
※この作品は、春の短編祭2023の参加作品です。テーマの『眠りと目覚め』に沿って、恋の目覚めというテーマで書いてみました。
性描写はライト、兜合わせのみ。
※アルフポリス様でも公開予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 19:00:00
29980文字
会話率:36%
フィンジィ帝国軍は強大な軍事力を誇る、大陸最強と名高い軍事国家である。第一隊副隊長であるアーディア・ネルゼは無敵の女副隊長として名を馳せていた。女性隊員を取りまとめる役割を与えられたアーディアは、女性隊員の恋の悩みも聞くことが多く、女性隊員
の間では、女心のわかる素敵な副隊長様と評価は上々だった。しかし、当の本人は恋愛未経験の年齢=恋人いない歴の処女であり、答えが何か分からぬまま手探りの状態であった。「わ、わからん……。全く、これなら敵将の首を取る方がずっと楽だ……」「アーディアさん、もしかしてお悩みですか? 僕で良かったら、お役に立ちましょうか?」部下の恋愛経験豊富そうなイケメンわんこ系軍人、ヴォルド・ダーティーに『恋愛』の『実践』手ほどきを受けることになり!?「はい、決まりです!! 今日から僕たちは『恋人』ですよ? わかりましたね?」仮の『恋人』関係が始まってしまい──「可愛いですね……。こんなに目を潤ませて、顔を赤くして……」わんこ系のヴォルドに翻弄される日々が幕を開けて?!**わんこ系スパダリ後輩×恋愛未経験女副隊長のラブコメディ**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 12:49:41
10042文字
会話率:52%
貧乏子爵家の長女であるユーリは借金返済と領地運営のため、ニドラム公爵家当主のアルガと契約結婚することに。一年三か月にわたる『契約結婚』の期間が満了。離縁書を提出し、晴れて自由の身になるはずだったが──「『契約』した関係は終了となりました。な
ので、私と本物の愛し合った夫婦になりませんか?」そう求婚されて!?宰相補佐でもあり、頭脳明晰、容姿端麗、完璧な夫から逃げきることは出来るのか!?離縁書の提出後一週間は離縁を白紙に戻せる『猶予期間』が設けられていて、その一週間で答えをだすことになり……アルガの戦略が開始される。「こ、この一週間、死ぬ気で逃げるわっ!!!」スパダリ宰相補佐の元夫×平凡無垢な(騙されやすい)元妻の攻防が始まる!?※契約結婚シリーズ①となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 13:23:56
14320文字
会話率:40%
ある日、主人公(僕)は普段と変わらない日常から始まり、自分の顔ではなく、美しい黒髪の女子校生の顔が映っていたことに気付いた。生徒手帳から、彼女の名前が望月乃衣子であることが判明し、彼女の通う水彩女学園に向かった。学校の校門の前で、彼女の友
人(朝日田桜子)と出会い、頭を打ったと偽って話した。友人は驚いた表情を浮かべながら、彼女がよく熱を出して学校を休んでいたと語り、頭のどこを打ったかを尋ねた。主人公は正直に答えられなかった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-04-03 00:51:45
18855文字
会話率:19%
ただ使命に生きる勇者×神秘的な異種族の竜使い
正反対だからこそ惹かれあう、王道ファンタジーな世界に生きる二人の青年が数々の試練と共に歩む物語。
『予言』によって勇者に祭り上げられてしまった青年ヘクターは、厳しい砂漠で逞しく生きるエキゾチック
な美青年ラウルを、予言に従い神器を探す旅へと勧誘する。
「なァ、お前の意思はどこにあるんだ?」
ラウルの問いかけに答えられないまま、ヘクターはラウルの種族、砂塵の民と共にしばらく過ごすこととなる。砂漠の生活の厳しさに打ちのめされながらも、ラウルの自由さと優しさ、強さに触れ、砂漠の美しさも知っていき、ヘクターは徐々に本当の想いを自覚していく。
R-18シーンがある場合はタイトルに※があります。最初からなんとなく惹かれあっている二人ですが、体の関係から始まりますので苦手な方はご注意ください。
不定期、気まぐれ投稿かつ見切り発車、BL小説ではこれが初投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 23:54:46
50040文字
会話率:74%
【現代BL】
――誰もが、人には言えない秘密を抱えて生きている。
名門進学校で、僕が見つけた居場所……。
それは、特権階級に属する先輩たちの愛玩動物に成り下がることだった。
だがそんな安寧した生活が、転入してきた同級生、相馬瞬也(そうま・
しゅんや)により、少しずつ破壊されていく……。
相馬は、僕を抱いた……。
「アイツらには内緒だ……」と耳元で囁いて――。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【ご注意】
総受け
攻めキャラは同級生、先輩(複数)です!!
この作品は総受けですので、苦手な方はスルーしていただくようお願いします。
※R18シーンの事前予告はありません。ご了承ください。複数の攻めキャラとのHシーンあり。
エブリスタ・アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 15:13:08
15475文字
会話率:33%
動けない身体、目の前には34本の蝋燭。
背中から聞こえる声、殺し合いのゲーム。
「力をやろう」生き残るための能力、それは
お前が最初に発した一言だ! 貴女ならなんて答える?
最終更新:2023-03-20 01:34:25
1102文字
会話率:65%
子どもも奥さんもいる、憧れの上司。決して手に入らないと思っていた。でも――。
「久木さん。“上司が部下の体調や生活のお世話をするのは常識”ですよ。」
「“生活って、性処理も含まれているのが常識”ですから、俺がキスしたいのなら、上司としてそ
れに答える必要がありますよね。」
久木さんは、濁った目で「いいよ。」と応え、俺の頬をそっと手で包んだ。
そして――。
決して手に入れることができないと思っていた、彼の形の良い唇が俺の唇と重なった。
触れた相手を意のままに操れる力を手に入れた唯之助は、憧れの上司、同じチームの先輩たち、社長、事務所の人々を、欲望のまま淫靡な世界に突き落としていくーー。
相手に、家族がいようが、恋人がいようが関係ない。
理性も善性も人間性も捨てた主人公による総攻めBL。
※かつて、「悪魔の指先」というタイトルで連載していた小説のリメイク版です。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 21:44:01
170600文字
会話率:53%
外面は人懐こくて天然風、中身はヤンデレクズの一縷(いちる)が、小学生の頃から幼馴染で親友の、射精含む生活全体を管理してくる攻め気質の慎(しん)に、どっちが雄なのかを分からせる話です。
溺愛執着ヤンデレクズ攻め(一縷) × 独占欲征服欲管理
欲強めの本当は攻めたい受け(慎)
********
大学に進学して、二人暮らしを始めた俺達には、いくつかのルールが出来た。
ひとつめ。
日曜日は、基本的に予定を入れない事。
ふたつめ。
慎のいない遊びは、終電を逃しちゃダメって事。
みっつめ。
この部屋には、お互い以外に誰も入れない事。
円満なルームシェアの秘訣はなんだって聞かれれば、俺は間違いなく、この、慎が決めたルールをきちんと守っているからだと答えるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 00:00:00
107355文字
会話率:17%
小学生の頃から幼馴染で親友の、一縷(いちる)と慎(しん)が、共依存ヤンデレ執着を拗らせてセフレになってしまった経緯とこれからを、それぞれの視点から書いた、みたいなストーリーです。
********
大学に進学して、二人で暮らし始めた俺達
には、いくつかのルールが出来た。
ひとつめ。
日曜日は、基本的に予定を入れない事。
ふたつめ。
慎のいない遊びは、終電を逃しちゃダメって事。
みっつめ。
この部屋には、お互い以外に誰も入れない事。
円満なルームシェアの秘訣はなんだって聞かれれば、俺は間違いなく、この、慎が決めたルールをきちんと守っているからだと答えるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 16:59:20
6702文字
会話率:19%
クラスの委員長を務め、周りから慕われている高城 実里には秘密がある。それは高校の資料室でこっそり自慰行為をすることだ。
しかしある日、それを頼りない担任教師・松浦に見られてしまう。松浦は絶対に誰にも喋らないと答えるが、実里はどうしても信じ
られない。すると松浦は実里の目の前で自分のスラックスに手をかけた。
「それなら僕もここでするから……これで僕にも弱みができます」
動揺する実里。そして松浦は本当にその場で自慰行為をしながら、実里にじっとりと熱がこもった視線を向けてくる。
「あの、良かったら、高城さんのことも僕が触りましょうか……?」
陰キャヤンデレ教師が委員長の女の子にねっとりと執着して追いかけてくるホラー。
※半ば無理矢理性行為に至る描写があります。pixivにも掲載済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 22:07:44
24275文字
会話率:53%
中学一年生の幼馴染、樋本陽太から告白を受けた大学生の神崎浩一は、樋本の恋が思春期特有の思い込みから来るものだと考え、「20歳になるまで俺のことが好きなら告白でもなんでもちゃんと返してやる」とその場しのぎの答えを出してしまう。
それから樋本は
、誕生日を迎える度に神崎にアプローチを仕掛けるようになり――
そのうちR表現が入る可能性があるため指定を入れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 12:17:59
21490文字
会話率:49%
大学生の麻生早紀(あそうさき)は、勉強は二の次で楽しく学生生活を送っていた。
早紀は、中学生のときに父を亡くしたが、祖父は調剤薬局をチェーン展開する会社の会長で、母は社長だったことから、何不自由なく仲間たちと遊びまわり、やはり社長の息子
で一年先輩の北川拓哉(きたがわたくや)とつき合っていた。
そんな早紀だったが、3年生になったとき、必修となっているゼミを履修することになった。早紀は勢いで学部でも一番厳しいと評判のゼミを取ってしまい、四苦八苦することになる。
そのゼミには、三屋浩司(みつやこうじ)という真面目だが、暗い感じのする男子学生がいた。はじめ早紀は三屋に目もくれなかったが、ゼミの課題の答えを教えてもらったことがきっかけで、三屋に接近しようと考える。早紀の目的は、三屋を上手くあしらって、この先もずっと課題の答えを教えてもらおうというところにあった……。
麻生早紀、恋人の北川拓哉、早紀と同じゼミで学ぶ三屋浩司。3人をめぐる恋愛とそれぞれの人生を描きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 21:00:00
214424文字
会話率:39%
「あんた、俺に会いたかったんだろ? 俺はあんたのことを少ししか知らないが、それだけは知っている。ああ、答え合わせなんかしなくていいぜ。間違えていても、自惚れさせておいた方がいいことってのはあるもんだ」
魔界の高位魔族サテュロス族当主のダリ
ルに嫁いだシーラ。彼女の背には、元家族からの虐待による多くの傷がある。
シーラと同じく人間界から竜人族当主に嫁いだ令嬢イーヴィーが「古傷をも癒やせる力」があると知り、夫ダリルと竜人族当主アルロの計らいで、シーラは単身、傷を消すため竜人族の領地に滞在をすることとなった。
だが、家族への命を賭けた復讐を終え、心に欠落を抱える彼女は傷が薄くなっていくと共に心が揺れ動く。そんな彼女をアルロとイーヴィーは見守るのだが……。
少し離れてお互いを思うことで、更にダリルとシーラの仲が深まるお話です。
魔界強制セックスシリーズ。「無口令嬢の秘密は魔族に優しく暴かれる」続編ですが、初見の方でもなんとなく読めてしまう話だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 21:00:00
172872文字
会話率:55%
「後でその疑問には答えてあげますから、暫くは勝手にイキ続けていなさい。気持ちが良いことは好きなんでしょう?」
魔界で気ままに暮らしている、次期サキュバス当主候補のひとりフェーリス。妖艶だが素直かつ奔放な彼女は当主になるつもりがなく、男性魔族
と結婚して一族と距離をとりたがっている。自分好みで権力も財産もあって都合が良い男に嫁ぎたい。そこで白羽の矢を立てたのは、魔王妃リーエンの教育係のうちの1人、コーバス。フェーリスよりだいぶ年上で穏やかな彼は、4本腕と太い尻尾がある種族だ。毎日家と魔王城を往復するだけのコーバスにアプローチするフェーリスだったが、思わぬ所で彼の地雷を踏んでおり……。
年上の独身魔族を舐めてかかったサキュバスさんが、敬語眼鏡攻めにわからせセックスされてぐずぐずになる話です。
魔界強制セックスシリーズ「溺愛魔王は優しく抱けない」の続編ですが、出来るだけ初見の方でも読めるように書いております。同シリーズをお読みいただくと、より楽しんでいただけるとは思いますが必須ではございません。
※pixivにも同作品を投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 22:00:00
49790文字
会話率:64%