下半身は靴と靴下だけで廊下を走る。
モバスペと同時掲載
最終更新:2024-03-04 07:18:59
3043文字
会話率:3%
【節分】
季節の変わり目であるこの日は、最も【邪気】が高まる日でもある。
人々にとっては邪を払う行事を行う日であるが、人の社会に紛れて暮らす鬼々にとって、素性を隠すことが難しい一日だった。
普段は人と変わらない生活を行える彼らも、この
日だけは鬼の力を抑え込む結界に籠もる。
【あらすじ】
大学受験を控えた陽葵は家で勉強をしていた。
姉と二人で一休みして、自室に戻ろうとしたところでインターホンが鳴る。
扉を開けると、陽葵の額に裂けるような痛みが走る。
姉の声を聞き振り返ると、そこには人外の力を振るう鬼の姿があった。
扉を開けて男が強引に家に入り込み、姉と男は戦闘の末……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 00:00:00
7820文字
会話率:28%
麗しい顔が近づく。それが挨拶の距離感ではないと気づいたのは唇同士が触れたあとだった。
「男を簡単に捨ててしまえるだなどと、ゆめゆめ思わないように」
──
目が覚めたら異世界転生してた外見美少女中身男前の受けが、計算高い歳上婚約者の攻
めに婚約破棄を申し出てすったもんだする話。
腹黒で策士で計算高い攻めなのに受けが鈍感越えて予想外の方面に突っ走るから受けの行動だけが読み切れず頭掻きむしるやつです。
受けが性的な意味で同性に襲われる描写があります。
2024/02/03 他の投稿サイトにも投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 07:25:26
25603文字
会話率:49%
「本当にブランシュはつまらなくて大したことない女だから」
結婚して3ヶ月になる元公爵令嬢のブランシュは、パーティーで夫ウォルターが自分の悪口を話している姿を目撃する。普段の臆病そうな雰囲気とはまるで違う、吐き捨てるような言い方だった。
婚
約期間の4年も含め、仲良くなろうとしてもまともに会話をしてくれず、なんなら初夜をすっぽかすしそれ以降も日中ですら避けてきたのはウォルターの方なのに。
もう絶対離婚する! と決意して夜逃げを決行――したはずのブランシュだったが夜逃げ先で待ち構えられていて!?
今更好きだとか言われても困るのに職場にも付いてくるし、一緒にしばらく過ごすことになってしまい!?
普段の仔犬な雰囲気の夫のあまりの豹変っぷりにびっくりするし、素を出し始めたウォルターのことが実はちょっと気になってきてるけど初夜すっぽかされた上に悪口言われたのでもう絶対許さない!!
※現世と同じ世界ではないですが、やや時代が進んだ世界です(列車の走る19世紀以降)貴族の形態が変わり、ある程度働いて収入がないと貴族も生き残れずバッシングされる時代がモチーフです。現代の価値観も入ってます
――――
おかげさまで電子書籍発売中です。本当にありがとうございます。
【シーモア限定特典SS付 電子書籍版】
https://www.cmoa.jp/title/1101416210/
【内容・詳細はこちら】
https://syosetu.com/userxblogmanage/view/blogkey/382255/
他、各書店さんで配信中。
R18盛り沢山な書き下ろしが読めます。よろしくお願い致します。
――――
ファンタジーです R18※※ R15※
初め無理矢理な所もあるけど愛あり。夫は人として成長します
エロが書きたかったのでそういう作風です。人によって多少凌辱に感じる表現があります
ブックマーク登録、いいね、評価等頂けますと、より作品が発展します。
いいなと思って頂けましたらどうぞよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 21:00:00
214358文字
会話率:48%
※1/5より2部連載開始します。手元で完結済み。一日2話更新予定です。2部はハッピーでウキウキで浮かれポンチな新婚旅行のお話です。よろしく願いします!!
※1/17 第2部完結しました!
出世できないことで有名な近衛騎士団・第五部隊の隊
長を務めるヴィル・ハーバーは、その熱すぎる性格から同僚に疎まれ、女性にもモテず、ちょっぴり寂しい独身ライフを送っていた。しかしある時、舞踏会で婚約破棄を宣言された伯爵令嬢フェリアを助けたことから全ては一変して――。
モテない熱血騎士の元に、美しすぎる“悪役令嬢”が嫁いできたことから始まる、ハッピーでウキウキで浮かれポンチな新婚生活のお話。
悪役令嬢と熱血騎士が夕日に向かって走る、王道の溺愛物語です。
※但し、熱血騎士の夜は……。
・乙女ゲームの世界ではありません。
・昭和のスポ根ノリの熱血です。
※6/30にフェアリーキス様より書籍化されました。応援いただきありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 17:44:03
243863文字
会話率:31%
突然、オナニーのオカズが無くなってしまった、オレ、千葉祐司(14)の欲望のまま突っ走る暴走劇の物語です。
最終更新:2024-01-17 00:00:00
5609文字
会話率:31%
遠い未来。
人ならざる者達が、人を支配し、統治する世界。
様々な統治者が居たが、被支配層の間で名前で最も有名なのは四大真祖と呼ばれる統治者たちだった。
だが、統治者たちの間では更に上の存在が有名だった。
誰も彼の存在に逆らうことなかれ――
そう言われる程の存在がいた。
その名はニエンテ――
見る者によって姿を変えると言う謎の存在。
その存在が住まう城に、六本の脚をもつ馬達が走る馬車と、同じような六本脚の無数の馬たちが引く大型の馬車が向かっていた。
その馬車の中にば絶世の美貌を持つ青年が花嫁衣装を纏っていた──
※アルファポリスでもあげてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 18:36:43
58769文字
会話率:42%
〓各章で話が違うので、どの章から読んでもOK。〓
始めの章以外はR18。
『彼とメガネの彼の話』のスピンオフ。
主にメガネくんの弟くんの主観でのSSを予定してます。本編とはほとんど関わりが有りません。
脇の人物しか出て来ない(弟くんすら出
ないかも)お話もあるかもでお送りする予定です。
◆『真司くんは突っ走る。』(R15)
小学生の男の子(成長していく予定)がただただ駆けるように過ごす日常系
中学に進学して↓保健の先生と出会う。真司の青春日記的なカンジ?
◇アルファポリスさんにも載せてます。
◆『保健師は考える』(R18)
中学校の保健のおじさん先生(受)と社会科の長身の年下爽やかゴリマッチョ(攻)との身長差に年齢差の躰の関係(強姦?)から始まる話。ハピエンです。(7話完結+後日談)
後日談:その1 温泉でエッチです。その2ゴリマッチョの暴走エッチ。その3ニャンコなおじさん。
◇アルファポリスさんにも載せてます。
◆『テーラーのあれこれ』(R18)
大通りから少し外れた場所に小洒落た店構えのテーラー店の店主の清水。ある界隈では「クラッシャー」の二つ名を付けられていた。そんな男のお話。(10話+その後)
その後:「小部屋の鍵」「小瓶の行方」「満たされる」「新たな始まり…」
◇アルファポリスさんにも載せてます。
R18はタイトルの後ろに※つけます。
なんでもありの人向けでお願いします。
●『彼とメガネの彼の話』とシリーズでグループ化します。
● 実験的に章管理を使ってますので、見づらいかもm(_ _)mご了承を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 02:00:17
109994文字
会話率:23%
──村一番のエロガキは、魔王討伐の旅へと出立する……。
聖剣に導かれて勇者となったのは、田舎の山村で暮らしていた少年だった。
至って凡庸な少年であり……特筆すべきことは、人一倍性欲とエロへの興味が強い、エロガキであることくらいのものだった
。
勇者となった少年は、旅先で様々な女性と出会い、エロガキ魂を発揮してゆく……。
時に追放や暴行などの憂目に遭いながらも、女体の柔らかさと温かさに癒され、立ち直り……またエロに走る。
──これは、世界を救うエロガキ勇者の物語である。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
エチチ描写のある回はタイトルに『エロガキ』が付きます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 00:00:00
172443文字
会話率:26%
サッカーが好きで自主トレで早朝ランニングを続けていたらお姉さんと仲良くなって走るコースも同じになり、休憩をする場所も同じになった。ある日そこでアクシデントがあり、それが切っ掛けで・・・
最終更新:2023-12-18 21:00:23
15460文字
会話率:77%
愛した人は父に復讐を誓っていた――
どうしようもなく惹かれる人は、仇怨の娘だった――
アルマイン大陸の中央部、東西に走るアルゴス山脈の麓に在る古の魔法に護られた神聖なる森。
その中にある、訪れる者もいない神殿の乙女、グインデル皇家の姫
イリスはその見目から『白き呪われ姫』と忌まれてきた。
グインデル皇国に呑み込まれたオルレーヌ大公家の生き残りルキウスは、剣奴として命こそ奪われず生かされていたが、主の命に従わず性奴に堕とされ売られようとしていた。
――出会ったのは、一族の仇敵の娘だった。
リュス皇家に一族を滅されたルキウスは、姫であるイリスを奴隷から解放してくれた恩人として感謝しながらも激しく憎む。
それでも心のどこかで憎み切れずに少しずつ彼女に心を開き始め、イリスもまた命を救ってくれたルキウスへの想いを深めていく。
ゆったりとした時間の流れる古の森の外で、時代は激しく揺れ動く。
栄華から取り零された者達は拳を振り上げ、リュス皇家を断頭台へと望む者が集い武器を取る。
ルキウスも迷うことなく、その中心を突き進んでいくのだが――
運命の歯車はイリスとルキウスを出会わせ、ふたりは国の中に燻る怒りと共に歴史のうねりのなかに巻き込まれていく。
全てを諦めていた姫と、憎しみを生きる糧とした青年の恋物語。
※作者的には、この物語はハッピーエンドです。
暗い終わり方ではないのでご安心ください。
『いつかの恋をもう一度』の主人公、マリー・アンリエット・リリノエ・ド・トゥルーズの両親の話ですが、どちらも単独で読むことが出来ます。
ただ、『いつかの恋をもう一度』を読まれている方は、出来れば読んでいただくと面白いかもしれません。
※『いつかの恋をもう一度』の第二章以降、特に第三章とリンクする予定です。
R18は予告なく入りますが、最初の方と途中に少し入る程度です。
※暴力的なものに関してのみ、先にコメントを入れます。
※史実を参考にしている部分がありますが、基本的に創作であり史実とは異なります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 08:00:00
150529文字
会話率:34%
勉強嫌いなクソガキ、俺こと折笠優は小四の春、家庭教師の瀬那聡人さんに一目惚れした。恋に落ちたらとにかく突っ走る俺は、先生を想い続けて医大へ合格! クソ犬根性で二度目の告白をしたら、ようやくお付き合いがスタート! しかしそんな時、先生の元彼
が現れ事態は急変?! 親友Aは任せろと言うが……本当に大丈夫なのか?!
※大体上記のようなノリの主人公が語る形で物語が進みます。
※短編のつもりで書いていたお話なので、比較的サクサク進みます。
※基本語り部主人公(折笠優)ですが、たまに他視点が挟まります。
※主人公(攻)、元彼(攻)、先生(受)の三角関係なので、先生争奪戦でNTRのNTR(?)ということに一応なるのかと思われます。苦手な人は注意。
※元彼による無理矢理(DVと受け取られても仕方の無い)描写があります。こちらもご注意ください。
※上記のような内容なので身構えてしまうかもしれませんが、基本あまりドロドロしないお調子者な主人公がギャグな作品となっております。
※mixiから改稿してこちら(ムーンライトノベルズ)に移行しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 15:00:00
81008文字
会話率:52%
童貞の文月は、喫茶店で働く美沙に恋をする。
初恋ながらもじわじわと仲良くなり、ついに一世一代の告白をした。
「私、死なないんだ。」
そういって彼女は僕の目の前で首を切って見せた。
びしゃり、切り裂いた所から血が吹き出すが、暫くすれば傷口
が塞がり血が止まっていた。彼女は依然、微笑んだまま。
「ね、言ったでしょ?」
背中に虫唾が走るくらい妖艶に微笑んだ。目の前で起こった理解し難い光景に目を疑う。
今のはなんだ?目の前で何が起こってる?
頭が一瞬にして真っ白になった。
「こんな私でもまだすきだっていえる?」
目の前にいる血塗れの彼女は諦めた顔をしてこっちを見ている。彼女が着ていた真っ白の服は、血で真っ赤に染まっていた。
※残酷なシーンや表現がありますが、内容は普通の恋愛です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 17:40:12
14749文字
会話率:52%
日本の何処かを走るパンチラ盗撮電車に乗車した女性と男の話。
女の、彼には言えない変態性癖。
最終更新:2023-11-06 02:02:39
4259文字
会話率:0%
目覚めたら、見知らぬ場所にいた。どんな状況なのか、自分が何者であるのかさえわからない。鏡の前に立ってみると、そこには、柘榴石(ガーネット)のように赤い長いウェーブの髪に、長い睫毛に鮮やかな青の瞳。豊かに張った胸もとからくびれた腰、肉感的なお
尻に、すらりと伸びた長い手足……をした美しい女が映っていた。
名前は、緋宮蓮華(ひみやれんげ)というらしい。
前世と同じ世界ではないかと、錯覚しそうなほど よく似た世界。そんななかで、蓮華は自分が、前世で暮らしていたような、ふつうの社会……「表社会」ではなく、その裏で密かに存在する「アンダーグラウンド」と呼ばれる世界の住人であること。そして、(表社会の)秩序を脅かす存在から、表社会を守る“番犬”と呼ばれる組織こそが、(転生後の)新たな自分が、これから生きる場所であることを知る。
表社会の“番犬”と呼ばれる組織の職務は、主に、表社会を脅かすような犯罪行為に走る人間や組織を取り締まり、制圧すること。
アンダーグラウンドと呼ばれる世界には、表社会から流出してきた銃器などのほかに、表社会ではほぼ存在しないものとして扱われる、超能力のようなもの……“特殊能力”を持つ人間も多く存在し、その“能力”を、犯罪行為に悪用する個人や組織も後を絶たない。
それらと、通常の武器や戦闘技術、および“特殊能力”を駆使して対峙する(たたかう)、それが、表社会の“番犬”が請け負う具体的な仕事の内容だった。
新人研修を終えた蓮華は、初任務では、戦闘員の補助をする物品の輸送と管理役(ポーター)として配属される。
スムーズに終えられるだろうと予想されていた任務だったが、蓮華が所属した班(チーム)は、事前に調べた内容とは異なる構造を見つけてしまう。
突如、襲い掛かってきた大量の虫に現場はパニックと化す。罠に嵌められた班。非戦闘員として配属されたはずの蓮華も、自分が生き残るため、残された生存者を守るため、戦うことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 20:00:00
1399806文字
会話率:31%
※旧タイトル“地味女は美女戦闘員に転生”に、一部加筆修正を加えたR18版です。
目覚めたら、見知らぬ場所にいた。どんな状況なのか、自分が何者であるのかさえわからない。鏡の前に立ってみると、そこには、柘榴石(ガーネット)のように赤い長いウェ
ーブの髪に、長い睫毛に鮮やかな青の瞳。豊かに張った胸もとからくびれた腰、肉感的なお尻に、すらりと伸びた長い手足……をした美しい女が映っていた。
名前は、緋宮蓮華(ひみやれんげ)というらしい。
前世と同じ世界ではないかと、錯覚しそうなほど よく似た世界。そんななかで、蓮華は自分が、前世で暮らしていたような、ふつうの社会……「表社会」ではなく、その裏で密かに存在する「アンダーグラウンド」と呼ばれる世界の住人であること。そして、(表社会の)秩序を脅かす存在から、表社会を守る“番犬”と呼ばれる組織こそが、(転生後の)新たな自分が、これから生きる場所であることを知る。
表社会の“番犬”と呼ばれる組織の職務は、主に、表社会を脅かすような犯罪行為に走る人間や組織を取り締まり、制圧すること。
アンダーグラウンドと呼ばれる世界には、表社会から流出してきた銃器などのほかに、表社会ではほぼ存在しないものとして扱われる、超能力のようなもの……“特殊能力”を持つ人間も多く存在し、その“能力”を、犯罪行為に悪用する個人や組織も後を絶たない。
それらと、通常の武器や戦闘技術、および“特殊能力”を駆使して対峙する(たたかう)、それが、表社会の“番犬”が請け負う具体的な仕事の内容だった。
新人研修を終えた蓮華は、初任務では、戦闘員の補助をする物品の輸送と管理役(ポーター)として配属された。
スムーズに終えられるだろうと予想されていた任務だったが、蓮華が所属した班(チーム)は、事前に調べた内容とは異なる構造を見つけてしまう。襲い掛かる大量の虫に現場はパニックと化した。
罠に嵌められた班。非戦闘員として配属されたはずの蓮華も、自分が生き残るため、残された生存者を守るため、戦うことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 14:08:55
40360文字
会話率:27%
東西南北4つの公爵領と、
それらを統治する中央(セントラル)によって
成り立つ魔法先進国ルノア王国。
王家、公爵家のみしか発現しない魔力を
持って産まれた少女、ロアは
病弱ではあるものの、
平民でありながらその美しい歌声に
魔力が宿ってい
た。
ロアの母、ライラは娘に人前で歌う事を禁じ、
ロアもそれを守り、裕福とは言えないが
平和に暮らしていた。
そんなある日、まだ幼く
母の仕事が手伝えないロアは、
いつものように森へ
自生する山菜を採りに行く。
ふと、いつもと違う道を通りたくなり、
散策していると美しい湖畔に出た。
小鳥の声と木々が風に揺れる音。
湖の穏やかな波は陽の光を浴びて
キラキラと宝石のようだ。
人前で歌ってはいけないが、
ここなら良いのではないか?
幼いロアは周りを見渡し、
人影が無い事を確認すると、
持っていた籠を置き、
心地よい風を胸一杯に吸い込んだ。
歌声が疾走る。澄んだ歌声は木々を震わし、
花々は水を含んだように色を増す。
ロアの魔力は、歌声を聞いた万物の能力を
増幅させる《イングロース》。
ロアの楽しみは歌う事だった。
歌っている時だけは、自分が自然の
一部になれた気がしてどこへでも
羽ばたける気がしていた。
パキッと背後で小枝を踏み締めた音がして、
勢いよく振り返る。
そこには深い夜空を切り取ったような
髪色の少年が一人、
木陰からこちらを見ていた。
(聞かれた?!)
少年はうっとりとした
微笑みを浮かべて静かに
ロアとの距離を詰める。
「探したよ。僕の愛しの妹君…ーー。」
その時は知る由もなかった。
この出会いが開けてはいけない
パンドラの箱だと言う事に。
捻じ曲がってしまった愛は
執着、嫉妬、呪いへと形を変える。
それはほんの些細な
きっかけだったかも知れない。
金糸雀の願いはたった一つ。
ーーーーー自由になりたかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 23:47:49
732文字
会話率:20%
その時はまだ、これから引き起こされようとしている惨劇に、誰も気付けていなかった。
保育士となった省子(しょうこ・26歳)は、地元の寒村に帰り、鬱病を抱えながら、『ひもろぎ保育園』で初出勤を迎えていた。担当クラスの園児・三珠 智(みたま と
も・3歳)の描いた絵「夜のピックニック」に感銘を受けるが、智は突然、鋏(はさみ)で自分の前髪を切り落とすという奇行に出る。年齢にそぐわぬ特異な題材、卓抜した画力、そして何よりも手首にあった痛々しい裂傷が心配になる••。そこで省子は、智が家庭内で虐待に遭っているのではないか、それが原因で絵の世界に逃避しているのではないかと疑い、同村内の『南じゃこう保育園』に勤務する親友の里美(さとみ・26歳)にスマホのメールで相談する。
里美から紹介された喫茶店に行くと、魔女のような出で立ちの店主から、児童心理学に基づく助言を受ける。奮起して、三珠家の問題解決のために一度、園に戻るが、居るはずの先輩・狭山(さやま・53歳)の姿が消え、代わりに、まるで市松人形のような智が不気味に佇み、嗤っていた••。
一方、『南じゃこう保育園』では、普段の大胆不敵な素行の悪さを追求された里美が園を飛び出していた。そして、自分が担任する園児から得た情報が、省子からの相談に役立つかもしれないと思い立つ。キーワードは、地元では馴染み深い蛇嵩山(じゃこうやま)。バー経営者の雅哉(まさや・32歳)に車を運転させ蛇嵩山に到着すると、次々に不審なものを発見する。謎のタイヤ痕、無数の人魂、目を覆いたくなる殺人の名残り••。
こうして、黒いジャコウアゲハ蝶の群れが空を飛ぶ、暴風雨に晒された闇のような夜道を、省子は、智を連れて三珠家へ向かい、一方の里美も、省子に迫る危険を知らせるために三珠家へと走る。二人を待ち構えているものが、酸鼻極まる狂気の惨劇とも知らずに•••。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 18:26:32
62292文字
会話率:28%
偶然に死んだらしい俺を、向こうの世界から魂をひっぱる異世界の住人たち。
頭くるってね?死なせろよ!もう死んでるなら天国でいいんだよ!
あ、妖魔がいて貴方は救世主だから助けて?
それ、お前らが戦いたくないから俺に丸投げしてない?
自分らの世
界の住人呼べよ?
勇者とか大賢者とか!
なんで俺なんだよ!
ラノベじゃあるまいし異世界転生したら元気よく前世の記憶や神様の何かもらったからそれ使って戦うとか正気の沙汰じゃねぇぞ!頭のネジ飛んでr――え、女くれる?出会う子全部くれる?
あ、やる。やるよ~。困ってる世界見捨てるわけないじゃん。何言ってんのお前。
どの子でも『お食べ下さい(性的な意味)自我崩壊させるようなハードピストンでもナメクジピストンでも、おK?美幼女美少女許嫁に新妻若妻、妖魔ロリ婆に仙女に仙幼女』全部くれる?
じゃあ、ちょっとがんばちゃおかな~。
えっちして、えっちして、えっちして、無限エネルギー超機関ビッグ・コックで突っ走る。
そんな俺は10になった時から妹と幼馴染を凌辱して、大満開おっ射精の章!でも、事後処理めんどいから催眠術掛けて二人が合体して赤ちゃんできたにした。そして俺は逃げた。
まぁ向こうでの出産事件は勝手にしろ。
俺は異世界娘との性交で大忙しだ。
とってもきもちいいので、現実に帰るのも辞めた。
そしたら腋巫女や奉公娘8歳とセックス三昧。お友達に姉奉公人、茶飲み友達に、知り合いの婚儀2つかめの新妻若妻人妻もファック! 俺の巨モツで俺でしか行けないように仕込み!淫紋かいて、完全封印! でも生まれた餓鬼は、旦那の餓鬼にしろ! と、命令。
だって異世界からの救世主だから、それから17人ほど娘をもらって、街に出て、かたっぱしから!
なのに、でちまった。いや子種汁じゃなくてね、妖魔?魔物?
だから、なんとかぶっ殺して頑張ったのに、変な武器もらうわ。屋敷の人間皆殺しのサスペンス!
そして俺捕まる!おシラスに座る!
極刑喰らう俺ええええええ!
だから逃げ出した。
山中に隠れた!
なのに数千、数万の山狩りがあああ、なんなの、この異世界!
もう、おうちかえじでええええええええええええええええええええええええええええ!
そんな我慢汁の前に脳汁でるようなお話。Yeah!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 20:27:47
93754文字
会話率:25%
世の全てを呪いながらも、真人間になる努力も、悪事に走る勇気も持てない25歳のキモヲタニート、ホムラは、クリスマスの夜に、ミニスカサンタコスの美少女悪魔に契約を持ちかけられる。魂と引き換えに3つの願いを叶えるというその悪魔の申し出に、ホムラは
、「どんな敵にも勝てる強さ」と「どんな女性も虜にする性的魅力」と「剣と魔法の世界への転移」を願う。異世界に転移したキモヲタニートのちょっと(?)エッチな冒険が始まる・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 15:00:00
338766文字
会話率:57%
ある夜を境に世界は一変した。
街は瓦礫と死体に溢れ、生存者は奴等の目を搔い潜り息を潜めて隠れるのみ。
助けが待つのは橋の向こう。
天涯孤独となった少女は自身の生存を賭け、住み慣れた我が家を捨てて生きる為にひた走る。
しかしその他大勢の一人で
しかない彼女に、助かる機会など訪れなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 06:00:00
8982文字
会話率:14%