九歳になると必ずスキルを貰える世界。俺が手に入れたのは『解毒』のスキルだった。街の治療院で解毒医として働く俺の元には、日々毒に侵された人々が診療にやってくる。そんな中で、俺はめちゃくちゃ好みの冒険者を治療した。一目惚れだった。そんな男に誘惑
されて、俺は自分のスキルの真の力を解放させられて――
そんな折り、街が大型の魔物に襲われた。前線ではその魔物の毒で次々命を散らせる人がいて。男に育てられたスキルの本領を発揮すべく、俺は魔物のところに走るのだった。
そして、その男はやっぱり日々俺のスキルを育てるために笑いながら毒に侵される。
スキルのある世界の話。
前の短編とは別話になるので、こっちだけでも楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 18:35:41
17803文字
会話率:32%