200年続いた混乱の時代。
ある名門一族の宗主たちが名乗りを上げ、仁華(都)を治めるため義兄弟の契りを交わしたのは17年前のことだった。
それから5年も満たない内に医療術士の鍾(チョン)家の一部の門弟が禁忌を犯したことがきっかけで、上(シャ
ン)家を筆頭に鍾家は討伐され、一族は破滅への道を辿ることとなった。
それから12年の月日が流れた頃。范明文という青年が
山で倒れていたある青年を助けることに。倒れていた青年は上一族の公子であったが、彼を助けた范明文という青年は過去の記憶をなくした鍾家の生き残りで、しかも助けられた上公子の想い人だったのだ。だが名前も姿も違っていた為、上公子は彼に気付くことはなかった。それでも二人は互いに惹かれ合い、やがて恋に落ちることに。
出会ってはならない二人の再会を機に、十数年前に起きた鍾家討伐の真相が明らかになっていく。そんな中、范明文が過去の記憶を取り戻すことに。その時二人の関係は……!?
R-18指定作品になりますので、官能描写には★マークをつけます。軽めな描写は✩をつけます。
名門一族 三家
・医療術士、鍾天芳(チョン・チンファン)宗主が率いる鍾(チョン)家
・武道術士、上梓墨(シャン・ズーモウ)宗主が率いる上(シャン)家
・呪禁術士、楊黎玉(ヤン・リーイク)宗主が率いる楊(ヤン)家
☆主な登場人物
・鍾(チョン)家の生き残り→范明文(ファン・ミンエン)(偽名)
明るく何事も前向き。狩りが得意。狩りには弓矢を使う。子供の頃の記憶がない。
・明文が助けた青年、上家宗主の息子→思宸(ズーチェン)
真面目で曲がったことが嫌い。厳格な家で育ったせいでその性格はどこか捻じ曲がっている。
・明文の同居人→云奏(ウンシン)
身寄りのないミンエンの育て親。ミンエンにとって兄のような存在。謎に包まれていて、普段家にいることが少ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 01:34:17
351490文字
会話率:43%
ある日、下河原ゆかりが目を覚ますと、そこはいつもの自分の部屋ではなかった。起き上がろうとしても自由に身動きが取れない。
混乱しつつ頭を上げてみると木の根が体中に絡み付いていた。
何とか木の根を外そうと試みるが腕や体が思うように動かない。
一体、何が起こっているのか…。肌の色や形が、自分のものとは似ても似つかない別人のようになっていた。
「目が覚めましたかな」
しゃがれ声の方へ視線を動かすとそこには人身牛頭の男が立っていた。
対してこちらは口がぱくぱくと開くだけで声すら出せない。出せない以前に、出し方が分からなくなっていた。
人身牛頭の生き物は言葉を続ける。
「落ち着きなされ。貴女は今産まれたばかりの赤子同然だ。やがて、そう遠くないうちに自分が何者か分かるでしょうて。何はともあれ、御降誕、まこと恐悦至極に奉る。ガオケレナの夢魔よ」
そう述べて曲がった背中をさらに深々と下げた。
■■■
拗らせ干物女(処女)がいきなり異世界で夢魔になってしまってモンモンと悩む話。トラブルが起きたら試行錯誤しながら淡々と対応してます。活用されないチート持ち。6章からメインキャラの関係性が変わってくる予定ですがそれまでこれといった進展はほぼありません。
■■■
【※R-18展開について】当面の間、年齢制限要素は周りのモブキャラや下ネタ、暴力表現としてのみの発生となります。というか正直、辿り着けるのかどうか…
■■■
超鈍足展開です。水曜日に不定期更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 17:00:00
348530文字
会話率:36%
オメガの捨て駒王子は戦場で気を失った。
目を覚ますと体が縮んで幼女になっていた。
そして、自分の婚約者を名乗るアルファの男に溺愛されながら、教育される日々が始まるのだった。
糖度と変態度と粘度高めの万人受けはしない設定で行います。
※
シリーズを押すと短編バージョンがあります。
それに沿った展開になります。
ネタバレが嫌な方は見ないように気をつけてください。
タグもネタバレ要素になるので必要最低限とさせていただきます。
2024/05/04
裏5から裏6を削除します。目的再構成 読み直したら文章が雑すぎたからです。 ブクマ、いいね閲覧してくれている読者の皆様、混乱させたら申し訳ない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 04:08:59
21294文字
会話率:24%
ノア魔法学校の卒業式を一週間後に控えたハノア・イルティアは、魔物討伐中の事故により、入学からの記憶を失ってしまう。
混乱する彼女の前に現れたのは、自分と結婚する予定だったと主張する3人の青年——
卒業までの7日間、彼らと交流しながらハノ
アは自分の記憶と、未来を選ぶ決断を迫られていく——。
本編内でR18展開はありません。本編完結後以降です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 20:00:00
33551文字
会話率:30%
世界から少しずつ精霊たちの姿が消えている近代の旧大陸(アルヴス)では、封じられていた魔物が出没し、混乱を極めていた。
愚かな人間たちは精霊のいる土地を求めて領土争いに興じている。
そんなアルヴスの北西に位置する妖精王の加護を持つハーヴィッ
ク王国ではマヒと呼ばれる一族から王族男子の花嫁を選ぶという伝統があった。
第一王子リシャルトの花嫁として選ばれたのは、マヒ・デ・フロート公爵家の一人娘ジゼルフィア。
周囲からは跡継ぎを求める声が高まっていたが、結婚初夜にリシャルトはとんでもないことを言い出した。
「君を孕ますつもりはない」と。
一方、聖女ジゼルフィアの方も事情があった。なぜならほんものの彼女はすでに死んでいて、リシャルトに嫁いだのは、同じ顔をした魔女ヒセラだったから。
国を護るためにも彼女はリシャルトの魔力を継承する子どもを宿す器にならなくてはならない。けれど彼は子作りには積極的ではないくせに、しきりと彼女を求めてくる。これっていったいどういうこと?
* * *
これは、ほんのりきな臭い魔法の世界で繰り拡げられる、こんがらがったふたりのワケあり結婚生活を紐解いていくおはなし。
自転車操業につき不定期更新になると思います。
のんびりおつきあいくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 20:00:00
138909文字
会話率:56%
梅野は一ヶ月前、酒の席で上司の田辺係長へセクハラまがいの行為をした。それ以来、梅野は田辺にほぼ無視をされている。同期の加賀には愚痴るものの一向に解決作が見えなかったある日、梅野は田辺から終業後の呼び出しを受ける。田辺から酒の席での失態を尋問
のように問われ、混乱する梅野。そしてしびれを切らした田辺にスラックスを下ろされ、梅野は尻を差し出してしまう。
本番は後半からです。
こちらのお題を元に作成しました。
「鬼畜上司と根に持つ部下」の「ソファでする」濡れ場「受け視点」で創作しませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 17:46:46
11944文字
会話率:48%
オカン系男子のツバサは幼なじみだが引きこもりニートな美少女のミロと暮らしている。
そのミロが「ゲーム実況者になる! 一緒に実況して!」と頼んできた。
選んだゲームは大規模仮想現実RPG『アルマゲドン』。
女性アバターを使いたくないツバサだ
ったが、ある理由からグラマラスな美女アバターになってしまう。そのままミロと共に「美女と美少女によるゲーム実況」として有名人になっていき、やがて最強の種族『神族』へと成長。名実ともにトッププレイヤーになっていく。
ある日、親しいゲームマスターから「あちらの世界でまたお会いしましょう」と告げられる。すると、ゲーム世界は突如ホワイトアウト、全てのプレイヤーが異世界に飛ばされてしまう。
その異世界でツバサたちは本当の『神さま』になってしまい、美女アバターを使っていたツバサは本物の女神になって大混乱。しかし、戸惑ってもいられない。
荒れた異世界、弱り切った現地種族、男の自分を『母親』と慕う娘たち、別次元から侵略してくる異形の怪物……いくつもの試練が押し寄せる。だが、ツバサは覚醒した神の力『過大能力(オーバードゥーイング)』で困難に立ち向い、異世界を創り直す『想世』を始めていく。
※現在は月三回(上旬、中旬、下旬)更新。気まぐれで突発的に更新することもあります。諸事情によって更新できない場合は活動報告にて連絡いたします。
※イラストレーターの『めろん22』先生がキャラデザ、挿絵などを書いてくださりました。
画像を掲載した話には『☆』がついております。ご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 16:14:59
7791846文字
会話率:24%
両親を事故で亡くした澪はある日、増水した川に投げ出され自分は死んだものだと思った。目を覚ました澪の目の前に現れたのは顔の上半分に仮面を被った見知らぬ人。聞けば彼はヴェルシュトル帝国の皇帝・ジュア皇帝(太陽神)だと名乗る。しかも神より太陽神の
力を授かった彼の伴侶となるべく召喚された水の神子だと聞かされてあまりの情報量の多さに混乱してしまう。
自分が女顔だから女性と間違えているのではないかと思った澪は伴侶になるのは無理だと応えてしまうが自分にコンプレックスのあるジュア皇帝はそのせいで澪が伴侶になってくれないと勘違いして……。
水の神子に怖がられるのを恐れて接触を必要以上に避けようとする太陽神と何も知らない世界で優しくしてくれる太陽神に段々と惹かれる水の神子が、避けられていることで嫌われていると感じてすれ違ってしまう恋のお話です。
最後はハッピーエンドになっていますのでご安心ください。
R18には※つけます。
こちらはアルファポリスさまでも同時公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 18:00:00
75793文字
会話率:31%
社長である邑楽久遠(28)が目を覚ますとそこは見たことのない場所だった。
確か刃物で刺されて死んだはずなのに……ここは一体どこなんだ?
混乱する久遠の前に現れた見目麗しい男性。彼はどう見ても日本人には見えない。
美しい彼はここがヴァラスウィ
ン王国フェレーラ公爵家だと教えてくれて……しかも久遠と彼・アシェルにはある運命の悪戯があって……。
男性妊娠可能な世界ですが今の所妊娠、出産シーンは出てきません。
イチャラブハッピーエンド小説です。
3話くらいで完結予定です。
攻めが異世界転移したらどうなるかなと思いつきで書いてしまったお話ですが楽しんでいただけると嬉しいです。
R18作品です。
こちらはアルファポリスさまでも同時公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 10:00:00
21722文字
会話率:38%
※2025.4/5の完結を目指しておりましたがどうしても書けませんでした。
次いつ書けるかも分かりません。
大変申し訳ございませんでした。※
異世界人が全く珍しくない優しい世界シリーズ。第三弾。
幼い頃自らを助けてくれた『先生』に憧れ医師
の道を志した基臣。
しかし現実の世界はそんなに綺麗な物では無かった。
ある日上司のミスを押し付けられ事実上の左遷か自主退職を選べと言われ絶望しつつ帰宅した自宅のポストには『先生』の訃報を知らせる手紙が届いていた。
――こんなクソみたいな世界ならいっそ本当に死んだ方がマシだ。
そう思い眠りについたと思ったら……何故か全く違う世界に来ていた。
信じられないことになんでもこの世界は『異世界人』が全く珍しくない世界だと言う。
とてもじゃないが理解が追い付かず最初は混乱していた基臣だったが『神殿に魔力を登録し一番相性の良い相手を見付けてもらう』と言う恐ろしく精度の高い国を跨いだマッチングシステムの利用を断り、その後死ぬほど努力して十年で適性のあった『治癒師』として一定の評価と信頼を得る程の成長を見せる。
そんなある日魔物の大量発生によって多数の怪我人が出たとの依頼を受けて向かった先で基臣は冷めた目をした不愛想かつぶっきらぼうではあるが独特の雰囲気を持つ男らしく端正な顔立ちのクレイヴァルに出会う。
クレイヴァルもまた依頼を受けて現場にやって来た腕の良い『薬師』だった。
※信頼していた相手に裏切られて人間不信気味だが本当は情に篤い敏腕薬師(猛禽類系鳥獣人)×上司に裏切られ医局を追われた元医師。
人間不信同士が時に反発しつつも惹かれ合う……そんなお話。
※不定期更新です。
※自転車並みの速度で進む台風のようにちんたらちんたら進展します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 19:00:00
129464文字
会話率:36%
「俺、自分の名前しかわからない……」
記憶を失っている白霄琳は、目覚めてすぐに命を狙われた。
けれど、離原と言う得体のしれない男が救ってくれた。霄琳を守るために国の都まで連れていくと言う彼と旅を始めるが、道中で見る夢の中、自分と離原は体を重
ねている。これは夢なのか、ぞれとも記憶なのか――混乱しつつもじょじょに惹かれていく霄琳。そして、旅を続けていく中で離原が自分を守ってくれる理由、命を狙われることになった原因が明らかになっていく。
やがて霄琳は思い出す。
忘れていた恋と、穏やかな日々――そして、その恋が国を滅亡へ追い込んだことも。
★わけあり溺愛攻め×記憶喪失の神子
※以前掲載した『天禍の鈴が響く庭』を大幅に改稿したリメイク作品です。
再読される方も楽しんでいただけるように、前作で語られることのなかった部分や設定の見直しなどを経ています。
※アルファポリスにて先行配信中。こちらへの転載は章ごとにまとめてとなります(内容は一緒です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 22:00:00
194218文字
会話率:39%
4人兄弟の長男である 愛野 彼方 <カナタ>は、酔っ払いついでに怪しげな占いを受ける。
占い師に告げられたのは、家庭崩壊寸前の未来。
阻止するには、ハグとキスで仲を保て!などと意味不明なアドバイスまで貰ってしまった。
親代わり
である自分が何とかしなければ、と意気込んだカナタに降りかかるのは弟達からの愛ある♡な悪戯の数々?!
これに耐えなければ、未来はない……!
3人の弟×流されるままな平凡チョロイン長男(総受)
ぴゅあらぶを書いていた作者の頭が混乱して突如始まったおバカ連載です。
深夜に半分寝ながら書いているので、誤字脱字が目立つかもしれません…
不定期更新。IQを2にしてお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 22:00:00
10588文字
会話率:43%
宮廷魔術師団に所属しているメルヴィは日々魔術師のひとりとして魔物と戦う日々──なのだが、その多すぎる魔力を制御できず失敗ばかり。
そんなある時、任務中にうっかり仲間とはぐれた彼女は大型の魔物と遭遇!
しかし手元にあるのは攻撃も防御もなにも
出来ない『召喚』の魔術陣のみだった。
「えぇい、こうなったらイチかバチか、絶賛片想い中の上司を召喚してやるんだから!」
なんて混乱しヤケクソで発動したものの、なんと本当に召喚に成功しちゃった!?
その結果『契約』で結ばれてしまったふたり。
命の危機は去ったものの、召喚解除の方法がわからない。
しかも何の副作用か、魔力が枯渇すると発動する淫紋なんてオマケまでついてきてしまい……!?
宮廷魔術師団の師団長×魔力量だけで採用されたらしいヒロインのラブコメです。
※残酷描写は後半で少しだけ、念のため程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 21:00:00
117490文字
会話率:44%
聖ローザ学院の用務員・高田誠(39歳)の日常は、ある朝突然崩れ去った。女性たちが挨拶のたびにスカートをめくり上げるという奇妙な世界に変容したのだ。さらに翌日には、挨拶を交わした男女がその場でセックスを始めるという狂気の常識へと激変。混乱する
高田だが、秀才の図書委員や高貴な生徒会副会長との「挨拶」を経験するうち、彼の中で何かが変わり始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 08:00:00
19027文字
会話率:32%
高級グルメを愛する日本の洗練された貴族、ミヤコ・タカハシは驚くべき秘密を発見する。――夫の精液がコーヒーの味を引き立て、これまでにない新たな「旨味」を生み出すのだ。
奇妙な好奇心から始まった実験は、やがて革命へと発展する。その隠し味は
ただ味を洗練させるだけでなく、飲んだ者の「愚かさ」を消し去り、毒のような人間関係や自己破壊的な習慣から解放する力を持っていた。
この発見を世界に広めるべく、ミヤコは「スピリテッド・コーヒー」を立ち上げ、夫の特別なエッセンスをブレンドした缶コーヒーを提供するカフェをオープン。
しかし、世界を変える前に、彼女は大きな障害に直面する。原材料の供給元である夫がついにストライキを決行。「搾取」され続ける日々に耐えかね、労働環境の改善を要求するのだ。
それでもビジネスは軌道に乗り、日本社会は激変。人々はTikTukを削除し、ビットコインを売却し、ジャンクフードやファストファッション、無駄な消費をやめ、銀行へ戻って浪費を帳消しにし始める。数日で日本は依存・消費・操作を基盤とする業界を揺るがす国へと変貌する。
危機感を抱いた世界のエリート層、つまりジャンクフード、ファッション、製薬、タバコ、武器、宗教、金融業界の大物たちは、米国政府に圧力をかけ、「スピリットコーヒー」の流通を防ぐため、高関税、輸入禁止、厳しい規制を導入した。
しかし、彼らの計画は、仲間の間抜けな一人が潜水艦で何百万本もの缶をアメリカに密輸したことで崩壊。結果、アメリカもまた日本のように制御不能な変化を遂げ、経済・政治に大混乱をもたらしてしまうのだった。
『アインシュタインは間違っていた!俺の貴族の妻は本当に愚かさを治し、世界をひっくり返したんだ』は、ダークユーモアたっぷりの風刺作品。資本主義、人間の本質、そして現代社会の馬鹿馬鹿しさを、過激に、そして痛烈に描く。笑い、ドン引きし、そして世界についての認識を根底から揺るがされる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 05:17:47
8105文字
会話率:24%
ヴァーダ国は階級制度と宗教が支配している国。能力よりも血筋を、合理や倫理よりも奇跡を大切にしている国。発展や成長よりも伝統や習慣を重んじる国。少数の人の幸福が多数の人の犠牲の上に成り立っている国。命の価値が人によって極端に異なる国。
あ
る種の人びとは生を謳歌する。きらびやかな衣服や宝石を装い、豪華な家に住み、美食に舌鼓を打つ。そして、今ある世界が、永遠に続くことを望む。他の人びとは人生の理不尽に耐える。穴のあいた薄汚れたボロをまとい、固い土床に藁を敷いただけの寝床に横たわり、いつも腹を空かせる。そして、今の生を終え、次の輪廻転生が訪れることを、毎朝神に祈る。
しかし、突然、変化は起きる。全ては偶然。しかし、不幸な人びとにとっては必然。小さな変化は大きな変化を引き起こし、やがてヴァーダ国は混乱に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 23:35:59
47499文字
会話率:65%
柄東実留は先輩と付き合っていると思っていたが二股されていて失恋。傷心でふらふらとやってきた公園で鳩に無心に餌をやるスーツの男 山崎と出会う。体は大きく顔はコワモテ、一見するとその道の人。
何となく目が離せなくて近付いて話しかけた。
「5万く
らいでいいか?」
「え?」
数秒の思考停止と混乱の後、たった一つの答えに辿り着く。
あ、パパ活!?
「や、ちが…ちぃ!」
※ 最終実技にまでは至ってません。
※ 3万8千文字程度。
会社員×高校生/少年受け/お触り程度
小説らしきものを書き始めたころの物かと。
昔々化石時代。
BLとは少年受けしか書いちゃダメみたいな固定観念があった頃。
この後の中年受けの熱量を見ると解き放たれた感に笑う。
続きは書きません、と言うか書けません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 18:00:00
36039文字
会話率:35%
黒髪ショートの平凡な見た目の桧山 晴(ひやま はる)にとって、ゲームは趣味であり自分を唯一開放できる場所だった。
ある日、彼の妹の哩夢(りむ)に変わりモノ乙女ゲームの攻略を頼まれる。
自分と違い、両親の愛を一心に受けて育つ可愛い(?)ゴスロ
リ女子の妹に思うところはあるが、ゲームに罪はないとほんの少しの報酬をもらい承諾する。
噂の超難易度ゲーム「精霊と恋するファンタジー ラブスピリット」通称、ラブスピ。
ハルはこのゲームの最難関と言われる土の精霊との恋愛エンドを目指して攻略を進めていくが、攻略途中で急な睡魔に襲われて眠ってしまう。
「え、俺まだ寝ぼけて……」
目覚めたハルが辺りを見回すと、そこは全く見知らぬ部屋の中。
ゲーム機や携帯もなければ、電気機器も一切見当たらない。
何事かと混乱して血の気が引いている最中にも関わらず、部屋の扉が叩かれる。
「ハルー! まだ寝てるの? 今日は種の成長を見てもらう日だよ。忘れちゃった? 精霊様たち、みんな待ってるよ?」
この甘ったるい声の持ち主は? 精霊様たちってどういうこと??
これってまさか……ラブスピ!?
訳も分からないままゲーム世界で出会った精霊たちに塩対応していたはずが、何故か気に入られてしまい――
突然乙女ゲームの世界へ放り込まれたハルは、無事に元の世界へ戻ることができるのか?
平凡男子がラブスピの世界で好感度最低値のままノーマルエンドを目指してコツコツ育成をしていただけなのに、気づいた時には超難易度イケメンから愛されて執着されちゃうラブコメファンタジーなお話です。
+++
※毎日2回、7時と17時に投稿予定です。
※R18シーンあり。タイトルに※が付いてます。ご注意ください。
※精霊&下級精霊が大勢出てきますが、メインの攻めと受けは一組だけでハーレム要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 07:00:00
191728文字
会話率:39%
少子化防止を目的とした社会全体による性行為推奨法、通称子作り推奨生ハメ法。
制定直後の混乱を乗り越え、人々が受け入れた日本。
そんな時代の、どこにでもある普通の女子大の就活サポートセンターに置いてある小冊子を一部抜粋させていただきました。
これから就活を頑張る皆さんの支えになれば、幸いです。
というノリの常識改変?モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 00:00:00
2633文字
会話率:22%
18歳の女子大生・村上由美は、エロ同人誌、特に異種姦モノを愛好する陰キャ大学生。夏コミで入手した最新の同人誌に興奮し、帰宅後オナニーに耽っていたところ、異世界の魔法使いによって行われた「次元渡りの儀式」に巻き込まれてしまう。
気がつくと
由美の魂は、長い金髪と尖った耳を持つ美しいエルフの肉体に替わっていた。元の体の持ち主はどうやら「勇者」を追って由美の元の世界へ行ってしまったらしい。見知らぬ森の中で、由美は混乱しながらも状況を把握しようとする。
由美はすぐに、この体が高い魔力を持ち、弓術や魔法の知識を備えていることに気づく。だが、大学でのTRPGやコスプレの経験から、彼女はこの状況をポジティブに捉え直す。エルフの美しい容姿に似合うよう、自らツンデレエルフ「ユミ」としての新たなアイデンティティを受け入れ、この世界で生きていく決意をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 19:21:32
38140文字
会話率:49%
「細菌感染仮説」によって、コンカラードは混乱に陥っていた。
コンカラード王国はαによって統治される国家であり、α優位社会を築いていた。しかしギルバートという医学者が発表した、α・Ω性が細菌感染による性器の奇形であるという仮説が、社会をゆるが
そうとしていた。
※のんびり連載します。
※α×Ω、番同士の真実の愛をやるつもりでいます。
※カクヨム、ムーンライトノベルズにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 17:10:14
2600文字
会話率:3%
伯爵家三男アーレンには、出版社の編集者だった前世の記憶がある。そのため、この世界が、とあるティーンズラブ漫画の舞台であることも知っていた。
幼なじみのリリアはヒロイン、アーレンは当て馬。リリアはこれから、ヒーロー・リチャードから執愛を向けら
れる運命にある。ついでにアーレンは、嫉妬に狂ったリチャードから殺される運命にある!
そんなの、受け入れられるはずがない。アーレンは、リチャードの健全な精神を育もうとあれこれ構い倒した。その成果もあって、リチャードは心身ともに健康な青年に育つ。だけどある日、怖い顔でリリアとの関係を尋ねられて……。
アーレンは、リチャードの嫉妬を恐れて彼を避ける。だけどこのままじゃダメだ! 一念発起してリチャードの屋敷を訪れると、彼はアーレンへ手錠をかけた。
「俺から逃げようだなんて許さない」
あれ、これ俺に執着してる!? 混乱するアーレンをよそに、リチャードは甘く愛を囁いて……。
鈍感おひとよし年上受け vs. 執愛さみしがり年下攻め。今、おひとよし渾身のよしよしセックスが幕を開ける――。
※ムーンライトノベルズ、pixiv、アルファポリスへ掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 23:20:37
9271文字
会話率:37%