『貴方の想いなど知りませんー外伝ー』の登場人物たちのストーリー。
最終更新:2025-06-13 12:31:07
10013文字
会話率:62%
共同事業のためフローレン侯爵家に嫁ぐことになったエルマリア。しかし、夫となったレイモンド・フローレンは同じ邸に暮らす男爵令嬢を愛していた。
最終更新:2024-07-28 20:35:30
165875文字
会話率:64%
2章目まで読んでもらえたら、きっと何かが伝わると思います。
第1章は静かな始まりです。
でも、2章目から少しずつ、歪みが見えてきます。
学校では、優しいはずの“彼女たち”が、僕らを縛り付ける。
痛みも、涙も、絶望すら──すべてが
“約束”の一部だった。
言葉は、ときに人を縛る。
伝えた側がそのつもりでなくても、受け取った側が信じれば、それだけで“約束”になる。
「大丈夫だよ」
「信じてる」
「また明日」
そんな曖昧な言葉に、誰かがすがりつき、誰かが縛られていく。
誰かに見てほしかった。
誰かに認めてほしかった。
その想いが、ほんの少し形を違えて現れただけだった。
優しさが残酷に変わるとき、そこには確かに“やさしい”笑顔があった。
微笑みながら近づき、当たり前のように隣にいて、
ただ“そうあるべきだ”と信じていた。
僕らは気づいていなかった。
優しさが檻に変わる瞬間を。
その檻が、もう二度と開くことのないものだということも。
ただ静かに、穏やかに、確かに何かが狂っていく。
逃げられないものほど、優しく手のひらに乗せられるから。
ここにあるのは、ただの暴力ではない。
誰もが“壊れ”、誰もが“壊す”運命にある、歪んだ約束の檻(やくそくのおり)。
これは、やさしさと約束を信じた、少年と少女たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:00:00
28240文字
会話率:25%
その昔、とある国に1人の剣豪があった……
齢14にしてその腕は天下に並ぶ者なしと称され
その剣豪は常に、遥か高みを目指し続けた
そしてついに、彼女は神が宿る霊峰をも登り詰めた
その頂で神は言った
汝、その身に〝最強の剣〟を宿したいか?
少女は首を縦に振った
その昔、己の陰核に絶頂剣技を宿した少女があった
一生全裸でガニ股かつ、腰を突き出して歩くしか無くなる代わりに、その陰核は長さ1.4メートル、剣は生涯不壊にして、森羅万象を断つ上に少女は未来永劫不老となった
こうして、帝国創成以来最強の、異形の剣士が誕生した……
時は流れ、それからおよそ2000年後
あれ以来、少女は戦う時は腕は頭の後ろで組んで踏ん張っていた
もはや地上最強、神をも殺すその剣を、極めすぎたがそれ故に、俗世から離れ、大陸の奥深く、神境と呼ばれる結界が張られた険しい山が連なる秘境でひっそりと、日々鍛錬をして過ごしていた……。
そんな時、街には突如、見たこともない魔物が現れる。
それは異界から出現した『魔王の軍勢』を名乗る異形のモノたち
人間たちは、抵抗も虚しく敗れ去った……
生き延びた少女は藁にもすがる思いで伝説の神境へ旅に出る
その昔、全てを極めたという伝説の剣士が、仙人になって住んでいると伝わるその土地へ……。
それでは、ご照覧あれ。絶頂と絶望が織りなす、神話の始まりを。
(くそデカいタイトル音)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 02:57:19
49411文字
会話率:33%
ともすれば不幸な貧しいオメガの少年になりそうだったけど、ギャンブルの天才だったので、慎ましくも幸せな生活を謳歌する菱見良人が、ギャンブルド下手くそαのラブラブな愛人になって、まあ良人はハッピーなお話。一応オメガバースなんですけど、あまり設定
は生かしてないのと、そんなにエロもありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 22:19:40
3688文字
会話率:10%
僕に父親は居ない。
父さんは母さんと同じ警察官であり、麻薬捜査を専門に担当する麻薬捜査官だった。
そんな父さんは僕が10歳の時、麻薬密売組織の一斉摘発の際に抵抗して来た密売人に刺され、亡くなった。
正直、父親が居ないことが淋しくないかと問わ
れれば淋しい。
だが、それでもそう感じることが無いのは全て母さんのおかげだった。
母さんは父さんが居なくなってからずっと女で一つで僕を育て時に父親のように厳しくそして母親として優しく、僕の学校行事の際にはどんなに忙しくても来て僕を励まし、応援し、ボクに寄り添ってくれた。
だから僕は淋しくなんて無かった。
そう、あの日までは…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 06:00:00
36745文字
会話率:7%
僕の幼馴染【藤森椿姫】は中学最後の夏から変わってしまった。
髪を染め、制服を着崩し、時折喧嘩をする不良に…
そんな彼女の姿に僕はあの頃、唖然とし、戸惑った。
だけど、今にして思えばあれは不器用な彼女なりの両親への
甘えだったのだと思う。
椿
姫の両親は丁度椿姫がおかしくなり始めた頃から喧嘩が増え、
椿姫は苦しんでいた。
そんな彼女が取った行動。
それが不良の様な行動をとって両親に心配して貰うということだったんだと
僕はある時気が付いた。
そしてそんな彼女が喧嘩をする理由は決まって痴漢や女の子を虐めている奴とだけであり、
自分から理不尽な理由を付けて喧嘩を仕掛けることは無かった。
そう、彼女は本当は正義感が強く優しい子なのだと僕は知っている。
寂しがり屋なのを知っている。
だからこそ僕はそんな変わってしまった彼女を傍で支えたいと思っていた。
…だが、そんな正義感が強く優しくそしてちょっと不器用な彼女は
僕の知らないところで校内一の不良【古賀隆二】に牝へと堕とされていた・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 08:00:00
85272文字
会話率:39%
僕の家の隣に住む2歳上のお姉ちゃん【霧島麗桜奈】は
とても優しくそして正義感の強いお姉ちゃんでそんな彼女に
僕【瀬口悠哉】は小さい頃、虐められている所を何度も彼女に助けて貰った。
そんな彼女の卒業式の日に、僕は告白し、恋人同士となった。
そ
んな隣の家のお姉ちゃんであり彼女となった麗桜奈との日常は凄く楽しくそして
幸せだった。
だが、そんな彼女との日常は高校時代ある事件を麗桜奈に告発され、
退学に追い込まれたことを恨んでいた1人の男の手によって崩れて行く。
(凌辱色かなり強め、寝取られる側の主人公、ヒロインには一切救いの無いハード系作品です。
そういうのが好きでない方が読まれない方がよろしいと思いますので、よろしくお願いいたします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 20:00:00
49950文字
会話率:37%
聖泉ノ河女学院。
一日十回オナニーをするほど性欲の強い主人公は、男でありながらこの高校に入学する。
そうして入学式。ある不思議なメールを受け取った。
『入学式などの重要な式典の際、男子生徒は起立と共に男性器も起立させること。同様に着席
の際は勃起を鎮めること。また勃起及び勃起を鎮めるのが難しい場合、隣の席の女子生徒がそれを手伝うこと』
意味がわからないそのメール。しかし主人公以外の人間はそれを当たり前のように受け取り、実行していく。
不定期に届くそのメールは、唯一の男子生徒である主人公にとっては良いものばかり。
最初は不思議に思っていたが、主人公はもう開き直ってエロい高校生活を送ることにする!
自分用に投稿するつもりのものですので、更新は不定期だと思います。
あとこの話にストーリーも何もありません。ただ主人公がエロい目に遭うだけの常識改変ものです。
故に終わる時もいきなり終わるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 02:17:53
68341文字
会話率:54%
死んだ僕は、男の愛人達をもつ、独裁国家の極悪非道な国王に転生してしまった。飛ばされた世界は、権力者が弱いものを虐げる悲惨な場所であった。平和のために、こんなくそみたいな世界を作り直すことを決意する。そして、神様からもらった指輪で悪人を殺し始
める。ところが異世界一の天才や探偵に命を狙われ始めてしまい死亡フラグが乱立してしまう。僕は生き残れるのか……!
*以前投降したものです。別サイトにも載せていました、再度載せます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 17:47:06
165594文字
会話率:41%
これは日本本土から隔絶された離島で、性的な儀式のお役目を果たす少年少女のお話。
自分たち以外人間は存在しない無人島、美少年と美少女は大自然に満ちた世界で完全裸を晒す。時に野を駆け、時に山を登り、時に川を泳ぎ……そして常に愛溢れる性行為に浸
る。
しかし、徐々に不穏な空気が平和な島を、そして子供達を覆い尽くそうとしていた……
好きな子が相手ならどんなプレイもOK! エッチな姿をみんなに見られたくて仕方がない! そんなエロ全般を無上の喜びとする超弩級の変態小学生カップル。彼等を中心に繰り広げられる、島の命運をも賭けた深き愛の因習物語――――ここに開幕。
※スカトロなど様々な不潔要素が含まれています。苦手な方は閲覧注意。セックス・中出し・フェラ・クンニ・69・ぶっかけ・放尿・飲尿・排便・全身舐め・膣内放尿・アナルセックス・アナル放尿・精飲・膣液飲みなど、様々なプレイを構想中。
※ショタもロリも凄く変態です。二人とも羞恥心が皆無なので羞恥プレイはありません。
また、しっかりと性教育を受けているので、ちんちんやまんこと言った俗称ではなく、陰茎や膣など正式名称で呼びます。
※作者は大の字ポーズフェチなので、この辺は割と積極的に描写していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 09:43:24
260225文字
会話率:59%
偽聖女ですが、非処女のまま神に認められ、本物になりました。
民の称賛? 祈り? そんなのより魔術師様の皮肉が恋しかった。
再会すれば口喧嘩、でも触れれば熱くて止まれない。
「下手くそ」と煽れば「なら身体で覚えろ」と返されて。
罵り合いから
始まる、神様公認どエロな聖女生活、再開です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 19:31:13
9290文字
会話率:40%
仕事帰りに輪は子猫を拾い、お婆ちゃんと住んでいた家に帰る。黒い子猫にくろると名付けて二年飼い、わかった。くろるはもののけ。十年前から国の傍にやってきた、もののけ島から来たという。くろるは輪に求婚した、もののけの妻問いだ。くろるは一生懸命に輪
を口説いて溺愛するが、小さな黒い子猫の姿でそういうことを言われても全くその気になれない。結婚自体はいい。くろると結婚したい。でもそれはおままごとじゃなく?子猫と成人男性で、一体何をどうやる。くろる×輪。投稿は毎日ではないです。のんびりとハッピーエンドに向けていきます。(輪の上司の一人がもののけと夫婦になって子供を作っている、ゆるふわです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 08:07:10
382342文字
会話率:62%
暗殺者として名を馳せた「黒の箒星」は窮地に立たされていた。遺棄された村に現れた異形の泉が、日々村民ほかを喰らう姿を見てしまったのだ。同じくその場に居た「半宵の風」との交合の最中、滅することに成功する。褒美を拒否した「半宵の風」は姿を消し、王
への報告に向かった己の体は王の愛玩として使われることに。憂いた「黒の箒星」は、致命の一手を繰り出し、市井に紛れていく。
あなたのびしょ濡れお題は……
「暗殺者同士」の「夏の昼間に汗だくでする」濡れ場
「受け視点」で創作しませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 08:20:00
6218文字
会話率:36%
『ようこそ、カオスルーラー。アナタの来訪を歓迎します』
脳内に響くその声に起こされた俺は全てが光る空間に拉致されていた!
どういうことだと問い詰めると脳内の声は言いたいことだけを告げて俺を異世界へ送り込む。
その世界で混沌神カオスによる説明
を受けた俺は嫌々ながらも魔都大穢土に根付き独自の勢力を展開していくことになる。
俺は与えられたダンジョンでこの世をカオスに満たしてやるのだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 07:00:00
184807文字
会話率:47%
推しのグループが活動停止。
地下アイドルオタクの俺は絶望の淵に立たされた。
やけ酒を飲み、半ばやけくそで呼んだデリヘル。
現れたのは、推しのアイドルそっくりな嬢(どう見ても本人)だった。
推しを他の客に取られたくない。出勤時間のすべて
を買うと宣言した童貞の俺に対し、推しは天使ように優しく気持ちよく射精に導いてくれる。
だけど、何回出しても許してくれない。
君は天使? それともサキュバス?
君はもうアイドルじゃない。
でも、夜の世界に堕ちても、俺の前でだけはいつまでもアイドルでいてほしい。
お金の関係だけど、お金の関係だけじゃない。
オタクと元アイドルの新しい関係――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 12:00:00
32756文字
会話率:43%
幼少期に、ずっと一緒にいると約束した男の子のたーくんが、高校生になって再会した時に別の女の子といるのを見て、ここが前世でやり込み散らかした乙女ゲームの世界だと気付く。
だから、それなら、私を忘れてしまっているなら、彼がヒロインと出会
っているならば。
推して推して推してしまおう!と胸に誓う。痛みさえも活力にして、心の中で2人を推して幸せになれと願う事にした。
───だから推し、誰よりも幸せになれ。私のためにも幸せになれ。
そう強く思いながら、今日も心の中で強く推して生きていくその姿に、ずっとヒロインに違和感を抱いていたヒーローが気付いてしまう。
どうなる?!逃げ切って推し続けられるか?!
いやきっと無理でしょうね…、というよくあるお話。
……傲慢ナルシストヒーローと、うじうじヒロインの成長もきっとあるはず。
※ フワッとしています。
※ 癖が強いです。
※ かっこいいヒーローはいません。
※ R回にはタイトルに「※」が付いています。
※ 解釈は人それぞれあると思います。ですので、もし合わないなと思った場合は、恐れ入りますがブラウザバックをお願い致します。
※ メンタルがおとうふなので、どうぞ優しくしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:16:39
154284文字
会話率:17%
仕事帰り、道ばたで倒れていたエロい青年を拾った、無気力人間・塚本隆二。
なにもかもに興味が持てなかったはずなのに──
「人生って、わからないものだな」と思った。
遠い昔、引き離された恋人と「もう一度会いたい」と願ったニコ。
神様はいたずら
にそれを聞き入れた。
けれど代償は、彼に会うまで、ありとあらゆる生き物に転生し続けるという永劫のループだった。人の意識を持ったニコは、生き物の本能に翻弄され、気が狂いそうな転生をくりかえし、どんどん荒んで、神様も、自分も、愛しい相手さえも呪った。
──そしてようやく巡り会えたリュート(隆二)には、前世の記憶がなくて。
長い長い時間を超え、やっと再会できたのに、
もう自分がどう反応すればいいのか、わからない。
くそデカ感情の煮凝りを抱えたニコと、なにも覚えていないけれど惹かれていく隆二の話。
隆二 × ニコ
──絶対ハッピーエンドにする所存。
誤字報告のとこに感想をいただいたんですが、あらすじをどのように直したら、注意喚起が出来るか悩んだ結果、感想をそのまま貼っとくのがわかりやすいのでそうしましたー。
───
せめて現世は処女にしたげれば良かったのに。性行為で傷つき続けてきた受をさらに公衆便所に落として狂わせてひでえ。幸せになるからそれまでどんな目にあわせても良いの?最後まで読んでも胸糞悪かった。こんな気分悪い話を誰でも簡単に見える場所に置いとく神経も疑う
───
この話は、上記のように、大変胸くそ悪いので、ご注意くださいませー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 21:00:00
29691文字
会話率:35%
これは、村人の皆から愛されている、優しい父親のような領主になることを夢見る16歳の少年、ルーズが主人公の物語である。
彼には、勝気な性格ではあるが村一番の美女でもある幼馴染のアリア、そして、領主の妻であり、主人公の母でもある母性溢れる、し
っかり者の絶世の美女である母親のユリハがいて、これからも今まで同様、幸せな生活を過ごしていくはずだった。
幼馴染のアリアはスキルを授かったことにより形式的に王都の学園に行き、二年でこの村に帰還予定。一方、スキルは授からなかったがルーズも、その間に立派な男になって、将来的には領主となり、アリアと一緒にこの村を...なんてことを考えている。そしてそれはおそらくアリアも同様に...
ルーズの母であるユリハもこれからも領主の妻として、そして未来の領主の良き母として、この村を支える存在である予定だった。
そんな彼女や家族たちとの、これからの幸せな未来を俺は信じて疑わなかった。
それが、それが何でこんな...
そう。俺の人生は、隣の村の領主であり、優しくて平和主義である父とは正反対の、欲しいものは全て手に入れなければ気が済まないという残虐かつ狡猾な暴君領主であるマグバロス。そして同じくその最悪な遺伝子を受け継いだ彼の息子であるドルグの存在によって、もしかすると本当に本当に全てを...
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 00:27:07
52094文字
会話率:36%
※本編後の番外編UPしました! よろしくお願いします(25/04/19)※
主人公はオメガバースBLゲームの当て馬アルファ王子に転生してしまうが、それに気が付いたのは婚約破棄前日だったため、ゲームのシナリオ通りに事を進めようとする。
ところ
が、どうも王子専属従者の様子がおかしくて……というお話。
アルファ従者×アルファ王子です。
従者の口がめちゃくちゃ悪いです(チンピラのごとし)。
当て馬くそ雑魚王子を救いたくて、愛情込めて書きました。よろしくお願いします。
※本編中の性描写は少ないです。番外編は逆にエロメインです。
※オメガバースですが、運命の番が存在しない世界です。苦手な方はご注意ください。
※誤字報告ありがとうございます~!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:52:16
17395文字
会話率:42%
まだひとりでは同人誌即売会に行ける歳ではなかった頃、親に付き添ってもらって参加したイベントで、僕はあるコスプレイヤーさんに出会っていた。
好きだったゲームキャラ、リシェリーの衣装を着て歩いていたお姉さん。
その姿に感激の声を上げたとこ
ろへ優しく声をかけてきてれたその女性のことが忘れられず、僕はまた会えないかと願い続けるようになっていた。
そうして憧れを抱くまま数年が経った頃。
念願叶い、僕はようやくその女性と再会を果たし、初めて同然の会話を交わし、ネット上での名前を知ることができたのだけれど……
そのお姉さん、れーなさんはなぜか僕のことを気に入ってくれたらしく、会って間もないというのにご飯へと誘ってくれたのだった。
しかもそればかりか、ほろ酔い加減のお姉さんは僕を家へと招いてくれて、製作途中であるリシェリーの新衣装を披露して見せてくる。
そして、胸元が大胆に開けられている服装にアワつく僕に、れーなさんはクスリと笑いながらキス寸前の距離まで顔を近付けさせてきて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 07:21:58
21471文字
会話率:24%
――「どうして、こんなにも触れてほしいって思ってしまうんだろう」
会社の頼れる北澤先輩と、突然の大雨に見舞われた帰り道。
辿り着いたのは、町外れの古びた小屋。
濡れた服、肌にまとわりつく湿気、息遣いすら近すぎる距離。
ずっと抑えてきた想
いが、雨音に溶けてこぼれ落ちた。
先輩の優しさは甘くて、だけどその分、苦しかった。
彼の過去、知らない時間、触れていた“誰か”の存在。
優しく撫でるその手も、低く囁くその声も――
私だけのものじゃないとわかっているのに。
嫉妬が煽る情熱は、欲望に火をつけ、
彼の腕の中で、何度も溶かされていく。
触れるたびに溺れていく、
身体と心が、雨に濡れて交わる、ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 18:00:00
6396文字
会話率:25%
高校三年生の梓は、恋人のユウくんとラブラブだ。ユウくんは優しくて頼り甲斐があってカッコよくて、いつも「梓ちゃん大好き」と言って抱きしめてくれる。でもユウくんは担任の先生だから、学校の準備室か誰も来ない池のほとりでしかデートできない。大学に進
学すれば堂々とユウくんに会えるから、梓は苦手な勉強を頑張っていた。
そして大学受験に合格した梓は、デート場所の池のほとりにユウくんを呼び出していた。でもユウくんから「しばらく会わないようにしよう」と言われてしまう。そんなの絶対に嫌だと泣く梓。するとユウくんは「梓ちゃんが成人式の日にまたここで会おうね」と約束してくれた。だから梓は大学に通うようになってからも、早くその日になればいいのにと何度も願っていた。
ーーでも、二人が交わした約束が果たされることはなかった。
ヤンデレ教師とクラスに馴染めない女の子のじっとり暗い後味が悪いホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:05:44
31962文字
会話率:52%