「魔法使いなんか大嫌いだ。早く僕の前から消えてくれ」
天才魔法使い攻め×魔法使いが嫌いな特異体質受け
優秀な魔法使いの両親の元に生まれた《ユゥイ》は、幼い頃は魔法が大好きだった。
だがユゥイの体には《魔力回路》が存在せず魔法を使うことが
できない上、厄介なことに、魔力回路に溜まる《ケガレ》を浄化できる特異体質《ヒーラー》だった。
《ケガレ》に汚染された魔法使いの末路である《厄災》が引き起こした大災害で両親を喪ったことを切欠に魔法使いが嫌いになったユゥイは、特異体質であることを隠しながら細々と生活を営んでいた。
そんなある日、ユゥイは夜の森で美しい男が倒れているのを見つけ、男が《ケガレ》に酷く汚染された魔法使いであることを知りながらも、見捨てることができずに助けてしまう。
なんとその男は、冷酷無慈悲な天才魔法使いと恐れられるこの国の第3皇子だった!
そうとは知らず、《エリオ》と名乗る男と期間限定で《浄化》を行う契約を結んでしまったユゥイは、しだいに男と過ごす日々を悪くないと思うようになる。
時を同じくして、王都では魔法使いが突如として《厄災化》する奇妙な事件が起こり始めていてーー……。
*感想、ブクマなどいただけるととても励みになります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 19:00:00
39105文字
会話率:34%
子爵令嬢ニナセラ・ノースディンは、自身で魔力が作れず他人の魔力や食べ物から魔力を摂取する『魔力喰い』と呼ばれる弱者的存在。いわば半端者で、家族から長年虐げられてきた。
しかし同時にその異能を使って5年間『魔力過多症』に苦しむ婚約者ナイジェス
を治療してきた──自らの体を差し出して。そんなニナセラに、ナイジェスは『魔力過多症』完治と同時に、婚約破棄と、彼女の妹との婚約をあっけなく告げる。家族までもニナセラを用無しだと言い切り、ついにはノースディン子爵家から追放の憂き目にあってしまう。
『交合治療』で純潔を失い傷物となったニナセラは、神殿の治療院で過去に苦しめられながらも聖女として務めを果たしていたが、ナイジェスと同じく『魔力過多症』で苦しむ辺境伯様と『交合治療』することになる。
先の戦争で大魔法を乱発し、魔力回路が暴走してしまったラドラエル・ルドゥテ・シェファーデス辺境伯は『魔力過多症』を重症化させ、正気を失いかけていた。自棄になっていたニナセラは魔王のごときラドラエルに対し、「さっさとしてください」とけし掛ける。
無事『交合治療』は成功するが、なぜかラドラエルはニナセラを気に入って…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 13:09:45
230052文字
会話率:31%
この世界には『淫魔』と『サキュバス』が存在する。前者は魔界に住んでいた生物で、後者は前者をもとに創られた人種。
--昔、皇帝に仕えていた錬金術師が魔法使いを無力化する秘薬を作るよう命じられた。
この無理難題に対して、彼は淫魔の雌のとあ
る生態に注目する。
それは『淫魔の雌は1日1個の卵を産み、その産卵に魔力の半分以上を消費する』という生態。
「この生態を女性の魔法使いに植え付ければ簡単に無力化できるので?」
そう考えた錬金術師が淫魔を素材にして秘薬を生成する。
--そうして誕生したのが『淫魔の精液』だった。
これを子宮に注入された女性はサキュバスと呼ばれる人種に変わる。
サキュバスはすべての魔力回路が子宮に繋がっており、卵の育成に魔力の99%が消費される。
そして残った1%も母乳として排出されるため本人が使える魔力は一切残らない。
さらにタチが悪いのは、サキュバスが淫魔の他の生態も受け継いでいるということだ。
『男を見るとすぐに発情して股を濡らす』
『常に魅力効果のあるフェロモンを放出している』
『抱かれた相手をどうしようもなく愛してしまう』
このような諸々の生態から、現在サキュバスとその子孫たちは人間でありながら家畜同然の扱いをされている。
ひとつだけ安心できることがあるとすれば『淫魔の精液』の素材となる淫魔が乱獲されて絶滅したことだろうか。
おかげで『淫魔の精液』はこの世界にほとんど残っておらず、女性の魔法使いが捕虜になってもサキュバスにされることは通常ない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 17:16:52
13421文字
会話率:28%
世界屈指の治癒魔法が使え、死者をも復活させる事ができる奇跡の聖女アリア。彼女はとある事件にて死亡した少年を蘇生させた結果、力を使い果たし昏睡状態に陥った。眠りから覚めたアリアは魔力回路が粉々に破壊された影響により、以前ような治癒魔法は使えな
くなった挙句、常に体調不良にみまわれる慢性的な虚弱体質となってしまった。
ある日、たまたま街で出会った美しい男性に触れると何故か体調が良くなることに気づく。
男性こと竜騎士エールヴァルトは何故か初対面からアリアに好意的で、自らアリアの護衛役を申し出る。
戸惑いつつも次第にエールヴァルトの好意を受け入れるアリアだったが、ある日治癒魔法を使った結果致命的な魔力不足に陥り、魔力供給のためエールヴァルトと性行為をする事になってしまい……。
(※が付いてる話には性行為があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 23:30:24
11531文字
会話率:40%
素直になれず、歪んだ愛情の形を持つルドアニア皇国宰相セドリックと愛を知らずに生きてきた白猫セシルのすれ違い恋物語。『貴方の主が誰か分からせてさしあげましょう。』
此処は七つの国からなる世界。
歯車はその一つ、竜王の統べる国、ドラファルトの白
猫族の少女が一族を殺され逃げ延びた事で回りだす。さあ、不本意なこの世界で、生きる者たちの物語を始めよう。
竜王の統べる獣人の国、ドラファルト。
その中にある小さな里で白猫獣人の少女セシルの一族ひっそりと暮らしていた。
セシルの一族には特殊な家系能力があった。魔力回路が見えるという『魔眼』を持つことである。
その中でも強い魔力を持って生まれたセシルは翠と蒼のオッドアイの美しい魔眼を持っていた。
ある日の夜、他の猫族によって一族を皆殺しにされてしまった白猫族。
間一髪の所で難を逃れた少女セシルは一人リドゥレラ中立国を目指し逃げてきた。
そしてそこでルドアニア皇国のセドリックと出会い、彼に保護される。
それからセシルは皇国で成人し、その能力を生かして皇国の魔道具研究所で仕事に就く。
そんな順風満帆なセシルに、ある日結婚の打診が。そして時を同じくして、セドリックも貴族令嬢との結婚をすることとなった。
だが、結婚を目前にしたセシルに獣人族特有の発情期が訪れる。
獣人の発情を鎮めるには精を注ぎ込むしかないと知っていたセドリックはそこから彼女を部屋に閉じ込め軟禁し始めるのだが・・・。
※この作品は『不本意すぎるこの世界で―』 https://novel18.syosetu.com/n2302hx/
と同世界に生きる宰相セドリックの物語です。
1話はそちらと重複した内容です。セドリックはドSで性格歪んでいますので、自己責任でお願い致します。15話、閑話1話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 19:00:00
48431文字
会話率:43%
とある世界での話。生まれたときに膨大な魔力をもって生まれたため魔力回路がオーバーヒートしほとんど機能しなくなり膨大な魔力も失って義母に育てられたヴィリオ。めんどくさがりだが小さいころから魔法やその組み式が好きなヴィリオは自分の夢でもあるウィ
ザリア魔法研究所に入るために実績を積むため学院に中等部から入学した。いろいろと面倒なことが多かったが小さいころに義母に修行をつけてもらったおかげでいろいろと修行が日々の生活で役に立っていた、しかしある事情により学校ではしてはいけないギルド関係の仕事をハユードという名でするようになりそれを見つけた先生は黙秘するかわりにオリジナルギルドを二人で立ち上げた。めんどくさがりのヴィリオはつい頑張ってしまう癖がありいつのまにやら生徒会長のクレナにばれてしまうが彼女もギルドに入るというのだ。そしてあれよあれよと月日は流れギルドにも仲間ができていき高等部2年の最初ごろには西のギルドの大会にでてしまうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 14:10:07
13925文字
会話率:64%
魔力回路の異常活性化により体調を崩す魔力過多症。その症状を緩和するため毎日虚しく精を吐き出していた男の身に、ある日不思議な出来事が訪れる。
それは男に安寧と幸福を齎らした。
※ 30歳老け顔×24歳美人系
※いつものとは違う作風になりま
した。
※アルファポリスにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 11:42:33
6422文字
会話率:18%
ヒトの法に従う必要のない緑の魔女であるリリンは、師匠のもとから独り立ちしたばかり。まだ知名度もないために仕事の依頼もほとんどない。ある日、師匠からの紹介で騎士達が訪ねてくる。その依頼内容は氷の魔女を怒らせたために抜き取られてしまった王弟殿下
の心臓を、元通りに体の中に戻すというもの。ところがその依頼を持ってきた騎士までもが緑の魔女であるリリンを侮り、怒らせた。怒りに任せて、リリンはその騎士の体から、その騎士がとられたくないと咄嗟に思った体の一部を抜き取ったのだけど、それというのが…。
男性のその部分はペットかオブジェ?
リリンのもとを訪ねる真面目な騎士とリリンの交流、そして二人が結ばれることになるまでの顛末です。R18は最後に。二人の視点交互で話が進みます。意識のない状態での相手との行為の描写があります。苦手な方は注意。11万から12万字で完結予定。基本的に毎日複数話更新します。
ヒーローは体の一部をとられる方の騎士ではありません。念のため。
誤字脱字報告ありがとうございます。恥ずかしい間違いを指摘していただけるので助かります!
☆スピンオフで、オリバー隊長のBLな短編を書いてみました。『オリバー坊ちゃまと私』です。BLもいけるという方はよろしければご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 20:00:00
114495文字
会話率:19%
「私のことを浄化したのはあなたでしょう? 責任をとってください」
「……は?」
伝説の聖女としてクロッカス王国へ異世界転移した岩崎未央。
魔王討伐軍の一員として魔王を討伐した後、昏睡状態から目覚めた未央を待っていたのは、同じく魔王討伐軍
の一員である王太子・ミシェルの婚約話だった。
失恋をしてヤケ酒をあおる未央は、バーに居合わせた男性と一夜の過ちを犯してしまうのだが、その男性の正体は元・魔王の右腕(未央の宿敵)・テオで——
聖女の力で浄化されて魔法が使えなくなってしまったテオは「自分をこんな体にした責任をとれ」と責任を求める。
浄化の反動で魔力回路が故障してしまった未央は、魔力を分けてもらうことを条件に受け入れるが……
待って! 魔力供給するには体を重ねないといけないなんて、聞いてないんだけど!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 14:40:55
26534文字
会話率:31%
人里離れて山に引きこもっていた漆黒の魔女・リリーはある日、山の中で傷だらけの銀髪の青年と遭遇した。
魔力回路をズタズタに引き裂かれた青年の命を助けるには、自分と彼の魔力を繋げて魔力回路を修復するしかない。
そのために名も知らない青年と体を結
んだリリーだったけれど、初体験のあまりの痛みに男性が怖くなって近くの村に置き去りにしてしまった。
これは助けられた国家魔術師の青年・フロストが、すっかり男性恐怖症になってしまった魔女リリーを追いかける物語。
(R18の時は※つけておきます)
* 2020.8.2 本編完結しました。
* 2020.8.13 番外編を更新しました。
* 誤字報告いただいた方、ありがとうございました。すごく助かりました。順次修正させていただきます。
*2021.3.25 アマゾナイトノベルズ様から電子書籍化されました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 00:10:55
121905文字
会話率:32%
異世界で子育て中の藤村冬樹。しかし、慣れない子育ての影響で、魔力回路が疲弊していた。お世話になっている魔人族の男性を訪ねると、怪しい薬を飲まされて心身ともにスッキリさせられる話(本当にそうだろうか)。
『その転生薬師、コブつきにつき』のIF
短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-21 00:00:00
5338文字
会話率:38%