この世には男しかおらず、男同士が結ばれて子を成す世界
「婚約破棄だ!」
華やかなりし宮中舞踏会。
真実の愛とやらの少年を腕にぶら下げて宣言する王太子に、侯爵令息アラン・リゥは内心で深いため息をついた。
────このお馬鹿さん、とうとう
やりやがりましたよ。
アランは理路整然と王家とはいえ一方的に婚約破棄など出来ないと反論する。そのなまいきな態度が気に入らないと駄々っ子のように「破棄だ!破棄だ!」とわめく王太子。それにオロオロするばかりのアランの実父である侯爵に、王太子の父である国王。
そこで妥協案?を提案したのが、国王の甥である鋼鉄宰相と呼ばれる公爵グレームだった。彼はアラン・リゥにいきなり求婚し、二人は即日、王宮の聖堂にて結婚式をあげていた。
政略結婚ならぬ(尻拭い)責任結婚などと呼ばれた夫夫だが、二人の仲むつまじい様子に、婚約破棄から始まった醜聞は幸せな結婚の話題に塗り替えられる。
そこにお馬鹿王太子が、今度はアラン・リゥに「愛人になれ!」ととんでもないことを言ってきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 22:20:00
18056文字
会話率:43%
都の北側にある、蒼の杜には人を寄せ付けることのない、「赫の魔女」と呼ばれる者が住んでいた。
子どもの手遊び唄では必ず最後に懲らしめられる、いわゆるワルモノ魔女。
魔女は魔女らしく、人に交わらずひっそりと慎ましやかに暮らしていたのに、ある日突
然その平穏は一人の男によって崩されることになる。
「無垢」な第二皇子から、重ために、訳も分からぬうちに愛されちゃう魔女のお話。
「胡散臭いけど魅力的な男×絶対に落ちそうにない女」を書きたくて始めました。
一話単品で読んでも楽しめるような、全部読むとまた違った味わいになるような、寝る前のお楽しみになるような話が書きたいなという志だけは高いものを持ちつつ書きました。
「一年経っても〜」の過去の話に当たります。
https://novel18.syosetu.com/n9678ib/
シーンはゆるいちゃに☆、がっつりに★をいれます。
過去話になるとちょっと「残酷描写あり」かもです。直接表現はないので念のためのタグです。苦手なかたはご自衛いただければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 22:11:56
82530文字
会話率:42%
帰ってきました、続々きらきら王子とハウスキーパー生活、飲み会編。
飲み会だけでは終わらないと思いますけど、とりあえず飲み会スタートからなので、飲み会編ということで。
久しぶりにヤンデレ、デレデレ、馬鹿王子と丸め込まれバカップルが書けるのが嬉
しいです。
すぐにR18入ります。予告無しで。バカップルなんで。
誤字脱字ありますし、名前間違えるし、文章も変です。
ご理解の上、ご覧下さい。
はーーーっ!ただの気晴らし!(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 06:13:47
9483文字
会話率:46%
保養惑星志摩の王子タカラは幼少期海賊に誘拐されたところを皇子シヴァロマに救われてからずっと思いを寄せていた。
独身表明をするシヴァロマは同性婚約をしなければならない。
タカラはそれを狙って婿争奪戦に参加するが、大雑把なタカラと潔癖症のシヴァ
ロマは果たしてうまくいくのか?
潔癖症皇子と大雑把馬鹿王子の愉快な恋愛譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 10:17:18
49753文字
会話率:43%
名家・森園家の当主と使用人の子として生まれた晶は、父に引き取られ11年が経つ。父や継母、優秀な兄たちに認めてもらうために「良い子」を演じ続ける晶が出会ったのは「馬鹿王子」ことバルトデン王国の王子、ケヴィンだった。 軽い性描写には☆、性描写
のある話には★がタイトルの横につきます。3日に1話ずつ更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-16 03:17:21
60258文字
会話率:45%