朝から騒がしい日だった。
いきなりの呼び出しに慌てて向かった屋上で。
いきなりこんな事を言われるとは思っても居なかった。
多分人生で初めての告白だった。
それが可愛い女の子だったらこんなに悩む事もなかっただろうに…。
ここは男子校で女
子なんていない。
女性といえば教師陣だけだ。
『生田くん、俺と付き合ってください。一目惚れしました』
「は?ちょっと待って!あのね…僕男だよ?」
『はい!もちろん知ってます。それでも好きなんです。もし付き合
ってくれないならここで自殺します』
そう言って出して来た包丁の先が太陽に光って眩しい。
自殺すると言う割に先端はこっちを向いている。
後退りたいが、屋上のフェンスを背に下がる隙間すらない。
ゴクリっと唾を飲み込むと言葉を探す。
「あ……あのね……僕、まだ誰とも付き合った事ないから…えーっと」
『始めてなんですね?それは嬉しいな…生田くんの初めてを俺にくれ
るなんて、夢のようだよ』
「あ……はい……」
もう、返事の余地すら無い事を知ると頷いていたのだった。
首筋まで迫った刃先から逃げる術もなく、ただ頷いたのだ。
代わりに刃物をしまった彼は生田を抱きしめていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 06:00:00
54539文字
会話率:35%
夜に紛れて獲物を探す。汗の匂いでチェック。唾液でチェック。今日の獲物はコレにしようか……。ベッドの上で最終チェック。
餌の一人と隠れんぼの追いかけっこ。見つけられるものなら、捕まえてごらん。うふふ……。
R18はタイトル後ろに※をつけま
す。
初の人外モノ。吸血鬼モノです。
男性の妊娠出産表現が出てきますm(_ _)m
吸血鬼なので、血成分が多めです。
グロくはならないようにと言うか、そこまで筆力もないから、ソフトになるかと。頑張る(^_^;)
なんでもありの人向けでよろしくお願いします。
(11話+その後とかのエロ小話を予定)
◆続編『朱に滲む黒』を投稿しました。
アルファポリスさんに公開してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 00:06:46
58900文字
会話率:25%
ある日突然二年付き合った彼女と連絡が取れなくなった。必死で彼女を探して家族と訣別する決心をする男の物語。
「逃げることにしました」の優一郎サイドのお話です。そちらを読んでいないと意味が分からないかもしれません。ゲス家族に囲まれた優一郎君の面
目躍如のお話です。勢いで書いたので設定もゆるくもろもろおかしいところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 14:04:25
15225文字
会話率:29%
身寄りのない少年ダルクは11歳。森の奥の『魔王の館』に仕事を貰いに行く。館で出迎えたのは、館に封印され館の外に出る事のできない薄幸そうな美しい男だった。魔王と呼ばれる男はルーナと言った。ダルクは大昔、ルーナを封印した勇者だったと聞かされる。
生まれ変わりのためダルクにその当時の記憶がない。ルーナに惹かれるダルクは、ルーナを解放する方法を探す決意をするのだが、ルーナは館から出る事ができない性質のため逃げることもできず周辺の男達に慰み者にされているのを見てしまう。
不定期更新です。そんなに長くならない予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 23:29:40
6489文字
会話率:37%
俺の身体からイカの腐ったような匂いがする。
異世界に転移した俺を待っていたのは体臭を理由に侮辱され、路頭に迷う最悪な日々だった。
なんで、俺はこんなに臭いんだ!!
ふざけんな!!
シャワーを浴びても、どんなに身体を綺麗にしても匂いはまっ
たく取れない。
誰か、俺のこの匂いをどうにかしてくれ!!
絶望に暮れる俺に手を差し伸べ、助けてくれたのは、匂いフェチの変わった女の子。
彼女によれば、この世界には消臭魔法を使える魔法使いがいるという。
それしかもう、この匂いを消す方法はなさそうだ。
そう、考えていたときだった。
たまたまエルフの少女がレイプされるのを目撃してしまった俺はエルフの騎士達から命を狙われることになったようで、問答無用にエルフ達が俺の命を狙ってきたのである。
なんとか、危機を脱した俺だったが、鼻が効くエルフ達の追跡は厳しい。
そこで、俺は残された希望である『消臭魔法使い』を探す旅へと、逃げるように出発するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-16 21:00:00
11100文字
会話率:34%
ヤンデレ×平凡、アイツは昔の幼馴染みを探している、絶対に知られてはいけない…
幼馴染みはかくれんぼが大好きだった。
…かくれんぼが好きというより「ももちゃん」を探すのが好きだった。
あの時までは…普通に遊んでいたんだ。
幼馴染みから逃
げるように遠くの高校に入学したのにアイツはいた。
しかも学園一の美少女と恋人になっていた。
これで一安心していた…アイツの言葉を聞くまでは…
「ねぇ桃ちゃん、かくれんぼしよ?…絶対に見つけてあげるからね…絶対に逃がさないから」
性描写は※マークが付いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-04 02:00:00
71050文字
会話率:22%
3つの世界を巡る姉妹の物語
魔界の戦争をきっかけに人界に逃げることになった
幻月と極夜。しかしその時ハプニングが起き
極夜の記憶は無くなってしまい、着地地点もバラバラになる。
極夜は森で倒れている所を澪という人界に住んでいる少年に助けられて
恋に落ちる。
幻月は極夜を探す為にギルドに加入した
そして半年後に記憶を失ったまま極夜と幻月は最悪の再開を果たしてしまう
※印が着いてる話は性的描写が多く含まれています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 11:23:33
222327文字
会話率:55%
異世界トリップに憧れる従兄弟とその彼女に巻き込まれて異世界へ。そこは二人の望む剣と魔法の世界だったのだが、チートなんてうまい話はない。帰り道を探すためにもこの世界の事を学ぼうと真面目に頑張った結果、逃げるに逃げれなくなってきた!?
最終更新:2016-06-16 07:03:54
151432文字
会話率:33%
めでたく高校に入学してみれば、生徒会長は俺を監禁していた総長だった。しかも俺をしつこく探しているという。俺の高校生活は終わった…………もう探さないで下さい。見つからないよね?変装しているから。
元総長の変装美形アイネと、アイネを探す生徒会長
のゲスゲス王道ストーリーです。サイトからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-22 19:05:01
30164文字
会話率:45%