平日毎日、きまったベンチで本を読んでいる人がいる。半年もの間、本当に毎日だ。
オレは読書の相棒であるコーヒーを売るだけで対した会話もしないただの売店店員。
でも、毎日顔をみせてくれる彼の小さな変化を見つけることが、密かな楽しみで、癒やしにな
っていた。
変わらない日常の中で少しずつ「特別」になっていくふたりの、恋がはじまりそうな小さな物語。
※個人サイトに掲載している作品を改題し、加筆・修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 15:48:48
5082文字
会話率:11%
腹黒で悪い女の美人OLお姉さんの黒未麗奈にはWEB作家時代から追っている『旦野タダマサ』という作家がいた。ある日麗奈は彼の新刊を買おうと書店に寄る。そこで彼女は最推し作家である丹野忠政に出会う────最後は結婚して幸せな家庭を築きます。
最終更新:2022-04-03 19:18:00
12867文字
会話率:53%
驚異的な記憶力を活かせないでいた内向的な読書家の女性が、愛書家な領主の最愛となる話。
最終更新:2017-04-30 22:00:00
6522文字
会話率:26%
やや偏屈者の医師・研究者ユージーン(伯爵次男・意外や色男の過去)と、儚く謎めいた旧友の妹(侯爵令嬢・読書家の籠の鳥)ふたりの恋と、周囲の人々
1900年代初頭、英国。
ユージーン・マクラクランは、シェスタベリ伯爵の次男。
医師として研究者
として充実した日々を過ごしていたが、旧友コーネリアス・ウォーレン卿の父、ストラウド侯爵の急逝を契機として、その人生に大きな変化が訪れる。
儚くも美しいレディとの、幻想的な出会い。
戸惑いためらいながらも彼女との愛を深め合う、そんな幸福な時間も束の間、旧友を次々とおとなう不幸。
そして、ユージーンの人生もまた、とめようもない運命の波に飲み込まれていく。
(完結旧作の転載です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-08 22:00:00
308097文字
会話率:17%