新興侯爵家末子でオメガ、少しのほほんとした主人公が、辛い過去を持つアルファのハイスペック王太子への愛情によって、成長して王太子妃となり、番となった夫を支え、努力して賢妃と呼ばれるまでの成長物語。
セオドア・ラ・フェーメル王太子:ガリア王
国のフェーメル王朝第三代の王太子×ラミエル・ラザフォード、ラザフォード侯爵家五男。執着アルファ攻め×平凡オメガ受け。ふんわり設定です。他のサイトにもアップ予定です。作品中にオメガバースの具体的な説明はありませんが、作者独自の解釈が入っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 16:35:29
40063文字
会話率:32%
第三皇子サジャの家庭教師への淡い片想いは、この日崩れた。上卿子息との良縁で幸せそうな花嫁姿のサヤの笑顔を目の当たりにしたからだ。あれから7年、告白すら出来なかったサジャ皇子はサヤの眩しい姿を目にし、あきらめたはずの初恋に恋の火が灯る。権力
を持った若い皇帝を誰も止める事が出来ない。幸せな上卿夫人サヤを虐奪し、一方的な愛を押し付けようとする若い皇子。幸せに暮らす夫婦を引き裂いくようなこんな暴挙を許される立場を得てしまったからには最大限それを利用するとサジャは決めたのだ。たった今、第三皇子は大陸の東に位置するトキトワ国の新皇帝になった。
東国の三男サジャ皇子10才の家庭教師として雇われた上卿令嬢サヤ16才。そこから10年サジャ皇子は新皇帝となり、サヤはセノロイ上卿と結婚し幸せな結婚生活を7年続けている。王宮から離れた田舎の領地を夫の留守の間守る穏やかな生活を送っていたのだが、突然、王宮殿での女官としての職務を告げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 10:45:00
3155文字
会話率:21%