見た目が良くてスペックも高いけど様子のおかしな男に好かれて執着されているかわいそうな女性たちの短編集です。ヒロインのことが大大大好きな頭のおかしい執着男×鋼メンタル善良女が基本。(ヒーロー的には)ハピエン傾向。各話タイトル◎→甘め、☆→怖め
※ヤバ男がヒロインのことだけを心の底から愛していて、ヒロインがヤバ男以外と一切の性的接触をしないこと以外は何でもアリです※
⚠1.5万字以上の作品は単体で投稿していますので、シリーズをご参照ください。
最新:「迂闊」大好きな初恋の人を忘れようとマッチングアプリ始めたら初恋の人の弟とマッチしてしまった話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 00:00:00
238646文字
会話率:50%
まるで月の光を紡いだような白銀色の頭髪と、満月のごとき琥珀色の硝子玉をはめ込んだような瞳。先帝から月読尊の権化と賛美された八条宮依言は、絶世の美青年と謳われる独身貴族だ。
彼は元服と同時に親王宣下をうけ、宮号と所領を賜って左京の八条に構え
た邸に暮らしている。二十歳を過ぎても正妻を娶る気配なく、泡沫の恋に身を投じて浮名を流す八条宮。その恋の相手は、都でも評判の美姫ばかり。
そんな八条宮に見事な一目惚れをしてしまったのは、先帝の御代より主上に近侍している大納言の一人娘、沙那。彼女の八条宮に対する情熱はすさまじかった。大人の雰囲気がたっぷり漂う八条宮の恋人になるには平べったすぎる胸を気にしつつも、八条宮に毎日恋文を送り、ついには八条宮の邸の門前で待ち伏せする始末。
「どうしても俺の妻になりたいの?」
「はい、どうしても!」
一目惚れから始まる平安ラブファンタジー。
謎に包まれたミステリアスな宮様との結婚生活で、沙那の一途な片思いは報われるのか――?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 22:00:00
137191文字
会話率:47%
第三皇子サジャの家庭教師への淡い片想いは、この日崩れた。上卿子息との良縁で幸せそうな花嫁姿のサヤの笑顔を目の当たりにしたからだ。あれから7年、告白すら出来なかったサジャ皇子はサヤの眩しい姿を目にし、あきらめたはずの初恋に恋の火が灯る。権力
を持った若い皇帝を誰も止める事が出来ない。幸せな上卿夫人サヤを虐奪し、一方的な愛を押し付けようとする若い皇子。幸せに暮らす夫婦を引き裂いくようなこんな暴挙を許される立場を得てしまったからには最大限それを利用するとサジャは決めたのだ。たった今、第三皇子は大陸の東に位置するトキトワ国の新皇帝になった。
東国の三男サジャ皇子10才の家庭教師として雇われた上卿令嬢サヤ16才。そこから10年サジャ皇子は新皇帝となり、サヤはセノロイ上卿と結婚し幸せな結婚生活を7年続けている。王宮から離れた田舎の領地を夫の留守の間守る穏やかな生活を送っていたのだが、突然、王宮殿での女官としての職務を告げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 10:45:00
3155文字
会話率:21%