同じ茶樹から作られるお茶が、紅茶にも緑茶にもなるように。紅茶同然の烏龍茶も、緑茶のように青く爽やかな烏龍茶もあるように。お茶というものは本当に多様で、それは、人の「性」や「生」の在りようにも、どこか似ていると感じます。
この作品は、そんな
「お茶」にまつわる物語を集めた短編集です。
実在するお茶を題材にしつつ、架空のお茶も登場します。各話の後書きには題材となったお茶・茶器等を記し、18禁要素を含む話はタイトルに※をつけております。最終話を除き全て一話完結です。
(※お知らせ※ 後書きのお茶・茶器の説明について、2019年6月7日時点での知識と比較すると不正確な・誤解を招く表現が散見されましたので、削除いたしました。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-19 20:00:00
33290文字
会話率:34%