19世紀英国。淫魔の女王サビーネは、人間たちの舞踏会にこっそり潜り込んでいた。そこで偶然伯爵と出会ったことで、運命が大きく変わっていく。英国摂政時代、魔物蠢く黄昏のロンドン。淫魔と人間の禁じられた恋を描くヒストリカル・ファンタジー。
『淫
魔王の誤算』で活躍したサビーネが主人公のスピンオフ。単独で読んでも問題なしです。
関連作『人狼王の憂鬱』『人狼姫と魔法の指輪』『人狼公爵の求愛』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 23:16:58
11141文字
会話率:24%
孤児のアメリアは、後見人アトリー伯爵が寄越した手紙に腹を立てた。
行きたくもないロンドンに行き、社交界に出ろというのだ。
どうやら伯爵は、早々に自分と誰かを結婚させて厄介払いする腹づもりらしい。
結婚する気のないアメリアは家から抜け出し、計
画を実行することにした。
亡き兄の衣装をまとい、少年に扮しての旅。
そんな中、事件に巻き込まれ、素敵な紳士に助けられる。
彼女の嘘の身の上話に耳を傾け、紳士は自身の従僕にと提案してくれた。
アメリアはすぐさま話に飛びついた。
この時彼女は知らなかったのだ。
そばにいる魅力的な紳士こそが憎き後見人、アトリー伯爵であることを。
★書籍化されました。発売中です。(ハーパーコリンズジャパン・アンジェリカさまより)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-17 09:45:40
490490文字
会話率:56%