こんなはずじゃなかった。
そんな出来事が起きたその日に、突然今までいた場所から姿を消したリーリア。
それまで長く暮らしていた魔法学院も退学届けだけを残し、誰にも姿を見せないまま一人、これから暮らす場所を探し旅に出た。
そして辿り着いた場所
で期限付きの暮らしをするはずだった。
けれどタイムリミットはいつしか消え去り、予定と異なる暮らしをする中で、こんな生活も良いのかもしれないと思い今を受け入れていた。
そんな彼女の前に、あの日…旅立つ決意をした日の心残りが姿を現した。
何故かリーリアが消えた三年間、ずっと彼女を探していた彼。
彼はいつの間にか魔法騎士となっていて、彼だけじゃなくリーリアを探す人が他にも居るという謎の事態となっているとリーリアは知る。
それでも戻る気はないリーリアに、無理強いするでもないが諦めて帰る気もない昔馴染みの魔法騎士は、勝手に我が家に居着き始めてしまう。
彼に対して様々な感情を持て余すリーリアと、彼女に対して重いほどの気持ちを持て余す口下手騎士。
ちょっと勘違いの多い二人。
───どうして彼女は消えたのか。
何故彼や、他の人はリーリアを探しているのか。
ただ甘いだけじゃない、リーリアとその周りの人々の辛くて苦しくて切ない気持ちも混ざり合う話。
『あの学院に入る前から、私のタイムリミットは決まっていたの』
その言葉の意味とは…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 17:56:26
57355文字
会話率:22%
ケーキの中でも特殊な性質を持つ繭(まゆ)は、その強すぎる特性から定期的にフォークに捕食されなければならない。
もともとの怖がりで臆病な性格から国のマッチングシステムでもうまくいかず、唯一身をゆだねられるのは兄の友人である柊(しゅう)だけだっ
た。
やさしい柊は何も言わずに助けてくれるけれど、自分の指先に残る傷痕を見るたびに繭は切ない気持ちが募っていき――……。
『柊ちゃんの好物が繭だけになったらいいのに』
繭《まゆ》…受け|ケーキ|21歳
怖がりで臆病。痛いことが嫌い。怖いと思うとすぐに泣いてしまう。
社会人であるが、泣き虫なせいで年齢よりも幼く見える
柊《しゅう》…攻め|フォーク|26歳
繭の兄の友人。幼い頃から繭を知っている。
捕食衝動は強いほうではなかったが、繭にだけは異常に渇きを覚える
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 19:00:00
3660文字
会話率:42%
ただ、相談に乗るだけの仕事だ。大した仕事じゃない。
片想いの相手への切ない気持ちを吐き出しにくる男にうっかり恋をしてしまった相談屋の女が、荒療治と称して媚薬を盛り男を襲う話。または、達観した女の恋に溺れる一面に、うっかりギャップ萌えをして
あっさり落ちてしまった男が襲い返す話。ただただエゴに満ちた二人の、欲と恋のお話。
※中性的女×一途と思いきやチョロい男。後半欲に流されて微妙に性格、口調が変わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 18:45:46
12516文字
会話率:39%
若いハチワレ猫(雄)と、彼を拾って育てたミケネコのミケねぇさんの日常。ミケねぇさんの部屋で、オナニーしたハチワレ猫の切ない気持ちSS。
最終更新:2022-05-27 18:21:16
1615文字
会話率:42%
中世風の魔法が当たり前の世界で、前世の恋人を追いかける話し。
魔導師のユージーンは幼い頃から夢でみている恋人を探していた。それは前世の恋人で、ずっと忘れられない人だった。好きで好きで好きで、夢をみると切ない気持ちが募るのに、名前が思い出
せない。彼女は今何処に?
ある日キラキラしい新人がやって来て、単調な毎日が変わりはじめた。
「誰だが知らないけど早く出て来てあげてぇ!ユージーンったらもう二十四歳なのに童貞なんですぅぅっ!これ以上乙女になったら伝説になっちゃう!早く貰ってあげてぇぇぇ!」
「大丈夫だよクレイン。ユージーンは何百年でも童貞を守っていられるよ。彼女一筋だからね。でもちょっと気持ち悪いよねぇ。あ、因みにウインはもう大人だから。」
「殿下、その話しはマスターを刺激しますので―――」
「やめろぉぉぉぉっ!」
という四人を軸に話しは進んでいきます。
R18は念の為。←微エロ入りました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 22:01:17
117134文字
会話率:52%
双子の兄を想う、妹の切ない気持ち。
最終更新:2015-08-14 09:08:28
906文字
会話率:39%
同級生との再会と恋の話です。
愛してるのに、その気持ちは受け取ってもらえない。
そんな切ない気持ちが全面に出るお話です。
話はたんたんと進みます。
R18要素はほぼ入りませんが、心理描写が多くなりそうなので、大人向けな気がして「なろう
」から移設しました。
大好きな歌をモチーフにしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-23 23:36:29
1644文字
会話率:30%
高校の卒業式のその日、あたしは3年間ずっと片想いしていた同級生、柊邦生(ひいらぎくにお)に告白し、思いっきり玉砕した。
その理由はあたしが《女》だから・・・・・・
彼はゲイだったのだ。
それならあたしが、もし男だったら…彼は受け入れてくれた
のだろうか・・・
失恋した夜、あたしは幼い頃に亡くした母の言葉を思い出した。
「人間には、一生に1度だけ何を捨てても叶えたい願いが叶う時があるのよ…」あたしは、男になりたいと思った・・・・・
そして…あたしの人生が変わった・・・・・・
性転換ものです。
でも、しっかりBLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 17:47:03
16546文字
会話率:35%
狂おしいほど愛した君を、僕は殺してしまった。でも、君とずっと一緒にいたい。だから、僕は君をバラバラにして……食べる事にした。倒錯的な異常な愛情の中にとても切ない気持ちを込めた作品です。
最終更新:2008-08-02 00:08:22
4553文字
会話率:0%