宝田玻璃は、高校を卒業以来、家計を支えるためにブラック企業で朝から晩まで働きながら、体の不自由な弟の介護に人生を捧げてきた。恋も贅沢もしたことがなく、自分のための時間も持てず、わがままな家族のために尽くす毎日に疲れ果てた三十歳の誕生日に、
バースデーケーキを買おうと出かけた街頭で、車に轢かれそうな白猫を助けて、気を失った。
目覚めると、壮大なファンタジー世界の魔法陣の中に召喚され、聖女と呼ばれる存在に。
さらに隣にもうひとり、有名女優の御剣琥珀も同じ聖女として召喚された。
二人の役目は、悪魔に呪われた王子ヴィクターを目覚めさせること。見事役目を果たした聖女は王子の婚約者として迎え入れられる。
玻璃は聖女の勤めを果たそうとするが、もうひとりの聖女、琥珀は召喚士や貴族のイケメンを誘惑して遊び歩いているばかり。その上、絶世の美女、琥珀と比べられ、玻璃は聖女にあるまじき不遇の扱いを受けたが、それでも王子の快癒に尽くしたのは婚約者になるためではなく、亡くなった兄に、王子の容姿が酷似しているせいだった。
玻璃の献身の甲斐もなく、王子の容態は悪くなる一方で、ついには病が伝染するというあらぬ誤解が広まってしまう。
そしてある激しい雨の夜、ひとり寂しく息絶えようとする王子の傍らで、一心に祈りを捧げる玻璃のもとに、王子を呪う元凶となる悪魔ルシファーが現れた。
悪魔は、王子の命を助ける代わりに、玻璃に、その身を明け渡すよう契約を求めた。
玻璃は王子の身代わりとして死を覚悟し、悪魔と取引を成立させ、見事王子を助けることに成功した。その結果として、玻璃は婚約者として王子と結婚するはずだったが、結局は琥珀に陥れられ、婚約者の座を奪われて、無実の罪を着せられたまま城から追放されてしまう。
玻璃に残されたのは悪魔との契約だけだったが、これまでの抑圧された暮らしに比べれば今はずっと幸せになれたのだと、前向きに新生活を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 15:00:00
5001文字
会話率:18%
『誕生日に、バースデーケーキが、
一度も出た事が無い、家で育った。』
母子家庭、団地暮らしの、三人の子ども達。
ある日、母親が失踪し、子ども達だけが、取り残される。
生活費を稼ぐ為に、長男は、いつしか、
犯罪に手を染めるようになる。
最終更新:2020-03-14 11:44:36
22752文字
会話率:16%
憧れの芸能人とのコネができて舞い上がっていた俺。
その芸能人のマネージャーと連絡先を交換し、会っているうちに・・・
この作品は「1000人斬り中年オヤジのリアル体験記(https://adult-diary.com/)」にも掲載していま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 17:42:25
2385文字
会話率:5%
精神科施設で献身的に働く麻美。
そんな麻美を変身させてあげて、エッチの方の味見をしたいと思い・・・
この作品は「1000人斬り中年オヤジのリアル体験記(https://adult-diary.com/)」にも掲載しています。
最終更新:2018-11-07 20:18:55
2514文字
会話率:11%
突然現れた真っ白な部屋。餓死寸前の少女。モニタに表示される文字は『◆処女を奪い、膣内に射精する』『空腹が解消される』『空腹が解消される』『現行のゲームの難易度を下げる』。救うためのセックス。救われるためのセックス。男は主人公一人だけのデスゲ
ーム。/////現代。現実。人の命、死を操る力を持った少年。その少年の想い人。壊されていく日常と繋がっていく記憶。男主人公による死の遊戯。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 19:39:13
50482文字
会話率:40%
「バースデーケーキを食べたことがない」
そう嘯く男が作ったサークルは、なぜか友人知人の誕生日を無理やり祝うサークル。なのに卒業する、という時期になっても、自分の誕生日を祝う企画をしたことはなくて。
その男のそばにいるあたしも、やはり誕生
祝いには縁がなくて。
だから?
※ 短期決戦で、リアルタイム更新風にお送りします。(予約投稿で)
※ 2010年に自分のブログにアップしたものの加筆修正版です。
※ 1月1日、いったん完結しました。男性視点部分が途中で脱落したので、後日追加します。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-14 20:51:39
40248文字
会話率:44%