アングラ系賞金首狩りギルドでAランクになった僕は、ある日前世の記憶を思い出し、ハッピー隠居生活をはじめた。 しかし、ひょんなことから、魔王討伐を目指す勇者パーティーに入ることになってしまう。 まあ、仕方あるまい、やれることをやろう、と決意
した僕は、しかし、とんでもないものを目にした。 僕以外のパーティーの目が、キラキラしていたのだ。 彼らは夢と理想と希望を信条に生きていた。 ──そう、彼らは陽キャだったのだ! 波乱万丈な旅のはじまりに、僕は誓った。 あ、本業隠そう……と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 22:19:43
33135文字
会話率:13%
ープロローグー
ー戦争は、たった1人の快盗おとこに奪ぬすまれた。ー
そこは、戦争で勝つことこそが平和だと謳われていた世界。
故に、敗戦した国に笑顔さちはない。
勝利国は敗戦国から全てを問答無用で奪える権利があるからだ。勝てば得るも
のはとても大きい、が、負けときのリスクは大きすぎるものだった。
土地や金品はもちろんの事、国民はおろか、国そのものがなくなる時でさえあるのだ。今まで掲げていた国旗が炎に包まれる姿をみて誰もが涙した悲劇があったとさえ報告されている。
「負けた国には、夢も希望も、未来さえなくなるなんて、いつからこんな世界になったのかしらね」
真っ白い部屋の中。過去の事例の記載された書類に目を通しながらソフィアが呟く。その緩くふわっと柔らかい青がかった藤色の髪を風に泳がせながら窓の外から、吸い込まれそうな快晴の空をどこか切なそうに眺めていた。
「そんなの、世界あの、アルガンドラとかいうとんでもない力が見つかった時からに決まってるじゃない。人は、国はどういうわけか力を求める生き物よ。あんなものがなければこんな世界にはなってなかったと思うわ。」と言いながら車のキーのようなものをソフィアに投げた。
真っ白く何も特別物は何もない部屋。出かけるのか、ノエルが入り口の扉を開くと、柔らかな花の香りが鼻腔をくすぐった。シンプルで余計なものはなく、テーブルも時計もソファーさえも真っ白なその部屋からは、どことなく上品で、女性二人しかいないせいか、華やかすら感じられる。
「あたしはあんまり戦争経験ないからわからないけど、でも今回の事件、もしかすると、もしかするかもよ?」
長くしなやかな青銀の髪をサーッとはらうとノエルがそんな意味深めいたことを言った。
「だと、…いいんだけど」
ソフィアは浮かない顔であった。ノエルが何を言おうとしたのかわかったようで、小さく頷く。ノエルは勢いよくソフィアの背中を思いっきり叩いて励ますとニッコリとハニカンだ。そして2人は、
「さぁ!、あたし達はあたし達の正義を貫きましょう!やれることは全部やって、後悔しないように、ね!」
ノエルが言うと、ソフィアもやっと笑顔になった。そして2人は正義の為、今日も行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 10:20:40
59541文字
会話率:43%
僕は、男にとって、最もつらい種類の病になってしまった。典子とは、別れるつもりだったのだが、彼女は、結婚しましょう、と言ってくれた。涙が出るほど、うれしかったが、そんなこと、出来るわけがない。僕たちは、その「時」まで、いっしょに過ごすことに
した。男として、彼女にしてやれることは、何もない。でも、何か、してやれることは、あるはずだ。僕は、彼女がずっと欲していたものに、なってあげることにした・・・。(重複投稿です。これも、読まれる方によっては、とてもハードな内容だと思います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 06:15:08
2157文字
会話率:2%
会社員の山北孝は過去に何度か未来に起こる出来事を、おぼろげながら予知したことがある。その予知能力が今回は、日ごろ仲良くしている年上の同僚、沢田道子がひと月後に不慮の死を遂げると告げてきた。死を阻止することが出来ない以上、それまでに自分が道子
にしてやれることは何か。必死に考えた孝はある一つの結論にたどり着き、実行に移していく。
(この作品は「星空文庫」にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-09 13:15:45
39478文字
会話率:44%
会社員の山北孝は過去に何度か未来に起こる出来事を、おぼろげながら予知したことがある。その予知能力が今回は、日ごろ仲良くしている年上の同僚、沢田道子がひと月後に不慮の死を遂げると告げてきた。死を阻止することが出来ない以上、それまでに自分が道子
にしてやれることは何か。必死に考えた孝はある一つの結論にたどり着き、実行に移していく。
(この作品は「星空文庫」にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 13:57:08
39560文字
会話率:44%
よくある異世界転生のおはなし。
異世界転生を果たしたルシアス。よくある小説のテンプレを踏襲せんとする。しかし、すでにこの世界には何人も異世界転生転移した人達が居てやれることが無い?!?!
魔法チートで冒険者したり、王子に惚れたり、騎士にセク
ハラされたり、魔道具つくって売ってみたり、貴族の三男坊が異世界で生き抜く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 00:00:00
34871文字
会話率:35%
オレはアリスを夜のデートに連れ出した。しかしオレはつまらない男で面白い話なんて何一つ出来ない。オレがアリスのためにしてやれること……。
最終更新:2016-11-09 07:58:38
1407文字
会話率:6%
抄和二〇年、八月二十五に幕を閉じた樺太での大日本帝國軍とソビエト連邦軍の戦闘は、わずかに一個の歩兵師団の「蹂躙」で、日本側の大勝に終わった。しかしそれは歩兵の所業でなく――ごく限られた軍部の人間しか知り得ぬ「人狼」の部隊だからこその大勝だっ
た。
「人狼師団」の長を務める府津羅宗一郎少将は、捕虜の女の首を絞めながら犯す事に快楽を見出す性的異常者であったが、彼についていけば好き放題に捕虜を凌辱できると部下からの信頼は厚かった。そんな彼が、唯一、行為の最中であれど良心の呵責を覚える女が一人、いた――。
※全年齢の投稿に伴いタイトルを変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-22 16:00:00
9714文字
会話率:44%