かつて創造神ティポタが創った世界、『ティポティア』
この世界には4つの種族が暮らしていた。
魔法が得意なエルフ、ものづくりが得意なドワーフ、あらゆる動物の特徴をもつビースト、平均的な能力のヒューマン。
幾千年を超える種族間での交流の中で
沢山の混血が産まれていった。
その中でも特に、エルフと他種族の混血は【ギフト】という不思議な固有能力を持っていた。
4種族はギフトの恩恵に感謝し、彼らのような混血児を神に愛されギフトを与えられた者『英雄』と呼んで大事にした。
そう、10年程前の大戦が終わるまでは......。
大戦後、並外れた力を持った英雄たちを世間は恐れた。
個人では圧倒的な力を持つ彼らも、ある時は多人数で襲われ、ある時は信じた者に裏切られ、安寧の地もなく一人またひとりと殺されていく。
すでに大戦で消耗していた英雄の中には己の人生に絶望し、自ら命を絶つものも少なくなかった。
そして、この英雄にとって厳しい時代に産まれた主人公ルシウスもまた英雄だった。
これは英雄狩りにて大切な家族を失うも、自分の人生から逃げることなく戦い抜き、後に勇者と呼ばれるようになる一人の少年の物語。
【注意!】本編は人によってはグロイ、サイコパス的怖さ、鬱展開を感じる描写があるのでお気を付けください。
そのような展開になる可能性のある回には前書きに告知します。
また、個人的にこれはキツイと思う展開があればコメントを頂ければ、その回に告知追加させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 20:50:34
22087文字
会話率:40%
ものづくりが大好きな一人の工学部学生は、自分が作った空飛ぶパワードスーツ試作品改の実験に失敗し、命を落とす。
転生した今度は失敗しない。魔法を使って人の役に立てるようになってみせる。
しかし、魔術高等学校で作ってしまったのは、おとなのお
もちゃ。
主人公が魔道具を使って性意識改革をしてしまう物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-21 23:59:39
2907文字
会話率:32%
リュバニア大陸中部に位置するガルシオナ王国の第五王子、ヒューベルト・ラグリアートは突如として前世の記憶を思い出す。
前世ヒューベルトは名を日生 匠真(ひなせ たくま)といい、桜坂(さくらざか)学園高等部二年生の十七歳で、高等部の生徒会長をし
ていた。
しかしある時、転校生がやって来てから学園がおかしくなり始めてしまったのである。
ヒューベルトは詳しく思い出せなかったが、何故か匠真は学園を退学することになってしまった。ただ、酷く疲れ果てて、誰も信じられないような状況だったことは覚えている。
退学の日、家から迎えに来た車で帰路の途中で事故に巻き込まれて死んでしまい、そしてガルシオナ王国の第五王子ヒューベルト・ラグリアートとして生まれ変わったようだ。
しかし、である。ヒューベルトは王子であるはずなのに、家族である王族や臣下達からは嫌われているようで、ミソッカスな扱いであったのだ。
悪意を向けられる生活はしたくない。ヒューベルトは城を出る事を決意する。前世の母の愛情を胸に。三歳児だけども。
※主人公の口調は徐々に回復します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 23:00:00
95319文字
会話率:35%
「長崎忍ぶ坂」の第2部。
昭和50年、大学を卒業して造船所へ就職した弘明は、念願の設計部へ配属された。
造船所は、三重県四日市の新日本造船(株)。陣場一族の経営する新進気鋭の会社。
だが大型遠洋漁船で急成長した新日本もオイルショックで暗転。
会社再建の途上。
金を湯水のごとく使う陣場と、技術と組織を固めもの造りを目指す設計部長の葛藤。
そして学生から社会人へ、弘明の歩み出した人生の中で味わう喜びと悲哀の物語。
戦前、戦中派、そして戦後生まれが同じ道を歩む中で、それぞれの生きる道とは!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-17 11:01:17
65604文字
会話率:44%