この地には昔から祀られている『オオガミ』という神さまがいた。幼い頃からそのオオガミさまに嫁ぐことを約束された宮田月路は、18歳になった今日、白無垢に袖を通す。社の扉を潜りアチラの世界へと渡った月路を待ち受けていたのは、記憶に残る白銀の髪と金
色の瞳を持つ偉大な神さま……ではなく、ボサボサの真っ黒な髪を無造作に一つに結び、真っ赤な瞳で月路を睨みつける男の子で――
「わりぃな。『オオガミ』は世代交代したんだわ」
不器用なオオガミさまにゆっくりと惹かれていく月路と、自分よりも先代に嫁げば幸せになれただろうと思い込み月路を愛さないよう努力するオオガミの、じれったい恋のお話。
※毎日更新します
※ふんわり和風味異世界
※神さまの世界のヒトはみんな獣性持ち(人の姿だったり獣の姿だったり人に耳があったり尻尾があったり)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 00:17:50
110321文字
会話率:47%
『俺とお嫁さま』
久しぶりの休日に惰眠を貪っていた上月 力(こうづき ちから)彼女いない歴=年齢の30歳の元にお嫁さまがやって来た。
離れて住む母親が言うには、お嫁さまはぴちぴちの18歳。どうも互いのじいさんの約束が原因のようだった。
突然の話に戸惑う俺。
相手との年齢差もだけどその子は――――男の子だったのだ。
『お嫁さまになりたくて』
朱音の親友、八木 静夏(やぎ しずか)はゲイである。
中二の時にカムアウトして孤独の中に生きていた。
高校に入学するもどこからか噂は伝わるもので、その孤独はまだ続くと思われたが朱音と出会い孤独ではなくなった。
が、喜ばしいはずの朱音と上月との結婚を妬ましく思ってしまう。
付き合っていた恋人につい出してしまった『結婚』の話題。
その事で静夏は捨てられてしまい、周防と出会う。
周防に話の流れで告白されるが――――。
この作品はエブリスタで公開、完結しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 06:55:31
31090文字
会話率:18%
春日井家に生まれた女児は、十七歳になると家の守り神である家守様に供物として捧げられることが習わしだった。
十五年間、女性であることを隠し、男装することを強いられてきた少女司(つかさ)は、十六歳の誕生日を迎えたその日、婚約者との顔合わせをする
ことになる。しかし、婚約者と出会う前に幼なじみで居候である夏彦に奥座敷へと連れ去られてしまった。
性表現はねっとりして若干くどめ。一部無理やりな表現あり。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 22:22:56
18411文字
会話率:53%
最果てに住む龍神の生贄に選ばれたのは、残虐非道と名高いお姫さま。
早く自分を食べろと詰め寄る姫君にヘタレな龍はすっかり困り果て、「(性的に)食うぞ」と脅しをかける。
そんな恐ろしいことはできない! と断るかと思いきや、なぜかやる気満々の姫君
に、龍は困惑するしかなく。
こうして姫君に翻弄させられる龍と、明後日の方向に頑張ろうとする姫君のはちゃめちゃな生活が始まったのである。
しかしそんな姫君には、龍に話せない重大な秘密があったのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 21:37:00
9309文字
会話率:27%
村に生娘がいなかったので代わりに奉納された主人公。
いざ対面した竜神さまが三頭身のちびっこだったため、いいように育てあわよくば村に戻ろうと企む話。
竜×人間。
最終更新:2020-04-15 22:33:02
110311文字
会話率:29%