結婚して10年目。
私たちの関係は、表面的には完璧だった。夫の隆は、誰が見ても優秀で、優しく、そして私を愛してくれる最高のパートナーだった。
しかし、私には誰にも言えない欲望があった。それは、彼を私の支配下に置き、そのすべてを委ねさせる
こと。
最初は、もちろん冗談半分だった。
「隆、今日は私の言うことを全部聞いてくれる?」と、さりげなくお願いしてみた。
彼はいつものように笑って、
「もちろん、君の好きにしていいよ」
と答えた。それが、全ての始まりだった。
最初は夜の営みの時だけだった。私の口から発する彼へのお願いとか、甘いおねだりはゆっくりと時間をかけて彼自身も気づかない速度で蝕んでいく。
徐々に、お願いやおねだりは命令とか指示というべき強いモノへ変えていき、ついに彼は私の指示に完全に従うようになり、私の望む通りに振る舞うことが彼の日常となっていった。
私の支配域はすでに夜の営みだけでなく、彼の服装、食べるもの、話し方、すべてが私の手中にあった。だが、私はまだ物足りなかった。もっと、彼を深いところへ堕としたいと感じ始めていたのだ。
ある日、私は彼に手錠を差し出した。「今日からは常にこれをつけて生活してもらうから。かまわないわよね?」
隆の目には驚きが浮かんだが、彼は黙って私の指示に従った。その瞬間、私の中で何かが目覚めた。
ついに、私は隆の私生活の部分に枷を施した
隆は私という支配者の枷を付けられた。私は彼から全てを奪うつもり。
隆。愛してるわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 04:59:05
605053文字
会話率:36%
登場人物
ウィリアム:レッグ家の当主。子供が2人いる中年貴族。金髪碧眼未亡人。むっちり筋肉を持つ、支配的な気質だが攻められるのも好き
リー:執事。幼いころからウィリアムに仕えている。独占欲強めの被支配的気質。黒髪長髪を後ろで束ねている長身細
身
「旦那様はお気質に難がございますゆえ」そう言って執事のパトリックは、主人の身の回りの世話を一手に引き受けているのですが…これはちょっとした言い訳なのです。
有能な貴族ウィリアムと、几帳面で有能な執事パトリックの間には、甘い秘密が
昼間は厳格な主従関係を保ちながら、夜になると…寝室では誰が上になるかはその日の気分次第
普段は完璧な執事も欲に濡れ、凛々しい貴族も素直に甘えん坊になる。独占欲強めの執事×子持ちバツイチ貴族による、ほろ苦くて甘いリバーシブルラブストーリー
中年貴族の乗馬で鍛えた大きめの尻と太もも、細身几帳面執事がごっくんとセルフ…が好きだっていいと思うんですがどうでしょうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 22:49:29
69969文字
会話率:52%
王妹でありながら神殿に仕えるエリーズは、女神ヴァナディースからの祝福を得る為に、試練の儀式に臨むことに。だが、それは女神に淫紋をつけられて、誰かに愛されないといけないという、完璧な聖女を演じていたエリーズには難しい内容で………
行動によっ
て相手が変わるタイプの話です。それぞれルート確定後は相手固定の短編完結。
中には近親相姦になる相手や、人外もいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 10:40:17
32859文字
会話率:27%
南の島の親戚の元でヴィラの手伝いを始めた琉斗は、VIP専用コテージのプライベートビーチで、女性と揉めるワイルド系のイケメンと出逢う。男は世界的大企業のCEO、ヴィルフリート・ハンコック。彼の部屋の専属バトラーが欠けたことで、望まぬ再会を果た
したふたりは、女性の扱いに関する意見の相違からの売り言葉に買い言葉で、なぜか肉体関係を持つことに。しかし、顔も身体も完璧な俺様CEOは、自信の割にテクニックはイマイチ。思わぬ形で彼の弱点を知った琉斗に、ヴィルフリートは提案する――「君の方が経験豊富だということは認める。私に性技の指南をしろ」と。
「性経験に乏しい、見た目はスパダリ・中身は純情な俺様CEO」×「人懐っこくて、ちょっと奔放なリゾートバイト青年」。住む世界のまったく違うふたりの、不埒な恋の行方は!?
(この作品はアルファポリス、fujossyにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 22:10:00
62909文字
会話率:30%
完璧を絵に書いたような彼氏、ある日飲み会に誘われたことを伝えたら、、、?
最終更新:2024-11-16 14:55:14
5345文字
会話率:51%
アルベルティーヌの婚約者は完璧な貴公子だった。だが彼はキスさえしてはくれない。もしかして愛されていないのでは。そう危惧したアルベルティーヌが自白の魔道具を使用したところーー。
「ーーっ俺はっ、百合豚なんだっ!」
「……ゆぅり? ぶぅたぁ?」
その世界には存在しない専門用語の嵐に翻弄されつつ、大好きな婚約者との仲を深めるべく奮闘するアルベルティーヌのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 15:00:00
93963文字
会話率:58%
完璧な夫には愛する人がいる。
心は手に入らないと分かっていても、愛することをやめられない妻。
そんな2人が家族となっていくお話。
最終更新:2024-11-11 17:45:48
14806文字
会話率:35%
神の手により、天界、魔界、下界に分かたれた世界。下界を荒らし、酒池肉林に浸り、命を喰らうのが大好きな悪魔でありながら被虐趣味のあるルスフェルトだったが、近年はある趣味にハマり、魔界に引きこもっていた。その趣味とは、『育児』。少々倫理のズレた
その育児も終わり、拾い育てた人間の子をリリースしようとするも、当の人間の子カイエンに拒まれる。引き換えに出した条件は、ルスフェルトを被虐することだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 14:14:13
1629文字
会話率:25%
姉夫婦と共に古書店で働くチコは、同棲中の強くてかっこいい恋人ブラムが大好き。
ある事をきっかけにプロポーズすることにしたのだが、いい返事はもらえなかった。
けれどチコは諦めない。ブラムが出張に発つ日までと決めて求婚を続けるのだが……
お互い
踏み込んだ話をしてこなかった二人が、過去に翻弄されながら愛情を確認していく。
他サイトにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 17:11:43
86934文字
会話率:21%
英雄が活躍する世界『セミファイナル』。その世界で英雄サダハルは魔王を倒すという一点を見据えて、精進しながらあらゆる依頼をこなしていく。しかしそれも一筋縄ではいかず、彼の前に最凶最悪の障害である化け物、N子が立ち塞がるのである。N子はサダハ
ルの行く道をことごとく妨害しては英雄の顔に泥を塗る悪辣非道の人外であり、彼の天敵であった。しかし人生、山あり谷あり。そんなN子とは真逆で、サダハルのことを完璧にサポートしてくれる完全無欠の才女、プロフェッサーが現れる。サダハルはプロフェッサーと協力しながらN子からの魔の手をかいくぐりつつ、傷つけられた栄誉を挽回していく。
ある時は敗走し、それでもチャンスは巡ってくる。そんな波乱万丈の日々を繰り返して、ついに英雄サダハルは魔王の前に立つ。
そして英雄サダハルと関わったN子とプロフェッサー。彼女達にはそれぞれ思惑があった。それは一体――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 22:31:26
260482文字
会話率:52%
同棲中のマヒルの恋人である朝陽(通称アサ)は完璧な彼氏である。至れり尽せりの生活を送っていたある日、アサが忘年会に参加するという。内心不安に思いながら送り出したマヒルであったが、帰宅した甘えたなアサを見ると……
(アサ×マヒル)
大好きな恋
人ならなんでも許せちゃうよね、というお話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 19:04:29
5634文字
会話率:56%
清楚でお淑やかな、憧れの図書委員長。
ついに勇気を振り絞って、彼女に告白できたのに──。
完璧な仮面の裏に隠された支配欲。
甘く囁く言葉と、〈契約〉のキス。
──そして抗えない、この恋の毒。
最終更新:2024-10-24 12:59:11
13405文字
会話率:28%
会社の飲み会で隣の席にいたグループがどうも怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。きっと反社会組織の集まりなのだと思い込んだひよりは関わるまいと心に決める。
それなのにその中のボスらしき人から雨宿りついでにとバーに誘われた。断
るのも地獄、つき合うのはなお地獄。それでも命惜しさにバーにいくことを選んだ。
そこで飲んだ一杯のバーボンが、ひよりの運命を変えてしまう。
その男からはもう逃げられない。勘違いから始まる溺愛ラブストーリー。
※フィクションです。
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに投稿した全年齢版をムーンライトノベルス用に改稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 23:34:06
106979文字
会話率:57%
聖女の『影』だったオルカは、聖女の罪をなすりつけられ断罪された。
死の間際に自分を嫌っているはずの王太子に抱きしめられる幻を見た後、自称・闇の神獣の助けによって自分の死につながった日にタイムリープする。
今度は選択を間違えず幸せな日々を送
りたいオルカだが、月日が経過するにつれ王都から聞こえてくるのは「聖女が偽者だった」などという不穏な噂ばかり。 死に戻る前とはいろいろ様子が違うようで――。
※断罪からの死に戻りファンタジー寄稿作品となります。
※エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 09:36:37
41356文字
会話率:33%
後妻の息子である侯爵家嫡男のアリオスは、前妻の娘である異母姉エリサが目障りだった。
彼女の前ではアリオスはいつも次席に追いやられる。アリオスの中に募る嫉妬と屈辱の火は、徐々に大きく燃え広がっていき、彼女の完璧さが彼に影を投げかけ、自尊心を傷
つけていく。
アリオスは、長年心に抱えていた姉エリサへの嫉妬と劣等感を冷静に整理し、ついに姉を陥れる、一つの計画を思いつく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 21:40:22
15304文字
会話率:35%
旧家の当主である祖父に疎まれながらひっそりと離れで暮らす四つ葉は、たったひとり自分に優しくしてくれる従兄弟、柊一郎の存在を心の支えにしていた。次期当主であり、完璧なαでもある柊一郎にいつか番にしてもらう日を夢見る四つ葉だったが、やがて成長し
、自分こそがαで、愛する彼はαの振りしたΩだということを悟ってしまう——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 05:00:52
11466文字
会話率:36%
「今日も私が、世界で一番可愛い」
王国内でも指折りの公爵家の娘として生まれてきたランカ・シーナベルは、自他共に認める完璧美少女だ。
白く透き通った肌、長いまつ毛に縁取られた黄金の瞳、薄桃色に染められた唇、どれをとっても完璧だ。腰まで伸ば
されたブロンズの髪なんて、絹を纏っているかのようにキラキラと輝いている。
地位や名誉だけでなく、傾国レベルの美貌まで持っていたランカは、王太子妃候補の一人だった。
候補が何人いようとも、世界一可愛い私が王太子妃になるに決まっている。
そう信じて疑わなかったランカだが、ある日一人の男と出会ってしまう。下級貴族で地位も低く、おまけに女慣れしてそうな紳士とはかけ離れた態度。どう考えてもランカとは釣り合わない。離れなければ、突き放さなければ、そうは分かっていても、体が動かない。
理由は簡単だ。何も持っていない、ルークと名乗ったその男の顔が、どうしうもなくランカの好みのど真ん中を突いてきたからだ。
これは、誰もが羨む美貌を持って生まれたランカが、王太子妃と言う権力を手に入れるか、恋に身を委ねてしまうか葛藤する、プリンセスストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 04:00:00
72478文字
会話率:50%
田舎から出てきた女魔術師が、孤高の天才魔術師団長様にタイトル通りのことをされて、「それもう告白してますよね!?」とツッコむにツッコめず、恋愛指南役を引き受け、事前シミュレーションに付き合ううちにほだされちゃう話。
9月27日番外編追加。
キーワードに苦手なものがある方はご注意ください。
おかげさまで、フェアリーキス様にて書籍化いたしました! 感謝感激です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 20:11:13
145726文字
会話率:34%
ちょっと格好つけだけど、中身三枚目な主人公と見た目もスキルも完璧だけど、完全に主導権を握っているメイドのエロギャグファンタジーです。
侯爵家の嫡男であるキョウクロウは前世の記憶を持つ転生者である事を思い出し、その宿命を果たす力を蓄える為
に、冒険者となる。
一人で冒険者の町に赴いたはずが、専属メイドのフェオラが付いてきてしまった。
実家を離れ、可愛いメイドと二人きりになれば、エッチなご奉仕も解禁に。
エリート魔法使いをメイド見習いにして、女教師とナースとパーティを組み、エロとギャグだらけのファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 18:49:22
373252文字
会話率:42%
夫より三歳年上のフィオナは、ほんの少し悩んでいた。
子爵令嬢だったフィオナは望まれて辺境伯令息であるノーランに嫁いだのだが、一年たっても二人は白い結婚を継続している。夫はそれ以外では優しく完璧で、素晴らしい貴公子だと評判だ。夫婦仲もよいと
羨ましがられている。
しかしノーランはフィオナを妻ではなく、姉として見ているのではないか。それならば、自分はそう振る舞うのが正しいのだろうか。そういう考えにいきついたものの、育ってきた想いを抑えきれずフィオナは少し意地悪な物言いをしてしまい……?
のんびりふわふわお姉さん系ヒロインと有能だけど背伸びしちゃう系年下ヒーローのちょっとしたすれ違いの話。さくっと読めるかなと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 20:23:08
21476文字
会話率:65%