自由なんてないあるのはバラバラに脱ぎ捨てられた服と体中に傷めつけられた痣――――ごくごく普通の高校生だった橘棋理(タチバナ キリ)。
学校いちの学力をほこり謎につつまれた一ノ瀬 徳信(イチノセ トクシン)。
貧乏だったわたしの家は四年
前の父の他界以来一ノ瀬家のメイドとして働いてた。
その繊細な才能と美貌をもつ少年に棋理は追い込まれてゆく。
「……おねがい…やめて…」
「奴隷はしゃべるな」
――嗚呼、神様はわたしを助けてはくれない……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-23 23:48:42
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会話率:20%