登場人物は両親をなくした兄と妹。
妹にとっては唯一の家族である兄は優しく頼りになる存在だった。だけど、いつからか親愛は恋愛に変わった。
だから、兄が自分を意識するように立ち回った。
しかし、彼女は理解していなかった。兄が自分をどんな風に見
ていたかを……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 21:39:59
4808文字
会話率:31%
〈鞭/放置/血抜き/尿道責め/異物挿入/リバ〉
ラズター家の宴の後に残された、壊れた家具。懺悔するように鞭を欲しがる彼は、優しく善良な主人に買われて、人形の資質をおずおずと花開かせる。でも、この幸福は自分だけのものにするには大きすぎて……
『思い出すな!』
忘れることさえ恐ろしい罪の記憶が、そんな彼を蝕んでいく……
〈咲羽さま【指名オーダー】〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 23:06:56
80557文字
会話率:42%
薬師見習いの幼い少年は、兄の婚約を祝うために王都から田舎に帰ってきた。
「にぃ、これじゃ結婚できないね」
奇病に冒された兄タカに、弟カラは優しく笑う。
王都の薬師の弟子の話。
近親相姦ですがキスどまりであとは蟲姦です。
兄がどんどん頭の足り
ない子に育ちます。
ピクトブランド様にてフォロワー限定公開しているものを少し改稿しています。
https://pictbland.net/items/detail/210969折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 21:00:00
20911文字
会話率:40%
「ねえ、先生。……先生を抱きたいっていったら、ひく?」
「俺のこと、『先生』じゃなくて名前で呼んでくれたら、抱かれてやってもいい」
大学二回生の草壁一彦は、恋人の白川健太と幸せな日々を送っている。
この秋、一彦は、白川とともに短い旅をす
ることになった。
訪れるのは九州某県のオーベルジュ。そこは白川が毎年この時期に訪れている大切な場所だった。
まもなく二十歳の誕生日を迎える一彦。
煙草と酒の味とともに、これまで知らなかった白川の一面を垣間見ることになる。
長い年月が過ぎようとも変わらない思い、忘れられない人。
思い出は重くもあり、一彦に新たな思いを抱かせもする。
「あの人の話、もっと聞かせて。どんな人かなって思いながら、聞いてはいけない気がしてた」
「俺の駄目なところだよ。聞かれないことは話さない。相手が言ってほしい言葉を、察することができない。伝えるべきことを伝えそこねたままになってしまう。……これでたくさん失敗してきたよ」
これまでは生徒と先生の間柄。重たい過去を引きずって不安定だった一彦を、白川は優しくくるむように愛してくれた。
これからは大人どうし。二人の関係は新たなものになる。
「……べつに今日じゃなくてもいいよ」
「何だよ。自分から迫っておきながら、また今度でもいいだなんて。押すなら押せ。迷うな」
どんな形で触れ合おうとも変わらないものがある。それが一彦は嬉しかった。
そして迎える二十歳の誕生日。
さて、白川先生が一彦にプレゼントしたものは何でしょう(……と期待させすぎはよくありませんね。ありがちなモノです…)
拙作「単焦点で50mm.」の続編で一年半ほどたったころのお話ですが、独立した作品としても読んでいただけるようにしました。
身も心もリバになってほしかったので、エッチなシーンも頑張ったつもり…よろしくお願いします。
(前作はこちら)
単焦点で50mm.(ムーンライトノベルズ版)
https://novel18.syosetu.com/n1760gy/
(他サイト)
fujossy https://fujossy.jp/books/22736
エブリスタ https://estar.jp/novels/25884579折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 21:04:37
22504文字
会話率:60%
ガーデニング専門誌の編集者、呉島融(くれしま・とおる/28)は憂鬱な気持ちで植物園に向かっている。彼が担当する人気ガーデナー、立花碧(たちばな・みどり/35)の密着取材に同行するためだ。
呉島の気が重いのは、立花に徹底的に嫌われているから
だ。
密着取材の最中にもあれこれと難癖をつけられて我慢の限界に達した呉島は――。
「好きな子いじめだったと思っていいんですか」
「なにが、」
「俺にずっと冷たかったこと」
「……そう思ってくれていい。悪かった」
初めて出会った一年前から、立花のことがずっと好きだった呉島。
呉島のことが好きなのに優しくできないツンデレの立花。
そして、十年前に死んだという立花の双子の兄、立花紺(たちばな・こん/享年25)。
夏至の植物園を舞台に、生きる者とこの世のものでない者が触れ合う夢うつつのお話です。
◆四季の幻想譚 短編シリーズ。つぎは秋の彼岸。
【春】春林奇譚:春彼岸 https://novel18.syosetu.com/n8432gw/
【夏】このおはなし:夏至
【秋】2021年秋公開:秋彼岸
【冬】2021年冬公開:冬至
◆fujossyにも投稿しています。
https://fujossy.jp/books/22324折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 18:00:00
9121文字
会話率:42%
会社員の久保田朝陽は、社宅アパートの真上に住む同僚の水野に、長年に亘って片思いを募らせていた。一方で、ゲイとしての恋愛は別物として楽しむ生活のなか、紹介された柴田との関係もスタートさせた。
優しく誠意ある柴田との関係が充実していく中で、
水野が思わせぶりな態度を示すようになり……。
BLです。
エッチシーンも数回あります。
普通の人の普通の恋愛を描きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 18:30:10
45741文字
会話率:45%
自分の願いで異世界に飛んだ山崎真雪は、大切な少年を失っていた。同じように恋人を奪われた異世界の騎士団長アーサーと距離が近くなっていくが、二人は恋を否定していた。優しく痛い思い出と切なく悲しい恋。少しずつ近くなっていく二人の恋は?
テスト創作
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 22:47:35
8161文字
会話率:33%
交通事故に遭い記憶をなくした高瀬絢には、二つ年上の夫・悠弥がいた。
何も憶えていなくて戸惑うばかりの絢に、悠弥はいつも優しく接してくれる。
そんな悠弥と一緒にいることに安心感を感じはじめていたが、それと同時にこのまま何も思い出せなくていいの
だろうかという不安も抱きはじめて……。
初投稿です。拙い文章ですが、よろしくお願いいたします。(2021年2月、不定期で番外編を更新中)
挿絵をつけています。
挿絵があるところにはサブタイトルに◉を、さらにR-18の挿絵には◆もつけますので、苦手な方は表示調整をしてください。
小説の転載や、挿絵の転載・使用・加工等はご遠慮ください。
重ねてよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 14:45:19
238920文字
会話率:48%
植物な女の子たちを、新人植物館職員の青年が観察して優しくお世話してあげる話
最終更新:2021-09-30 12:04:31
878文字
会話率:55%
俺は20才になったある日、突然この世界でも珍しい勇者スキルを得て、勇者と呼ばれる存在となった。
しかし肝心の俺の勇者スキルは「俺のことが嫌いな女の子に俺の息子を舐めてもらえるという」謎スキルだった。
もらったスキルが自然と発動し、俺と話すこ
とすら嫌いだった村一番の美少女でありかつ、俺の実の妹エルフに毎朝2回必ずお口で抜いてもらう毎日を過ごし、二回抜かれた後には必ず妹の親友エルフ美少女にも、妹に内緒でお口で優しく抜いてもらっていた。
爆発的に増大した性欲の続く限り、村に住む他の若いエルフ娘達にも舐めさせまくる毎日を過ごし
ていたが、妹の親友エルフを孕ませエッチに成功すると、とうとう思い腰を上げて、魔王討伐の為旅に出るのだった。
もちろん旅先で出会った人族の僕っ子勝気美少女剣士に自分は女だと分からせたり、ケンタウロスの姫をはじめとするいろいろな亜人族にもお口で毎回ご奉仕させる。
痛快、お口ハーレム物語、今ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 23:19:16
29868文字
会話率:25%
巨大な島国ニーラント王国に住まう男爵令嬢リリアーナ・アハトは、ある時友人に誘われて仮面舞踏会(という名の巨大な婚活場)に参加していた。
リリアーナの容姿はとても整っており、容姿に群がってくる男性は数知れず。そのため、素顔を隠した仮面舞踏会で
自身の理想である「優しくて素敵な騎士様風の男性」と出逢おうとしていた。
そして、リリアーナが出逢ったのは「エル」と名乗るがっしりとした体躯のいかにもな男性。エルと一目で恋に落ちてしまったリリアーナは、結果的に彼と一夜を過ごし一線を越えてしまう。それでも、エルと婚姻したい。そう思っていたのだが……翌日、リリアーナの前に現れたのは王族の証である紫色の目を持つ男性。混乱するリリアーナに、その男性は言う。
――俺が、貴女と一夜を過ごしたエルです。
と。
その後、話を聞くに彼は引きこもりで人嫌いと有名な第八王子であるサミュエル・ニーラントだと知る。
「エル様のことは好きだけれど、王族との婚姻なんて絶対に無理!」
そう思い逃亡を図るリリアーナだが、サミュエルはリリアーナのことをとことん溺愛してくる挙句、絶対に逃がそうとはしない。そんなサミュエルに心を乱されていく中、二人の間に「とある問題」が浮上してしまい……。
引きこもりで人嫌いの第八王子殿下×美貌の男爵令嬢。二人の、仮面舞踏会から始まる必然的な恋のお話。
♢アルファポリスにも掲載中。
♢設定、大まかなストーリーは過去に書いていた作品を元にしております。いわばリメイクに近しい作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 18:23:44
8318文字
会話率:42%
「俺はすぐ泣く女や、口出ししてくる女は嫌いなんだ。婚約者なら、出しゃばらず、俺の言うことを聞いていればいいからな」そう婚約者に言われ続け、泣くことも、感情を表に出すこともしなくなったシエラは、ある日突然「シエラ、お前はつまらないんだよ。お前
との婚約は破棄する──」と一方的に婚約を破棄されてしまった。失意の底に落ちるシエラをいつものように優しく慰めてくれるのは、森の中で出会った銀狼だった。しかしこの日、銀狼がいきなり人型に変化して!?涙が流せないシエラの代わりに涙を流し、シエラを愛してくれる銀狼にシエラは徐々に心を開き──泣けない令嬢×狼獣人の恋物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 22:43:50
4060文字
会話率:52%
庶民であるミリアは、母親の再婚により、ハーベルク伯爵家に入る事になってしまった。義理の兄であるユーディアス・ハーベルクはミリアに紳士的に優しく接してくれる理想の義兄だった。しかし、両親が新婚旅行で不在になった夜に豹変し─!?「ああ、その絶望
に歪んだ表情が見たかったんだ。もっといい表情を見せてごらん─…」無理やり処女を奪われたミリアはある結論に行きつく。「お義兄様は、童貞だったのね…。だからこんなことをしたのだわ!!」王族は子を為すために閨教育を受けると噂で聞いたことのあるミリアは、貴族にもそのような風習があり、自分も義兄の閨教育の相手に選ばれたのだと思い込む。暴走するミリアと、ミリア親子に復讐したいユーディアスの思いは見事にすれ違って!?※無理やり表現が含まれます。苦手な方はご注意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 15:38:29
10212文字
会話率:35%
王族×奴隷
身分格差
ここは揺るぎないと言っていいほど戦において負け知らずの大国カルア。
そんな各国からも恐れられる程の強さを誇るカルアの戦の神と呼ばれる元帥リアム。リアムは王族カーライル家三男にして莫大な魔力を持ち自ら入隊し元帥となっ
た。
戦において恐ろしい程に完璧な勝利をもたらすリアムだが、根は優しく、武力での抑圧のない世界を創ることが望み。そんなリアムにはひとつ悩みがあった。それは寝ている時や欲情時など無意識な魔力の放出で相手を傷つけてしまうことだった_______________。
そんなリアムに出会ったのは奴隷として売られた少女。こんな天と地との出会いがどうなって行くのか。格差恋愛ファンタジー?!いちゃいちゃはだいぶあとの方に入って来るかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 11:07:45
27744文字
会話率:40%
最近兄とよく遊んでいる友達がいた、彼は気さくで優しくて。私も彼が遊びに来るのを楽しみにしていた。そんなある日――
最終更新:2021-09-19 21:00:00
7221文字
会話率:30%
僕には、憧れている水泳部の先輩がいた。
その先輩は、水泳の成績も良く、スタイルも良いし、なにより誰にでも優しくて……学校のアイドルみたいな存在だった。
だけどそんな先輩も、もうすぐ部活を引退して……そして卒業してしまう。
同じ水泳部に所属し
ている僕は、幸いなことに先輩の競泳水着写真なんかは持っているけど(そして、それをオカズにしたりもしているけど)、どうせなら、もっと先輩のオカズが欲しい……
だけど、先輩の全裸のために、女子更衣室を除いたり、隠しカメラを仕掛けたりすることはできない。
だから、せめて……先輩の下着くらいは見てみたい。
そんな一心で、僕は練習をサボり、女子更衣室へと侵入していた僕。
そこで先輩の下着を見つけ、思わずそれでオナニーしていると……更衣室に誰かが近づいてくる物音がした。
慌てて隠れたけど、その物音の主は……まさかの先輩!?
※メインではありませんが、一部、男オナニーの描写を含みます。
※pixivにも掲載しています。
※微妙にスランプ気味だったので、ノリで書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 19:00:00
10402文字
会話率:33%
【二重人格ぽい情緒不安定攻め×不憫すぎる受け】
都会へ上京してきたばかりの普通の大学生佐藤は優しくて理想の大人像に近い隣人の牧野さんに憧れていた。何となく思ったことを本人に伝えたら彼が変わってしまった話。
⚠️注意⚠️
※暴力的描写有り
/強姦などの無理矢理要素
※攻めがやばい奴すぎるし受けが本当に不憫です
pixivにも同じものを投稿しています。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 12:02:31
11347文字
会話率:35%
高校2年の涼華(スズカ)は、お父さんの会社の後輩である和久(カズヒサ)さんに恋をした。明るくて優しくて面白くて…でもそれは結局、彼の一番外側だけだった。――――恐怖心と警戒心の薄い女子高生が失恋した社会人を慰める話。以前投稿した短編の連載版
です。歩みは亀の如し。※注意書きを入れ忘れていましたが、女の子が従僕系軽度ヤンデレかもしれないです。一途と思えば一途です。すいません…
※二章のうち3話を一時的に削除させていただきました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 03:46:35
67382文字
会話率:31%
高校2年の涼華(スズカ)は、お父さんの会社の後輩である和久(カズヒサ)さんに恋をした。明るくて優しくて面白くて…でもそれは結局、彼の一番外側だけだった。――――恐怖心と警戒心の薄い女子高生が失恋した社会人を慰める話。元々は連載の予定だったの
で、男が普通にクズです。本当は後から巻き返すはずだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-23 00:00:00
4603文字
会話率:32%
ちょっとエッチで、ちょっとシリアスで、ちょっとコメディで、滅茶苦茶ラブい。
そんなジェンダーレスヒューマンドラマ青春ラブストーリーです。
華澄と匠海は二卵性の双子。
彼らが小5から、両親は仕事が忙しいと言って多額の金だけを振り込む、ネグレ
クトの家庭に育つ。
二人はお互い支えあい、家事を分担しながら、生活していた。
そんな彼らは中1の時にギターを始める。
独学で学び、中3時点では華澄が作詞、匠海が作曲で一つの曲を作った。
それは、もう何年も会っていない両親を想う曲だった。
双子は高校生になり、入学式前に楽器店である美形男二人組に出逢う。
厳つい方は鉄郎と言い、優しい方は遥と言った。
姉は、叶わぬ初恋を嘆き女遊びを繰り返していた軟派男に初恋をして、弟は、聖母のように優しく温かい男に初恋した。
軽音部を中心に、様々な問題を抱えた人物たちが『真実の愛』を知る。
そんな物語です。
※カクヨム、アルファポリスに投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 18:08:58
42404文字
会話率:41%
旧貴族の嫡男の主人公が夏休みに生娘のメイドさんほか周囲の女の子を連日喰いまくりです(喰わされまくりと言ったほうが正しいかな)。気に入った娘はその後自分の身の回りに置く前提なので、基本和姦で優しく接します。近世以前の欧州のように館内にトイレが
無いのと、性的興奮で漏らしちゃう娘も多いのでおしっこ成分多めです。女の子側視点のパートもあるのでキーワードには女主人公も加えています。
4話目あたりまでは以前(かなり前)に下書き段階のものを他サイトで数日間だけ公開したことがあります。内容不整合を見つけた、当時多忙で続きを書く目途が立たなかった、ペンネームが他の投稿者と被っているのに気付いた、などの事情で数日で取り下げ削除し、削除されていることを確認していますので、現在見ることは出来ません(二重掲載状態ではありません)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 20:00:00
77425文字
会話率:7%
田舎から家族で引っ越してきて、冒険者として頑張ってきた赤髪のレンジャー、ロイ(26)
ある日、ついに気配察知のスキルをマスターしたところ、冒険者ギルドマスターである東雲玉藻(507)が町中で露出をしているのを見つけた。普段は優しく町の人々を
導いてくれる玉藻が、大通りでオナニーをしているのに町民は誰も気づいていない。
この事に気づいているのは気配察知のスキルマスターであるロイだけだったのだ。
この事を弱味として握り、孕み袋にするためにセックスをするお話
初めて書いた小説なので変なところとか違和感を感じるところがあると思うので、そういったところは教えてくださったら嬉しいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 23:55:54
9804文字
会話率:60%
うわっ……。
一瞬声がでてしまいそうになるのを必死でこらえる。
チェイス室長の柔らかな魔力は、今日も無遠慮に俺の肌の表面を撫でるように動き回っていた。
チェイス室長は若くして王宮魔術室の最高位に位置する稀代の魔術師だ。人好きのする優し気
な風貌と穏やかな印象に違わず、単なる魔道具士の俺にもいつだって優しく接してくれる。
なのに、俺はこのところそのチェイス室長の魔力セクハラに、毎回苦しめられていた。
俺は魔力は体で感じるタイプだ。
目があんまりきかない代わりに、魔力に関しての触覚だけはべらぼうに高い。
さすがに耐えきれなくなってチェイス室長についに物申してみたら、なんとヤツは自覚がなかったようで……。
※毎回1000文字程度の不定期更新です。
※ミジェの弟;魔法剣士のセレスが主人公の、『鉄壁ツンデレ魔術師は、おねだりに弱い』のシリーズ作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 21:51:58
49327文字
会話率:39%
夏川瑛は仕事中にショッキングなニュースを聞く。
セレブの集うパーティ会場で行われた、アルファによるオメガの大量殺人。
世界の大半を占めるベータ属性の瑛にとって、貴種のアルファとオメガは遠い存在。
しかし、瑛の初恋の相手はアルファの同級生だっ
た。
さんざん弄んだ末に「運命の相手が現れた」の一言で去っていた志村大我を、何年たっても忘れられない。
すっかり殻に閉じこもったままの瑛を優しく見つめる友人・蜂谷。
そして、過保護な母親。
不在の父。
瑛の出生の秘密も絡んで複雑に進みます。
公的遺伝子検査で数値化され、厳格にランク分けされた金・銀・銅のカースト制オメガバース。
主人公の夏川瑛、β。
友人の蜂谷薫、β。
瑛の初恋の相手・志村大我、シルバーランクのα。
ゴールドランクのαやΩも登場予定。
生殖能力と交配の設定がザ・野生の王国で、Ωに交尾の決定権があるのが特徴です。
HP、pixiv、エブリスタ、アルファポリスに公開中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 07:00:00
72189文字
会話率:31%