既に堕ちている元男のTS娘が、太客の男に孕まされるお話。
最終更新:2022-12-27 21:43:11
9314文字
会話率:26%
プールの監視員健二はプールに来るマッチョな客のことが気になっていた。
何もないままシーズンが終わり、打ち上げが終わったある日…
最終更新:2022-12-27 13:25:53
5479文字
会話率:27%
どこか別の世界の、歴史の何かを間違えてしまった日本。その21世紀初頭。
敗北を知らぬ経済発展と、限度を知らぬ資本主義礼賛は、この国を世界一、そして唯一無二の技術・経済超大国へと変えていた。
人々の、尽きることのない資本と欲望が生み出した、“
理想社会(ユートピア)”
そこでは、金という絶対的な力が、覆ることのない絶望的な格差で人々を分断していた。
巨大な壁によって、物理的にも経済的にも"外側"とは分断された東京。
尽きぬ欲望の街における、最高級クラスの派遣型風俗サービスが「イノセントガールズ」であった。
そして今日も、「純粋で理想の恋人」との一日を提供するため、2人の少女が客の元へ向かう。
行きすぎた超資本主義によって歪んだ、人々の果てない欲望を叶え、受け入れるために。
※2022/12 一章を全面改稿。またpixivへの同時投稿を始めました。
現在二章を執筆中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 19:22:11
207093文字
会話率:26%
23:00 新宿。
いつもながらの渋滞の道路。アーケードに流れるジングルベルが、俺には、どこか知らない異国の音楽のように聞こえた。自分の背丈ほどもあるプレゼントの箱を抱えた子供。人通りの真ん中で、足を止めて言い争う老夫婦。コンビニの前に
たむろする暗い眼をした少年たち。煙草を吸いながらスマホに向かってヒステリックな笑い声を上げる少女。まだ幼さが残る顔に不釣り合いな真っ赤な口紅。そんな、どこか演技されたような人々の喧騒を横目で眺めながら、俺はBMWのワンボックスを西に向かって転がしていた。
交差点を左折してすぐ、巨大なSONYのイルミネーションが視界に入った。スピードを緩め車を路肩に寄せた。近寄ってきた女がカシミヤのロングコートを脱ぐと、眼の覚めるような真紅のツーピースが現れた。ざっくりと割れた胸元。くびれた腰に続くヒップライン。タイトミニから伸びた太腿。素足に履いた服と同じ色のピンヒール。男を喜ばせるための演出としては申し分なかった。
女が後ろのドアを開けた。ドアが閉まる音を聞いて、俺はシフトレバーをドライブに入れた。クリスチャンディオールの濃密な香りが車内に漂った。
「待たせたか?」
「……いえ、私も今来たばかりだから」
女の声に内心の不安が色濃く現れていた。無理もない。客を取るのは今夜が初めてなのだ。彩香は朝倉が囲っている幾人かの女の内の一人だった。一ヶ月前まではヤクザの庇護のもとに何不自由なく暮らしていた彼女が、今日からは客を取らされるのだ。その原因を作ったのは外ならぬ俺だったのだが……。
一人の男の孤独な潜入捜査が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:45:58
9121文字
会話率:38%
23:00 新宿。
いつもながらの渋滞の道路。アーケードに流れるジングルベルが、俺には、どこか知らない異国の音楽のように聞こえた。自分の背丈ほどもあるプレゼントの箱を抱えた子供。人通りの真ん中で、足を止めて言い争う老夫婦。コンビニの前に
たむろする暗い眼をした少年たち。煙草を吸いながらスマホに向かってヒステリックな笑い声を上げる少女。まだ幼さが残る顔に不釣り合いな真っ赤な口紅。そんな、どこか演技されたような人々の喧騒を横目で眺めながら、俺はBMWのワンボックスを西に向かって転がしていた。
交差点を左折してすぐ、巨大なSONYのイルミネーションが視界に入った。スピードを緩め車を路肩に寄せた。近寄ってきた女がカシミヤのロングコートを脱ぐと、眼の覚めるような真紅のツーピースが現れた。ざっくりと割れた胸元。くびれた腰に続くヒップライン。タイトミニから伸びた太腿。素足に履いた服と同じ色のピンヒール。男を喜ばせるための演出としては申し分なかった。
女が後ろのドアを開けた。ドアが閉まる音を聞いて、俺はシフトレバーをドライブに入れた。クリスチャンディオールの濃密な香りが車内に漂った。
「待たせたか?」
「……いえ、私も今来たばかりだから」
女の声に内心の不安が色濃く現れていた。無理もない。客を取るのは今夜が初めてなのだ。彩香は朝倉が囲っている幾人かの女の内の一人だった。一ヶ月前まではヤクザの庇護のもとに何不自由なく暮らしていた彼女が、今日からは客を取らされるのだ。その原因を作ったのは外ならぬ俺だったのだが……。
一人の男の孤独な潜入捜査が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:45:28
9121文字
会話率:38%
ダーリング小路には、表向きは下宿だが実際はモグリの売春・連れ込み宿の《女王蜂亭》がある。それとは分からない外観と秘密厳守が徹底されているおかげで商売は上々だったが、女将のマーガレットは都会暮らしと商売に疲れ、店を畳んで田舎に帰ろうかと思い悩
んでいた。そんな彼女の前に、一組の気になるカップルが現れた。下町に似つかわしくない上等な服を着た上品な男女。一目で上流階級の人間と分かる彼らに、マーガレットは気になりつつも部屋を貸す。そして翌日、予定時間を過ぎても音沙汰のないこの二人のもとへマーガレットが行ってみると、そこには変わり果てた姿の女がいた。
被害者の女は身元不明と公表され、売春婦によくある客とのトラブルがらみの事件と思われ、捜査打ち切りとなる。だが、刑事のゴードン・マトロニックにはこれがただの痴情事件には思えず、ひとり秘かに捜査を始める。
そして、別にこの事件を追っていた新聞記者のリディア・ハミルトンと出会い、殺された女が堕落していった真相を追っていくうちに、上流階級社会が抱えていた暗部にたどり着く……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 17:35:37
5099文字
会話率:14%
客×うぶマッサージ師。
うぶなマッサージ師に勃起するナニを見せてニヤニヤする客の話。顔に出さないようにしたいのに意識しちゃってドギマギするマッサージ師にさらに息子をビキビキにさせる変態お兄さん。
攻めがどんどんガチでキモくなっていきます。本
気でキモいです(鼻息荒い感じの)。受けがぐちゃぐちゃ(性的)に食べられますが開通はしません。でもいろいろアウトしまくってる。すみません筆者の萌えつめ込みました。
羽交締め/顔射/擬似フェラ/猫ちゃんプレイ/ザーメン塗りつけ/マーキング折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 20:40:40
12946文字
会話率:41%
1960年代、数々の実験演劇を作り出し時代の寵児となった寺田修と彼が率いた演劇集団「地下室」。
彼らはそれまでの物語がある演劇を批判し、劇場という場所で起こる出来事こそが演劇であるという思想の下に多くの作品を発表した。
『閃光』はそんな寺田
修の代表作である。
あらすじは……無い。ストーリーと呼べるものは無い。あるのは設定……曰く、劇場の中には「観客」と「役者」そして「劇作家」がいること。それぞれ何人居ても構わない。ただし「観客」と「役者」は劇の始まりから終わりまで目隠しをし続けること。
そして目隠しをしない「劇作家」は、「観客」に対して舞台で何が起こっているか耳打ちし、「役者」に対しては舞台上で行う行為……例えば食事だったり喧嘩だったり睡眠だったりを、やはり耳打ちで指示する。
見る側も見られる側も互いに実際には見ることは出来ず……「劇作家」に耳打ちされる言葉と視覚以外の感覚で得る情報から想像を膨らませて頭の中に演劇を作るという……あと大事なこととして、発狂の恐れがあるので一回の上演は20分以内にすること……と書かれてる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 19:35:02
12086文字
会話率:59%
「おれが……サブ?」
養護施設出身で派遣社員の陽太は、たった一人の肉親である妹の結婚費用を稼ぎたい。なのに突然の雇止め。その上病院ではサブだと診断されてしまう。背に腹は変えられず、裕福なドムのためのクラブで働き始める。クラブではセーフワー
ドが決められていた。
「大好き」
その言葉を口にすれば、束の間の関係は解消だ。
クラブで出会った最初の客、弓削は突然こう言い出した。
「おまえを、一ヶ月買い切る」
与えられる洋服も食事も贅沢すぎて戸惑う毎日。けれど裕福な家に生まれついたが故の苦悩などを知る内に、次第に本気で惹かれてしまう。
「大好き」
そう告げたら、終わってしまう関係なのに。
恋愛超絶不器用ドムとけなげサブが出会う、甘い運命の物語。
◇◇◇
「Dom/Subユニバース、ちょっと興味あるけど、痛いのや可哀想過ぎるのはちょっと…」という方向けの、甘々D/Sです。
pixiv、エブリスタ、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 04:58:35
54240文字
会話率:35%
幻燈町(ゲントウチョウ)のつばめ喫茶で働くウェイターの早月斗眞(サツキ トウマ)は、常連客の多賀幸航平(タカコウ コウヘイ)に恋をしていた。
クリスマスシーズンが近づいたある日、斗眞は多賀幸が恋人だった女性に失恋をして幻燈町にやって来たこと
を知る。別れて三年になるという。
斗眞は斗眞で、訳があって幻燈町に引っ越してきていた。
斗眞と多賀幸は、共通の趣味である映画を観に行くことになる。
しかし、多賀幸の車の鍵には、女性ものと思われるキーホルダーがついていることに斗眞は気づいてしまう。
その日の帰り、斗眞は意を決して告白する。
すると、多賀幸は「付き合ってみたい」と答えるのだった。
『幻燈町の恋模様』シリーズ第三部。
(全5章/R指定の内容は含みません)
※この作品はほかのサイトでも公開しています。
ファンティアでは一番先に公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 22:00:00
33334文字
会話率:47%
ルウは、一流の魔法使いであるガルバナムのもとに弟子入りした魔法使い。
ガルバナムとは恋人としても過ごしながら、いっぷう変わった魔法薬を作っている。
ある日、魔法薬の店の常連客であるマートルから、惚れ薬を作ってほしいと依頼される。
ガルバナム
の友人フェンネルの力を借りながら惚れ薬を作ったルウは、ガルバナムと共にマートルの勤め先である魔法図書館へと向かうが、マートルに惚れ薬を使う場面に立ち会ってほしいとお願いされてしまう。
(全4章/R指定の内容は含みません)
☆短編・おまけの小瓶もあります(Nコード:N8655HJ)
※この作品は「ファンティア」でも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 00:00:00
22516文字
会話率:43%
■猫と私で体調不良のキャッチボール中です……投稿を再開した折にはよろしくお願いします!
高級娼館、サロンドオランピア。
男娼として働くサーの目前で、客が殺害された。
「目隠しはとるなよ──」
暗殺者は、名うて傭兵集団でも悪名高き
、第九部隊の長、レイ・シュタロトだった。
顔を見なかったという理由で巻き添えは免れたけれど、この出会いが後に、人生を大きく変える邂逅となる──。
重く抱えるトラウマと弱み。
希み。
欲望。
それらをどこまで相手へ晒せるか……許されるのか。
互いの欲望と欠落が歪にも符号しあったとき、傷口から流れる血は甘く芳しく、けれど舌先で毒と変わりこの身を深く侵すだろう──。
さっくり言うと、軽く精神SMが目標です。
【ストーリー展望】
■第1篇オランピア
→娼館を舞台に展開。1章~事の起こり。2章以降~主人公サーの鬱積と性に埋没する日々。
■第2篇ハッセ・シェル
→軍事企業組織を舞台に移して。受攻+αでもだもだするのはこちら2篇からです。
■第3篇ディアカタル
→ハッセ脱出後。1~2篇の大オチ。
【ご案内】
■序盤に出てくる配下役が攻です。以降は暫く不在。
■ファンタジーな展開はありませんが、将来的に有翼人が登場する等、ストーリー上において多少の飛び道具的な設定は入ります。各種地雷はキーワード欄でご確認ください。
■ゆっくり展開、超!低速・不定期更新です。ほんとに遅筆なので、お付き合い頂ける方には心より感謝申しあげます。
■改稿は主に誤字脱字、文脈修正です。後々から言葉足らずに気づいて加筆修正する場合もありますが、ストーリーに関わる変更はしませんのでご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 16:09:19
25637文字
会話率:20%
「這いよるものの全てを絶つ」
少女には使命があった。人類の天敵である「這魔」を絶ち、名も知らぬ同胞を救うという…脅威へと導く妖刀「無我之剣」を携え、少女は英雄となる。
常世にはびこる狂者共の全てを殲滅せんとする剣客セツナの愛憎入り乱れる、
なろう中世モン娘キリングラブストーリー。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 03:46:27
6226文字
会話率:53%
バリスタを目指しカフェで働く藤堂 理久は、整った容姿で密かにファンも多かったが、誰一人として笑った顔を見たことがなく「クールビューティー」などと噂されていた。しかし、実は心の中で思っていることが全く表情にも出ない、言葉にもできないという重
度のコミュニケーション障害で表情筋が死んでいるだけだった。心の中では普通の年頃の男として、感情もあるし情緒不安定にもなっていた。そして、気になる人も。
密かに片思いをしている彼は、毎日カフェにコーヒーを買いに来る橘 征臣というサラリーマンだった。
客とのトラブルをフォローしてもらったことがきっかけで橘と距離を縮めていくけれど、コミュニケーションが上手くできない理久は、自分の気持ちを伝えることができずにいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 22:32:58
90455文字
会話率:41%
金曜日の夜、血の惨劇が始まる。
「僕」はあるときから、金曜日になると殺人衝動に駆られるようになった。なので僕は金曜日になると人を殺すようになったわけ。ちなみに、カフェで働いているよ。
ある日、いつものように業務をこなしていると、「頼んだの
と違う」と客に怒鳴られるということがあった。でも、一方、その様子を見ていたらしい別席のお客さんが、僕のことを気にかけてくれた、ということがあったりする。
そしてまた金曜日がやってきた。僕は愛用の斧を研ぎ、街へ繰り出すのである。
※同意が取れてない性描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 20:06:04
14653文字
会話率:39%
ファンタジーBL
淫魔×騎士 など
とある王国のとある港町の外れに、評判のいい旅籠がある。
宿泊すると、えも言われぬ気持ちいい夢を見られるだけではなく、お肌もつやつやぴかぴか、元気凛々になれるというのだ。
その旅籠、実は人間のふりをした
淫魔が経営している。
主人の淫魔は、精気を奪うより、与えることに興奮を覚える淫魔としてはド変態。
好みの宿泊客がいると、寝ている間にこっそり淫魔の精液を注いでいるのだ。
淫魔の精液は人間にとって、純度の高いエネルギーの塊。元気になるのはそのせいなのだ。
今日も、旅籠には色々な人達が泊まりにくるのだった――。
【注】連載中にあからさまな性描写のある話を含みます。またこの話は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 22:34:46
28848文字
会話率:41%
幸尋(さちひろ)は数年前からデリバリーホストを利用している。
そのデリバリーホストのサイトで紹介されている一部のホストは男性客でも指名が可能で、女性客へ提供されているプランほどの種類はないものの、男性客でも性的なサービスを受けられる珍し
いサイトだった。
ずらりと並ぶ美形達の中から幸尋がいつも指名するのは、ショウという名前の年上のホストだ。
ショウと一緒にいる時間は楽しいし、触れてもらえると気持ちが良い。
それだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。
幸尋はショウに対して恋愛感情はないし、ショウの方も、幸尋の痴態を見ても平然と笑っていられるほどに何とも思っていない。
お互い、完全にホストと客の関係だと割り切っていた。
……はずだった。
◆◆◆◆◆
※デリバリーホスト✕客
※恋愛というより、ほぼ依存・洗脳です。爽やかラブラブハッピーエンドが読みたい方には合いません。
肉体的暴力の表現はありませんが、受が精神的に追い詰められていきます。
以上が苦手な方は読まない事をオススメします。
※タイトルに(★)がついている話には性描写が含まれます。
◆◆◆◆◆
エブリスタ・Pixivにて、同名の小説を投稿しております。(内容は同じです)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 00:18:01
53822文字
会話率:32%
悪徳商売をして、販売や流通が禁止されたエロゲを売り捌いていたら、常連客にぶち殺されて、異世界へ飛ばされてしまった!!
最終更新:2022-12-04 04:14:26
7419文字
会話率:39%
コンビニバイトの女の子の話。露出が多いお客様達に感化されてノーパンになってみたら、店長にいろいろされちゃう、みたいな。
最終更新:2022-12-03 15:45:05
7651文字
会話率:35%
父親とバカンスに訪れたシウは、ビーチ沿いで見かけた一人の少年に気が惹かれる。彼は一体、誰なのか。
(同性、兄弟、従業員と客、絡みは無秩序です。)
※エブリスタ、ノベプラにも載せております。
(ノベプラは敵意の章で完結済。)
最終更新:2022-11-30 00:00:00
27589文字
会話率:55%
◆◇カタブツ異端審問官×一途な砂漠の魔女(♂)◇◆
《あらすじ》
束の間の自由を手に入れるため、故郷アシュモールを逃れてダイラに密航した魔女マタルと、審問官ホラス。ある事件の最中に二人は出会い、手を組んだ。ホラスの幼馴染み・マギーを奪っ
た20年前の魔女狩り──その実行犯を狩るために。
7年の歳月を共に過ごし、身体だけの関係を続けながら、狂おしいまでの思慕を募らせてゆくマタルと、気付かぬふりをするホラス。
「お前が羨ましいよ、マタル」小さくため息をつく。「お前と同じくらい、俺も……自分のことを信じられたらいいんだが」
すると、マタルはそっと微笑んだ。
「あなたはそのままでいい」彼は言った。「あなたの分まで、俺があなたを信じるから」
いまようやく黒幕の正体に迫ろうとする彼らの前に、王都で発生した失踪事件が立ちはだかる。行方不明となった貴族の娘──彼女は魔女に変異していた。少女は自ら姿を消したのか? 彼女を狙う者の正体は?
謎を追うほどに、深まってゆく過去との共通点と陰謀の影──そして、無視できないほどに燃え上がる思い。
そんななか、新生エイルにはマタルの命を狙う刺客が現われ、ヴェルギルに助けを請う。
「〈呪い〉が生まれようとしているのです」
次第に浮き彫りになってゆく現実に打ちのめされながらも、真実を追い求めるマタルとホラスに、忍び寄る〈呪い〉の宿命。命を懸けて運命に抗うふたりがたどり着く先とは──!?
『腥血と遠吠え』に続く、ダークファンタジーBL《日月の歌語り》シリーズ第2巻。
一作目はこちら→https://novel18.syosetu.com/n8732hw/
※『腥血と遠吠え』のクヴァルドとヴェルギルのリバがあります。お楽しみください。
※この作品はアルファポリスでも掲載しています→https://www.alphapolis.co.jp/novel/319250361/254684440
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 19:05:01
218298文字
会話率:43%
戦に敗れ捕らえられた将軍が共に捕虜となった部下を養うために春を売ることになり、客として来た因縁の相手に奉仕を強制される話。
前に書いた「三辺戦争異聞~虜将凌辱記~」のスピンオフというか外伝というか、そんな話です。
時系列的には、朱夏に
よる初めての凌辱以降、宴会でのお披露目以前の話ですが、ぶっちゃけ筋骨隆々の主人公が肥ったオッサンにヤられるシーンが大半なので、前作を読んでなくても困らないと思います。(でも、読んでくれると嬉しい)
あと、前作ヒロイン(?)の朱夏は、今回一瞬登場するだけで濡れ場もありません。今回の濡れ場は私史上初めて100%ホモセです。
この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 11:06:12
13920文字
会話率:24%