橘みつるは兎にも角にもモテるのであった。
それは7年連れ添った彼女がいようが、彼女と5年に及ぶ同棲生活をしていようがお構いなしであった。
モテるだけではなく、積極的に女の子を口説いて回るほどである。
橘みつるの世界にはまるで女の子しか存在し
ないようであった。
『あなたは女性を恐れている。』
彼女との付き合って7周年記念日の夜、橘みつるはほろ酔いになりながらエスパー番組を見ていた。
その相談者は女性恐怖症の男性。
───女の子の何が怖いものかね。
相談者の気持ちが一向にわからないみつるは朦朧としながら番組を見ていた。
『世界の半分は女性です。ならばどうだろう。もし───』
相談者の悩みを聞いているのは有名な催眠術師のようだ。
番組の主旨は相談者に暗示をかけて精神的面から悩みを解決しようというものだった。
『もしこの世のすべてが男性しかいなかったら』
突然、テレビのチャンネルが切り替わる。
足元を見降ろすとそこにはリモコンを持った見知らぬ男が立っていた。
「なにくだらないの見てんだよ。」
その日、橘みつるの世界から女の子が消滅した。
変わりに訪れたのはお釣りがくるほどの男しかいない世界。
だれが男で誰が女なのか、深い暗示をかけられたみつるに判断の術はなかった。
そして彼は気づく。
───俺、コレもイケんのかよ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 00:47:18
126981文字
会話率:41%
コレットは死にゆこうとしていた。だが気が付けば彼女は温かな寝床におり、ジスランという男性の介護を受けていた。次第に元気を取り戻したコレットだが、彼女は自分が何者であるかまったく覚えていない。それでもジスランに恩返しをしたいと願うコレットは、
彼の愛人となる事を受け入れた。熱っぽい目で見つめられ、毎度熱い精を注がれる。だがジスランはキスだけは決してしてくれなかった。いつかこの関係にも終わりが来るのかと思っていた時、コレットを知る人物が城を訪れ始める。徐々に明かされる自身の過去と対峙した時、コレットの身に襲いかかったのは――。
※ドロドロなダークシリアスです。直接的な描写はそれほどありませんが、血生臭かったりがっつり近親相姦などがあります。タグに気を付けてお読みください。
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 21:42:53
117413文字
会話率:35%
というのは、アブラハムの氏族が、イスラエルに向かったあと、地元民を、割礼させてから、虐殺するエピソードの事だからである。彼らは、異邦人に、割礼を受けさせる事で、そいつを、駄目にしてしまえると、思っている。それを実行しているだけである。彼らの
提案に乗ってはいけない。
おまけ。私は咳を止めるために、
1. https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/112564499 この人は、アルファポリスの人である、"44口径より愛を込めて" というものに、精神疾患による、過呼吸の事が書いてあった。この人のは、咳を止める努力をするのに、参考になった。これが一つ、
2. 紫外線を浴びる
3. 精神安定剤を飲む これは、医者から服用してもらわなきゃいけないが、あの悪魔の女に狩られる様な奴は、もしかすると、精神的に疾患がある者なのかも知れない。弱者を殺す。私が最も憎んでいた者に私は殺されてしまったのだ。私は元々、精神や脳の機能が、劣っていたので、そういった医者に通っていた。劣った人間を殺す・・・それがアイツのやる事である。だから人類の進歩を妨げる奴だと言っている。考えてみれば、ヘブライ人は、律法に従わない人間を、少しでもエラーを生じた人間を、全滅させる連中である。将に、彼らのやる事であるし、私の様な、外れた存在は、彼らの憎んで、迫害する処である。私がヘブライ人を嫌っていたのは、それは、彼らが私への、公然の迫害者であったからであろう、本能的に知っていた様だが、何故か、私はカマキリに、食べられに行っていた。彼らが私を殺しても、特に問題無いと、考えているのは、カマキリに食べられに行く様な奴は、人類に貢献出来ない奴だと みなしているからかも知れないが、彼らは律法を遵守する者である。彼らが人類の平和とか幸福など、一切考えていない。律法の事しか考えていない。再帰的に、律法さえ守ってれば、自分らはどうにかなる とでも 考えているんだろうと思う。実際そうであろう。しかし、ヘブライ人とか、ユダヤ教徒だけ保護しても、何の意味も無い。アイツ等には何の価値も無い。他人から奪った者だけで生活している連中である。この世に必要無い。
4. 咳止め飲む。
5. 忘れた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-12-21 01:19:02
4932文字
会話率:0%
おまけ。私は咳を止めるために、
1. https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/112564499 この人は、アルファポリスの人である、"44口径より愛を込めて" というもの
に、精神疾患による、過呼吸の事が書いてあった。この人のは、咳を止める努力をするのに、参考になった。これが一つ、
2. 紫外線を浴びる
3. 精神安定剤を飲む これは、医者から服用してもらわなきゃいけないが、あの悪魔の女に狩られる様な奴は、もしかすると、精神的に疾患がある者なのかも知れない。弱者を殺す。私が最も憎んでいた者に私は殺されてしまったのだ。私は元々、精神や脳の機能が、劣っていたので、そういった医者に通っていた。劣った人間を殺す・・・それがアイツのやる事である。だから人類の進歩を妨げる奴だと言っている。考えてみれば、ヘブライ人は、律法に従わない人間を、少しでもエラーを生じた人間を、全滅させる連中である。将に、彼らのやる事であるし、私の様な、外れた存在は、彼らの憎んで、迫害する処である。私がヘブライ人を嫌っていたのは、それは、彼らが私への、公然の迫害者であったからであろう、本能的に知っていた様だが、何故か、私はカマキリに、食べられに行っていた。彼らが私を殺しても、特に問題無いと、考えているのは、カマキリに食べられに行く様な奴は、人類に貢献出来ない奴だと みなしているからかも知れないが、彼らは律法を遵守する者である。彼らが人類の平和とか幸福など、一切考えていない。律法の事しか考えていない。再帰的に、律法さえ守ってれば、自分らはどうにかなる とでも 考えているんだろうと思う。実際そうであろう。しかし、ヘブライ人とか、ユダヤ教徒だけ保護しても、何の意味も無い。アイツ等には何の価値も無い。他人から奪った者だけで生活している連中である。この世に必要無い。
4. 咳止め飲む。
5. 忘れた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-12-21 01:04:07
796文字
会話率:0%
TS転生を果たしてエルフになったボク。
そんなボクは魔王様が大好きです。
だがしかし、そんなこと恥ずかしいので言える訳がないのです。
_____________
TS好きによる処女作です。
精神的BLなどなど、入れておきます。
♡乱
用注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 20:00:00
17343文字
会話率:33%
「僕は二つの不幸を経験する。一つは若くしてこの世を去ったこと。そしてもう一つは、オスの精液を養分として生きる摩訶不思議生命体、サキュバスとして生まれ変わったこと。体が、家族が、運命が、僕にオスとセックスをするよう迫る。そんなおぞましい行為は
御免だ。サキュバスとしての生き方に、僕は絶対に抵抗してみせると心に誓った。」
とか言いながら結局セックスの快感を求める淫乱サキュバスになっちゃうTS主人公の物語です。イヤイヤ言いつつ目につくオスを逆レイプしていく主人公の姿をお楽しみくださいwwwwww
リョナ、NTR、精神的BL、GL要素については必ずしもあるとは限りません。「展開としてはありうる」程度に留めておいてください。
小説初心者である故、誤字報告等気軽に頂ければ嬉しく候折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 00:00:00
24616文字
会話率:35%
実兄の譲を愛していた季結。季結の兄であり親友の譲に長い恋をしていた世基。
ふたりはお互いの身体を使い自分を慰める、オナニーの道具の関係であり、想い人の代替(代理人?)関係だ。
ある日、その想い人である兄・譲が結婚をすると宣言をし、ふたりは失
恋してしまう。
そしていつも通り、季結はアイマスクをして、世基とオナニーを始めようとしたが拘束されてしまった。
「せっかく譲に失恋したきゆを離すと思ってるの?」
ずっと『親友を好きだった』と、嘘をつかれていたことに季結はショックを受け────。
・・・
温厚で柔和な優しい嘘つき(年上)
╳
変わり者で頑固な嘘つき(年下)オカルト・サブカルかぶれ。
10歳離れた年上からの重く歪んだ愛テイスト。代替という関係と全て一方通行愛が好きな人向け。
ヒーローは精神的バイ・セクシャル。
ヒロインは頭おかしいのがデフォルトなので、常識人など一人もいない物語。
⚠これがこういう形の終わり方です⚠
⚠閲覧は自己責任で。
※誤字修正などは適宜対応
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 21:17:06
23694文字
会話率:37%
アルファの秋槻允(あきつきみつる)とベータの三兎結城(みとゆうき)は、将来主従となる関係が決まっていた二人だった。
幼少期に出会ってからというもの、允は結城に対して常にべったりと傍に居て、結城が自分以外の人間との接触をしないようにしていた。
その事を危惧した両親達は、物理的に二人を引き離してしまう。
距離のできてしまった允は中学になり、精神的に荒れてしまっていたが、そんな折、允は同じアルファの寒川玲司と出会い、彼に一筋の光明を与える事になる。
希望を見出した允は結城を手に入れる為に、非人道的な行動を移すこととなり──
時は流れ、結城は允の兄の補佐をしながら、カフェを経営する友人である允の元へと日参していた。
高校時代から彼の淹れた独特な香りをした蜂蜜を入れたミルクティは、結城の一日の終わりに欠かせないものとなっていた。
そんな結城から、会社の女性社員とデートをする話を聞かされた允は、長年蓄積していた劇薬のスイッチを押すが──
執着心強いアルファ×囚われてしまったベータ
最終話まで予約投稿済。毎日0時更新。
※「はぴまり~薄幸オメガは溺愛アルファのお嫁さん」と同じ世界線ですが、この作品単体でも楽しめます。
オメガバースの設定をお借りしつつ、独特の設定がございます。
またFujossyのコンテストに参加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 00:00:00
31328文字
会話率:41%
あらすじ
ローランド一家の長男、ルエル・ローランドはある凄惨な事件を起こし、牢に入れられた。
当然ながら処刑されるはずだったのだが、その前日、牢獄に不審人物が侵入してくる。罪人コレクターだというその人物は、罪人を買い取って専門の組織(殺
し屋など)に売りさばく闇取引をしていて、処刑を免れるために取引に応じないかと持ち掛けてきた。
取り引きに応じたルエルだったが、待ち受けていたのは予想を裏切る展開だった。
※タイトルの意味は、フランス語で「眼を騙す」という意味らしいですが、作者は「騙し絵」の意味で使っています。
また、作中に登場する精神的な病についての解釈は完全にフィクションです。正確な資料や表現ではありませんので、そこをご理解ください。
BLシーンはゆるめで、どちらかと言えば人間の精神的な話という感じです。残酷なシーンや不快に思われる描写があるかもしれません。そこのところをよく注意して読まれてください。不快に思われたらただちに閉じることをお勧めします。
人気は出ないでしょうが、いずれ個人的にシリーズ化したらもっとBL描写を増やしたいと考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 10:24:09
29633文字
会話率:38%
女になった男の子が元に戻るべく頑張るお話。
試験的です。
最終更新:2019-11-01 21:20:09
11884文字
会話率:91%
TSして女になった主人公とその友達のお話
最終更新:2019-07-25 18:00:00
16933文字
会話率:47%
僕が3歳の頃。一人ぼっちで寂しい時に出会った運命のαは兄でした。
<Ωバース設定が少し入った世界観です>
(注)ほの暗い箇所があります。
(注)明るく楽しく終われません。
(注)近親相姦表現が有ります。
(注)妊娠表現が有り
ます。
※※※以上に不安に感じたら気を付けて下さい。※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-30 01:33:15
9406文字
会話率:28%
いまではないとき、ここではない場所。
その世界には、戦う使命を課せられる代わりに願いを叶えてくれる存在『チャクトワーフト』がいた。
人間は『魔獣』という脅威に対抗するためにも、かの異形の力を借りるしかなく、契約して『魔法使い』となる者は後を
絶たない。
そんな中、異形と契約して互いを縛り付けることを願った双子の兄弟と、幼い少年が出会うとき、運命は少しずつ動き始める……。
科学と魔法の織りなす、スチームパンクBL。
途中途中、精神的にきつい描写があるかと思います。ご注意を。
この作品は
『キミヨル。』( http://kimiyoru.littlestar.jp/ )、
『fujossy』( https://fujossy.jp/ )
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-25 23:00:00
93865文字
会話率:40%
公爵家嫡男、アルシオンにはある秘密があった。実は今世が三度目の人生だということ。前々世は平凡なサラリーマン、前世は戦隊ものの悪側ヒーローな二重スパイ。今度こそ平和に生きようと思っていたら、卒業パーティーでとんでもない事件が起きてしまった。戦
いの最中、頭の中で声がして━━
って、おいコラちょっと待て、急に雰囲気変えるなおかしいだろ!おい!どういうことだこれ!?
精霊()に騙されて、今度は魔法少女だと!?誰かオレに状況を説明してくれ!!
(前世戦隊ブラックだった男が魔法少女になって、かつてのヒーローたちから追いかけ回される、盛大に何も始まらない話です。書きたい要素をぎゅっぎゅと詰め込みました。女体化するので身体的にはNLになりますが、精神的にはBLです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 14:00:00
15229文字
会話率:26%
ある夜の事、炭住山で山籠もりをし剣術の修行に明け暮れていた青年・茶々丸は突然自分の前に現れた老賊・千里眼の吉と剣を交えることになる。互いに一進一退の戦いに、茶々丸はかつてない陶酔を覚える。しかし、その結末は横から入った邪魔により、双方にと
って不本意な形で決着してしまう。
望まぬ決着を改め、真に決着をつける為、元侍と強盗の頭領の二人旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-13 21:26:29
160507文字
会話率:46%
幼い頃から数々の性体験を重ねてきた、真城由紀。彼女は恵まれた容姿からアイドルとして活躍していた。全国テレビへも出演し始め、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気が上昇していった。そんなある日、由紀は幼馴染の来栖祥にひとつの頼みごとをする、『--わたしの
人生をめちゃくちゃにして欲しい』と。
それから始まる監禁凌辱の日々。二度と人間として生活できないように、自らの裸や、あらゆる個人情報をネット配信で晒したり、ファン感謝祭と称してオフパコイベントを開催し1日中輪姦されたりと、淫らな性にまみれた日々を送る。社会的にも肉体的にも、そして精神的にも破壊されることを自ら望んだ可憐な女の子のお話です。
*ひとりの女の子を徹底的に凌辱する話です。けっこうハードでアブノーマルなことを書く予定なので苦手な方はバック推奨です(本当に苦手な人はそもそもここに辿り着かないと思うけど……)。基本的には夜のオカズになるようなエロメインのお話にしていきます。
*この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 23:23:09
15739文字
会話率:47%
もう借金するしかないんだろうか。
ホストに恋し、精神的にも金銭的にもギリギリのところまで来ていた博也は、一人で花火を見上げていた。彼に喜んでもらいたくて、ボーナスをはたいて上げた打ち上げ花火を。
そんな彼を迎えに来たのは、指名しているホスト
ではなく、その後輩のコータだった。
なりゆきでコータに思いの丈をぶちまける博也の背後で、花火の音が鳴り響く。
自分もまた屈託を抱えていたコータは、小さな映画館に博也を誘った。
花火の夜に、恋を諦める男と夢を諦める男が心を通わせ、思いっきりセックスする。そんな話。
※fujossyさんにupした作品の転載です。多少修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-09 15:47:55
48937文字
会話率:21%
情報が断絶された離島で育った晃。性についての知識を持たずに育った晃は、勘違いを重ねながら、知らず知らずのうち幼なじみの翼とエッチな関係に発展していく。
そんな中、島に隠れ棲んでいたエロ老人、工口蔵馬と偶然出会った晃。蔵馬にそそのかされた晃は
、調教師への道を進む。
長い期間を経てやっと結ばれた晃と翼。だが、その時には、すでに翼の心と体は、快楽に蝕まれていた。あまりにも強く晃を想い焦がれた翼は、精神的に追い込まれていき、ついには自ら晃の性奴隷になったのだった。
歪な形ながらもお互いを想い合う二人だったが、やっと落ち着いたと思った矢先、翼の姉、羽美の策略に二人は翻弄される。そんな中、羽美から語られたのは、羽美の真意と恐るべき島の秘密だった。
自らを貫こうとしながらも徐々に島の"常識"に感化されていく二人。やがて二人は、それが避けられぬ運命である事を知る。
島民に課せられた運命の正体とは⋯?
※BL要素はありませんので、期待しないでください。
※本作では、「寝取り」を他人の恋人・配偶者と合意の上で性的な関係を持つこととして扱っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 20:00:00
155814文字
会話率:43%
サイレンやバイオハザードなどと同様のホラーゲームに異世界転移してしまった、男子高校生2人のお話です。舞台は廃村、クリチャーやゾンビが徘徊しています。
1人はボスであるクリチャーとなり、1人はそのクリチャーを倒して現代に戻ろうとします。
※残
酷な表現が多いです。少しだけ精神的な障害の話も含まれているので、気分を害される方は読まないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-26 20:10:35
1154文字
会話率:18%
聖パトリック病院勤務の精神科医ラルフ・マーテンス医師はつい最近始まったお化け看板騒ぎに頭を悩ませていた。ただ「安売り(discount)」とだけしか書かれていない看板が市街に増殖中だというのだ。翌日、車を走らせ、病院に向かう途中、マーテン
スは真新しく、且つ、かなり大きなその看板の一つを初めて目撃した。
マーテンスには他にも懸念事項があった。最近に使用例が増えている向精神薬LLS204の副作用に関することだ。人にもよるが、その使用により、ある種の強迫観念が現れるという。更にLLS204の前駆体には、購買意欲の向上、モノが偉大に見える、といった精神的な副作用もあるらしい。鬱病を神経症にシフトさせるような症例だった。
マーテンスは知り合いの結婚記念パーティーで、集まった仲間の一人から看板についての奇妙な話を聞かされた。ついでマーテンスが巻き込まれたのは円盤騒ぎで、その円盤騒ぎは奇妙なことに例の看板と、更に聖パトリック病院にまで繋がったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-23 11:10:50
25007文字
会話率:52%
自身を精神的死体状態から救ってくれた恋人の死から約十年、呼び名をカヲルと変え、細々とキーボード弾き語りの音楽活動をしていた彼女をセミプロだが天才ドラマーのタオが拾う。タオの音に惚れ込んだベーシストのムラサメとともに、やがてロックバンドSD
Pを結成。バンドメンバーを初め、大勢の人々に助けられながら、カヲルの表情に徐々に真の笑みが戻ってくる。時間の推移ととも変化するカヲルの詩内容にも注目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 16:00:00
68036文字
会話率:34%
九月の土曜日、誰にも見えない折れた翼の持ち主である十四歳の『ぼく』は「自分は死体だ」といい放つ少女ディーと出遭い、彼女には翼が感じられること、またこの世に残された霊さえ感じ取れることを知る。別れ際、ぼくが次に会う約束を願うと「奇跡にしよう
よ!」とディーがそれを封じる。やがて最初の奇跡が起こり、二回目の奇跡が起こり、ぼくはディーの目論見(この世に彷徨える魂たちを天に還す助けとなるレクイエムを詠うこと)を知る。
ディーの過去に関する情報は中学の友人からもたらされる。ある中学校で三年前に男生徒の飛び降り自殺があり、彼女がその現場におり、男生徒を突き落としたという内容だ。
最初は事実を受け入れられるつもりでいた『ぼく』だったが、ディーとの二人で一人性を強く感じていたため、自分ひとりでは支えきれない精神的ダメージを負ってしまう。さらには彼女が当時死んだ元カレの子供を宿しており、元カレが死んだその日にこの世を去ったことさえ告げられる。直後、ディーの口調が豹変し、彼女の中から魔が現れる。魔はディーを嘲り、すぐに去るが、二人に与えた精神的ダメージは大きい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-23 14:00:00
112425文字
会話率:59%
異世界で冒険者ギルドの雑用係として働き始めてかれこれ10年ほど経つけれど……この世界のご飯は素材を生かしすぎている。
いまだ食事に馴染めず米が恋しすぎてしまった為、とある冒険者さんの事が気になって仕方なくなってしまいました。
※地雷となり
うる要素がありますのでキーワードを参考にしてください。
※アルファポリス、pixivでも公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 19:23:29
95520文字
会話率:41%