マーガレットは、暗い牢屋で凍えて過ごしていた。
たったひとりの身内である兄が罪を犯し、その兄を庇ったマーガレットもまた罪人となってしまった。
悲しみに沈むマーガレットの元を看守が訪れ、ローズ・フェアリー城でロマン王子のお世話係として働くよう
に告げられる。
罪人の私が王子の元へ……? 不思議に思うマーガレットだが、ロマン王子は珍しい病に侵されているらしい。
迎えに来てくれた王子の側近アルバは優しく、王子のために自分にできることは何でもしようと心に誓う。
だが肝心のロマン王子は、マーガレットが来たことを喜んでくれない。
王子は七日に一度、ある発作を起こすという。どうやら彼らには大きな秘密があるようで……!?
ワケ有り王子とまじめ女子の異世界ラブロマンス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 21:20:00
76754文字
会話率:56%
*完結しています。
文庫本一冊くらいの長さです。
4月26日(金)、夜9時20分から、毎晩、1話ずつ公開します。
6月22日(土)で、最終回となります。
十六歳を目前にしたある日、サフィラは、父であるバイゼラード公国の公主に呼ばれ
る。
「おまえの輿入れが決まった」
しかし、その相手が、誰もが憧れる大国、ハランディニアの王である、ユジェイディーンだと知らされると、玉座の間に同席していた、父の寵妃たちと、その娘である、腹違いの姫たちが、
「選ばれたのが、なぜ、私ではないのですか?」
と騒ぎ出す。
戦上手の王は「美しい獅子王」との名の高い美丈夫であった。
セフィラの亡き母は、
『王家の血筋を引いているなら、男ならアルファが、女ならオメガが生まれる』
と言い伝えられている、今は亡きユイセラン聖国の、唯一嫁いでいなかった末の姫であった。
「花嫁としての輿入れは、公国の姫としての名誉のためだ。本当は人質として赴くのだ」
生みの母を失った後、オメガとして、蔑まれて生きてきたセフィラは、誰もが望む、美しきアルファ王の元へと身を移す。
ハランディニア国からの迎えの一行は、心優しく仕えてくれた。
しかし、国入りした直後、その一行から引き離されたセフィラは、無理矢理に風呂に入れられ、髪もまとめることなく、頭に袋をかぶせられて、玉座の間に連れていかれる。
大勢の人の気配の有る広間で、頭の袋を取り払われる。
我が身を見たセフィラは、驚いて悲鳴を上げ、両手で胸元を隠してうずくまる。
セフィラは、夜伽奴隷の装束を着せられていたのだった。
最低限しか身体を隠してくれない衣装。その布地も透けて肌が見えているではないか!
うずくまったセフィラを、無理に立たせようと、肩に手を掛ける者がいる。
次の瞬間、その手の気配が消えた。
「私の花嫁に、誰の許可を得て、手を掛けているのだ?」
セフィラの頭の真上で、声が聞こえた。
「王の花嫁に、夜伽奴隷と等しい扱いをしろと、誰が命じたのだ?」
声の主は、ハランディニアの国王、ユジェイディーンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 21:20:00
127464文字
会話率:27%
何よりも推しが優先。推しの幸せが自らの幸せ。前世からの推しだった『魔法伯アルフレード・レオーネ』の弟子となった主人公『フィオラ・ロベルティ伯爵令嬢』は、先生である彼のことが大好きで。幸せな師弟生活を送っていた。
だからこそ、彼が浴びるよ
うにワインを飲んで魔力回復をしていると知り、ショックを受ける。
彼の健康を守るために、フィオラは自らの体を「魔力を回復させるための手段」として差し出す。いわゆる体だけの関係になったはずなのに、絶倫な彼に毎夜のように愛される羽目になり──?
お互い真面目ゆえに妙にすれ違ってしまった魔術師の師弟。そんな彼らが無事結ばれるまで、な話。
完結しました!読んで下さった皆様、ありがとうございます♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 06:30:00
202754文字
会話率:36%
魔法学校を主席卒業したイザークだったが、結局のところ立ち塞がる階級社会の壁は高かった。ようやく就職した配達員の仕事は業務過多で、一年しか経っていないが既に限界を迎えていた。
そうだ、仕事やめよう。
辞表を片手に最終日の最後のお仕事。
や
んごとなきお嬢さまへのお届け物を済ませたイザークは、珍しくお客さんと軽い世間話をする。
仕事を辞める話をしたところ、お嬢さまがイザークにかけたのは「有害薬」……!
配達員の仕事最終日、最後のお仕事のお話
アルファポリスにも投稿しています
https://www.alphapolis.co.jp/novel/63394447/161821370
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 00:12:34
27565文字
会話率:23%
日本によく似た、どこかの国のいつかの時代。
不老家は代々、式鬼(しき)使いの家系。
式鬼とは影から召喚された異形の者たちのこと。
この国では、式鬼を使って戦をしている。
不老家の娘・不老茉莉(ふろうまつり)は類まれな式鬼使いの能力を持ちな
がら、一族から厄介者扱いを受けていた。
彼女は、お家のために大きな城の主として12の式鬼を使役し、お務めを果たしている。
螣蛇(とうだ)は、茉莉の使役する12の式鬼の一人である。
彼は主である茉莉のことを密かに慕い、報われぬ想いを抱えていた。
★は性的表現あり
☆は暴力表現あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 23:56:39
15734文字
会話率:43%
借金を抱える両親の為に喜多治家の養子となった喜多治一葉(きたじかずは)は、大商社・緒方商会の若き重役で次期社長候補の緒方保胤(おがたやすたね)との婚姻が決まる。
“覆面の変人”と噂される保胤の言動や上流階級の生活に戸惑いを見せる一葉だった
が、時折見せる上品で優しい保胤の大人の振る舞いに次第に心を開き、彼に惹かれていく。
保胤からの一途な愛を受け、睦まじい新婚生活を送っていく――はずだった。
一葉には保胤には言えない“ある秘密”があった。
保胤との結婚目的は彼を陥れ、緒方商会を失墜させること。
父と母を救うために……
嘘から始まる政略結婚の結末は――?
※がつくお話には性描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 23:50:00
108537文字
会話率:49%
※日間総合2位ありがとうございました♡
「俺は、あなたと体の繋がりを持つつもりはありません」
結婚初夜に白い結婚を望んだ旦那様は、その後すぐに盛り上がった股間を寝ている私のお尻に擦り付けてきた。股間を擦り付けて、自慰をしたのだ。
なん
で?と戸惑う私だけれど、その自慰は驚くことに毎夜続けられることになる。
白い結婚じゃなかったの?
疑問は尽きず、けれど眠ったふりをしている私は確かめることができず。
私に他に想い人がいると思いこんでいるようだけど、もしかしてそれが関係あるの……?
股間こんもり「尻を貸してください」系旦那様との、すれ違い両片思いハッピーエンドストーリーです♡
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 23:05:51
10115文字
会話率:51%
❇︎日間一位、週間一位ありがとうございます!
婚姻後に「愛さない」宣言をされたミュリア。
政略結婚だしそれは望んでいないけれど、これまで愛情いっぱいに育ててくれた両親には恩返しをしたかった。
そのためには妻の務めを全うしなければいけなく
て、そうなると後継ぎの問題が出てくるわけで。
やるなら早い方がいいと、旦那であるマリルイを自室に引き込みベッドに押し倒した。……童貞だった。
これで子供ができれば今後は安泰だと翌日を迎えたミュリアだったが、そこにやってきたマリルイが思いもよらぬ気遣いを発揮してきて――。
旦那様がしおらしい! 不器用でもじもじとしていて、私を突き放した時とは大違いのウブさ。なんだかちょっと可愛く見えちゃうけれど、愛はないんですよね? お飾り妻として、勘違いしないように気をつけますね。
……ところで、どうして私「が」旦那様「を」好きという話になっているんですか?
※アルファポリスにも別名義で投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 20:23:03
16327文字
会話率:39%
王都の路地裏で薬屋を営むルゼにはもう一つの顔があった。
別れるきっかけを作る『別れさせ屋』
なりゆきで始めた仕事だったが、3人の女性が別れたいと言ってきたのはいずれもレオという名の同じ男だった。
ひと月半で彼女が三回も変わるなんて……こ
の男、チャラ男に違いない。
別れるきっかけを作るためにレオに近づいたルゼだったが、男に免疫のなかった彼女はターゲットであるはずのレオに惹かれてしまい…。
前編・後編、レオ視点の3話で終わる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 22:40:51
11575文字
会話率:26%
伯爵令嬢のドリーは閨事の教育を受けたが、それがとっても不完全燃焼だった。
知的好奇心の強い彼女は、婚約者であるリドルに閨事のことを教えてほしいと願い出た。
最終更新:2023-05-20 00:15:59
16387文字
会話率:40%
アシュビー侯爵家の長女であるエメラインは、ホールデン王国の王太子アルバート・ホールデンの婚約者でもあった。
ある夜会で、エメラインはアルバートから婚約破棄を言い渡された。
理由は、エメラインが『茨姫』と呼ばれるほどに性格も顔立ちもキツいか
ら。
婚約破棄は予想通りで、すぐに受け入れたエメラインだが、その直後に無理矢理結婚させられてしまう。
その相手というのは、ダスティン・マクドゥーガル辺境伯。
グリフォン騎士団を率いる英雄で、エメラインの初恋の相手だった。
R18は予告なくはいります。
しばらくは8時と20時に更新しますが、途中から不定期になる予定です。
2024 eロマンスロイヤル大賞 一次選考突破しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 20:00:00
52678文字
会話率:28%
不良グループ『青火団』のリーダーである女顔の美少年「吉永葵」。
彼は多くの舎弟に慕われ、我が世の春を謳歌していた。
しかし、舎弟の一人が極道に喧嘩を売ってしまったことで一気に地獄へと突き落とされることになる。
舎弟たちに見られながらの肛門調
教、アナル処女卒業、そして羞恥排泄責め・・・
彼はそんな屈辱の中で自分の本性に気付いてしまうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 11:30:19
22827文字
会話率:34%
旧華族・麻賀家の美しき御令嬢「美幸」、彼女は本来幸せが約束されているはずだった。
しかし、そんな麻賀家はある一人の男が巻き起こす動乱によってすべてが崩壊する。
美幸のみならず、母も、メイドも、家庭教師も、皆がその羞恥地獄に囚われていく・・・
最終更新:2024-06-03 20:09:58
4814文字
会話率:21%
『首なし騎士姫』と呼ばれ戦場で恐れられている王女エレオノール。そんな彼女を囚えたのは敵国の猛将にして最大の宿敵、バルツ将軍であった。
生温い捕虜生活に違和感を覚えながら、バルツとの過去を思い出す。彼と出会った日のことを、そして――ひと時の夢
のことを。
◆◇◆◇
いろんな意味で彼女を欲しがる武将バルツと、秘密を抱える首なし騎士姫エレオノールの『過去』と『未来』のすれ違う約束の話。安心してください、ハッピーエンドですよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 22:32:53
19678文字
会話率:42%
呪いや祝福がありふれた世界。
ある朝、エルは気が付いた。呪いの証が体に浮かび上がっていることに。
呪いを解析してもらったところ、なんとそれは『一週間以内に性交しないと死ぬ呪い』だという。
さらに、呪いを広げず解呪するには、呪ってきた本人と致
すのが確実だと言われてしまう。
仕方なく、自分にそんな呪いをかけてきた神族の元を訪れたエルだったが……?
※『突然見知らぬ相手に呪われた結果、処女を奪われました』の改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 21:55:03
10082文字
会話率:50%
高級宿屋「トラオム」の人気芸妓シルヴィアには”花街の聖女”という異名があった。なぜなら、シルヴィアと一晩過ごすと怪我や病気が和らいだり、昇進が叶ったりする。良いことばかり起きるという由来から誰かがつけたあだ名だった。しかし、実はシルヴィアは
元聖女見習いとして大神殿で過ごしていた。実際に聖魔法が使え、客たちに密かに魔法をかけていたのだ。つまり正真正銘の聖女だった。
そんなある日、この国の第二王子であり、クリストフ・ローゼン公爵がシルヴィアの元を訪れた。数百年ぶりに突然現れたドラゴンを討伐したことで呪いを受けてしまい、その呪いを解いてほしいという。シルヴィアは無事呪いを解いたが、なぜかクリストフに気に入られてしまい「結婚してほしい」と願われてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 19:16:36
51015文字
会話率:51%
花の病《かのやまい》ーー寄生花に宿主とされた肉体が、時とともに花と一体となってゆき、やがては花そのものに飲み込まれてしまう、奇病――。
皇国では、寄生花を焼き尽くし、二十年以上も前に消えたとされる病。
これは、不幸にも寄生花を宿した美しい公
爵と、その妹の過ごした――公爵が最期に人間だった時のお話。
美しい青年公爵の静青と、妹の令嬢のばら。
決して結ばれることのない二人の運命は、静青の左目に薔薇が咲いた瞬間から変わり始めてーー……。
日に日に薔薇に蝕まれ異形と化してゆく静青と彼を密かに愛するのばらは、隔離された昏い地下室で……兄妹の禁じられた秘め事を始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 12:30:00
10022文字
会話率:33%
義妹を愛していると婚約者から告げられ、子爵家を追い出されたその夜、ピアニーは顔見知りの近衛騎士ユーリと出会う。
ヤンデレ小説に出てくるヒロインの運命から逃れたいピアニーは、彼からある提案をされて……。
アルファポリス様にも提載しておりま
す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:00:01
100673文字
会話率:48%
なろう、カクヨムにて連載している本作のR18バージョンとなります。
主に番外編としてシナリオ進行させていく予定ですので、恋人となった彼らのその後を描いたものとして読んでいただければと思います。
最終更新:2024-06-18 17:25:41
3635文字
会話率:40%
家庭、学業、私生活ともに過不足なく過ごしてきた灯(あかり)は、自分が恵まれていると感じながらも寂しさを抱えていた。その心の穴を埋めるために、つねにセックスに溺れる…その背徳の先にある灯の悟りとは。
最終更新:2024-06-17 22:51:14
11035文字
会話率:51%
背徳的な恋、それにまつわる危うい関係を赤裸々に描く。
最終更新:2024-06-17 22:42:49
5024文字
会話率:56%
世界の楔を護る竜の元へ生贄として送られることになったアンナ(26)
彼女が出会ったのは無愛想で優しい一人の竜騎士であった
竜騎士から送られる彼の自覚していない愛情の数々を受け、彼女の心に起きた変化とは…
最終更新:2024-06-17 18:00:00
107155文字
会話率:51%
熱中症で死んだと思ったら異世界転生してた
急に異世界転生なんて言われても訳がわからないと思っていたら、ドレスでしか生活できないし、王様の話し相手にされるし、王子様には二人とも言い寄られるし、さらに何が何だか…
最終更新:2023-09-23 18:51:08
147093文字
会話率:45%
※こちらは【NL】作品です
真っ昼間から伯爵である夫アンソニーと異母妹リリーナの不倫現場を目撃し、アンソニーに離縁を告げられたレティシアはその言葉の通り出ていこうとするが、家令レイモンドに捕まり伯爵邸に軟禁されて、伯爵家の仕事をさせられてし
まう。
そこでレティシアが思い付いたのは、取り立てに来た金貸しヴィクトルに嫁入りして伯爵邸を脱出すると言うものだった。
しかしヴィクトルの正体がまさかの公爵さまだった……!?そこから少し執着度強めのヴィクトルとの甘い結婚生活が始まることになろうとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 21:51:17
100091文字
会話率:44%
まいちやんは炎上系配信者。ある日スタックサードというイケイケチンピラ系グループとコラボすることになるが…。
最終更新:2024-06-16 16:29:47
3304文字
会話率:63%