そんな、そんな。
二本の角。ワイバーンのような右腕、左肩から生えたドラゴンの翼。
長い尻尾。鋭利な両足の爪。
池という鏡に映った己の姿を見て、少年は絶望のまま叫んだ。
「こんなのドラゴンじゃない!!!」
そう、彼は過激ケモナー
ドラゴンオタク。ケモミミをケモノと謳うイラストやゲームに辟易し、失血死の寸前までPCに保存されたイラストバレを危惧した、淀んだ純粋、その名はリバスソリダス。
――ここは、異世界テラエイチ。龍と人が互いを憎み、支配して領地を広げようと一つの巨大大陸の中で戦火を散らす場所だ。
殺人鬼に無残に殺された重度ドララーは、いつの間にか不思議な姿となってこの星に転生していた。
元の世界に戻る必要?
そんなものはない。ここには渇望していたドラゴンがいるから。
リバスソリダスは死と転生を受け入れ、森で助けたドラゴン『アスタ』にこの世界の事を教わりながら、ドラゴン軍の一員となって、第二の人生を楽しむことを決意する。
転生の副作用か、いつの間に手に入れていた人離れしたチートレベルの強さで無双し、時にドラゴンと交わって欲望を満たし、色んな意味で往く!
この世が極楽か地獄か、それは彼が決めることとなる……。
────────────────────────────
!ATTENTION!
ドラゴンが人間になることはありません。
人間同士のエロは恐らくないです。
同性同士、異性同士どちらの性描写もあります。
R指定相当の回はタイトルの#が☆になります。性描写が苦手な方はこの回を避けていただければと思います。
不定期更新。一か月に一回以上は投稿する予定です。
アルファポリスにも同一の小説を投稿しています。
誤字訂正や文章の修正を行っているので文章に違いがありますが、ストーリーの違いはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 06:08:04
76092文字
会話率:19%
遠山染の住む地球では、生まれてから二、三歳で生殖能力の有無が分かるようになり検査が義務付けられた。その検査で生殖能力のあるものを≪優等人≫、ないものを≪劣等人≫と人は呼ぶようになった。また、この地球では性への関心がかなり薄く、性行為の歴史
などほとんどない世界であった。
≪劣等人≫の染はある日いつものように家に帰っていると道に迷った一人の女性、サキリアと出会う。そして彼女がサキュバスであり別世界の地球から飛ばされたことを知り、一つの理由から染はサキリアと契約をして、沢山の女性と関係を築き、好き放題しようと決める。
※犯罪行為が出ますが、犯罪を推奨しているわけではないです。
※性行為のある話は☆をつける予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 04:00:00
72240文字
会話率:65%
独立シリーズになりました。短編連作「婚する狐と巡る欲」をよろしくお願いします。
あのー、続く予定はなかったので短編扱いで投稿したんですが、なんか伊白からの圧がすごくて気づいたら書き上がっていました。これで多分ちょっと落ち着いて次の予定に移
れる はず 多分。
ということで前回お嫁入りしてきた甘やかし系淫乱ドM狐メス兄さんがアクメ我慢できたご褒美に種付けハメされて嬉ション決めるお話です。
受けの小スカと体内放尿ネタ好きなんですよねえ、飲尿よりお尻に注がれてるほうがムラムラします。それで喜んでるとなおよし。お好きな皆様、どうぞよろしくお願いします。
全体:8千字くらい
えろぱーと:8千字くらい
※続く予定がなかったので短編扱いにしましたが、続きそうな可能性が出てきたので続きが出た場合短編を何かシリーズ化して投稿にする予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 00:22:23
7929文字
会話率:54%
頭空っぽで書いて頭空っぽで楽しめるエロが(ry)
ということで恩返しに押しかけ嫁入りしにきた処女狐メスお兄さんに授乳手コキ・乳首舐め手コキで甘やかしてもらってからの種付けガン堀りプレイを決めるお話です。
全体:1万9千字くらい
えろぱーと
:1万4千字程度折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 01:10:08
18813文字
会話率:57%
小さな新聞社に勤める十七歳のグレスは、権力者が悪事を働くこの国を変えようと日々危ない橋を渡り続け、記事に掲載するための写真を撮り続けている。その正義感は、彼の過去に関係している。
生まれてすぐに捨てられたグレスは貧民街で暮らしていたが、
連れ去られ、違法な風俗店で大人の男の相手をすることになった。金髪にグリーンアイ、白い肌の姿は、客に気に入られ、酷使される生活が続いた。それから数年後、店は摘発され、グレスは行為の際に使われたドラッグの後遺症を乗り越えたことで、こうして新聞社の一員として生計を立てられるようになった。
かつて店で一緒だった友人の少年、カシューに止められるが、グレスはこれまでで最も危険といえる仕事に立ち向かうことを決める。ところが仕事中に捕らえられ、以前客だった軍人の男に再会してしまう。トラウマを刺激され、心まで貫かれて壊されたのち、帰る道中も見知らぬ男たちに襲われる。
身も心もボロボロになったグレスは友人のカシューを頼り、慈善団体の運営する施設へ向かうのだった。
※四十代の軍人の男×トラウマ持ちの少年(無理やり)
※モブ男たち×トラウマ持ちの少年(無理やり)
※トラウマ持ちの優しい少年×トラウマ持ちの少年(慰めで挿入なし)
※この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 18:00:00
24208文字
会話率:34%
「竜の祝福は二人をつがう」
竜六國は竜の加護で守られた国々。
その一つ、緑国バルドレントでは、二人の王子が十八を迎え、自分の騎士を決めることになる。
第一王子アレクシスは、お忍びで訪れた花街で、赤国からの旅人キサラギと運命的な出会いを果たす
。
紆余曲折の末に、二人が主と騎士の契約を結ぶまでの物語。
全26話+後日談
平和な国で、王子が運命的な初恋を、少しの冒険とわがままで成就させる話
キサラギ×アレクシス
18禁要素があります。性描写が無理な方は読まないでください。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 00:24:15
157051文字
会話率:39%
侯爵令嬢であるチュリは親からの言いつけにより王宮で開催している舞踏会に参加していた。
チュリは知らなかったが、これは王太子の婚約者を決める舞踏会だった。
花より団子(社交よりも食事)なチュリは、王太子に見向きもせずに、王宮の食事を堪能
していた。
一息つくために中庭にでると王太子と出くわして…
契約からはじまる2人の運命とは?
途中R18があるときは※ついてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:00:00
59335文字
会話率:45%
7/8:「鏡映しの君」を追加いたしました。
内気で影の薄い少年・海原壱葉は、少しだけ生きることに疲れていた。
そんなある日、道端で拾った鏡が突然話しかけてくる。彼は『鏡の悪魔』と名乗り、自分に協力するなら、今の日常から壱葉を連れ出してやる
と誘った。
一度は断りかける壱葉だが、家に『もう一人の壱葉』が現れ、自分の代わりに、そして自分以上に周囲の人々と良好な関係を築いて生活をしていることを知ってしまう。
『壱葉』であるのは、自分よりも彼の方がいい。少年は自らの存在を捨て、鏡の悪魔と共に生きると決める。
現代日本の片隅で擦れ違う人々との、ささやかで自分勝手な物語。その先で、少年と鏡の悪魔との関係も、徐々に変化していく。
※過去に別名義で書いた小説の加筆修正であり、pixivにも投稿しています。
一時「小説家になろう」の方に投稿しておりましたが、ガイドライン基準のR18相当の描写が含まれる話があったため、こちらに投稿し直しました。申し訳ございません。
鬱描写、自傷描写などを含みますが、自殺・犯罪行為を推奨する意図はありません。
主人公と鏡の悪魔の関係を作者はBLと捉えているので、ボーイズラブカテゴリとしております。どちらかといえばサブキャラの異性愛描写のほうが多いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 10:31:38
46310文字
会話率:32%
彼は地下遺跡の管理人だった。
彼が管理する遺跡には古代の人々の亡骸だけが眠っていた。だが、勘違いした人間たちが侵入をくり返していた。
いっこうに止まらない侵入者対策として彼が用意したのは『セックスしないと出られない部屋』だった。
一組のパ
ーティーが入ってきた。一人はパーティーリーダーの少年。一人は性について無知な女神官。一人はツンデレな女魔術師。出られないとわかった三人は決意を決めるが、その結果は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 22:07:47
4569文字
会話率:52%
とある国の王都に暮らすセラ・マニエラは、ある日、王の乗った馬車にひかれて前世の記憶を取り戻す。
彼は元々日本人大学生であり、現在は乙女ゲーム『Love or Dead』の主人公として転生していたのだ。
このゲーム、プレイヤーの選択次第で簡
単に残酷なバッドエンドを迎える超難易度のシナリオが特徴。
そして前世でプレイしたのは、ゲーム内人気No.1キャラクターの黒騎士アックス・トロントのみ。
ハッピーエンドに到達するため、セラは唯一の希望となるアックスを攻略することに決める。
選択肢一つ一つが重大な影響を及ぼすこのゲームは油断大敵!
自分の作成した攻略ノートを活用してアックス攻略を進めるセラだったが、とある人物のせいで思うように行動できず、バッドエンドの可能性が常に付きまとうように――!
「俺は何としても黒騎士様と結ばれるんだ!」
果たしてセラは、数々の選択肢を乗り越えて、父と自分の命を守り、ハッピーエンドに辿り着くことができるのか……?
〇〇×元大学生主人公/かなりじれじれ/くっつくまで&R18までが相当長いです/総受け気味ですが、結ばれる相手以外とはそういう関係になりません
※背後注意の時は*マーク
☆本編完結しましたが番外編・後日談を掲載予定です
☆現在、読みやすく文章を変更中
☆2021/7/9 日間ランキング12位嬉しいです♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 23:00:00
392870文字
会話率:48%
【本編完結しました。後日談に続きます】
菖蒲(あやめ)にはイケメンで優しくて、将来を確約されている年上のかっこいい許嫁がいる。一方菖蒲は特別なことは何もないごく普通の高校生。許嫁に恋をしてしまった菖蒲は、許嫁の為に、十六歳の誕生日に彼を自分
から解放することを決める。
婚約破棄ならぬ許嫁解消。
外面爽やか内面激重お兄さんのヤンデレっぷりを知らないヒロインが地雷原の上をタップダンスする話です。
※成人男性が未成年女性を無理矢理手込めにします。
R18はマーク付きのみ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-23 19:00:00
15855文字
会話率:60%
主人公の文香は、病弱で17歳の若さで死ぬ事になった。
文香は新しい命に生まれ変わる事が出来たが、新しい命はマリーと言い、文香が憧れたお姫様の様な容姿の少女だった。
しかし全てが望んだ形ではなく、マリーは没落伯爵家のお嬢様。
意に添わぬ結婚を
求められ、自殺を図る。
そこで文香はマリーとして生きる事にした。
マリーは死んだものとして、新たにジュリアと名乗り物語の様な世界の中で生きていく事になる。
私の人生は私が決める!
深窓の令嬢の見た目と反して逞しく生きるジュリア。
頑張れジュリア。負けるなジュリア。明日はきっといい事あるよ!きっと!!
☆主人公最強系です。
☆このお話は楽しく軽いノリで書きたいなぁと思いますが、部分的に重くなったらすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-22 00:00:00
303158文字
会話率:24%
城崎瑠奈《しろさきるな》は高校1年生。
ようやく轟先輩というカッコいい彼氏もできてハッピーなJKライフ、送るぞー。
って思ってたら…
ひょんなことから異世界に転移してしまった。
そこではじめて親友ができたルナは、自分と瓜二つで体が弱い
親友のために好きでもない敵国の王太子とシャーロット・ルナ・タウンゼントとして結婚することに決める。
心は轟先輩に捧げているから結婚相手なんで てどうでもいい…と思っていたはずなのに、相手はまさかの轟先輩と瓜二つだった。
いつのまにかどんどん王太子に引かれていくルナ。
いろんな事件に巻き込まれながら、気づけば王太子フィルを愛していた。
愛を確かめ合い、幸せかに見えた2人だが、自分が愛する人、フィルを騙していることに耐えられず、どんどん落ち込んでゆくルナ。
もう耐えられないと思ったルナはフィルに全てを打ち明ける。
そして2人には子供も産まれ、幸せな夫婦となり2人を国を治めていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 13:56:42
536文字
会話率:13%
その美しい見目から精霊姫と名高い公爵令嬢・ルシアは、父親の推薦により春先に開かれる武闘大会にて勝者に祝福の薔薇を授ける『青薔薇の乙女』に選ばれる。
祝福を授けられた者は、どのような身分の者でも法により乙女の伴侶として正式に認められる―――
―とある男に長く片想いをしていた彼女は、ついに覚悟を決める。
周囲から反対されるのは分かりきっている、初恋の人。
いつまでも頼りなく、甘ったれで子どもっぽい己には少しも相応しくないけれど、それでも叶うならばその人の唯一になりたい。
切なる想いを胸に、どうにか武闘大会へ参加してもらえないか。それが無理だとしても、せめて一目だけでも会いたいと彼女が向かったのは――――
強者揃いの王国騎士団において比類なき剣の腕と、端正ではあるが周囲を威圧する眼光鋭い強面に鋼のようなムッキムキの肉体。そして粗野で残忍と評される、人間味に欠けた冷酷非情な狼のような男。
魔王も裸足で逃げ出す最恐の見目と性格故に……社交界における【触れるな危険物件】として名高い、ヴォルフ・フロル・クレマティス元帥のもとであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 18:13:32
44004文字
会話率:30%
気が付けば、とある乙女ゲームの悪役令嬢【リリス・フォン・フローレンス】に転生していた私。
断罪ENDを回避するためあの手この手で抗おうとするも上手くいかず、遂に毒薬を飲んで自らの死を偽造することに決める。
無事異国へ逃げた私は、港町にある娼
館で薬師として働き始めるが……何故か婚約者であった王太子・ヴィルヘルム殿下が奴隷としてやってきて……。
絶対逃さないマンなヤンデレ殿下と絶対逃げたいウーマンな主人公の攻防にもならないお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 16:28:12
9336文字
会話率:20%
【本編完結済】「なぜ許されない? それを決めるのは、私だよ」
沙彩は母の死で五瀬斎王を退いた。幼い弟とふたりぼっちになり途方にくれていたところへ、叔父の帝が訪れる。そして、有無をいわさず奥御殿へと攫われてしまった。
そこで夜毎繰り返され
る過ちに、沙彩は苛まれることとなる。
沙彩より十も年上の帝は、優しい叔父のはずであった。寵愛する中宮がいるはずの後宮の主でもあった。彼が沙彩を〝女〟として求めることなど有り得ないはず。年の差叔父姪のすれ違い王朝恋絵巻。六話から見鬼や物の怪など、ほんのり異能力描写が入ります。
■第5回ムーンドロップス恋愛小説コンテストにおいて『水籠(みこもり)の咎』が一次選考を通過いたしました。ありがとうございます。
【次回更新】令和3年6月12日(土)番外編「くすり湯と躑躅(後)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 21:00:00
140368文字
会話率:41%
僕、杉下左京には彼女がいる。自分で言うのもなんだけど、とても可愛い。菜月という名のスポーツが大好きな後輩の女の子だ。僕の一目惚れからスタートした関係は、やがて彼氏彼女の関係へと進展し、今も仲良くやっているんだけど、実は未だにキスすらできて
いない。
正直焦っている。一定の時期までにエッチをしないと、彼女の有無に関係なく、AIが相手を決めてしまうのがこの国の慣わしだからだ。くだらない。僕には菜月と結婚する未来しか見えていないのに。
結局、僕らはその期限までに関係を遂げることができなかったので、僕はAIにより決められた相手と会わざるを得なくなった。
ああ面倒くさい。どんな相手だろうが関係なく、丁重にお断りするだけなのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 08:00:00
17750文字
会話率:33%
気が付いたら女神へと転生していたミーフェリアスは、秩序無き混沌でグランヴァイルスという竜と出会う。何もないその場所を二人で広げていき、世界を作り上げた。
しかし、順調であった世界は神々と魔の争いによって滅びの危機を向かえる。なんとかして
この危機を避けようと、考えた策をグランヴァイルスらと実行したが、力の消耗が激しく二人は眠りに就いてしまう。
そして、一万年の時が経ったとある日に二人は目覚め、人の世界でのんびりと暮らすことを決める。
はじまりの女神ミーフェリアスとはじまりの竜グランヴァイルスの穏やかで甘い日々の話。
*この作品の性描写はロマンとファンタジーで出来ています。
*がっつり性描写を入れる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 22:50:25
187739文字
会話率:56%
シースー神の美青年パサカスは、パサパサのカスカスという理由で全知全能の神ケウスに記憶を消され、地上に落とされる。
デブの恐妻にこき使われる日々を送っていた彼は、お隣さんの美男子スメシオンにイケナイ恋心を抱きながら、王に願いを叶えてもらうため
、ケツ円盤投げ競技会に出場を決める。
彼の、ケツ筋を鍛える日々が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 21:00:00
1484文字
会話率:43%
生きることを諦めた少女と「謎の館」の邂逅……それは果たして“救い”となるのだろうか?
少女──黄泉は「死にたい(想い)」を遂げるのか。
はたまた再び生きて戻る事ができるのだろうか──…?
*フリーホラーゲーム風エロストーリー*
★,グロあ
り、エロあり、ハードモードEND。
☆,正規ルート。エロは…あるがマイルド。
無印…通常パート。特に何もないが、必要な日常のヒトコマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 01:00:00
36159文字
会話率:23%
お金で買えないものはない──そう、持論を展開する黒スーツが似合う女性は言う。
現に彼女の“会社”──『ドリームプロジェクト会社』に持ち込まれる案件は“そう言うもの”ばかりだから。
会社のキャッチコピーは“あなたの夢、叶えます”だ。
「顧客」
は自身の叶えて貰いたい「夢」の内容とその「夢」を叶える為の道筋、ある程度の目処、ある程度のプランを会社から提案、協議の上最終的にどうするかを決める。
その「夢」の内容は憧れのあの人とのデートプランから始まり、諸事情で結婚式を挙げれなかった両親に結婚式をプレゼントしない…なんて心温まるものまで多岐にわたる。
「夢」の内容にも寄るが──その過程で生じる物品の購入代金も“依頼料”に含まれてある程度までは計上される。
お金で愛を買う──何とも浅ましくも醜い男の欲望が透けて見える毎日だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 00:00:00
16874文字
会話率:32%
ある日に世界は滅び仲の良い家族の日々は終わったかの様に思えた
しかし転生した異世界で前世の記憶を受け継いだ状態でかつての子は母に再会する
共に一から成長し青春し…卒業を迎え次の道を決める時に子は決断する
最終更新:2021-04-21 23:44:55
7532文字
会話率:93%
本土への返還を一年後に控えた一九九六年六月三〇日の香港で、三年前に取り壊されたはずの魔窟、中英間の紛争の種であった無法地帯、九龍城砦が甦った。
売春、麻薬、賭博、武器、殺人、不法入国者……あらゆる悪の温床である、東洋最大で最後のカスバが
、雨と共に現れたのだ。
北京、英国、香港当局が戸惑う中、退去させられた住人たちが、続々とその魔窟に戻り始め、再び以前以上の魔窟を形成する。
九龍城砦で生まれた美貌の少年、真性のサディストと謳われる輪(ルン)も、その一人であった。
そして、もう一人、魔窟の主と呼ばれる無免許の鍼灸医の老婆。
彼ら二人の元に、伝説の幻術師、蜃(シェン)という玲瓏な青年が現れる。
九龍城砦を破壊する、という蜃の言葉に、輪と婆婆は、自分たちの住処を守るために戦うことを決めるが、そこへまた三人、異国の旅人が訪れる。
一人は賢者カフヴァと呼ばれる魔法使い(ドルイド)、もう一人は、グローヌと呼ばれる女魔法使い(ドルイダス)、そして、吟遊詩人(バード)のトルウ――いずれも、遠きエリンより伝えられた知恵を操る、ケルトの末であった。
彼らの目的は、《再生の車輪》が起動したことによって甦った九龍城砦を消滅させ、元の建造物を取り戻し、在るべきものを在るべき場所へ存在させる、ということであり、そのために、九龍城砦で廻り始めた《再生の車輪》を見つけ、それを起動させた者を見つける、ということであった。
それを知った輪と婆婆も、彼らの目的を阻止するため、《再生の車輪》を捜し始める。
輪はネイルと呼ばれるナイフと邪眼を武器に、婆婆は針と気功を武器に、カフヴァとグローヌは魔法を武器に、トルウは呪歌と竪琴を武器に、戦いを繰り広げながら、同じものを求めて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 20:33:22
103923文字
会話率:31%