死後の世界、主人公の男は人智を超えた存在と出会い、自分が死ぬきっかけになった事件を告白する。
最終更新:2013-01-22 22:31:38
5309文字
会話率:8%
美好真理子は勤めていた銀行を退職し、ただ今失業保険たる身の上。
プロポーズしてくれたもののしっくり来ない恋人・雄二とのこともいささか気が重いこの頃だった。
夏の終わりの真夜中、闇の中、真理子は何者かの手によって捕らえられ、見知らぬ部屋
の中に監禁されてしまう。
いったい誰がそんなことを?
いったい何のために?
真理子が犯人の男と接していくうちに、だんだんある感情が芽生えてくる。
その男のことを、真理子は会う前から知っていた。
ひとつのやり方によって、真理子は男の内面を深く理解していたのだから……。
繊細過ぎるゆえに傷つき続けた男と、愛された女。
そしてもうひとりの男。
三人の切ない想いと、祈りのものがたり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-08 13:17:38
174982文字
会話率:37%
欲望を発散するためだけの場所です。
お気になさらず、スルーをしていただけることを祈ります。
どう転ぶかわからないので、一応18禁です。
生々しくなったら、作者的には歓喜にあふれていると思ってください。
最終更新:2011-08-19 20:27:18
2759文字
会話率:25%
何故こんな事になってしまったのだろう……咽せそうなほどに血の匂いが辺りに漂い、おびただしい朱が大地を染め上げて、月明かりに照らされている。
それは夏休みが訪れるまだ2ヶ月もの前の話からはじまる。私はエリを屋上へと呼び出し、私はひたすらに祈り
彼女が来るのを待っていた。空は灰色に染まり、それがまるで私の心を映しているかのように、どんよりと晴れないでいた。どれだけ想い、どれだけ苦しみ、どれほど泣いただろうか、私は私を救うだけの為に唯一の親友を傷つけようとしていた。
幸せわずかに壊れ……狂った歯車は軋む音を立てるだけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-28 00:16:12
5251文字
会話率:47%